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部屋を片付けることができないまま、今年も終わってしまいそうな人のために、今度こそ、汚部屋の片付けをスタートする方法をお伝えします。
「片付けなければ、と思っているけど取りかかれない」。そんな人は、生活習慣を整えることから始めるといいのではないでしょうか?
1.1日をストレスフリーで始める(努力をする)
ストレスフリーとはストレスのないことです。汚部屋に住んでいる人は、視覚的ノイズのせいで、常にストレスいっぱいです。
そのストレスが、集中力を妨げ、行動力の欠如につながっているのだと思います。
せめて朝、起きてすぐはストレスフリーの状態を目指してください。
朝の過ごし方がその日1日を決めます。
明日こそ、片付けに取りかかれるように、前日から、清々しい朝を迎える準備をしましょう。
ストレスフリーで1日を始める方法
ストレスなしに、1日のスタートを切る方法をいくつか紹介します。
●うるさい目覚まし時計を使わない
目覚まし時計のけたたましい音で起きていたら、1日の始まりに、いきなりストレスがかかってしまいます。
目覚まし時計を使わなくてもすんなり起きられるように、早めに寝てください。それができないなら、せめて、もっと穏やかな音で起こしてくれるものを用意したほうがいいでしょう。
●起きたらまず深呼吸
●朝一番にスマホやパソコンをさわらない
人間関係はストレスの大きな原因です。朝一番にややこしい人間関係を自分の生活に持ち込むのはやめましょう。
決して、朝起きてすぐに、スマホやパソコンでメールやニュース、SNSのタイムラインをチェックしないでください。
会社に行ってからも、メールチェックで仕事を開始しないほうがいいです。できるだけ遅らせましょう。
●余裕があれば瞑想をする
3分でいいので瞑想をしてください。
瞑想のやり方がわかる動画:
『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)
モーニングページもおすすめです⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
ふだんから、寝る時間を一定にして、質のいい睡眠をとることを心がけるだけで生活が違ってきます。
汚部屋に住んでいると、ストレスが多く、眠りも浅くなってしまうかもしれません。
ですが、あきらめないで、まずベッドの上にあるものをどかして、睡眠確保のために努力してください。
ベッド周りに物が多いと質のよい睡眠を得られません⇒寝室にあるごちゃごちゃした物を捨てて快眠を得る:プチ断捨離22
おすすめの朝の習慣を紹介しています⇒汚部屋改善につながる朝の過ごし方。この5つの習慣がおすすめ。
ちゃんと寝て、体力と気力を回復すれば、汚部屋を片付けられる可能性が大幅にアップします。
2.よけいなことにエネルギーを消耗しない
汚部屋の片付け方を探したり、人が汚部屋を片付けているブログを読むのに、時間とエネルギーを使いすぎないでください。
人が片付けている様子を何時間見ても、自分の部屋は変わりません。本当に大事なことに、自分のリソース(体力、知力、時間)を使うことを心がけるべきです。
この場合、本当に大事なこととは、実際に自分の部屋を片付けることにほかなりません。
よけいなことにエネルギーを使っていると脳が疲れます。
エネルギーが無駄遣いになる行動
こんなことに時間を使いすぎると、貴重なエネルギーを消耗しますから、ほどほどにしてください。
●化粧
毎日メイクする必要はないし、そんなに厚化粧する必要もありません。休日は化粧なしですごしてみては?
