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楽しかったお正月は終わり、早くも1月の終わり。
よりよい1年にするために、この時期に捨てるとよさそうなものを、4種類、紹介します。物理的な物だけとは限りません。
ガラクタを持ちすぎていないか、再度チェックしてください。
1.年末に捨てそびれたもの
年末の大掃除のときに見かけたが、捨てなかった物を捨てます。
ちらっと「もう捨てようかな?」「これ、いらないよね?」と思ったものの、決断しきれず、とりあえず、押入れの中や引き出しの中に戻してしまったもの、ありませんか?
捨てることは、思いのほか、メンタルエネルギーを使うため、何かと気ぜわしい年末は、楽な道を選んでしまいがちです。
もっとも楽な道は、見なかったふりをすること。つまり、現状維持です。
いまの「物のあふれた状態」は現状維持を選択した結果なのです。
きのう「思い出があるから」とたくさんの物にしがみついていると、遺品整理が大変になる話を書きました⇒思い出のある品物も適当なところで処分しないと遺品整理する人が苦労する。
長期的視野に立って、残すもの・捨てるものを選べば、年をとってから捨てることで苦しむことはないでしょう。
捨てそこなった物は人によって違います。年末に捨てることをおすすめしたものから探してみてください⇒年末がチャンス。今年中に捨てたい7つの物:プチ断捨離29
2.今年の目標の達成を妨げるもの
お正月に「今年こそ少し部屋をスッキリさせよう」と誓った人も多いと思います。
当ブログでは、目標を立てるなら、単に「部屋の片付け」とするのではなく、具体的な行動目標(アクションプラン)をもうけたほうがよい、とおすすめしました。
目標の立て方を書いた記事:
「部屋がきれいになったらいいなあ」とぼんやり思っているだけでは、何年たっても汚部屋のままなのです。
日本でごく普通に暮らしていると、すごい勢いで物が増えます。これまでと同じように暮らしていては何も変わりません。自分の生活を変えていく具体的な行動が必要です。
具体的なアクションプランを考えていなかった人は、いま、この瞬間に決めて、プランにそって行動を起こしみては?
クローゼットをきれいにしたい人は、洋服を捨てるべきだし、本棚をスッキリさせたい人は本を捨てるべきだし、キッチンを片付けたい人は、食器や家電を捨てるしかありません。
収納すると、あとが大変です⇒いつまでたっても断捨離が終わらない人は収納のワナにはまっている。
3.読み終わった片づけ本・勉強本・教材
断捨離本や片づけ本を読みすぎる人は、意外と部屋の片付けが進まないものです。
本を買ったり、読むことに自分のリソース(時間・エネルギー・お金など)を注ぎすぎるため、肝心の捨てる行動に回す分が足りなくなるからです。
いわゆる片づけ本のたぐいで私自身が読んだのはほんの数冊です。
「シンプルライフっていいな」と思った本⇒吉本由美の「一人暮し」術が、シンプルライフの参考書として威力を発揮した事情
実際に、捨てる後押しをしてくれたのは以下の2冊。
捨てるための意識改革ができた本⇒断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
カレン・キングストンの本⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
自分が片付けるときに参考にしたのはこの2冊だけ。これだけでかなり捨てられました。
このあと、こんまり先生の本も読みましたが、たまたまAudibleで見つけたからです⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
やましたひでこさんの本も1冊読んでいます。「断捨離」提唱者の本も読んでおいたほうが、読者の方のお便りに書いてあることが、もっとピンと来るだろう、と思ったからです⇒やましたひでこの『基本の断捨離21のルール』をミニマリストの視点で読んだ感想
ドミニク・ローホーさんの本を読んだのは、のちのちフランス語の原文で読む意図があったから⇒片付け本というより哲学の本?ドミニック・ローホーの「シンプルに生きる」の感想
物を捨てることは、そんなに複雑なプロセスではないので、片づけ本に書いてあることはおおむね同じです。
片づけ本を何冊も読むのをやめて、自分が「これだ!」と思った本をメモを取りながら読み、片付ける、そしてまた読む。これを繰り返して、自分の中にその本のノウハウを落とし込んだほうがいいです。
あとは「とにかく捨てまくる」というのがもっとも早道ではないでしょうか?
