貯金箱

お金を貯める

最終更新日: 2017.09.21

無駄遣いする習慣をお金を貯める習慣に確実に変える7つの方法。

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お金を使ってしまう習慣を、貯める習慣に変える方法を紹介します。

ボーナスが出る年末年始は何かとお金を使ってしまう時期。11月のうちに、使わない習慣をつけることをおすすめします。

実も私も基本は浪費家で、今でも、損得勘定をするのが苦手というか、そういうことを考えたくないほうです。

そんな私ですが、以下のことを心がけて、浪費する習慣を貯める習慣に変えることができました。



1. 1つずつ習慣を定着させる

節約する方法はいろいろありますが、一度に1つずつ身につけたほうがいいです。

代表的な節約法をあげると

●支出の記録をつける⇒いくら使っているかに意識が向く。

●家計簿をつける⇒予算をたてる準備段階。

●毎日お弁当を作る(自炊する)⇒外食より安くあがる。

●お風呂の温度をさげる⇒光熱費の節約。

●シャワーは3分未満に終える⇒光熱費の節約。

●湯シャンに切り替える⇒ヘアケア製品を買わなくてよくなる。

●いらない物をヤフオクに出品⇒ガラクタがお小遣いに。

●ショッピングに行く前に買い物リストを書く⇒意識的な買い物。

●テレビをなるべく見ない⇒広告の回避。

●服が破れたら修繕して着る。

クレジットカードを持って出かけない。

まだまだたくさんありますが、こんなことを一度に始めたらどうなるでしょうか?最初の1週間はできても、そのうちみんなフェードアウトします。

自分が「これだ!」と思う習慣を1つだけ選んで、それにフォーカスしてください。

私はずっと家計簿をつけられませんでした。そこでまず、現金の支出だけつけるのを1年ぐらいやり、それから家計簿に切り替えました。

まだしっかり予算をたてるところまでやっていないし(練習中)、貯金したお金を運用することもしていません。

人によっては、いきなり家計簿をつけられるでしょう。ですが、つけられない人は、そういうことが苦手で、楽しいと思えないのですから、ゆっくり確実に身につけたほうがいいと思います。

どの習慣を選ぶかは、その人の状況によって違います。

自分の財政に最大のインパクトがある習慣か、もっとも簡単にできそうな習慣を選ぶといいのではないでしょうか?

洋服を買いすぎてしまう人は、ファッション雑誌を買うことをやめたり、楽天やamazonのメルマガの購読を解除してみる。

衝動買いが多い人は、買う前に、「私はこれが必要なのか?」と自問自答する、そんな癖をつけることから始めてください。

☆節約法をまとめました⇒今この瞬間から貯める。ズボラな主婦にもできるシンプルな節約術11選。

2.自分の購買行動を分析する←重要

私たちの普段の行動はかなりの部分、習慣になっています。

ある研究によると、人の日常の行動の40%は、日々同じシチュエーションで行われている習慣だそうです。

お金を使ってしまう、衝動買いする、セールで物を買う、まとめ買いする、プチプラの服を毎週買う。

こんな行動もほとんどが習慣なのです。

その行動に強い動機はありません。習慣だから、買い物してしまうだけ。

つまりお金を使っているとき、何も考えていないわけです。この習慣をこわすためには、「考える」という行動が不可欠です。

なぜ、自分はいつもまとめ買いしてしまうのか?

なぜ、自分はいつも、必要以上に服を買ってしまうのか?

なぜ、毎朝、出勤前に、高いスタバのコーヒーを買うのか?

なぜ、単価の高いコンビニでおやつを買ってしまうのか?

なぜスーパーでおいしくもないお惣菜を買ってしまうのか?

その理由を考えてください。

たとえば、洋服のショッピングの理由にはこんなものがあります。

●ストレス解消のため。

●人によく見られたいから。

●おしゃれが大好きだから。

●新しい服が好きだから。

次に、もう一段階、掘り下げます。

●なぜストレスを解消したいのか。そのストレスはどこから来るのか?

●なぜ人によく見られなければならないのか?

●なぜ自分はおしゃれが好きなのか?

●なぜ自分は新しい服が好きなのか?

