たんすの引き出し

ミニマルな日常

タンスにいっぱいあった服を、引き出し1つまで減らしてみた。

心も暮らしもすっきりする生活を実践している読者3人のメールを紹介します。

7月の終わりから8月のはじめにいただいたものから選びました。

内容:

・タンスにいっぱいあった服を捨てて思うこと

・私が卒園式に着たもの

・しまいこんでいた物を使うことにした話

まず、おたまじゃくしさんのお便りです。



「着る服がないイライラ」がなくなった

件名:普段着は3セットあれば足りる

初めまして筆子さま

毎日楽しみにしております。

フライレディの記事が好きになり、こちらを読むようになりました。どの回もとても中身が濃くて、片付けの参考になるブログだと気に入っています。

どのみち埋没費用は回収できない

お金にする事を考えなければ片付けが進む

の回はとても参考になりました。

10万以上したヴィトンの鞄、手放すのに勇気がいりましたが、2枚でリサイクルショップに売りました。

重くて使い難かったので、売ると吹っ切れて断捨離に少しだけ自信がつきました。

余ってしまったベビーフードは捨てるのが忍びなくてメルカリで安く売ったら喜ばれたので、それはそれで良かったですが、それ以外はあれこれメルカリで売ろうと取っておいた物、毎日子育てと介護と仕事で忙しくてなかなか作業できないので、捨てるとすぐにスッキリできました。

こんまり先生のときめき片付けで、扇風機のカバーとして使ったりして押入れにときめきを仕込みましょう。とあったのでずっと残しておいた、生地がとても好きだけどもう着ない独身時代のブランドワンピース、筆子さんのブログを見てリサイクルショップに売りました。

タンス一竿分満杯だった服は、着物を除いてタンスの引出し一段のみに収まる数にぐっと減らせたおかげで、親戚にもらったお古も含め、子供服が全てタンスに納められるようになり、引出しを開けると満足感を感じます。

私は、3人目妊娠中に上の子と季節がズレたため、マタニティウェアが不足して、今更、新たに買い足すのがもったいなくて、姉にもらったマタニティウェア3セットで洗い替えでやりくりしました。

それまでは毎日違う服装をしてオシャレするものだと考えていましたが、妊娠中だし仕方ないよね。と割り切る事ができました。すると、普段着は案外3セットあれば足りる事が分かりました。

それがきっかけで、服の断捨離がかなりスピードアップできました。

子供も産まれて、ときどき新陳代謝させながら、今は4セットで回しています。

お出掛け着やスポーツウェア等はそれ以外に数着ありますが、以前のように、タンスは満杯なのに着る服がない、と迷う事がなくなり、朝の支度が楽になりました。

着物や服以外の物の断捨離はまだまだです。

買い物好きの夫の物や、オモチャもあふれています。実家や職場の断捨離もそれぞれ続けていますが、実家は大変です。

これからも、筆子さまのブログを参考にお片付け、続けていこうと思いますので、お世話になります。

今後ともよろしくお願い致します。





おたまじゃくしさん、はじめまして。

メールありがとうございます。

朝の支度が楽になってよかったです。

物が少ないほうが快適だ、ということがわかったのも、大きな収穫でしたね。

扇風機のカバー? そんなカバーがあるんですね。

世の中、必要なカバーもあるでしょうが、なくてもいいカバーも多いので、カバーの作りすぎに気をつけてください。

なぜ日本人は何でも包みたがるの?今すぐ断捨離できる家の中のカバー類

それでは、おたまじゃくしさん、子育て、いろいろと大変でしょうが、持たない暮らしを実践し、必要なところにエネルギーをまわして乗り切ってください。

☆フライレディの記事はこちら⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ

次は、なごみさんのメールです。

卒園式と入学式の装い

件名:ママスーツ

こんにちは。

たまにメールさせていただきます、なごみと申します。

断捨離は大学卒業後に、カレン本を読んで始めて、筆子様のブログはもう何年も毎日お昼に読ませていただいております。

さて、ママスーツのお話があったので、ついつい自分の話をお伝えしたくなりました。

この春、息子の卒園入学があり、いいスーツが1着くらいあってもいいのでは? とそれこそ筆子さんが今日のブログに書かれていたようなサイトを読んで買いに出かけました。

予算は10万円でいいものを!と思って。

結果、そんな多くても10回も着ないものにお金かけるのはやめることにしました。

ちょっとサイズは大きいものの、母のネイビーのスーツを借りて、普段着のブラウスに生花のコサージュを2千円ちょっとで作ってもらい卒園式に出ました。

本当に、子供が主役で、誰がなに着てたなんて何にも覚えてないです。

特に今はマスク着用なので顔もよくわかりません。

生花のコサージュは珍しいらしく、ほめていただいたのでお世話になった先生に息子からお渡しして喜んでいただけました。帰りは何も残らずスッキリです。

入学式は、コロナの影響でギリギリまであるのかないのかも分からず、とにかくお式をしていただけることに感謝して卒園式と同じ母のネイビーのスーツで出席しました。

周りにパステルカラーが多かったかどうか覚えていません。

この時はコサージュ自分で作れそうだなと思い、庭のスイートピーと青麦をテープでまとめて安全ピンで留めて行きました。2~3時間なら素人の作ったものでも大丈夫でした。自分では大満足でした。