片づけ本を読むことが目的なら別ですが。
内容が似通った本を何冊も読んでしまうのは、前に書いてあったことを忘れてしまうから、という理由もあります。
当ブログにいただく質問に、「過去にこんな記事を書いています」と返信すると、「ああ、それ読みましたが、すっかり忘れていました」という返答が来ることがあります。
ことほどさように、人間はすぐに忘れてしまうのです。軸にする片づけ本を何度も読めば、もうそれ以上買う必要はないです。
こういうことを書くと、「筆子さんだって、本、出してるじゃないですか」というメールが来ることがあります⇒読者をバカにしないで!というメールにお答えします(批判、苦言、助言特集)
私の本を読んで、物を捨てることができたら、お母さんにあげればいいのです。結果的に、一家のガラクタは減っていきます。
その他、読んでしまった自己啓発系の本や去年やらなかった教材もいまのうちに捨てたほうがいいでしょう。
去年やらなかった教材は今年も使わないし、年頭は、自己啓発系の本がよく売れるので、家の外に出せば、必要な人の手に渡りやすいと思います。
4.年末・年始に増えたもの
ふだんワンインワンアウト(One In One Out 1つ入ったら、1つ出すこと)をしている人も、年末年始は、「特別な時期」のため、徹底できないことが多いでしょう。
クリスマスやお正月あたりに増えてしまったものを捨ててください。代表的なものを5つあげます。
1)年賀状・クリスマスカード
もうお年玉年賀はがきの抽選も終わったので、年末・年始に届いたお便り類の整理をしましょう。
今年来た年賀はがきを捨てろ、とは言いません。3年前ぐらい前に来たものは、もう捨ててもいいと思います。
詳しくは⇒年賀状の整理と断捨離の方法~実録・親の家を片付ける(9)
2)お正月だけ使う食器類
重箱やお吸い物のお椀や銘々皿や酒器など、お正月だけに使う上等な食器を持っていたら見直す時期が来ています。
ちゃんと来年も使うなら、そのまま持っていればいいのですが、もう使わないものが混ざっているかもしれません。
1年たって、家族の人数が変わっていることもあります。
上等な漆器は、しまい込む人が多いでしょうが、使い込むほうがツヤが出ますから、ふだんもっと使うようにしたほうがいいでしょう。
やたらカトラリーや割り箸を持っているなら、いまが捨て時です。
3)カレンダー・手帳
会社でカレンダーや手帳をたくさんもらってだぶっているなら、捨てます。
以前、もらったカレンダーを全部使うために、家のあちこちに、カレンダーをぶらさげていたことがあります。しかし、不用なカレンダーは、視覚的ノイズになるだけでした。
壁の余白は余白のままに残し、飾り物を飾りすぎないのがすっきり暮らすコツです。
まだきれいで、捨てるのはもったいない、と思うでしょうが、今年のカレンダーでだぶっているものは、そのうちどうせ捨てることになるのですから、早めに捨てたほうがいいです。
4)いらないプレゼント
クリスマスにプレゼントとしてもらったけれど、自分では使わないものは、このさい、よそに回したほうがいいです。
気に入らないプレゼントを、あとで突然好きになる、ということはまず起こりません。
いま必要ないものが、あとになって必要になる、ということは、可能性としてはあります。ですが、そのとき、そのプレゼントを使いかどうかはわかりません。
当面使う予定がないのなら、まだきれいなうちに処分したほうがいいでしょう。
返品する、バザーに出す、ほしいという人にあげる、寄付する。どの方法をとっても、使わずに家の中にしまっておくよりいいと思いませんか?
5)食べきれない食品
年末年始のごちそうとして、飲料や食品をたっぷり買い込んだご家庭も多いでしょう。
自分の家で食べきれなかったのなら、食べてくれる人にあげたほうがいいです。
お菓子なら職場に持っていって、おやつの時間に配るとか。
それができないなら、意識的に食べ切るようにしてください⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
何の方針もたてず、なんとなく日々を生きていたら、増えすぎた食品は減りません。どうせまた、新しい食品を買ってしまうからです。
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いまの時期、捨てることを検討したほうがいいものを4種類、ご紹介しました。
去年、私は本箱をスッキリさせるために本箱チャレンジをしました⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。
思ったより本は減りませんでしたが、「買わないチャレンジ」をしたので、以前のように、Kindle本をたくさん買うことはなくなりました。
今年は、手持ちの本を読むチャレンジをし、長らく積ん読だったラジオ講座のテキストを実際に読んでいます。
このように、「これをやろう」と意識して、目標を立て、計画的にことにあたれば、必ず部屋はきれいになっていきます。
しつこいですが、なんとなく暮らしていると、またなんとなく1年が終わり、来年のはじめも、「今年はちょっと断捨離したいわ」と思うだけです。