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年末年始は楽しい行事が多い一方で、大掃除や贈り物の準備、家族の集まりなど、普段よりタスクが増え、出費もかさむ時期です。
この時期特有の忙しさやプレッシャーで、心身ともに疲れを感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、年末年始のストレスを引き起こす主な要因を3つに分け、それぞれに対処するための具体的な方法をお伝えします。
無理をせず、自分らしく過ごすヒントを見つけてください。ストレスを減らして、穏やかな気持ちで新年を迎えましょう。
1.やることがたくさんある
大掃除、年賀状の準備、贈り物の手配、家族の集まりやおせち料理の準備など、この時期、いつにもましてたくさんのタスクが集中します。
仕事納め、忘年会といったイベントも加わって、ふだんならしないことを短い時間でたくさんしなければならないので、「スケジュールをこなす」という感覚になることも多いのではないでしょうか?
大掃除や年賀状の準備は、「年内に終わらせなければ」というプレッシャーもあります。
過密スケジュールのストレスを減らすには?
タスクが多すぎて、心身ともに疲れるときは、以下のようにしてみましょう。
・全部やらない、必要なことだけをやる
やるべきことが複数あるときは、いきなりやらず、To-doリストやタスクリストを書いて取り組んでください。
仕事でTo-doを書いている人は多いでしょうが、家事にも有効な方法です。
リストを書いたあと、「別にやらなくてもいい」というタスクを見つけて、やらない決断をしましょう。
「やらなくちゃ」「すべて重要だ」と思っているタスクも、よく考えてみると、誰からも強制されておらず、自分だけが「やらなければいけない」と思い込んでいるものがたくさんあります。
大掃除は、忙しくて寒いこの時期より、春先のほうが、掃除の効率化という点では、適しています。
師走の大掃除をしたくない人におすすめするピンポイントな掃除場所。
・完璧を目指さない
「どのタスクもきっちり完璧にこなそう」と思っていると、時間がいくらあっても足りません。
「だいたいでいい」という思考を取り入れ、疲れすぎないようにしましょう。
私は、おせち料理を作ったことがありませんが、もし作るとしたら、昆布巻きや黒豆など、自分が好きで本当に食べるものだけを作ると思います。
毎年、必ず残る料理はこのさい作らないか、市販のものをごく少量買っておくといいのではないでしょうか?
・タスクを分担する
すべてを一人で抱え込まず、家族や周囲の人とタスクを分担しましょう。
たとえば、大掃除は部屋ごとに担当を決めたり、年賀状の準備や料理の一部を他の人に任せたり。
掃除を家事代行サービスに発注するのもひとつの方法です。
年末年始の行事そのものをシンプルにする相談を家族にするのもいいでしょう。
「自分がやらなければならない」という思い込みを手放せば、ストレスが大幅に軽減されます。
2.人間関係の摩擦
この時期は、忘年会、新年会、その他家族や親戚の集まりが増えます。
普段は距離を置いている人々と長時間接するため、対人関係のストレスが増える人も多いでしょう。
特に義実家など苦手な親戚とのやりとりに気をつかう人にとっては、年末年始は受難の時期です。
実際、過去に実家に帰りたくないというメールを何通もいただきましたし、最近、noteでも義実家との付き合い方関する質問に答えました。
義実家の隣で暮らすしんどさをどう乗り越えるか。|筆子|ブロガー
「正月だから」、「親戚だから」という理由でのみ顔を会わせる人たちの中には、何かと口を出す人、昔の失敗を蒸し返す人、無礼な質問をする人も一定数いるでしょう。
仕事の集まりも、職場の上下関係や立ち位置が影響し、心の負担になることもあります。
私自身、ものすごく人見知りなので、こうした集まりやイベントはすべて苦手です。
人間関係のストレスを減らすには?