●嫌いなことをやる
ふだんの生活で、やりたくないのにやっていることがあったら、できるだけやらないようにしてください。
人から嫌われるのが怖いから、という理由だけでやっていること、ありませんか?毅然とした態度で、ノーと言いましょう⇒断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法
●頻繁にメールやSNSをチェックする
1番でも書きましたが、こういうことは、別にやらなくても、生きていくことができます。
スマホの通知機能はみんなオフにしましょう。
メールチェックは日に2回で大丈夫ではないでしょうか?⇒メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ
汚部屋を片付けたい人にとって、今もっとも大事なことは、「汚部屋を片付ける」というミッションです。
他人が食べたもの、やったこと、行った場所なんて、このさいどうでもいいのです。
●わざわざ混んでいる時間帯に出勤する
人混みの中を出勤すると、ストレスレベルがあがるばかり。少し時間をずらして出勤してください。
買い物も混んでいる時間帯をさけたほうがいいです。
その他、ストレスレベルをあげるものに気づいていたら、できる範囲で、回避してください。
こちらに代表的なストレスの元を書いています⇒イライラには理由がある。ストレスをおこす7つのものを知り、自分で取り除こう。
●テレビを見る、ゲームをする
テレビを見ても、ゲームをしても部屋は片付きません。
●買い物に血道を上げる
これ以上物を増やさないようにしましょう。片付けが大変になるばかりです。
●人の目を気にする
あまり人目を気にせず、自由に暮らす方が、エネルギーを消耗しません。
●ネガティブなことを言う
「どうせわたしは片付けられないから」「この部屋をきれいにするなんて無理に決まってる」「片付けてもまた散らかるし」「断捨離してるけど、家族が変なものを買ってくるからいつまでたってもぐしゃぐしゃなのよ」。
このような不満、愚痴、文句を、言えば言うほどエネルギーが漏れます。
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1番のストレスフリーで朝を迎えること2番のエネルギーの消耗を防ぐことは、きょうから毎日心がけてください。最初はうまくいかないことも多いでしょうが、あきらめずに粘り強くやることが大切です。
ずっと片付けられなかった人が、いきなりさくさく片付けられるような人にはなりません。
変化は少しずつ起きます。
3番と4番は、実際に片付けというアクションを起こす方法です。
3.片付ける時間を決める
いつか時間ができたら片付けよう、余裕があるときに捨てよう、やる気が出たら断捨離しよう。
こんなふうに思っていても、なかなか片付けるチャンスはめぐってきません。
「モチベーションがあがるのを待っていたから、今も汚部屋なのだ」という事実に気づいてください。
実は、やる気というのは、その行動を少しやり始めたあとに出てきます。
「捨て神さま」や「断捨離の神さま」が降りてくるのを待っていてはいけません。先に、片付けをするスケジュールを決めてください。
モチベーションがあるとかないとかは関係なく、歯医者の予定を入れるように、片付けの予定を入れてしまうのです。
歯医者に行くのが好きな人っていないですよね?でも、予約をとったら、たいていの人が大人しくその時間に歯医者に向かいます。
片付けも同じです。
たとえば「明日の朝、7時から15分はお片付け」と、スケジュール帳に書いたり、付箋に書いて目立つ場所に貼っておいてください。
時間が来たら、1つでも2つでもいいので、散らかっている物をあるべき場所に戻したり、ガラクタをゴミ箱に捨ててください。
全くやる気はないかもしれないし、「こんなことしてもきれいにならない」と絶望的な気持ちでいるかもしれません。
ですが、そういう予定なのですから、自分の気持ちはとりあえずおいておき、何か1つ片付けるのです。
すべては何かを1つ片付けることから始まります。
最初の1つを片付けることができたら、それに続いて次の行動が起こります。右足を出したら、左足を出す。一步一步歩くように、片付けをします。
4.片付けるきっかけを用意する
片付けを始める前にやることを決めると、毎回それをきっかけにして、スムーズに片付けを始められます。
たとえば、水を飲む、エプロンをつける、頭に赤いバンダナを巻く、ゴミ袋をつかむ、片付け本を1章だけ読む、何でもいいです。
毎回片付けの前にする儀式のようなものを自分で作ってください。そしてそのパターンを守ります。
いつもグラスに1杯、水を飲んだあと、片付ければ、次に水を飲んだあと、自然に片付けに入れるようになります。これは習慣化のコツです。
習慣化について⇒今の自分を変えたい。3Rで新しい習慣を身につける方法
ポイントは、この儀式をすごく簡単なことにすることです。何の努力をしなくても、さっとできることにしてください。
この行動は、片付けの合図です。合図をとてつもなく難しくしてしまうと、片付けに入れません。
合図は、「片付ける」というゴールに近づく行動を選んでください。スマホでFacebookをチェックする、という行動は、簡単にできるでしょうが、片付けから、自分を遠ざける行動です。
水を飲むとエネルギーがチャージされるので、片付けというゴールに自分を向かわせるのに最適なアクションです。
水をコップ1杯飲む⇒片付ける、というルーティンを作ってしまうと、脳の省エネになります。何も考えなくても、毎回水を飲んだら、片付けが始まるのです。
物事をやるときに一番負荷がかるのはスタートするときです。ここをラクにすると、後の片付けがすんなり進みます。
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今回は、
●ストレスフリーの朝を迎える
●よけいなことにエネルギーを消耗しない
という生活習慣を改善する方法をお伝えしました。
たとえ、実際に片付けに入ることができなくても、この2つを心がけていくと、毎日が楽しくなります。生活習慣を変えることは遠回りにみえるかもしれませんが、本当に部屋を片付けたいならぜひ検討してください。
生活が整ってくると、自分の目的が明らかになってきます。部屋の片付けが必要だと自覚すれば、実際にアクションを起こせるはずです。