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キッチンを断捨離して、食べ過ぎや、体に悪いもの(ジャンクフード)をできるだけ食べないようにする方法を5つお伝えします。
台所を片付けるだけで、食生活がヘルシーに
暮らしをシンプルにして、キッチンも片付けるようにしたら、自分が食べる物もだんだんヘルシーになってきました。
砂糖断ちなんて、5年前の私には考えられなかったことです。お菓子作りが趣味でしたから。
台所のあり方や使い方は、自分が食べる物に大きな影響を与えています。そして、食べる物が変われば、心身はより健康になります。
少し台所を整えるだけで、自然にヘルシーな食生活になりますよ。私はこんな工夫をしています。
1.まずはカウンターをきれいにする
台所のカウンターがよけいな物でいっぱいだと、そもそも、料理をする気になれません。
自炊したくないので、電子レンジに突っ込むだけでいい調理済み冷凍食品を食べたり、非常用にとってある、お湯をかけるだけでいいカップ麺をそそくさとかきこむ、なんてことも。
さらに、ガラクタがいっぱいのっているカウンターの持ち主は、そうでない人より、太る、という実験結果があります。
このリサーチは、環境が健康に与える影響を調べるために、カウンターの上に食品がのっている人とそうでない人のBMI指数を比べました。
BMI指数は成人の肥満度を示す指数です。詳しくは⇒ダイエットで100%を目指すと失敗する~ノーエスダイエットをアレンジしてます
カウンターにパンやシリアル、飲み物のある家庭の人のほうが、体重は増加ぎみとのこと。まあ、実験結果を見るまでもなく、目の前にパンがあれば、食べてしまいますよね。
「うちのカウンターには、食べ物はのってません」という人も安心できません。
新聞や雑誌、郵便物、汚れた食器、古い調味料、筆記具などが乱雑におかれたカウンターを目にするのは、大きなストレスになります。
ストレスを感じると、人は炭水化物を食べるので、やはり太る道をたどります。
ガラクタがストレスを生む話⇒集中できないのはぐしゃぐしゃの部屋にいるから。ガラクタは脳にも悪影響を与えています 「ガラクタはストレスホルモンを増加させる」のところをお読みください。
ストレスを感じると炭水化物を食べる話⇒セロトニンを増やす食品はあるのか?過度の糖質制限は危険 「セロトニンレベルをあげるには炭水化物が必要」の箇所をお読みください。
2.食品を隠す
キッチンカウンターの話のも書きましたが、食べ物が見えれば、食べたくなります。
ある実験では、会社の自分の机にチョコレートがある場合と、2メートル先に(つまり歩かなければならない)あるときとでは、すぐ手に取れる場所にあるときのほうが48%よけいにチョコレートを食べてしまう、という結果が出ています。
すぐ近くにあっても引き出しにしまって見えないようにすれば、机にのせている場合より、25%消費量が減るそうです。
引き出しに入れると、ほんのちょっと取り出すのが面倒くさいだけですが、ずいぶん抑止力がありますね。
甘いお菓子は
●目に見えないところ
●取り出しにくいところ
この2つの条件を叶えた場所に置くと、無意識に食べてしまうのを防げます。
家にいる時、日に何度も、台所にお菓子を探しに行ってしまうのなら、できるだけ遠い場所に置くとよさそうです。
ただし、遠くにチョコレートを置いている場合は、心理的に「自分はそんなにチョコレートを食べていない」と思ってしまうそうなので、食べたくないものは、そもそも家におかないほうがいいかもしれません。
お菓子やスイーツはそのまま放置せず、中身が見えない器や、紙で包んでしまうのも1つの手です。
お菓子のパッケージは食欲をそそるようにできていますから。
逆に、野菜やフルーツなど、もっと食べたほうがいい物は手に取りやすい場所に、よく分かる形で置いておくといいでしょう。
ヘルシーな食べ物は積極的に見える化すべきなのです。
実は、私は娘のスナックをトートバッグに入れて、オーブンの横に置いています。ここは食卓に近く、便利な場所。ユーティリティルームの奥にしまったほうがいいかもしれません。
そんなことをすると、娘が文句を言うに決まっているので、できませんが。
1人暮らしの方は、お菓子を遠くに置く方法をお試しください。
3.まとめ買いしたストックは台所に置かない
ミニマルライフ的には、食品のまとめ買いはおすすめしません。余分な在庫はないほうがいいですから。また、たくさんあると、人は「大丈夫、まだいっぱいある」と安心してしまい、1つしかないときより消費スピードがあがります。
ですが、家庭の事情や、まとめ買いのほうが節約になるから、という理由で一気に買ってしまう人も多いでしょうね。
そういう時は、さしあたって必要な分だけをパントリー(食品を入れる場所)にしまい、余分なストックは、どこか別の、台所から遠い場所に置いたほうがいいです。
「たっぷりある状態」が目で見えると、どんどん食べてしまい、節約のためにまとめ買いしたのに、余計に食べて、あまり節約にならなかった、ということになりかねません。
冷蔵庫やパントリーに食品をたっぷり入れるのもよくありません。そもそも、冷蔵庫に入れすぎると、冷えが悪くなるし。
食べ物もちょっと足りないぐらい持っているほうがいいのではないでしょうか?
