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洋服を本当に大事にする方法をお伝えします。
服が大好きでたくさん買い、収納スペースからあふれそうになっているのに、「どれも大事だから捨てられない」と思うことはありませんか?
そんな時は、自分が本当に服を大事にしているのか、考えてください。
本当に服を大事にするためには、数を絞らなければならないことに気づくはずです。
どれも大事な服だと言うけれど
今、洋服が安いし、短いサイクルで年に何回も新商品が出るから、洋服好きな人は、買いすぎ・持ちすぎになりがちです。
そんな人に、「着ない服は捨てたほうがいいですよ」と言うと「でも、全部お気に入りで、捨てたら2度と手に入りそうにないから、捨てられません」という返事が返ってきます。
それは確かにそうでしょう。
これだけたくさんの洋服が次々と市場に出ているのだから、同じ物を見つけるのは至難の技です。
でも、「この服は大事なんです!」と言う人に私は聞きたいのです。
あなた、本当に大事にしてますか?
「大事だ、大事だ!」と大騒ぎしているわりには、実際は、全然大事にしてないんじゃないですか?
着ないまま、タンスやクローゼットに詰め込んでおくことが、洋服を大事にすることではないですよね?
服を大事にするとは、最低でも、以下の4つのポイントを押さえることです。
・ちゃんと着る
・適正な収納をする
・適正なケアをする
・修繕して長く着る
それぞれについて詳しく説明します。
1.買った服はちゃんと着る
手に入れたら、着る。
これが、洋服を1番大事にすることです。
洋服は着用するための実用品なので、実際に着なければ、話が始まりません。
もちろん、着れば着るほど、使用感、着用感が出て、新品から遠のきます。
しかし、着るために買ったのなら、着るべきですよね?
ずっときれいなまま永久保存するために買ったのであれば話は別ですが。
観賞用の永久保存版として買ったとしても、ケアしないと、時間がたつうちに、洋服は劣化します。
こちらのプレゼンでは、環境のことを考慮して、「服は30回は着ましょう」と言っていますが⇒死ぬほど素敵なファッション(TED)おしゃれで安い服の大きな代償。
本当に好きで大事な服なら、30回では少ない気がします。
2.適正な収納をする
服を長く着るためには、収納にも気を使わなければなりません。
収納のポイントはいくつかあります。
・しまう前にきれいにしておく(汚れをそのままにしておくと、虫のエサになるし、黄ばむ)
・濡れた服は完全に乾かしてからしまう
・湿気がない涼しい場所にしまう(直射日光があたらない場所がベター)
・シワを伸ばしてからしまう
・変なたたみ方をしない(縫い目にそってたたむ)
このあたりのことは、どなたもご存知でしょう。
でも、何よりも大事なのは、衣類を、タンスやクローゼットにぎっしり詰め込まないことです。
クローゼットにぱんぱんに服を詰め込むと、しわくちゃになるし、湿気がたまってカビが繁殖します。日本は湿度が高いから、特に、余裕をもたせて服を収納しなければなりません。
洋服を大事にしたいなら、クローゼットに詰め込みすぎないのは、大前提です。
服がたくさんありすぎると、そうはいきません。
ネットで「洋服の収納の仕方」を調べると、こんな記事が出てきます。
・おしゃれな収納方法
・プロが教える衣装ケース、収納ボックスの選び方
・ごちゃつかない整理法
・かさばる衣類をコンパクトにしまうコツ
・タンスが使いやすくなる方法
たくさんある服をいかにスッキリ整理して、ついでに見た目も美しく収納する方法をを知りたい人がたくさんいるようです。
これは、方向性が間違っていると思います。
たくさん服を持てば持つほど、収納スペースに服を詰め込むことになるのですから。
本当に服を大事にしているなら、タンスやクローゼット、収納ケースに、ぎっしり詰め込んでいないはずです。
3.適正なケアをする
日頃、ケアすれば、服は長持ちします。
私が思う、長持ちさせるためのメンテナンスは
・洗いすぎない
洗えば洗うほど、布地が痛むので、たいして汚れてもいないのに、やたらと洗濯しないほうがいいと思います。
服の数も、洗濯の回数も大幅に減らした理由:ミニマリストへの道(49)
・服や環境、人体にやさしい洗剤を少量使う
・低めの温度で洗う(私はいつも水で洗ってます)
・ラベルの指示は一応参考にする
必ずしも指示通りにする必要はありません。たとえば、ドライクリーニングオンリーとあっても、手洗いできるものはありますから。
私はドライクリーニングはしない派です。
ドライクリーニングに出したほうが、汚れがちゃんと落ちて長持ちする、という意見がありますが(特にドライクリーニングの業者はそう言う)、ドライクリーニングは、石油系の有機溶剤をたくさん使い、環境によくないため、私は全く利用しません。
マニュキアを落とす除光液はとても爪に悪いと言われますが、この除光液の仲間がドライクリーニングの有機溶剤です。
最近は環境にいいドライクリーニングもあるそうなので、そういう業者を探して頼むのもありですが、近所にそんな店はないかもしれません。
服の素材やデザイン(特殊な飾りがついているとか)、汚れの種類によって、適切なケアの方法は変わってきます。よって、服をたくさん持っていて、それを全部しっかりケアしたいと思ったら、考えることもやることも増えます。
数が多いと手が回らないんじゃないでしょうか?
大事な服を、ちゃんとケアして着ていきたいと思うなら、数は絞るべきでしょう。
4.修繕しながら使う
服を着ていると、ボタンがとれる、布地が薄くなる、穴があく、ほつれる、などいろいろと問題が出てきます。
この問題を解決しながら、つまり、修繕しながら使用すると、長く着ることができます。
今は、YouTubeで修繕方法を調べることができるので、簡単なものなら、自分で修繕できるし、大掛かりなものは業者に頼めばいいですね。
裁縫が得意な人は、とことん着て飽きてしまった服を、リメイクすると、さらに長く使うことができます。
結論:数が少ないほうが大事にできる
ここまで見てきたように、服を大事にするとは、まめに着て、服にダメージを与えない収納やケアをし、時々は修繕を施したりすることです。
買って何回か着たあと、自宅のどこかに放置することは、大事にしているとは言えません。
それは、どちらかというとネグレクトです。
大事にするためには、時間と手間がかかるのです。
「どの服もみんな大事だから捨てたくない」とあなたは言うかもしれません、でも、少し数を減らさないと、面倒を見きれません。
もし、本当に大事にしたいなら、少し数を減らしてみてください。
みんなお気に入りで、大好きなのかもしれませんが、好きなものをすべて持つことはないと私は考えています。
そんなことは不可能ですから。
数を減らしても、つまらない生活にはならないので安心してください。厳選して残した服をしっかり着たほうが、満足感が得られます。
マインドレスからマインドフルへ、ファッションを変えていく(TED)
自分が持っている服をちゃんと把握できるので、主体的に生活している感じが得られて、気分がいいですよ。
なお、あまりに服を減らしすぎると、痛みが早いので、1つの用途に2着~3着体制ぐらいでいったほうが、うまくいくと思います。
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あなたは大丈夫? 手持ちの服が多すぎる7つの徴候を教えます。
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服を大事にする方法をお伝えしました。
洋服が好きでよく買う人ほど、服を大事にすることについて、しっかり考えたほうがいいと思います。服について、考えたり、行動したりすることに、時間やお金、意識をたくさん使うからです。
今年1年、どんな服を買ったか、振り返りながら考えてみてください。
1着1着を大事にする生活は、環境にもいいはずです。