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「物をたくさん断捨離して、今はこんなふうに暮らしている」。そんなことを教えてくれた読者、お2人のメールを紹介します。
内容:
・断捨離に成功して何もかも捨てた
・小さいアパートに引っ越すため、たくさん捨てた
・娘の引っ越しについて by 筆子
まずAさんのメールです。
断捨離で悩んでいられるのは幸せなことだよ
件名:断捨離に悩む方を見て思ったこと
いつもブログを拝見しております。
42歳女性、断捨離に成功して半年になります。
こんな私も、2019年末までは筆子さんのブログを読んでは「そんなの無理!だって〜だもん」と言い訳ばかりして、断捨離どころか家の整理整頓すらまともにできない人間でした。
そんな私が一気に変わった理由は、2020年に立て続けにトラブルに見舞われたから。
コロナ禍で勤務先が一時休業したのをきっかけに業績悪化し、雇用契約解除を言い渡されたり。
実家と疎遠になったり。
人間関係のトラブルに巻き込まれて数百万の投資が無駄に終わったり。
その他、些細なことも挙げればきりがありません。
ひとつひとつなら、その都度自分を奮い立たせて乗り切れたと思います。
ですが、これらが一度に起こり、この時ばかりは私も本当に参ってしまいました。
追い詰められ、希望も見えず、「こんな人生、早く終わってほしい」そんなことが頭に浮かびました。
すると、あれだけ「捨てられない!」と思っていたのに、「要らないでしょ? 私の人生もうすぐ終わるんだから」と意識が変わり、人が変わったように捨てられたんです。
おそらく日本の平均的な45Lゴミ袋は100袋近く使ったと思います。
粗大ごみも、私の自治体の行政回収なら1件300円〜1200円なのですが、1万円分くらい捨てました。
徹底して身辺を整理した結果、いつ”お迎え”が来たとしても、遺品整理で親族の手を煩わせることはほとんどない、と言い切れる状態です。
こんな状態で半年過ごしてわかったこと。
モノがなくても死にませんし、死ねません!
仕事も家族もお金も友人も失った上に、モノも処分しましたが、ここまで人生空っぽになっても人って生きていけるものです。
そして、「断捨離が進まない!」「捨てられない!」って悩むって、実は幸せなことなんですね。
半年後もちゃんと自分の人生がある、と信じられるから、冬物の服の取捨選択で悩むんだと気づきました。
追い詰められて「どうせ半年後、自分はこの世にはいないんだから」って考え出すと、冬服なんて違和感いっぱいでまとめてゴミ袋直行です。
だから、断捨離が進まない方は、ご自身が実は人生に希望を持てることに感謝しながら取り組んでほしい、と思います。
最近の筆子さんのブログの楽しみはTED動画や書籍の紹介です。
なんにもない空っぽの、けれど不思議となぜか今日も続いている人生、今度はモノではなく、こういった精神的に豊かになれるコンテンツで満たしていこうと思います。
Aさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
Aさん、去年は災難続きだったのですね。それは大変でしたね。今は、多少は、明るい毎日ですか?
不用品をきれいさっぱり捨てることができたのはよかったです。
確かに、「この服、捨てられない」なんて悩んでいられるのは幸せなことです。
そもそも、断捨離するほどたくさんの物を買う余裕があったのですから。
「断捨離は金持ちのぜいたく」と言われることがありますが、発展途上国に住んでいる人は、余分なものなんて、持っていないし、必要なものでさえ、手に入れるのに苦労しています。
私を含めて、このブログを読んでいる人は、皆、運がいいと思います。
Aさんは、「何もかも失った」と書いているけれど、命や住むところは残っているから、すべてを失ったわけではありません。
それに、Aさんは、わりに健康ですよね?