パントリーチャレンジのすすめ⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
4.カロリーの高いものを作る道具をしまいこむ
カロリーの高いものとは、たとえばお菓子です。
私は以前、フードプロセッサーを使ってパンやお菓子の生地をよく作っていました。あるとき、思いたち、フードプロセッサーを地下室に持っていきました。
カウンターの上で邪魔だったし、フードプロセッサーは洗う部品が多いから、今後はボールと自分の手を使おうと思ったのです。
「手をつかえばいいや」と思ったのは、堀井和子さんのパン作りを見たのがきっかけです⇒道具が少ないほうがお菓子やパン作りは楽しめる
すると、パンやお菓子を作る頻度が減りました。
フードプロセッサーを下から持ってくるのが面倒だから、というわけではありません。パンとお菓子そのものを作る気に、あまりならなかったのです。
手とボールを使ってパンを作る頻度も減りました。
たぶんフードプロセッサーが目に見えるところにあると、それを使ってパンを作った体験や、できあがったパンの姿が無意識のうちによみがえり、「また作ろうかな」という気持ちになるのだと思います。
ケーキの型やクッキーの型など、お菓子作りやお菓子を連想させるものは、目に見えないところに置いたほうが、お菓子作りをする気になりません。
私の場合は「お菓子作りを連想させる道具」が、カロリーの高いものを作るツールでした。
人によっては、寿司桶、蒸し器、パスタマシーンでしょうか?
特別なときやハレの日の献立(カロリーの高いごちそう)に使う道具は、見えないところ置き、ふだんは粗食に徹するとヘルシーな食生活になります。
そのうち、そういう食品を全く作らなくなったら、私のように道具を断捨離してしまえばいいのです。
5.大きな食器は断捨離
食器が大きければ大きいほど、たくさん盛りつけてしまいます。今使っているお皿やお茶碗より一回り小さいものを使うと、食べ過ぎないと思います。
と言っても、わざわざ新しいものを買う必要はありません。
何種類か丼を持っていたら、一番小さな丼を使うようにするのです。
お皿も一回り小さいものをメインに使うと盛り付けすぎません。ただし、あまりに小さいお皿だと効果が薄いです。
おかわりをしてしまうから。
大皿におかずをたっぷり盛り、そこから一人ずつお皿に盛っているご家庭は、その大皿をダウンサイズすることをおすすめします。
同じことはスプーンにも言えます。
カレーを食べるとき一回り小さなスプーンで食べると、少ない量で満足できます。食べるのに時間がかかりますから。
以前は、ふつうにカイボイスンのやたら大きなスプーンを使っていましたが、あるとき、一回り小さいティースプーンで、食べることにしました。
一番大きなスプーンが、あまりにも大きかったの替えたのです。カイボイスンのティースプーンはふつうのメーカーのティースプーンよりは大きいです。とはいえ、最初は、かなり違和感を感じました。
今はそのティースプーンも断捨離してしまい、もっと小さいシリコンのスプーンでカレーを食べています。
スプーン、フォーク、おはしは、それぞれ1つずつ持つことにしたからです。
私の使っている食器はこちら⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合
「カレーはカレー用の大きなスプーンで食べなければならない」という思い込みを捨てると、食べ過ぎないし、食器を持ちすぎることも防げます。
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こんなふうに、台所を片付けて、意識的にヘルシーな食べ物の見える化をし、食器をダウンサイズするだけで、健康にいい食べ物の摂取量があがります。
特に、キッチンカウンターをきれいにすることはとても効果的だと思います。掃除もラクになります。