ページに広告が含まれる場合があります。
クリスマスまでそろそろ1ヶ月となりました。きょうは物を増やしたくない人が、どんなプレゼントを選ぶべきかお伝えします。
プレゼントは、贈るとたいていお返しがかえってきます。すると物が増えてしまいます。無用なプレゼントは自分から贈らないほうがいいのです。
「けちと思われたくない」という人のために、物以外の素敵なプレゼントを提案しています。
年末年始に買いすぎてはいけない
シンプルライフをめざして、「持たない暮し」や「買わない暮し」をしている人にとって、ギフトシーズンは性根の見せ所です。
これから年末年始にかけて、バレンタインデーの頃まで、広告はいつにもまして私たちに「買いなさいメッセージ」を送ってきます。
「さあ贈り物を贈る時です。買いましょう。あの人に、この人に、自分自身に買うときです」と。
「思いやりの見せ時です」
「センスのよい贈り物はこれ」
「あの人の喜ぶ顔が見たくて」
「相手のにっこりする顔を思い浮かべて選びます」
「贈り物上手は、生き方上手」
枚挙にいとまがありません。贈り物をしない人は人間失格のような扱いです。
このような文句に惑わされ、人によっては「買わずにがんばったんだから、クリスマスぐらい自分にごほうびあげてもいいよね」と思うかもしれませんね。年に1回のことですから。
そうです。
年に1回なら、奮発して自分に贈り物をしてもいいし、大切な人(子供など)にプレゼントをしてもいいと思います。
年に1回なら。
ですが、毎月のように物を買って、自分や子供にごほうびをあげていたら、クリスマスは、ペースダウンすることをおすすめします。
クリスマスに贈り物を買い過ぎないメリット
クリスマスに消費に走り過ぎないメリットはいろいろあります。
●これ以上子供の物が増えない。そうすればガラクタの少ない家に近づく。
おもちゃを増やさない方法はこちら⇒子持ちミニマリストが伝える、子供のおもちゃとの賢いつきあい方
●これ以上自分の物が増えない。すると断捨離に時間をかけずにすむ。
断捨離の始め方はこちら⇒断捨離を始めてみたいあなたへ~私が最も効果を実感した5つの断捨離テクニック
●人から贈り物をもらわずにすむ。するともらった物の断捨離に悩むことがない。
贈り物の捨て方はこちら⇒罪悪感を感じる必要なし、人からもらった贈り物を捨てる3つのコツ
●節約になる。するとお金がたまる。後先考えず、クレジットカードで買いすぎると、クリスマスがあとで「苦しみます」になります。
●忙しい師走をゆったり過ごせる。するとストレスをかかえずにすむ。
そもそもクリスマスの贈り物は、大切な人に思いやりや愛情を示すためのもの。ところが最近のクリスマスは「買うこと」ばかりが強調されています。
別に物を買わなくでも、愛を分かち合うことはできます。以下に、ミニマリストの私が考えた、買い物に走らないシンプルなクリスマスプレゼントのアイデアを書きます。
あまりお金を使わないクリスマスプレゼント
カナダではクリスマスは一大イベントで、あまりにがんばりすぎて、ストレスでいっぱいになってしまう主婦も多いです。
日本の場合は、そんなことはありませんね。しかしクリスマス商戦というのは確かに存在します。ボーナスも出ますし、販売する側にとっては売りどきです。この点をまず心得ておきましょう。
日本でクリスマスを祝う人は大きく分けて3種類です。
1.子供がいる家庭人
2.恋人同士。特に若いカップル
3.独身貴族
1つずつ見ていきましょう。
1.子供がいる家庭人
親は子供のサンタクロースになる必要があります。サンタを信じていようと、いまいと、昨今の子供たちは、多かれ少なかれ「プレゼント」を期待しているでしょう。
もちろん「物質的なプレゼントをあげない」という選択肢がベスト。ですが、さまざまな事情により、いきなりそうできないこともあるでしょう。
プレゼントを選ぶとき、以下のようなことを心がけてみてはどうでしょうか?
