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「買わない暮らし。」などのハウツー本をたくさん買って読んでいるのに、実践が伴わない、買い物ばかりして貯金がゼロで苦しい。
この相談に回答した記事に対する感想を2通紹介します。
まず、貯金するコツを教えてくれたパンダうささんのお便りです。
貯金は未来の自分へのプレゼント
件名:みぽこさんの記事を読んで
初めてメールします。
パンダうさと申します。
かなり前からのブログ読者です。
以前から、節約・実家の片付け・語学・湯シャン・ヘナの白髪染めなど、なにかとやりたいことを検索すると筆子さんにたどり着き、定期的に購読し、実践しております。
本は全て、図書館で何度も借りて読んでいます。
こんなに何度も借りるなら買おうかな、と思うのですが、筆子さんの本に限らず、「買うと読まなくなる」という謎の習性があるため今後もたびたび借りることになると思います。
もともと本を読むのが好きではないので、図書館の「返却期限」が読む動機になり、自分には良いのかもしれません。
売り上げに貢献できずすみません。
でも本はとても役に立っています! とお伝えしたいです。
たまった貯金は自分へのプレゼント
さて、みぽこさんの記事(2022.1.14)を読みました。
こちらの記事です⇒自己啓発書(片付けや貯金の本)を読んでも何も身につかず、本ばかり買ってしまう問題。
毎度のことながら、筆子さんの、色々な方向からの解決方法、とても勉強になります。
月に1万円貯めて、年間で12万円にしかならない、というのは、若いころ、私も思っていました。
実際、ものすごく節約してひねり出す1万円だとしたら、がんばって貯めても、これだけか…貯めるのって簡単じゃないな、と思うかもしれません。
でも、12万円て、大金です。
1万円だって大金です。
以前、多忙で買い物や余暇の時間がなく、いつもよりお金を使わなかった時期に、特に不自由がないのに残高が減っていないのを見て、ふと、無理しなくても貯金できるかも、と思いたち、実際にやってみました。
実家暮らし・独身・正社員だったので、恵まれた環境ではありました。
実家には少しのお金で住まわせてもらっていたので、元々「生活」自体にはさほどお金はかかっていませんでしたが、
自分のちょっとした買い物や休憩用のお茶やお菓子などを、まぁいいか、でやり過ごすくらいのことで1万円ずつ貯金でき、1年経ったころには、ぽっと12万円をもらったような、とても嬉しい気分になりました。
その嬉しさで、貯金をもっと増やしたくなり、翌年からは2万円ずつ貯金しました。
ただ、2万円からは自信がなかったので、親に口座を管理してもらいました。
厳密に言うと、改めて貯金を始めようかな、と思った時に、たまたま親が銀行員とのお付き合いで定期預金の口座を作ってあげたい、という話を持ち掛けてきたので、それに乗った状態です。
なので、毎月2万円を親に渡し、親が口座に入金してくれていました。
解約は親に言わないとできないし、自分の管理下にはない状態です。
銀行員の方には大そうありがたがられて親にも顔が立ち、無駄にプライドが高い私には色んな意味でよかったのかもしれません。
忘れたころに、満期になったよ、と24万円の記帳を見せてもらえるのが毎年嬉しかったです。(48万、96万、と増えていきドキドキしました)。
なので、12万円をこれだけ、と思うのではなく、過去の自分からのプレゼントだと思えば、日常が楽しくなるのでは、と思いました。(本当に貯金をしたいならですが)
百貨店の積立もおすすめ
とはいえ、銀行の利息は数円なので、みぽこさんの欲しいものが日本の百貨店で買えるものであれば、毎月1万円ずつ積み立てると13万円のプリペイドカードとして使えるというサービスがあるので、おすすめです。
このキャッチフレーズが、「1年待っても欲しいモノ」みたいな内容だったと思います。
うまいこというなぁと思いましたが、1年経ったころには何が欲しかったか忘れていると思います。
(自分はプラスの1万円を目的に積み立て、下着のセールで使っています)
満期以降に、13万円分の欲しいモノ、食材やレストランにも使えるので、お得です。(使用期限は今のところないです。)
1万円貯めても12万円にしかならないのがアホらしくても、13万円になったら、「へぇ!」ってなるのではないかと。
当方、百貨店のまわしものではありません(笑)
一度、ちょっとでも貯まった嬉しさを味わうと、続けられるのではと思います。
私の周りの友人を見ると、まずは10万円貯金をクリアした後、100万円まで貯められると、嬉しくて貯金を続けていけている人が多いです。
貯めるだけではなく、ハワイ旅行など使う楽しみも増えている人ほど、続けられています。
(使う楽しみより、貯金が減るのが嫌で節約生活にハマりすぎている人こそ、 100円ショップなどで無駄な買い物をしている気がします…)
楽しければよい
少し話は変わりますが、私はメルカリでモノを手放しています。
売上が30円の時もあります。
出品、梱包、発送はそれなりに手間と時間がかかります。
夫からすると、よくやってるねーと呆れられており、確かに、売上金目的だったら、続かないと思うのです。
でも、モノが減る喜び、手に取った人が喜んでくれるやりとり、が楽しいのだと思います。(夫からも、でもなんか楽しそう、と言われています)
みぽこさんは、自己嫌悪に陥ってでも実はお金を使うこと自体が楽しいなら、今のままでよいのではと思います。
なので、これが楽しいからよいのだ!とご自身を肯定するのもアリかなと思いました。
以上、感想と僭越ながらの提案でした。
これからもブログ楽しみにしています♪
