トースター

断捨離テクニック

最終更新日: 2018.06.9

調理器具を断捨離する5つのコツ。使わずにほこりをかぶっていませんか?

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台所のおじゃま虫になりがちな調理器具調理家電)の捨て方(捨てる判断基準)をお伝えします。



キッチンは雑多な物がたまりやすい

台所は片付けるのが難しい場所です。

●毎日必ず使う
●人通りが多い
●意外と多目的
●食品を置く場所である
●食器やカトラリーを置いている
●テーブルまわりの小物を置いている
●調理器具を置く場所である
●調理雑貨をしまっている
●その他、紙などテーブルやカウンターにちょい起きしやすい

こんな理由からいらない物がどんどん増えてしまいます。今回は、キッチンの物を増やしてしまうもののうち、調理器具(電気を使う調理用具)の捨て基準を、わが家のキッチンを例にとってお話します。

わが家のキッチンにある調理器具の状況

誰でも1つや2つは調理家電や器具を持っていますよね?ミキサー、トースター、炊飯器など。

私はオーブントースターとブレンダー(こちらに写真あり⇒グリーン・スムージーで健康に、丈夫で使いやすいミキサーで作っています )、電子レンジ、エレクトリックケトル(電気でお湯をわかすやかん。北米では一般的な商品)、ハンドミキサー(最近あまり使っていないので捨てるべきかも)の4つを使っています。

もし1人暮らしなら、オーブントースターとブレンダーだけに挑戦したいところです。

しかし家には夫の調理器具があります。これが問題なのです。

彼は、コーヒーメーカー、コーヒー・ミルサー(コーヒー豆を挽くもの)、トースター、電動缶切り、エッグ・クッカー(電気でゆで卵を作る器械)、ライス・クッカー(炊飯器)、ワッフル・メーカー、自分専用のブレンダーを持っています。

もっとあるかもしれませんが、今台所をざっと見てチェックして見つけたのはこれだけです。

カウンターが狭いので、置く場所がなく、一部、衣類の乾燥機と冷蔵庫の上に置かれています。

さて、こういう調理器具はどうやって断捨離したらいいのでしょうか? 5つのポイントがあります。





1:1週間に1度以上使わないものは手放す

夫の調理器具コレクションのうち、毎日のように使うものは、コーヒーメーカーとトースターだけです。

私的にはあとは断捨離候補だと思います。

1週間に1度で判断するのが現実的でない場合は、1ヶ月に1度、3ヶ月に1度、半年に1度でもいいです。1年に1度も使わないものは、その台所には不用のものだ、と判断して大丈夫でしょう。

2:ダブっているものは手放す

同じ用途のものが2つある場合は、より質のいいもの、使いやすいものを残して、もう1つは捨てましょう。

このときチェックするのは台所だけではありません。意外と押し入れや物置に、引き出物か何かでもらった調理器具がしまってあることがあります。ちゃんとほかの部屋もチェックしてください。

私の母は、使っているものは台所に、使っていないものは廊下の押入れにしまっています。

実は、わが家には、私のブレンダーと夫のブレンダーがあり、本当なら1つにするべきです。しかし、事情があって、2つのブレンダーがカウンターにのっています。

わが家にミキサーが2つある深い事情はこちらの記事に⇒台所を片付けるために私がやった3つのこと~ミニマリストへの道(38)「カウンターの上にミキサーが2つ乗ることに」のところです。

3:こわれている物は捨てる

調理家電は使っているうちにこわれます。以前使っていたフードプロセッサーはすごく丈夫でしたが。

使っている物の調子が悪くなったり、こわれたら、通常、新しいものを買います。この、新しい物を家に入れたときに、こわれた方を押入れにしまう人がいます(私の母)。

こわれた物を探すときも、台所以外の心あたりのある場所を見てください。

こわれている物だけでなく、どうにもこうにも使いにくいもの(使うたびにすごくストレスを感じるもの)、部品がなくなっているものも捨てたほうがいいです。

4:ほかの物で代用がきくものは捨てる

たとえ1週間に1度以上使っている調理器具でも、他のもので代用がきくものがあります。

たとえば、夫が使っているエッグ・クッカー。実は1週間に1度以上も登場していません。使用頻度は3~4ヶ月に1度というところでしょうか?

