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雑然とした部屋を、手っ取り早くスッキリさせるアイデアをの紹介、その2です。
初回は、床の上にあるものの撤去をおすすめしました。
できましたでしょうか?
今回は、なくてもいい飾り物を取り去ります。
飾りじゃなくて視覚的ノイズ
わざわざ部屋を汚くするために、ものを飾る人はいません。
しかし、ちょっと飾りすぎてしまうことはよくあります。
人は空間を埋めたがる傾向があるので、無意識のうちに、「モア・イズ・ベター」(多ければ多いほどいい)と思っていると、多めに飾ってしまいます。
さらに、インテリア小物や、かわいい雑貨を買うのが好きだと、目につくたびに、どんどん買ってしまい、「飾るべきもの」が増えます。
引き出物など、人から飾り物をもらう機会も多いですよね?
人にプレゼントするとき、包丁やはさみ、鉛筆削りのような実用品より、もう少し夢のあるものや、見た目がかわいいものを選ぶことが多いと思います。
見た目がかわいく、ゆめゆめしいものは、たいていあまり実用的ではないので、飾るぐらいしか使いみちがありません。
こうしてあちらこちらに飾ったものが、ほこりを集め、視覚的ノイズとなって、あなたの心身を悩ませます。
たとえばこんな飾り物
部屋を汚くさせる飾り物の例をあげます。
もしあったら、早めに取り除いてください。
部屋がスッキリします。
ふわふわしたもの
ベッドやソファの上に、クッションやぬいぐるみなどふわふわしたものがたくさんありませんか?
たとえ、さわるとふかふかで気持ちがよく、うれしい気分になるものでも、飾りすぎると目障りです。
しかもほこりを出します⇒部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。
実用品のふりをした飾り物
女性の中には、キッチンをかわいくしたいと思う人がたくさんいます。かわいいキッチンなら、日々の調理のモチベーションがあがると思うのでしょうね。
その気持ちがあだとなり、ガラクタが増えます。
雑誌で、「キッチンをかわいくして、ワンランクアップのインテリアにしよう」といった記事を読むと、たいてい、「こういうものを買え」「ああいうものを置け」「こんなものをDIYして置け」と書いてあります。
メインメッセージは、「ものを増やせ」です。100円均一ショップで買えば安くあがるとも教えてくれます。
その結果、ちょっとかわいい感じのガラス瓶やカップ、お皿、スプーン、トレー、お盆、箸置き、マット、手ぬぐいなどが増殖します。
食器棚のはしっこや、いつも使う皿の前、その他、ちょっとした隙間にこうした飾り物をディスプレイしていませんか?
これらは実用品ではありますが、もともと、「キッチンをかわいくする」という意図のもとに導入したものなので、そこまで実用性は高くありません。
色や形にくせがあるため、、数が増えると、キッチンをガラクタ空間にしてしまいます。
いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?