納得いくところまで掘り下げていくと、別に買い物をするまでのこともない、とわかるかもしれないし、買い物しなくてもすむ方法を思いついたりします。

洋服を買う理由を分析したい人はこちら⇒どうしてこんなにたくさん洋服を買ってしまうの?あなたが洋服を買い続ける7つの理由

理由を分析したあとは、いつ買い物をしているのか、買い物をしているタイミングと環境も調べてください。

これは3番で使います。





3.ショッピングのトリガーを見つける

習慣にはトリガーというものがあります。

その行動を起こすきっかけです。

自分の買い物を丁寧に分析すると、トリガーも指定できます。トリガーを発見したら、その反応を買い物ではないもっとポジティブなものに変えます。

たとえば、楽天市場でプチプラの服を買うのが好きな人のトリガーは以下のようなものがあるでしょう。

●ショップのメルマガ
●お買い物マラソン
●ほかのブログで、お買い物マラソンの戦利品を見ること
●暇になること(暇を持て余すと、スマホで楽天市場にアクセスする習慣がついている)。
●退屈になること

私も10年ほど前、よくプチプラの服を買っていました。

考えてみると、その頃の私は、毎日のようにプチプラの商品やセール情報を紹介しているブログを見ていたのです。

その人が見つけたお買い得情報や、プチプラのコーデ(コーディネイト)を見せるブログです。

よっぽど暇だったのか、ストレスがたまっていたのか、理由は定かではありません。

私のトリガーはこのブログを見ることでした。

しかし、そもそものトリガーは暇だったこと、と言えるでしょう。あるいは家事からの逃避かもしれません。

毎日同じような時間帯に同じブログにアクセスし、そこから楽天に行き買い物をする、という習慣が作られるのに2週間もかかりませんでした。

楽天市場の2005年の買い物履歴を見ると、安いものばかり買っています。

100円のコートとか。年間のお買い物が63件もあります。平均、月5回、つまり週に1度以上買い物をしていたのです。

この頃はよく紅茶を買って飲み比べていました。カイ・ボイスンやカーラのお皿を買っていたものも同じ時期です。

この時買ったものは、カーラのお皿の一部をのぞいて、みんな断捨離してしまいました。

楽天やamazonの買い物履歴や、レシートを見ると、トリガーを発見しやすいです。

2番にも書いたように、いつもと同じ時間、同じタイミングで無駄遣いをしているものです。

毎朝、会社に向かって同じ道を歩いているとき、角のスタバからコーヒーの香りがしてきたら、それがトリガーとなり、コーヒーを買ってしまいます。

手っ取り早いのはこのトリガーを避けることです。

会社に行く道を変えれば、トリガーがなくなるので、コーヒーを買うこともなくなります。

環境を変えれば、買い物という行動は起こりません。

4.トリガーに対する反応を変える

トリガーによっては避けられないものもあります。

仕事でいやなことがあって、それがトリガーとなり、退社後、洋服を買っているときはどうしたらいいのでしょうか?

このときは、買い物を別の行動に置き換えてください。

映画を見る、図書館に行く、喫茶店に行く、ジムに行く、まっすぐ家に帰ってDVDを見るなどいろいろあります。

映画を見たり、喫茶店に行くのはお金を使いますが、物は残らないため、服を買うよりずっとましです。

物ではなく、サービスや経験にお金を使うようにすると、満足感がアップします。

トリガーとそのあとの行動を自分でわかっていないと新しい行動をルーティンにできません。

そのためにも、2番の購買行動の分析はきっちりやってください。

習慣は、トリガー⇒ルーティン(アクション、行動)⇒リウォード(報酬、ごほうび)というループでおこります。

習慣ができる仕組みに興味がある方はこちらをどうぞ⇒習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)

買い過ぎる女

買い過ぎる女。

5.古い習慣(アクション)をしにくくする

お金を使ってしまう、という古いルーティンをしにくくすることで、新しい習慣づけをしやすくなります。

お金を持っていなければ、どんなにスタバからおいしそうなコーヒーのアロマがただよってきても、買うことはできません。

買ってしまうという古い習慣を発生させない工夫にはこんなものがあります。

●クレジットカードを解約する

●クレジットカードを家に置いておく

●財布に入れるお金を最低限にする

●いつもコーヒーを現金で買っているなら小銭を持ち歩かない。

●スターバックスのカードを使っているなら、友だちにあげる。
(日常の食料品を買う店以外の、あらゆるポイントカードを捨ててください。ポイントを集めようとすると余計なものを買ってしまいます)。

