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2年前、新型コロナウイルスの感染防止のために、自宅にいることが増えた。だから、たまりにたまっていた物を捨ててみた。
ところが、最近、また物が増えている(ネット通販でどうでもいい物をたくさん買ったから)。
そんな人は、いったんここで仕切り直しをしましょう。
改めて、スッキリ生活にするために少し減らしたほうがいい物を3つ紹介します。
1.余分にありすぎるものを減らす
ガラクタとは、ズバリ、余剰品です。
今の自分の生活に関係ないから、家の中で死蔵されてしまいます。
余剰品がなければスッキリ暮らせるので、「余分に持ちすているかも?」という物を見つけて、数を減らしてください。
人によって、どこにぜい肉があるかは、違いますが、見直したほうがいい物を3つ紹介します。
見た目をよくするための物
女性の場合は、衣類や靴、アクセサリーなど身につけるものを大量に持ちがちです。
それはもう大量に。
今年の春、89歳になる私の母も、私よりずっとたくさんの洋服や着物、アクセサリーを持っています。
私の娘も、クローゼットにいっぱい似たような服を詰め込んでいます(本人は、どれも少しずつ違うと言います)。
化粧品などのパーソナルケア商品をたくさん持っている人もいます。
こちらの記事にも書きましたが⇒30日間ミニマリストチャレンジのススメ。1ヶ月だけミニマル思考で暮してみよう
ヘアケア製品、スキンケア製品、ボディケア製品、サプリメント、その他のありとあらゆるケア製品が次々と発売されるから、無自覚に買い物していると、どんどん増えます。
身体は1つしかないから、そんなにいっぱいあっても、使い切れないでしょ?
ごちそうを作るための物
家庭で調理を担当することが多い女性は、キッチングッズの数も拡大しがちです。
食器、特殊なキッチンツール、便利そうな調理家電など、持ちすぎていませんか?
食品も同様です。乾物や、防災用の非常食がありすぎて、戸棚の場所を取っていませんか?
お歳暮や引き出物でもらった手つかずのお茶があるのに、ふつうにお茶を買っているから、茶箪笥の引き出しの1つが、お茶の袋や缶で埋まっているかもしれません。
新品のタッパーやふきんなどの細々とした雑貨を、たくさんしまいこんでいる人もいます。
おまけでもらうことが多いですからね。
こういう物、みんな、捨ててしまえばスッキリしますよ。
学びのための物
知識欲のある人や、学ぶことに興味のある人、もしくは他人に「賢い人だ」と思ってもらいたい人の家には、書籍や書類がたまりがちです。
漫画が好きで、押入れの一角がコミックスで占領されている人もいるかもしれません。
「本はくさらないし、いつか、時間のある時に読めるわ、そうよ、老後に読むわ」。そう思っているかもしれませんね。
ですが、本を読むことが、本当にあなたのやりたいことなら、後回しにしないほうがいいですよ。
老後の計画も大事ですが、今日、いかに過ごすかが、明日からの未来を決めますから。
学ぶに関係がある物と言えば、かつての私のように、無駄に文房具を集めている人もいるでしょう。
このほかに、趣味の物もありますね。
もう作る時間なんてない。趣味の物や材料を捨てるススメ:プチ断捨離24
一度、断捨離している人は、あらゆる物を満遍なく持ってはいないと思います。
買うことがくせになっているジャンルがあり、そのジャンルの物だけが肥大しています。
ここを攻略すると、シンプルに暮らせます。
2.場違いな物を減らす
玄関、寝室やキッチンなど、それぞれの部屋には、その部屋に関係のある物だけを置いてください。
関係のない物が、たくさん紛れ込んでいると、片付きません。
置き場所が間違っている物を正しい場所に戻しましょう。
部屋単位でチェックする
床、家具、テーブルの上に物をちょい置きするくせのある人は、置き場所の混乱が起きている可能性が高いので、その部屋に関係のない物がないか、シビアに調べてください。
もちろん、床置きしている物は、床じゃない場所に移動させます。
「クローゼットの中にびっしり服が入っているけど、皆、正しい置き場所にあるわね」と思わないように。
クローゼットの中にあるべき服は、ふだん自分が、ちゃんと着ている服です。
たんすやクローゼットは、着る服を収納するもの。もう着ない服には、もっとふさわしい場所があります。
思い出のためにとってある服や鑑賞用の服は、思い出グッズや、ディスプレイ用品をしまっている場所に移してください。
家単位でチェックする
部屋単位で、置き場所を正したら、次は家単位で行います。
もう家にはいない人の物が、たくさんありませんか?
