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9月のはじめに、「私は断るのが苦手だから、練習しています」、という読者のお便りを紹介しました。
その記事に対して、感想をいただいたので、紹介しますね。
まずおべんとう子さんのお便りです。
断って本当によかった
件名:私も断りました
長年の読者ですが、初めてお便りします。
以前より、日本では景品やちょっとしたおまけをもらう機会が多く、意識していないと家がガラクタだらけになると何度も書かれていますが、先日それを実感する出来事があったのでお伝えしたくなりました。
職域接種でワクチン接種をした際の出来事です。
接種が終わり、帰り際にクレベリンギフトの詰め合わせをどうぞと言われました。
ウェットシートや、置き型のウイルス除去剤(?)、ペン型のウイルス除去剤などなど。
実は、私より前に接種していた同僚からそのことを聞いていたため、「自分は絶対にもあわずに帰ろう」と心に決めていました。
実際、当日は断ることができ、そのことが今になっても嬉しいのです。
・ワクチンを打つのが目的であり、荷物を増やして帰り道重たい思いをしなかったこと。
・自分との約束を守れたこと。
・得体の知れない商品の宣伝員にならなかったこと。(景品は透明の持ち手付きの袋にパンフレットとともに入っており、持ち歩くとそれだけで宣伝になる)
・プラスチックゴミとなるものを、少なくとも自分の家には持ち帰らなかったこと。
必要なものは、自分で買えばいい、そして、本当に必要なものは実はほんのわずかなもの(全体の2割ですね)だと言うことに、気づかせて下さって、筆子さん本当にありがとうございます!
これからも毎日楽しみにしています。
おべんとう子さん、はじめまして。お便りありがとうございます。
差し出された景品をしっかり断ることができてよかったです。
断りたいときに、ちゃんと断ることができると、自己肯定感があがりますね。
今回、事前に、断ろうと決めていたのが勝因の1つだったと思います。
何も知らず、いきなり手渡されると、断るのが苦手な人はもらってしまいますから。
それにしても、予防接種をしたときですら、おまけをくれるなんて、筋金入りのおまけ配布文化ですね。
本当に、日本は景品や粗品、おまけの配布が多いですよ。これは私の気のせいではないと思います。
まあ、私が日本で暮らしていたのは、1996年(平成8年)の3月半ばまでで、それからもう25年たっていますから、昔とは違うかもしれませんが。
それでも、たまに実家に帰ると、やはりおまけが多いと感じます。
以前も書きましたが、おまけを断らないと、街を歩いているだけで物が増えます⇒モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫
それに、里帰りして、実家の茶の間にある茶箪笥や本箱の引き出しを開けてみると、おまけや景品がいっぱい入っています。
流しの引き出しにも、もらったまま何年もたっていそうな、健康食品やお茶のサンプルのパウチが入っています。
このパウチ、さわるとねっとりして、いかにも古そうです。
販売促進方法として、おまけをつけることが根付いているのでしょうね。
引き続き、余計なおまけをもらわないように気をつけてください。
もちろん、くれる方は、嫌がらせするつもりはないし、プラゴミを増やすつもりもないでしょう。単に仕事だから、販促品を配ろうとするだけです。
だから、さくっと断ってください。
それでは、おべんとう子さん、これからもお元気でお暮らしください。
だんだん断れるようになってきた
次は銀時計さんのおたよりです。
件名:今日の『断る』記事を読んで
私も断れない人間でしたが、日々、断ることを頑張ってます!