●車で買い物に行かない
車でショッピングにいくと買いすぎます。あちこちの店に簡単に移動ができるし、商品の運搬もラクなので、量的に買いすぎてしまいます。

一番いいのは、徒歩と公共交通機関を利用して買い物に行くことです。

●ミニマリストになる
確実にストレスが減るので、感情的な買い物が減ります。
感情的な買い物とは?⇒罪悪感しか生み出さない、感情的な買い物をやめる3つの方法。

また、衣類の数も減りますので、「買ってもすぐに着なくなる服」も持たなくなります。

6.トリガーをなくす

3番にも書きましたが、買い物のきっかけをなくせば、買い物が発生しません。

一番簡単なのは、店に行かないことです。

しかし現代は、ネット通販というものがあり、家にいながらにして物が買えてしまいますね。

ネット通販が止まらない、という方は、自分がいつも物を買っているサイトにアクセスできないようにしてください。

「スマホ防止依存アプリ」を使ったり、Safariならペアレンタルコントロールで、特定のサイトにアクセスできないように設定できます。

Google Chromeを使っているなら、SiteBlockという拡張機能があります。

このようなツールは、スマホに気を取られず、仕事に集中したい人むけに、日々開発されています。検索して探してください。

誰も「買い物防止用拡張機能」は開発しません。ですが、「生産性向上」という目的で、さまざまなツールが開発されているので、そういうのを利用すればいいのです。

またストレス解消として、無駄遣いをしているなら、ストレスの元を取り除けば、買い物もしなくなります。

ストレスフリーになるためにできること⇒イライラには理由がある。ストレスをおこす7つのものを知り、自分で取り除こう。

7.リマインダーを用意する

脳は新しいことをすぐに忘れます。

今、「自分は買わない習慣を定着させるために、こういうことをしよう」と思っていても、一晩寝れば忘れます。

そこで、自分で考えた戦略や、今後の計画、取り組みたい節約法は、ノートや手帳に書いて、何度も読んでください。身につけたい習慣は、付箋に書いて、目につくところに貼ります。

そしてちゃんと付箋を読んでください。

習慣づけが終わる前に付箋のある風景があたりまえになり、脳に入ってこないようなら、別の色の付箋に変えるといいでしょう。

さらに、この記事を何度も読んでください。

ほかにも買わない工夫はたくさん書いていますので、毎日どれかを読むことをおすすめします⇒買わない習慣を身につける方法を書いた記事のまとめ

よく読者から、「今まで片づけ本を読んでも捨てられなかったけど、筆子さんのブログを読むようになってから、ようやく捨てられるようになりました」というメールをいただきます。

それは別に私のノウハウが格別素晴らしいからではありません。単に、毎日、私がブログにしつこく捨てる話を書いているからです。

いつもそれを読んでいると、「捨てなければいけない」「捨てたほうがいいんだ」「そういえばこういう捨て方あったよね」とそのたびに思い出し、次第にその考えは長期記憶に変わっていきます。

脳は自分にとって重要でない情報はどんどん忘れます。

脳にとって最も重要な情報は生命維持に関すること。こういう情報は勝手に長期記憶してくれます。

ですが、最初は、「重要だ」と判断しない情報でも、ものによっては覚えます。

繰り返し入ってくる情報はその1つです。

あまりにも何度も同じ情報が入ってくると、脳は、「あら?これはもしかして重要なことなのかな」と判断するのです。

また重要でない情報でも(毎日隣から聞こえてくる犬の鳴き声とか)、いつも入ってくるなら、一応覚えておかないと、「大事じゃないから、注意を向けないでおく」ということができません。

記憶は思い出せば思い出すほど強化されます。

もっとも最近起こったことも脳は記憶します。だから、買い物に行く時は、自分の戦略を書いたノートを持参し、店に入る直前にざっと読んでください。

「お金を貯めるためにこういうことをするんだ」と、毎日、思い出し、実践するのが鍵です。

=======
脳に物を覚えさせる効果的な方法の1つに、「人に教える」というのがあります。私のようにブログを作り、節約法を人に伝えると、それは自分の記憶に定着します。

別にブログを作らなくても、猫やぬいぐるみに、「私ね、こんなことしてお金を貯めようと思ってんねん」と話すのもおすすめです。





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