●量より質で選ぶ。合言葉は「1個だけ」。
●子供がほしがる物より必要なものを選ぶ。
●物をあげるより、何かを体験させる。
体験のほうが心に残ります⇒物にお金を使わず体験に使おう:ショーン・ボナー(TED)
●身分相応のプレゼントにする。クレジットカードは使わない。
●子供自身が片付けられるものにする。
●クリスマス中に消費できるものにする。
●買うより作る(中途半端にゴミになるものは避けます)。
●何かをやってあげる。
物をあげず、もっと体験させることがあってもいいのではないでしょうか?家族でボーリングに行くとか、スケートに行くとか、映画を見に行くとか。
日本のお父さんたちは、残業が多く、子供の顔を見るのは週末ぐらい、なんて笑えない状況も多いですね。
そんな家庭の子供たちは、物をもらうより、お父さんが家にいてくれたり、一緒に何かやってくれることのほうが、よほどうれしいと思うのです。
2.恋人同士。特に若いカップル。
日本では「クリスマスは恋人たちの時」という面が強いです。
ここでも、プレゼントはできるだけミニマムにましょう。考え方は子供にあげるプレゼントと同じです。
ブランドもののネックレスをあげないとむくれる彼女とはこのさいお別れします。
一緒になっても苦労が続くだけかと思われます。
物に幸せを求めていると、いくらあっても満足できないからです。
プレゼントを買わずに、作る場合、1番でも書きましたが、中途半端にゴミになるものは避けてください。
最初からゴミに近いものや、捨てやすいものは、もらった人にしてみれば、すぐに捨てられるから、ありがたい物と言えます。たとえばクリスマス・カードなど。気持ちを伝えたり、読んでほっこりしてもらったら、カードの役目は終わります。
中途半端なものとは、ゴミなのか、ゴミじゃないのか、もらった側が判断に悩むようなものです。たとえば手編みのマフラーなど。
相手が常日頃からマフラーを欲しがっていたらよい選択です。けれども今の人は、もう必要なものはすべて持っています。
「手編みの何か」をもらうと、「捨てると悪い」と思うのが人情です。そのためなかなか捨てられず、ガラクタになり、相手はそれを捨てる時、罪の意識を感じて、苦しい思いをします。
クリスマスイブや、クリスマスの夜の食事も、あまり張り込まないほうがいいです。見栄をはらず、誠意を尽くしましょう。
☆ミニマリストにあげると喜ばれるプレゼントはこちら⇒【保存版】ミニマリストへの贈り物のアイデア18個
☆シンプルなクリスマスを楽しむ方法⇒お金をかけず、物を増やさず、シンプルにクリスマスを祝う方法
☆お金をかけないギフトラッピング⇒お金をかけず家にあるもので間に合わせるギフトラッピングのアイデア
3.独身貴族
会社に勤めている人は、クリスマスパーティがあるかもしれません。友だち同士でパーティを開くこともあるでしょう。
私が最初に就職した会社は毎年クリスマスパーティがありました。しかも忘年会も新年会もありました。会社のパーティではプレゼントの交換はないかもしれませんね。
このような機会にプレゼントを交換することになったら、1番を参考にして、できるだけ相手のガラクタにならず、自分のふところもいたまないものを選んでください。
☆いっそあげない方がいい場合もあります⇒クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。
*******
会社や友人同士のパーティで問題になるのは、プレゼントより服装かもしれません。男子社員はいつものスーツ姿なのに、「女子社員はきれいな服を着ていかなければいけない」、と思っている人が多いのです。
まさか「クリスマスパーティがあるから、ワンピースでも買わなきゃ」と思ってはいないでしょうね?
結婚式や披露宴は、普段着で行くと、主催者に失礼にあたるかもしれません。ですが、クリスマスパーティはそのようなことはないので、手持ちの服でまかなえます。
「どうしても、こんな格好では地味すぎる」という時は、レンタルという手もあります。業者からレンタルしなくても、家族や友達に借りれば大丈夫。ちょっと派手なアクセサリーを借りるのもいいですね。
できるだけお金を使わず、ガラクタを生み出さないクリスマスを楽しみましょう。