彼はこれで半熟ゆで卵を作って、トーストの上にのせて、ナイフとフォークで食べています。

ですが、ゆで卵なんて鍋で作ればいいと思いませんか?このエッグクッカーは、タイマーがついていて、目盛りに半熟やハードボイルドの目印があり、これに合わせておけば、好みのゆで具合になります。

しかし、時間なんて、キッチンタイマーを使って計ればすむことです。

電動缶切りもふつうに手や手首が使える人には不用です。なぜこんなものがあるのか?たぶんリューマチなどで、手をうまく使えない人や、高齢になって、力が出ない人のためにあるのでしょう。

また、ネイルアートかなんかしていて、爪を保護したい人にもいいでしょうか?

あるいは猫を何十匹も飼っており、毎日猫缶を12個以上開ける人は重宝するかもしれません。

しかし、夫の場合、これのどれにも該当しません。

私は以前、フードプレセッサーを持っていましたが、今は包丁で代用しています⇒捨てても大丈夫だった6つのもの(写真つき)~キッチンの断捨離編 4番の「4.調理器具、調理家電」参照。

5:ダウンサイズする

夫は以前、もっと大きなコーヒーメーカーを持っていましたが、この家に引っ越したときに、夫の母から、一回り小さいものをもらいました。

しかし、私に言わせれば、まだ生ぬるいです。自分1人しかコーヒーを飲まないのですから、フレンチプレスを使ってもらいたいです。

フレンチプレスは円筒形のガラスの入れ物に、豆と熱湯を入れて放置し、コーヒーが抽出されたら、上から金属のフィルターがついたものを下にプレスして豆とコーヒーを分離させるというか、豆を底に集めるものです。

これは小さいのでそんなに場所を取らないし、何より電気を使いません。そばにコンセントがなくてもコーヒーを淹れられます。ただ、ちょっと後片付けが面倒かもしれませんが、コーヒーを飲むのが好きならそのぐらいの手間は惜しまないでほしいと思います。

それがいやなら、コーヒーは外で飲めばいいのです。スターバックスは高いですが、ティム・ホートンというドーナツ屋みたいなお店のコーヒーは安いです。日本ならドトールやコンビニのコーヒーが安いですね(実はよく知りません)。

また、私のようにコーヒーを飲むのをやめてしまえば、こんな道具は不用になります。

☆台所をダウンサイズする方法⇒キッチンをダウンサイズするために最近私がやっている7つのこと(写真つき)

エスプレッソマシーン

おそろしく場所をとるエスプレッソマシーン

調理器具のワナ:かえって手間が増えることもある

調理器具が増えてしまうのは、便利さを求めてしまうから。自分の手を使ってやればすむのに、調理器具があると、もっと楽に簡単に上手にできると思ってしまうのです。

確かに時間は節約できるかもしれません。しかし、どのぐらい時間が節約できるのか冷静に計算してみるべきです。

その差は5分か10分ぐらいのことかもしれないのです。

物が増えると、キッチンは使いにくくなるし、物の管理に必要な時間も増えるわけですから、トータルで考えると、自分の手でやったほうが早い、ということだってよくあります。

たとえば、先に書いたフードプロセッサーですが、私は食器洗い機がないので、毎度手洗いしてました。これがけっこう面倒でした。

私のフードプロセッサーの主な使い道は、パン生地をこねることでしたが、ボールを使ってやれば、洗うのはボール1つですみます。

しかしフードプロセッサーはボールに、羽(カッター)に、ボールの上にかぶせるフタを洗わなければなりませんでした。しかもフタは形が特殊なのできれいに洗うのが難しかったです。

調理器具の問題点:収納が難しい

調理器具は形がばらばらなので、収納が難しいです。さらに重たくてかさばるものも多いし、使う時にたくさんのパーツを取り付けなければならないものもあります。

だから、調理器具をいったんしまい込むとずっとしまいっぱなしになってしまうのです。

調理器具を使いこなすコツは外に出しておくこと、などと言いますが、外に出しておけば邪魔です。

「どうしてもこれがないと生活ができない」物だけにしぼるべきです。

ある調理家電を使うために何か無理していることがあるのなら、それはその台所に存在するべきものではないと思うのです。
* * * *
道具はシンプルなほうが使いやすいと思いますが、最近の調理家電はどんどん多機能になっていますね。

すると「全部の機能を使わないと損だ」なんて人は思ってしまいます。

こういう「もっと得をしたい」「楽をしたい」という人間の欲望が、物を増やしてしまいます。その結果、かえって暮らしにくくなるのです。





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