収納グッズ
細かいものを入れるために使うカゴやトレー、小箱、缶なども、増えすぎるとノイズになります。
こうしたグッズを置いている本人は、「ものを整理整頓するために使っている。スッキリ空間にするために持っている」と思っています。
かつての私もそうだったので、その気持ちはよくわかります。
ですが、収納グッズの中にある、こまごまとした不用品をいっさい取り去ってしまえば、目にうるさいカゴや箱を全捨てできるのです。
そうしたほうが、本当のスッキリ空間に近づきます。
壁や側面に貼ってあるもの
壁にカレンダーや額、タペストリーなどを飾っている人も多いと思います。
これらも、多すぎると、ごちゃごちゃを生み出します。
かつて私は、「もらったカレンダーは、全部飾らなければならない」「持っている置き時計は全部どこかに置くべきだ」と思い込んでいました。
そのため、複数の部屋にカレンダーを飾り、家のあちこちに時計を置いて、サマータイムで時間を進めたり、遅らせたりするのが、大変でした。
カレンダーは、自分がいつも日にちを参照する場所に1つだけあれば用が足ります。
余分なカレンダーは捨ててもいいのです。
冷蔵庫にペタペタ貼るものについてはこちらを参照してください⇒シンプルライフ、何から始める?~まずは冷蔵庫の表面をきれいにするとうまく行く
大事な記念品やおみやげ
子供が幼い頃作った陶器のテディベア、修学旅行で買ってきてくれた額、友人からもらったオルゴール、生きていれば「大事な記念品」がどんどんたまります。
一生、どこかに並べておきたい、大切にしまっておきたいと思うでしょう。
ですが、スペースに限りがあるように、人の意識にも限界があります。
かつては、大事で愛おしかったものたちも、いまは、心が離れ、単にほこりを集めるだけのものになっている。こんなことはふつうに起きます。
本当にシンプルライフをめざすなら、いまの自分に関係の深いもの、未来にも連れていきたいものだけを厳選して持ってください。
飾りものを増やさないコツ
最後に飾りものを持ちすぎない方法と飾りすぎないコツを紹介します。
レス・イズ・モア
好きなものを買えるだけ買って、並べるだけ並べておきたい、死ぬまでずっと持っていたいと思う人は、レス・イズ・モア(少ないほうがより豊かである)について、一度、真剣に考えてください。
ポイントは、真剣に自分ごととして考えることです。
レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない
「いついかなるときも、少ないほうがいい」とは言いません。しかし、少なめにしておいたほうがいいときは、意外とたくさんあります。
よく考えてから買う
「あ、かわいい!」と思ってすぐに買うのではなく、買う前によく考えてください。
インテリア雑貨を買いすぎる人は、雑貨用の予算を出しておくといいですよ。
まあ、予算をつくっても、安い雑貨だとどんどん買ってしまうかもしれません。
その場合は、買う個数に制限をかけるといいでしょう。
飾り物のたぐいは、半年に1度だけ、よく吟味して買う、というように。
飾る部屋を決めてしまう
キッチン、リビングルーム、寝室、廊下、洗面所。
家中のありとあらゆる場所にものを飾っていませんか?
ものを飾る部屋を1つか2つに限定してしまうと、飾りすぎません。
我が家で飾り物が置いてあるのは、夫の部屋と居間だけです。
飾るスペースを決めてしまう
ディスプレイする場所を1つか2つ、決めてしまうのもいいですね。
私がものを飾るのは、居間に置いてある本箱の上と、いつもパソコンに向かって立っている場所の右側の壁の一角だけです。
飾る意味のあるものだけを飾る
飾りものがあるから、飾るのではなく、飾る必要性や意味があるから飾るようにします。
カレン・キングストンによると、小さなものでも、毎日目にするものは、無意識のうちに、自分の心に働きかけています。
⇒ガラクタをためこむ7つの弊害:不用品があなたをむしばんでいる~カレン・キングストンに学ぶ 7番の、「好ましくない信号を受け取ってしまう」を読んでください。
余白を大事にする
壁や棚の上から飾りを取ってしまうと、残るのは無味乾燥な空間であり、そこにあるのは欠落や喪失、寂しさだけだ、と思うかもしれません。
しかし、飾り物を間引いて、余白を作ることで、あらたに手に入るものもあります。
たとえば、壁に当たる光や影、部屋を流れる風。
余白を埋めるのではなく、余白を作ることに意識を向けると、ごちゃごちゃ飾っていたときにはわからなかった、もっと美しいものに気がつくことができますよ。
シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。
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シンプルに暮らしたいなら、おしゃれなインテリアではなく、健康的な部屋をめざせ。
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雑然とした部屋をすっきり見せる簡単な方法として、飾りものの撤去をおすすめしました。
部屋にあるものをよく見てみると、意味もないのにただ飾ってあるだけのものが見つかると思います。
今月中に捨ててしまってはどうでしょうか?