心身ともに健康で、毎日、このブログを読めるのは、ラッキーなことです。
自分さえ残っていたら、大丈夫です。
Aさんは、たくさん出したから、もっといいものが入ってきますよ。
これからも、どうぞお元気でお過ごしください。
次は、ニキアさんのお便りです。
小さなアパートへの引っ越し
件名:暑中御見舞と感謝
ニキアと申します。
断捨離という言葉が落ち着いた頃に『筆子ジャーナル』に巡り合うことができました。
鬱病のために生活保護受給者というきっかけで、ロフト付きのアパートから狭小アパートへ引っ越しました。
そのため、断捨離を余儀なくされました。
やましたひでこ先生の著作を数冊購入しましたが、『もっとガツンと行動する方法』を探していました。
時間はかかりましたが、筆子さんの過去記事全て拝読しました。
モーニングノートと付箋を使ってtodoリストを作り実行しています。
todoリストから実行済の付箋を外して捨てることが快感になっています(笑)
プレゼントをもらう事がありましたが『不要品ならメルカリに出品してもいい』と許可をいただいています。
出品の際にも『○月○日以降は出品取り下げします』と明記して、自分との約束を守ることができています。
山ほどあった小説100冊は全て買取業者さんへ送れました。
このような勇気が自分にあったことと『狭いクローゼットに100冊も入れていた!』と笑いながら梱包しました。
今はメルカリ断捨離に向けて心を整えています。
鬱病の症状も、障害者手帳を発行できる重度のレベルでしたが、改善に向かっています。
筆子さんの記事のおかげで断捨離とシンプルライフと心と体の健康を手に入れる寸前までになったことに感謝しています。
毎日の記事に発奮されています。
どうぞご自愛下さい。では失礼します。
ニキアさん、はじめまして。暑中見舞い、ありがとうございます。
毎日、ブログを読んでいただき、重ねて、お礼申し上げます。
過去記事、みんな読んでくれたのですね。とてもうれしいです。
狭いアパートにダウンサイズするため、所持品をたくさん手放したのですね。
いらない物を手放すことができたし、病気もよくなってきたし、よかったです。
今のアパートの住み心地はどうですか?
所持品を断捨離して、厳選したものだけを持つことや、毎日のスケジュールを管理することは、自分で自分の人生の舵取りをすることだから、自信をもたらしてくれます。
フットワークも軽くなると思いますよ。
ニキアさんも、毎日、暑いと思いますが、どうぞお元気でお暮らしください。
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To doリストについて⇒ 毎日が楽しくなるミニマリスト的時間管理術
娘の引っ越しについて
読者の方から、「娘さんの引っ越しの話を聞きたい」というリクエストをいただいたので、書いておきます。
とはいえ、別におもしろい話なんて何もありませんよ。
私がおもに担当したのは、これまで住んでいた家の掃除です。荷造りと荷解きもちょっとやりました。
掃除には5回通い、荷解きにはこれまで1回行きました。かっこ書きしているのは、私の作業時間です。
・7月11日(日)午前9時半~午後5時半(8時間、途中30分休憩含む)娘は昼前から仕事で不在。
・7月18日(日)午前8時~午後3時(7時間)娘は午後3時から仕事で不在。
・7月22日(木)午前7時半~午前8時半(1時間)娘は9時過ぎから仕事。
・7月23日(金)午前6時半~午前8時半(2時間)娘は、午後3時から仕事だったので、その前に、友人2人とそれぞれの車で、細かいものを新居に運搬。
・7月25日(日)この日、娘は完全に仕事を休んで、トラックを借りて、大きいものを運搬。適宜、友人にサポートを頼んだもよう。私は手伝いに行っていません。
・7月26日(月)午前7時半~午前10時半(3時間)前の家の掃除の仕上げと、掃除道具など残ったものを、新しい家に運搬。
・8月2日(月)午前9時40分~午後3時(5時間20分)娘とまずスーパーに行って食料品を買い、その後新居に行って荷解きとそのへんの掃除。
これまでにも書いていますが、娘は去年の12月から、2つ仕事をしているので、ほとんど休みがありません。特に今は、パートで入っている仕事の正社員の方が、夏休みをとっているので、いつにもまして、シフトが多いのです。
そのため、まとめてどかっと作業するというよりは、毎日、少しずつ、合間を見て、掃除したり、荷造りしたりしていました。
荷物を完全に運び終えた直後の、7月の最終週は、日勤(正社員)と夜勤(パート)が、両方とも連続で6日続いたので、娘が、荷解きする時間はまったくありませんでした。
8月2日は、日勤のほうが休みだったので、この日、荷解きの手伝いに行き、おもにキッチン用品を箱から出して、適当な場所に入れました。
今週も、娘は仕事が忙しいので(おまけに、旅行に出かけた友人の猫に、1日2回、餌をやりに行っている)、家のことは放置ですから、あと2回ほど、荷解きの手伝いに行く予定です。
一緒に住んでいたとき、娘は、汚部屋ぎみでしたが、「ダメージデポジット(敷金みたいなもの)は絶対返してもらう!」という強い意志があり、前の家の掃除は床も壁も含めて徹底的にしました。
娘は、ペンキまで買ってきており、ペンキが少しはがれたところに塗っていたほど。
私は、自分の引っ越しでは、こんなに何時間も掃除をした記憶がないのですが、夫がやっていたのかもしれません。夫も、いらないものをたくさん持っているわりには、掃除にうるさいのです。
娘の新居はやはり一軒家のベースメント(半地下)ですが、築49年の我が家と違い、新しいのできれいだし、設備もいいです。2ベッドルームなので(2つ目の寝室は狭いけれど)、収納スペースもたっぷりあります。
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