パンダうささん、はじめまして。お便りありがとうございます。
本を何度も読んでくれているのですね。合わせて感謝いたします。
なるほど、貯金を自分から自分へのプレゼントと考えてみるのですね。
たしかに「欲しい!」と思ったときにする買い物は、今の自分にちゃちゃっとエサをやる感じで、貯金は未来の自分に対する投資ですよね。
どちらを選ぶかは本人次第となるでしょう。
デパートのプリペイドカードのこと、初めて聞きましたが、買いたいものがあるときは、日本の銀行の定期預金よりずっとお得ですね。
教えていただき、ありがとうございます。
いずれにしろ、「貯金をしなければ!」と気張ると苦しいので、みぽこさんには、無理のないところから(月3000円あたり?)で、一度、貯金をしてみてほしいですね。
貯金がゼロで苦しいと言っているぐらいですから。
苦しいのが嫌なら貯金すればいいだけの話です。
みぽこさんは、指南書をたくさん買っていると書いていたから、今、本に使っているお金の半分を、貯金にまわし、1年後に、その結果を見て、どう感じるか、一度実験するといいかもしれません。
「欲しい!」と思ったときにすぐ買わず、その気持ちを半年から1年ぐらいあたためて買うといいのではないかと思います。熟成させると言うか。
パンダうささん、みぽこさんへの提案、ありがとうございます。これからもお元気でお暮らしください。
買わない暮らし。⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
もう1通は自己啓発書に関する感想です。かほさんからいただきました。
自己啓発書を読むのがくせになっていた
件名:1月14日の記事は、まさに私!
半年くらい前から読ませていただいています。
毎日参考になるお話をありがとうございます。
思い当たる記事ばかりですが、特に今日の記事はど真ん中で、思わず初めてのメールをさせていただきます。
自己啓発書の話です。
特に最近は片付けの本を何冊読んでいることか...。
筆子さんの本2冊(「1週間で8割~」「それって、必要?」)は、素晴らしくてノートに要約までしました。
次から次へ、読んで読んで読んで、そして変化がないのです。
自分の意志の弱さか、と嘆きつつ、もしかして深層心理では片づける必要性を感じてないのかしら? と思ったり。
あぁほんと、そうなんですね!
夢、希望、明るい未来、そして意識高い系錯覚と癒し。どれもその通りです。
これまで読んで身についた啓発書は1冊もないと思います。
このままでは、お手軽にドーパミンを出しながら、一生を棒に振りそうです。
筆子さんの本の中で一番心に残った言葉が「野望ガラクタ」でした。
似たような感じですね。
どこかの記事でご紹介いただいた「新ガラクタ捨てれば自分が見える」を昨日読み終えました。
その中の「優先事項はなんですか?」にも衝撃を受けたところです。
考えてみれば、筆子さんもそれを何度も書いてらしたように思うのに、初めて読んだことのように胸に響きました。
3兄弟の末っ子が家を出ると同時にパートを始めたのですが、ずっと専業主婦で子供中心の生活だったため、子供に依存し、自分を無くしていたようです。
自分は一体何がしたいのか、何が好きなのか、どう生きていきたいのか、なんとなく考える9か月間でした。
そしていよいよ、老後資金のためとはいえ、この仕事を本当に続けたいのか? 真剣に悩み始めているところなのです。
まだ結論は出ていませんが、もう少し「最も大切なことを最も大切にする行動」をしようと思います(これは今日読み始めた自己啓発書の中の言葉、苦笑)。
片付けに関しては、具体的に「片付ける時間」を1日のスケジュールに組み込むことから始めようと思います。
少しお礼とご報告のメールをと書き始めたら、ずいぶんと長文になってしまいました。申し訳ありません。
これからも、軸のしっかりしない私に喝をいれてくださったら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
かほさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
本を読んでいただき、ありがとうございます。
たくさん読んでも変化がないのは、たぶん実際の行動が伴っていないからだと思います。
これまで読むことに注いでいたエネルギーの半分を、行動することにも使ってみてください。
ほんの小さなことでいいので、具体的に何かやってみると、暮らしが変わります。
あと、何を求めて本を読むのか、読む前に考えてみるのもいいでしょう。
こちらの記事で、理想の生活を思い描く話を書いています⇒人生後半の断捨離を成功させるコツ(前編)。ポイントはゴールをイメージすること。
それではかほさん、今年は片付けが進むことをお祈りしています。
野望ガラクタとは?⇒野望ガラクタを捨てるコツ:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(4)
カレン・キングストンの本の話⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ
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確かに、1万円も12万円も大金ですよね。
収入がたくさんある人はそうでもないでしょうが、専業主婦で自分の収入がなかったりすると、1万円でいいからお小遣いがほしい、と思うんじゃないでしょうか(私の体験)。
みぽこさん、この記事をごらんになっているかどうかわかりませんが、ご自身のお金の使い方を、見直してみてください。
それではあなたも、感想、質問、提案、言いたいことなどありましたらお気軽にメールください。
お待ちしています。