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シンプルライフにするためにできることはいろいろありますが、最初の一歩は、自分の持ち物の見直しです。
特に自分がたくさん持っているもの、ここ数年でいっぱい買ってしまったと思うものについて、以下のものがないか、考えてみてはどうでしょうか?
「持ちすぎている」と自覚できれば、減らす気になれ、シンプルライフへの扉が開きます。
1.収納スペースがいっぱいになるほどものがある
収納場所を圧迫しているものがたくさんあると、高い確率で持ちすぎです。
たとえば、それが衣料品や雑貨なら、クローゼットや棚、引き出しがぎゅうぎゅう詰めではないかチェックしてください。
部屋にものがあふれているときも、収納場所が満杯の可能性があります。
テーブルや床の上にものを置いてしまうのは、新しい物を買ったりもらったりしたときに、収納場所がないからです。
私は、塗り絵グッズを買いすぎたため、机の引き出しの半分以上を画材が占めている、という困った状態が起きています。
2.使用頻度の低いものが多い
「1年以上使っていないもの」や「存在を忘れていたもの」があるときは、必要以上にものを持っている可能性大です。
今、12月なので、「今年使ったか?」と考えてみるとあまり使わないものを発見できるでしょう。
特定のカテゴリー(服、本、キッチン用品など)で未使用品が目立つこともあります。
誰しも、買うのが好きなものがあるので、特定のものだけ、増えてしまいがちです。
かつて私がたくさん持っていたものは、衣類、文房具、書籍でしたが、持ちすぎの原因は買いすぎにありました。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
3.同じものがいくつもある
たとえば、引き出しを開けたら同じボールペンが10本以上出てきた、もしくは、黒のトップスが何枚もあったり、売るほどマスキングテープがあったりする場合です。
コレクションしているときは、数が増えて当然ですが、集めているつもりはないのに、似たようなものがたくさんあるなら、ものを持ちすぎていると考えてください。
以前の私はお菓子を作る道具をたくさんもっていて、ケーキやクッキーの型がうんざりするほどありました。
4.衝動買いしたものが目立つ
じっくり考えて購入したものより、思いつきで買ったものが多いときも、必要以上にものがある可能性が高いです。
以下の品物は衝動買いすることが多いもの。手持ちのものについて、買ったときのことを思い出してください。
・店でセールや割引されているのを発見して買ったもの
・なぜ買ったのか理由を思い出せないもの
・トレンドに流されたとしか思えないもの
・目当てのものを買うついでに買ったもの
若い頃、私がよく衝動買いしたのは、かわいい系のファンシー雑貨です。
かわいい雑貨を買ってしまう前に唱える10の言葉~買うのを思いとどまろう。
ファンシーグッズという言葉はもう死語でしょうか?
5.包装に入ったままのアイテムが多い
ビニール袋に入ったまま、衣類ならタグがついたままなど、買ったときと同じ状態でしまってあるもの、いわゆる新品に近いものがたくさんあるときも、ものが多いと考えていいでしょう。
すぐに使わなくても大丈夫なものがたくさんある、ということですから。
私は通販でものを買うことが多かったのですが、ほぼ買ったときのまま、母の部屋の押入れにタオル、パジャマ、ソックスなどをしまっていました。
その光景、今でも思い出します。
これらを整理するために、透明の引き出しや、ちょっとおしゃれなデザインの圧縮袋も通販で買いましたが、こうした収納グッズも、買いっぱなしでした。
重症だったと言わざるを得ません。
6.いわゆる思い出の品がいっぱい
子供のころに使っていたもの、写真、手紙、旅行のお土産、記念品などが収納場所を占拠している場合、見直しをしたほうがいいでしょう。
確かに思い出の品は気持ちを温めてくれます。すべてを捨てろとは言いません。
ただ、多くは、何年も箱の中に入っているだけで、引っ越しや家のリフォームなど、その場所を整理せざるを得ない状況になったとき初めて日の目をみます。
そのとき、箱を開けて中身を見れば「うわー懐かしい!!」と感激するかもしれません。しかし、そんな体験をするために、何年も収納スペースの中に入れておくほど価値があるものでしょうか?
私が持っている思い出の品は、娘が乳幼児だったときの写真ぐらい。
これもかなり整理して、オルゴールが入っていた小さな箱にしまってあります。
古い写真を整理するとき、残す写真を選ぶ基準。箱にまとめて入れてます。
7.期限切れアイテムがたくさんある
食品、薬、化粧品などの消費期限が切れたものが、キッチンやバスルームに眠っていませんか?
期限が切れていても、近い将来使うつもりならいいんです。
しかし、持っていることを忘れて、放置している間に期限が切れてしまったのかもしれません。
特にキッチンは、パントリーの中に古い食材がたくさん残っていることが多いので、調べてみましょう。
パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
8.ギフトやノベルティがいっぱい
日本は贈答品をもらうことが多いので、自分でお金を出して買ったわけではない「おまけ」に類するものが、家の中にたくさんあるかもしれません。
たとえば、貴重なキッチンの棚のスペースを、引き出物でもらった食器、スプーンやフォーク、何かの景品でもらったタッパーが奪っていることがよくあります。
通常もらいものは自分の都合とは関係なく発生するので、ギフトイコール「今、必要ではないもの」です。
それらは「まだ使っていない新品」だし、ギフトを捨てるのは気が引けるかもしれません。
でも、持っていても使うときは来ません。
ライフスタイルを変えるか、今持っているものと入れ替えない限り。
9.役目を終えたものがたくさんある
買い替えた結果、出番がなくなった古いPCや携帯電話とそれらの付属品(チャージャーなど)、もう使わなくなった掃除機やテレビ。
こうした「もう役目が終えたもの」が収納スペースの中で邪魔になっていないか調べてください。
私は、昔勉強した教材をたくさん持っていたことがあります。
もう付き合いは終わっていたわけですが、「いつか時間あるときにまた勉強するかも」なんて思っていたんです。
もちろんその「いつか」は何年たっても来ませんでした。
中国語の教材と本を断捨離するのに12年かかった私がとうとうたどりついた真実とは?~ミニマリストへの道(18)
10.集めすぎたものがある
明確に「コレクションする」という意図をもって集めた何かが増えすぎていないか調べてください。
私も前はいろいろなものを集めていました。まあ、私の場合は「調子に乗って買っていたら集まってしまった」と言ったほうが正しいです。
人はなぜ物を集めたがるのか?~私はこうして収集癖を断捨離しました
考えてみると、何かを集めるのはスペースや時間、手間といったリソースを投入しないと成り立たない趣味です。
コレクションしているものがたくさんあるなら、来年も、同じように集めていきたいか、今一度、本心を考えてみましょう。
たとえば、それがファングッズなら、数をたくさん持たなくても楽しむ方法はいろいろあります。
集めすぎてしまった(コレクター気質):家の中にうんざりするほど物がある理由(その5)
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所持品を見直すときのポイントを10個紹介しました。
多くの人は、たくさんのものを、捨てずにずっと持っていたいと思っています。
捨てるのは大変ですから、なんとか収納を工夫して部屋が散らかる問題を解決したいと考えているでしょう。
ですが、たくさんのものを把握して、きれいに整理しておくのは、大変な作業です。
毎日、ものの管理だけをすればいい、という人生ならそのままでもいいかもしれません。
でも、私たちには他にもやるべきことややりたいことがたくさんありますよね?
もう自分の人生から離れてしまったものは、潔く捨てて、持ちすぎを防ぎましょう。