筆子さんの言う通り、「いやだから、いや」でもいいんですよね。
つい、角の立たない理由を・・・と模索してしまいます。
軽い嘘(社交辞令?)までついてしまって、後になって露見して、自己嫌悪になることが割とあります。
これって悪い習慣ですね。
最近は正直に「こうこうこんな理由でいりません。」と伝えるようにしています。
それでも相手が理解してくれないと、やっぱりモヤモヤするんですが。
一方で人にどう思われても「自分を大切にできてよかった!」とも感じます。
以前、「ママ達で素敵な卒園アルバムを作りましょう☆」と誘われたとき、「不要だから購入しない。自分で撮った写真やビデオがたくさんあって充分足りているし、そもそも自分の卒アルも捨てたくらいだから(第三者が作った記念品にそこまで価値を見出せない)・・・」と断った時は、全く理解されなかったようで「なんちゅう冷たい母親だ」と思われてるんだろうなあ~と、だいぶブルーになりました。
(ネットで調べても子供の卒アルいらない人は見かけません。大人が自分の卒アルを断捨離するのは、今やあるあるなのに不思議ですね。。)
他人には断り切れないことがありますが、家族にははっきり言えてます。
夫や子供たちにも、「私は主婦で母親だけれど、召使いじゃないから、何でもしてあげるわけじゃないよ。自分でできること、私がやる必要がないと判断したことはしません。」と明言しました。
結果、『夏休み中に遊びながらだらだら食べて、一向に片付かない食器洗い問題』『出し忘れた体操服や上履き、給食セット、弁当箱、水筒にイライラさせられる問題』が解決しました。
文章にすると、本当に些細なことなんですが(笑)
「それは主婦の時間外の仕事になるから、自分で始末してね」ということにしました。
断る(線引きする)ことは、相手のためになることもありますね。
夫は、「主婦なんだからそれくらいやってあげてよ・・・」と言いますが。
ちょっとしたイライラが募って、いつも不機嫌な人になってしまっては家族にも不利益なので、これでよしと開き直っています。
ただ、断り慣れていないのできつく主張していることもあるようで、そこは反省です。
感じよく、罪悪感をもつことなく、さらっと断れる人になりたいものです。
銀時計さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
銀時計さんも、断るのが苦手なのですね。
でも、最近は、はっきり自己主張できるようになってよかったです。
角の立たない理由なんて、考える必要ありませんよ。
いつも書いていますが、他人の思考はコントロールができませんから。
私に言わせれば、正直に断るのが一番シンプルで簡単です。
嘘をつくと余計な仕事が増えますよね? たとえば、
1.誰にどんな嘘をついたか、覚えておかなければならない
2.ついた嘘が、嘘だとばれないために、矛盾したできごとが起きたら、その都度、説明(弁明)しなければならない
3.弁明するさいに、新たな嘘をつかねばならない
4.1に戻って同じことをエンドレスで繰り返す。だんだんつく嘘が増えていく。
こんなことをしていると、相当リソースを奪われるし、やってて決して楽しくはないので、ストレスもたまります。
その場、その場で正直な気持ちを話せば、あるとき爆発して、宣言する必要もなくなります。
そんなに力まなくても、ふつうに断れるようになるのです。
自分と人を比べない
1つ銀時計さんにおすすめしたいことがあります。
いちいち、ネットで検索して、「他人はどうしているか」を調べるのはやめてください。
思えば、2年前に、はじめていただいた質問でも、同じこと書いていましよね?
ママスーツを断捨離するかどうかずっと迷っています←質問の回答。
銀時計さんのお便りに、「ネットで調べても、ママスーツを代用したり、断捨離してる人はいません。」と書かれていました。
これ、思い込みです。
そもそも、ネットで他人の動向を調べきることはできません。
インターネットはこの世界の一部であり、全世界を代表するものではないのです。
私は、ママスーツなんてものがあることすら知りませんでしたよ。
では、私は、インターネットを使わない人なのかというと、毎日、ネットを使ってブログで発信している、かなりインターネットにどっぷりつかっている人間です。
SNSは、あまり利用しませんけれど。
銀時計さんにストレスが多いとしたら、ネットで、他人の動向を調べて(しかも、不完全に)、調べた結果と自分の状況を比べ、次の行動を決めているからです。
こんなことをするのは、時間がもったいないので、すぐにやめましょう。それだけで、毎日が明るくなりますよ。
オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)
それでは、銀時計さん、これからもお元気でお過ごしください。
断る練習をしているプヨンさんのお便りはこちらで紹介⇒断るのってむずかしい、失敗を振り返って、断る練習中です。
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日本はおまけも多いですが、物そのものが多いですね。いろいろなことに使う物が。
銀時計さんのお便りに、「体操服や上履き、給食セット、弁当箱、水筒」をお子さんが出し忘れるとありましたけど、「給食セット」って何さ、と思ってしまいますね。
弁当箱以外に何があるというのか? コップ? ランチナプキン?
昔、日本は袋が多いという話を書きましたが⇒なぜ日本人はこんなにバッグ、袋、ケースをたくさん持っているの? 袋に入れて持ち歩く細々とした物も多いですね。
私の娘が小学生のとき、体操服はなかったし、上履き(学校で履く専用のスニーカー)はありましたが、1年中、ずっと学校に置きっぱなしでした。
昼ごはんは家に帰って食べていたから、給食セットも弁当箱もなし。学校に水飲み場があるから、ウォーターボトルも持ち歩いていなかったと思います。
ウォーターボトルを持ち歩くようになったのは、中学からです。
学校で指定されどうしても持たないければならないのなら仕方がありませんが、付属品は増やさないほうが、本人も保護者もラクですよ。
それでは、あなたも、感想や質問、近況などありましたらお気軽にお寄せください。
お待ちしています。