こちらでもみんな自分のうちの子供しか見てないです。

自分の思う通りにやれたこと、無駄にお金を使わなかったこと、無駄なものが増えなかったこと、工夫をして楽しんだという自己満足で、悔いなしです。

これからも自分の考え方、感じ方を大事にして行きたいと再確認した出来事でした。

なごみさん、こんにちは。体験談をシェアしていただき、ありがとうございます。

お子さん、今年、小学校に入学されたのですね。おめでとうございます。

物がないと、人は工夫しますね。

創造力を発揮するいいチャンスなので、これからも、そういう機会を利用して、楽しく過ごしてください。

ママスーツの記事⇒ママスーツを断捨離するかどうかずっと迷っています←質問の回答。

少ないとクリエイティブになれる⇒物が少ないメリット:足りないからこそクリエイティブになれる(TED)

最後はコツメカワウソさんのお便りです。

お気に入りをおろして使います

件名:自分を大切にすることを思い出しました。

筆子さん、いつも素敵な記事をありがとうございます。

「捨てる」ことに取りかかって、下着やバッグになった時に手が止まりました。

しまってある使っていないものは捨てよう、と思っても、どうしても捨てられないのです。自分なりに理由を考えてみました。

普段は雑に使えるものを身に着けていて、「良いもの・素敵だなと思えるもの」をしまい込んでいたのです。

「使っているものを残して、使っていないものを捨てる」ことにすると、自分の本当に好きなものを捨てることになってしまうのです。

これでは、捨てる作業が進まないのは当たり前です。

普段の自分に使うことを許していなかったのです。自分を大切にできていなかったのです。

物は、旬もありますし、経年劣化していきます。

しまい込んでいたところで、使う機会を失い、気に入っているのに泣く泣く捨てることになります。

これからは、日常の自分自身こそ大事にしていこう、という決意をして、今まで使っていた「汚れても傷んでも苦にならない」下着やバッグを全部捨てました。

もうこれで、本当にお気に入りしかありません。

命はいつまであるかわかりません。自分を幸せに出来るのは今なんだなと思えるようになりました。

お気に入りをおろして、楽しい毎日を送りたいと思います。

筆子さん、ありがとうございます。

コツメカワウソさん、こんにちは。

メールありがとうございます。

ちゃんと物を使うことができるようになってよかったです。

カワウソさんが、自分を大事にしていなかったどうかはわかりませんが、物は大事にしていませんでしたね。

しまいこむことイコール大事にすることではないですから。

私の母もそうなのですが、押入れに何かをしまって、使うことも、見ることも、さわることもしていないのに、「大事だ、大事だ!」と言うのです。

大事なものを、そうやって何年も放置するでしょうか?

「大事だ、大事だ」と言う前に、「大切にすること」の意味をもう一度考えてみるといいですね。

物も身体も頭も、使うことで価値が生まれます。

それでは、カワウソさん、これからもお元気でお暮らしください。

3分で人生の質があがる~安っぽいものを断捨離する魔法のような効果とは?

******

きのう、「必要だけど買いたくないジャケットがある問題」に関して、返事を書きましたら⇒めったに着ないけど、必要な服。買うべきか否か?←質問の回答。

さっそく、ごまっこさんから、お返事をいただきました。レンタルをおすすめしたのですが、「レンタルは高い」と書かれています。

え? 高いですか? いま、ちょっと検索してみましたが、ジャケットのレンタル、3日間で、1980円、3450円、4980円、7450円という価格帯でした。

1回5000円で、1年に2回着用だから、年1万円。そんなに高くないと思いますが。

着ないジャケットを買って所有すると、目には見えないコストがかかり、年間、1万円じゃきかないですよ。

目に見えないコスト⇒もったいないから捨てない。この決断のせいであなたが失っているたくさんのもの。

「女友達に借りるにしても、あと10回着る機会があるから、10回も頼むのも悪いので、その都度借りる人を考えるのも面倒そうだ」、という記述もありました。

なるほど。

ごまっこさん、次から次へと「将来ふりかかるかもしれない問題」を先回りして思いついてませんか?

この思考のクセを手放せば、もっと柔軟に生きられるし、柔軟に生きられれば、悩み事も減ります。

そもそも、これから、その会議に10回出るかどうかわかりません。

自分は定年まで勤めるつもりでいても、そうはならない可能性、いくらでもありますし、会議が継続されないことだってあります。そちらの可能性は考えてみましたか?

先回りして心配するなら、すべてを平等に心配してください。

それでは、あなたも、感想や質問、その他、お気軽にお寄せください。

お待ちしています。





ブティックめったに着ないけど、必要な服。買うべきか否か?←質問の回答。前のページ

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