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読者のお便り紹介コーナーです。2018年11月にいただいたメールから3通紹介します。
内容は以下の通り。
●物を捨てたら家事に費やす時間が減った
●断捨離の思わぬ副産物
●「あなたの人生、片付けます」という小説について
まず、まめさんのお便りです。
物を減らしたらずいぶん家事が楽になった
件名: 片付けと掃除について
今日の記事(11月27日)も、心からうなずきながら読みました。
いくつか思い当たったことを書かせてください。
私も不用品を断捨離するようになって、まず、片付けと掃除の違いがはっきりしてメリハリのついた生活ができるようになりました。
以前は家をきれいにしようと思って掃除をしても、まず片付けをしなければならず、掃除らしい掃除にたどり着けずに疲れて終わることがしょっちゅうでした。
今は、片付けしなくても掃除に取りかかれるようになり、掃除もフライレディのルーティンをさっと済ませればよく、とても楽になりました。
そして毎日きれいにリセットされます。
片付けと掃除がごっちゃになっていたころは、掃除に疲れては100均に行き、掃除が楽になる(と言われている)便利グッズを探しては買い、買っただけで使い切れず物を増やし、悪循環でした。
今は100均のかごもそんなにいらないと気づいたので、むやみに100均に行くこともなくなり、無駄遣いもなくなりました。
片付いていない部屋に疲れて外出、買い物という繰り返しをしなくなったら、毎日2時間くらいずつは確実に家事から解放された自由時間があります。
私はまだ筆子さんのように趣味がないので、これからこの空いた時間をどう過ごしていくかが課題です。
それでも片付け掃除に悩んでいたころよりはとても前向きな課題だと思います。
今後お時間がありましたら、「片付けと掃除を切り分けること」についての記事を書いていただけたらと思います。
これからも筆子さんの記事をきっかけに日々気づいていけますように。お読みいただきありがとうございました。
まめさん、こんにちは。お便りありがとうございます。自由時間が増えてよかったですね。
もし、やることがないなら、その時間を人のために使うといいかもしれません。ボランティアに参加するとか。
片付けと掃除の切り分けってどういうことですか? 具体的にどんな内容をお読みになりたいですか?
「物を減らせば、掃除は楽になる」ということさえわかっていれば、無理に片付けと掃除を分けなくてもいいと思います。
ふだんの掃除のついで、不用品を何個か捨てる、というアプローチをすると断捨離が続くんじゃないでしょうか?
物が少なければ、掃除の負担も減るので、次第に楽になっていくでしょう。
ですが、まめさんは、すでに、「物が少ないほうが家事が楽だ」とわかっておられますよね?
断捨離と掃除は違う、という記事なら以前書いています⇒掃除と断捨離を混同する母~実録・親の家を片付ける(6)
まめさん、来年もより良い年になりますこと、お祈りしています。
11月27日の記事⇒部屋を片付けるとお金がたまる5つの理由、私の場合。
フライレディとは? ⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ
次は、まるこさんのお便りです。
食生活を改善したらいいことばかり
件名: 断捨離ライフの思わぬ副産物。
12月に入り、1年を振り返る時季となりましたが、私が今年一番自分のライフスタイルで変化を感じていること、それは、「食生活」です。
シニア世代なので、健康にはそれなりに気づかってはいましたが、食べ物を取ること、又、不必要なものを排泄することに以前より真剣に、かつナチュラルに向き合うようになったんです。
巷にあふれれかえる健康情報の中から、自分たちに合ったものを取捨選択し、試してみて、効果を体感する。
例えば、我が家の場合ですと、和食中心、よくかんで腹八分目を心がけ、夜遅くには食べない、メーカーのお菓子は控え目に、等々。
特に難しいことではないのですが、以前は「そうは言っても」とか、「そのうちに」とキチンと向き合っていませんでした。
しかし、今年になって少しずつ習慣化してみたら、食費とゴミが減り、私は体重も少し減って、更にはメンタル面で、自己肯定感が高まり、より自分に自信が持てるようになりました!
ではなぜ食生活改善に積極的に取り組めるようになったかというと、やはり断捨離のおかげだと思うのです。
不必要なものを捨てること、本当に必要で価値あると思えるものを自分の生活に取り入れることは、モノも食事も同じなんですよね。
断捨離をしているうちに、自然とそのような価値観がマインドセットされ、モチベーションが上がったからでは?
と感じています。
まさか自分がこんなに食事に気を付けるようになるとは、年初は考えもしませんでしたが、生活もカラダも改善でき、大きな気づきも得ることができて、良い1年となりました。
本当にありがとうございます。
まるこさん、お便りありがとうございます。
食生活を改善できて、セルフイメージがあがり、よい1年になってよかったです。
人のからだは食べたものでできているので、望ましい食生活をすることは自分や家族を大事にすることにつながりますね。
まあ、べつにジャンクフードを食べたい人は食べていいと思います。
ただ、「健康にいいものだってある世の中において、自分はあえてジャンクフードを食べる選択をしている、それはこんな理由からだ」と自分で納得していたほうがいいんじゃないでしょうか?
結局、自分を大事にできるのは自分しかいませんから。
まるこさん、来年もますます良い年にしてください。
最後はJ太さんのメールです。やや長いので小見出しを入れました。
あなたの人生、片付けます
件名:「あなたの人生、片づけます」の主人公は筆子さん?