「遺品として、これからも、ずっと大事にしていくのだ」という決意のもとに、所有しているのならかまいません。
しかし、そうした決意など何もなく、ただ、惰性で、ずっと置きっぱなしにしているのなら、このさい、しっかり向き合って、残す物を決めたほうがいいと思います。
もう巣立ってしまった子供の物も、場違いな物です。
お子さんに手渡してください。
結婚した子供がいつ帰ってきてもいいようにと、子ども部屋をそのままにしている人が、ドラマに出てきたりしますが、こういうことができる人は、時間や金銭に余裕のある人です。
余裕があるから、ふだん、「ああ、物だらけだわ。イライラする」「なんてくしゃくしゃなの」という気持ちにはならないでしょう。
「ああ、なんだか散らかっているわ。イライラ」と感じているとしたら、あなたには、すでに巣立った子供の物を置いておく余裕などありません。
子供には、今の家がちゃんとあるのだから、もう1つ家を用意する必要なんてありませんよ。
読者の中に、たまに家(居住する場所)が、2つ以上ある方がいますが、片付ける場所も倍になって、皆、苦労しています。
物を入れるスペースがあると、その分、いらない物がたまるので、余分なスペースはなくすようにしましょう。
3.終わっていないものを減らす
やりかけて、そのままになっている「未完了の物やこと」をできるだけ減らします。
使いかけをなくす
使いかけて放置している物を減らします。
去年の暮れ、「もう使わないから」と言う娘にもらったノートです。フランス語のドリルを解くときに使っています。
2020年の8月から2021年の12月までのスケジュール帳です。
中を見ると、2020年の12月のマンスリー(2ページ)にのみ、書き込みがあります。
全部で250ページぐらいあるので、全体の0.8%しか使っていないわけです。
26ドル(2600円)もしたのに、もったいないことです。
ですが、この手の使いかけの商品、どの人の家にもあります。
自分でどんどん使うか、私の娘のようにちゃんと使ってくれる人にまわしてください。
やりかけのプロジェクトを終わらせる
作りかけてそのままになっている、整理しかけて放置した、読むつもりで持っているけどいつまでたっても読まない。
そんなプロジェクトを、きっちり終わらせるか、あきらめるかして、そのプロジェクトに使うためだけに持っている物をなくします。
修理するつもりでそのままになっている物も、さっさと修理するか、もう捨てるかどちらかにしっかり決めましょう。
それ、本当に修理する気あるの?:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(その2)。
メルカリに出品するつもりの物を、なかなか出品せず、すっと手元に置いている……シンプルライフをめざしている人にありがちなことです。
出品するならさっさと出品しましょう。
売れ残ったら、さっさと始末しましょう。
ぐずぐずしない!
ふだん、気持ちがスッキリしないのは、この手のやりかけの案件があまりにたくさんあるからです。
顕在意識では感じていないかもしれませんが、無意識の部分で、すごく重くのしかかっていますよ。
物を捨てるとスッキリするのは、未完了のために気がかりだったことがなくなるからだと思います。
もちろん、意を決して、順番に終わらせていただいてもかまいません。
なんとなく、そのへんに放置するのはやめましょう。
とりあえず今日は、「私がやりかけのまま放置していることや物」というお題で、ブレインダンプしてみてはどうでしょうか?
ブレインダンプとは?⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
頭の中から絞り出してみると、かなりたくさん出てくると思います。
そのリストの中から、「もういいか」と思うものは、二重線で消し、そのプロジェクトに必要な物は、すべて手放してください。
すぐにできそうな作業は、今日終わらせましょう。
たとえば、レギンスにできた穴をつくろうとか。
あなたは、穴のあいた服なんて着ないかもしれませんが。
毎日3つ処理してみよう:ガラクタのない家で暮らすコツ(その3)
仕切り直し・関連記事もどうぞ
人間関係の見直し方~突然リセットしないほうがいいと思う理由。
今度こそクローゼットをリセットする話、読みましたか?(8月の人気記事)。
甘いものを食べ過ぎたあとすべき7つのこと。すみやかにリセットしよう
ネットショップでの無駄遣いをやめるために、頭の中の片付けに取り組もう。
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今すぐ減らすと、生活がスッキリするものを3つ紹介しました。
今後も、生活が雑になってきた、イライラが増えた、物が増えている、と思うたびに、
・余分にある物
・場違いな物
・終わっていないことや物
この3つをチェックしてください。
きっと、どれかが、増えすぎています。
それが、気持ちの負担になっているのです。