対人関係によるストレスの軽減法としては以下をおすすめします。
・無理に会わない、欠席する
どうしても会いたくない人がいる場合、欠席するのが究極の解決法です。
「そんな無礼なことはできない」と思うかもしれませんが、苦手な人との集まりが心身に大きな負担をかけるなら、自分の心を守る方を優先すべきでしょう。
それが忘年会ならば、最後まで付き合わない、顔を出して挨拶をしたら帰る、苦手な人からものすごく遠い場所に座るといった方法もあります。
私たちは、すべての人と仲良くなる必要はありません。自分にとって重要な人間関係を優先しましょう。
・期待値を調整する
「このような集まりは、こんなふうに展開して、こんな結果を生み出さなければいけない」という思い込みはすべて捨てましょう。
「みんなが元気なのを確認できたらそれでいい」、「できる範囲で接すればいい」という気持ちを持てば、負担が減ります。
相手の思考や行動はコントロールできないので、無理にコントロールするのもやめましょう。
・境界線をしっかり敷く
あまり踏み込まれたくない話題(結婚、子供、仕事など)があり、高い可能性で話題を振られそうなときは、事前に境界線を敷いておくか、その場でも、「それについてはまた別の機会に」などと切り替えす方法を考えておきましょう。
たとえば、「プライベートなことは、話さない主義です」「今日はリラックスしたいので、その話はまた今度に」などと相手に伝えます。
質問に質問で返すのも、1つの方法です。
個人的には、正直に「その話はしたくないです」と言うのが一番いいと思います。真実なので言葉にパワーが宿ります。
3.経済的な負担
年末年始は多くの家庭で特別な出費が発生します。
ギフトの購入、おせちをはじめとしたごちそうの準備、家族旅行や帰省の交通費、忘年会や新年会などの交際費など、何かと物入りですよね。
事前に予算を立てていなかったり、衝動買いをしたりすると、予想以上に支出がふくらみます。
クレジット・カードで支払いをすることが多いと思いますが、手持ちの現金が足りなくても、支払えてしまうので、休み明けに請求書を見てショックを受ける人もいるだろうし、その状況を今から不安に思っている人もいるでしょう。
お金に関するストレスを減らすには?
経済的なストレスは以下の方法で防止しましょう。
・予算を立てる
年末年始全体にどれほどのお金をかけるか、ギフト、食材、交際費、交通費と項目をわけて考えておき、あらかじめお金を割り振っておくのがベストです。
すでに26日なので「もう遅い」と思うかもしれませんが、年始の出費に関しては、まだ考える時間がありますよ。
セールなどでの衝動買いは避けましょう。
・優先順位をつける
すべてにお金をかける必要はなく、自分にとって大事なものや価値のあるものにお金を使います。
たとえば、家族とゆっくり過ごす時間が一番大切なら、華やかな外食や派手な贈り物よりも、手作り料理やお手頃なギフトを選べばいいのです。
クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。
イベントや集まりも、すべてに参加せず、自分にとって意味のある場所にだけ出向きましょう。
「これをしなければ年末年始らしくない」といった固定観念にとらわれず、自分や家族の価値観に合った選択をしてください。
・無理をしない
人目を気にせず、無理のない範囲で楽しみましょう。
プレゼントの相場も年々高くなっていると思いますが、気持ちの問題なので、身の程にあった出費に抑えましょう。
手作りのプレゼントや簡単な料理で済ませるのは予算を抑える典型的なやり方です。
この場合、「見栄をはらない」ことがとても重要です。
「人に見せつけるために年末年始を祝うわけではない」と自分に言い聞かせましょう。
貯金できないのは見栄を張るから。よく見せようとすることの恐ろしさとは?
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今回は取り上げませんでしたが、生活リズムの乱れや、「年末年始らしいことをしなければならない」「特別な時間を過ごさなければならない」といった社会的な期待がプレッシャーになっていらいらが募ることもあります。
どんな問題に対しても、
・思い込みを捨てる
・過剰な期待をしない
・完璧主義を手放す
・マイペース
・休息をしっかり取る
・やらなくてもいいことは手放す
・計画的に準備する
この7つを心がけると、心の余裕を失うことなく、穏やかに過ごせるでしょう。