はじめまして、J太と申します。
今まで誰に対してもファンレターのようなものは書いたことも送ったこともないので、このメールが初めてです。
何の検索で見つけたのか忘れてしまいましたが、2ヶ月ほど前に筆子さんのブログを知り、「1週間で8割捨てる技術」も拝読しました。
新参者ですので過去分から順に読ませていただいている途中でもうすぐ追いついくところです。
私は筆子さんより10歳ほど年下ですが、子供の頃名古屋に住んでいたので、時折出る名古屋話も懐かしく、またストレートで的を射た文章にはハッとさせられたり、くすっと笑ってしまったり。
1つのテーマに沿って毎日ブログを更新されてるなんてすごいなぁと思います。
「あなたの人生、片付けます」という小説について
唐突ですが、筆子さんは垣谷美雨さんの著書「あなたの人生、片づけます」という小説をご存知でしょうか?
内容は大庭十萬里さんという片付けのプロが関わる連作短編小説です。
依頼者は都合の良い女にされているのに断れないOLや、子供も孫も大きくなってもう皆揃って帰省することなどないのに「大勢泊まりに来たときのために」と大量の布団や食器を仕舞いこんでいる一人暮らしの老婦人等々、物が処分できないというのは表面的なもので心に問題を抱えた人たち。
大庭さんはそれを見抜いて彼等の部屋だけでなく、心もすっきりさせていきます。
筆子さんに似ていると思ったのは、「50歳くらいの小柄でぽっちゃりとした普通の主婦っぽい」「カジュアルな服装」といった大庭さんの描写からです。
有名な片付けのスペシャリストと聞いたから、細身で神経質そうな女性がスーツのようなきちんとした格好でやってくると思っていた依頼者が拍子抜けしています。細身でスーツ…やましたひでこさんでしょうか?
また、片付け指南時の描写も、勝手なイメージながら筆子さんっぽいような。。
やはり、垣谷さんは筆子さんを主人公のモデルにしているのでは!? と思ったのですが、単行本の刊行は2013年11月。筆子ジャーナルは2015年2月から。
筆子さんに似ているのはただの偶然? ですが筆子ジャーナル内で、前にもブログを書いてらしたと度々記載されているので、もしかしたらと思って。
ほかの読者からのお手紙で「あなたの人生、片づけます」について書かれている方、いらっしゃるんじゃないかとチェックしてみたのですが見当たらず、思い切ってメールしてみることにしました。見落としていて重複内容でしたら申し訳ありません。
図書館を利用するメリット
蛇足ですが「あなたの人生、片づけます」も「1週間で8割捨てる技術」も図書館で借りて読みました。月5~10冊くらいの本を読んでいますが、図書館で借りるばかりでまず買いません。すみません。
子供の頃はもっと読書が好きでしたけれど、私の両親は物を買ってくれたことはほとんどなく、本も例外ではありませんでした。むしろ「本ばっかり読んでるんじゃない!」と怒られたものです。
大人になったら本棚を並べて本がいっぱいある部屋を作りたい、図書館のような家に住みたい、と願っていた時期もあったけれど、今となってはどうでもよいです。
図書館だと新刊は人気でなかなか読めませんが、お金を出してまでは買わなかっただろう本も気楽に読めます。その中には思いがけず自分の波長に合う作品を見つけることもありますし、つまらなかったらさっさと返せば良いので乱読しています。
垣谷さんの小説も別の本で気に入り、次々読んでいる最中です。「あなたの人生、片づけます」は続編書いてほしいなぁと思うくらい、主人公の大庭さんが魅力的です。
お忙しい中、ここまで読んでいただいてありがとうございました。筆子ジャーナル、日々楽しみにしております。これからもよろしくお願いいたします。
J太さん、お便りありがとうございます。
本も読んでいただき、うれしいです。
「あなたの人生、片付けます」という本のご紹介、ありがとうございます。アマゾンでキンドル版を買って読んでみました。
著者は垣谷美雨(かきやみう)さん。主人公の大庭十萬里(おおばとまり)の職業は片付け屋ですね。依頼を受けて、クライアントの家にいき、片付け方を指導します。
モデルがいるかどうかは著者しかわからないことですが、もし、モデルがいるとすれば、近藤麻理恵さんあたりじゃないでしょうか。
今は知りませんが、こんまり先生は、片付けコンサルタントとして、クライアントの家に行って一緒に片付けていたはずです。
もちろん、こんまり先生は大庭十萬里よりずっと若いですが、著者は、1959年生まれなので、自分と同世代の人間に設定したんじゃないでしょうか。
物がいっぱいある家の描写が妙にリアルなので、片付け業に携わる人に、取材をしたかもしれませんね。
片付けコンサルタントや整理収納アドバイザーは、ここまで依頼人の私生活に踏み込みませんが。
私は人の家に行って、片付けを手伝ったことはないです。母親に指導(?)を試みたことはあります⇒「実録・親の家を片付ける」のまとめ。
だから、私がモデルとは思えません。性格もあまり似ていません。愛想がないところは似ていますが。
小説としては、おもしろく読みました。
「何かあったときのために」誰も使っていない古い物を家中にためこんでいる78歳のおばあさん、私の母と同じメンタリティの持ち主です。
文庫本ではなく、単行本があったら、母に送りたいくらいです。
「一軒家の中の物を片付けるのに150万円かかる」というところに蛍光ペンをひいて。
母は、「私はここまでひどくないよ。家はそんなに物はない」と言うでしょうが。
ところで、図書館で本を借りると、自宅に本が増えないからいいですね。
私は、買って読むほうです。電子書籍が生まれて以来、つねに読む本が手元にあるため、図書館の本まで読む時間がありません。
著者をサポートしたい、このテーマの本をもっと読みたいと知ってほしい、本が好きだから、出版社につぶれてほしくないという気持ちもあって、自腹を切っています。買うか借りるかは人それぞれですね。
J太さん、これからも読書を楽しんでください。
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いつもたくさんのメールをありがとうございます。
通常の記事より、読者のお便りを読みたい、という意見もいただいています。
また、順次、紹介していきますね。
それでは、次回のお便り紹介をお楽しみに。