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なぜ家の中が散らかってしまうのか、その理由をひとつずつ考察しています。
今回取り上げる理由は、ズバリ
片付けないから
これです。
物がいっぱいあるのを、指をくわえて見ているだけだと、今後、物は増えることはあっても、減りません。
この場合、今すぐ捨てる、という行動を何度もやれば、物は減っていきます。
ですが、この、すぐに片付けに着手することが、むずかしいのです。
「今日こそ片付けよう」と思っていても、会社から帰ってくると疲れて、とりあえずソファに座って、スマホを見始め、あっという間に時間がたって、食事の支度やら何やらをしていたら、片付ける時間がなくなった、ということ、ありませんか?
そうではなく、家に帰ったら、すぐにそのへんのものをダダダっと捨てたり、片付ければ物だらけの部屋から脱出できます。
今回は、さっさと行動するコツを7個紹介します。
1.ゴールを設定する
自分がこれから向かう先を明確にしておくと、作業を始めやすいです。
ただ、「きれいな部屋になったらいいなあ」と思っているだけだと、行動できません。
もう少し具体的な目標を立ててください。
・ヨガマットが敷けるようになるまで、床の上にある物を捨てる
・ベッドの周りにあるものをすべて撤去する
・本棚から本があふれでないようにする
・食事中以外は、ダイニングテーブルの表面が見えるようにする
など。
これらは、かなり汚部屋化が進んでいる場合の目標になりますが、自分なりに、目標を立てて、忘れないように、付箋や手帳に書いておいてください。
目標とは、自分がこれから行きたい場所です。
行き先がわからないのに、そこに到達するのは至難の業です。
2.タイムリミットを決める
学校の宿題も仕事も締め切りがあるから終わります。
片付けも、締め切りをもうければ、もっとさっさとできます。
通常、片付けに締め切りはないので、自分で設定してください。
締め切りがあると動ける話⇒先延ばしをする人としない人は何が違うのか?(TED)
3.時間を確保する
先に、片付けに使う時間を決めておき、その時間が来たら、何も考えず、捨て活動に入ります。
朝起きて、すぐ15分片付けるといいと思いますが、人によってスケジュールはまちまちなので、自分の都合のいい時間帯に決めてください。
毎日15分、捨てようと思って、時間を決めても、なんだかんだでやらずに終わる。
これが続く人は、一度、ふだん自分がどんなふうに時間を使っているのか調べて、その後あらためて、片付けをするタイムスロットを決めてください。
こちらの記事に書きましたが⇒もっと掃除しやすい部屋にする方法。
時間の使い方を何も考えず、朝起きてから、なし崩し的に、家事、仕事、その他をしていると、1日はあっという間に終わって、やりたいと思っていることは何もできません。
何時から何時まで、自分は何をしているか、ログをとってみると、自由に使える時間には限りがある、ということがよくわかります。
時間を無駄にしない方法。連休をダラダラと過ごして後悔しないために。
4.作業のハードルを下げる
「今日こそ、片付けなきゃ」、「今度の週末こそ片付けなきゃ」と思いながら、全然片付けない人は、「捨てる作業はすごく大変なんだ」とか、「時間と気持ちに余裕のある時にしかできないのだ」「何もかもきれいさっぱり一気に捨てなければならない、中途半端はよくない」と思い込んでいます。
自覚してないかもしれませんが、そういう先入観を持っています。
きょう、小さな物を捨てたところで、体制には何の影響もないのだ、と思い、何も捨てないからどんどん事態が悪化するのです。
このような人は、時間と気持ちに余裕がなくてもできる簡単な捨て作業をひとつだけしてください。
たとえば、ずーっと冷蔵庫に入っている、使いかけのジャムを捨てるとか。
先ほど、私も、夫が冷蔵庫に入れたままにしている、ファーストフード店から持ち帰ったコンディメント(調味料)やピザについてきたソースを一気に捨てました。
夫が使うのを待っていましたが、いっこうに使わないし、一番古いものは2年以上たっているので、もういいでしょう。
小さな捨て作業を何度もしているうちに、不用品を捨てる生活になじんでいきます。
5.先回りして悩まない
「もし、これを捨てると、あとでこんなことが起きて困るかもしれない」と思って、捨てない人がたくさんいます。
「捨てちゃうと、あとで買い直すお金がもったいない」という声もよく聞きます。
それがなくて困るケースを、先回りして心配することほど、捨てる行動を止めてしまうものはない、と思います。
だって、それ、いまは全然使っていなかったり、嫌いだったり、邪魔だと思ったりしている物です。
そういう物が、どうして、近い将来必要になって、自分が困ることになるんでしょうか?
「この先、こんなことが起きたらどうしよう?」「もし家族に何か言われたらどうしよう?」「人に変に思われないかしら?」
こんな配事をしがちな人は、マインドフルネスを実践してください。
マインドフルネスは、いま、目の前にある時間を大事にすることです。
マインドフルネスとは? ⇒マインドフルネスで実現する。今この瞬間を生きて幸せになる4つの方法。
6.習慣にする
捨てることを毎日の習慣にしてしまえば、何も考えなくても、自動的に身体が動いて、不用品をぽんぽん捨てるようになります。
30日間チャレンジを使うと、習慣づけしやすいと思います⇒人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
1ヶ月は長い、と思うなら、今週1週間、とか、お盆休み、というように短めの期間に、毎日やってみてください。
習慣にするコツを書いています⇒これならもうリバウンドしない、断捨離習慣を身につける7つの秘訣
7.ターゲットを決めてひとつずつ攻略する
家中が物だらけだと、あっちもこっちも片付けたい、と思うかもしれません。
台所を片付けているときに、物だらけの開かずの間のことが気になって、開かずの間に入ってみたものの、物の多さに圧倒され、「今日はもういいか」と思って、作業の手を止める、ということ、ありませんか?
片付けたい場所や物がたくさんありすぎて、目の前の片付けに集中できず、時間をかけているわりには、あまり何も進まない、というときは、気が散りすぎているのです。
やたらと気が散る人は、今月は居間、来月は開かずの間、というようにターゲットを決めて、ひとつずつ攻略してください。
今月は居間を片付ける、と決めてしまえば、朝になって、「きょうは居間を片付けるかな、それとも開かずの間?」と迷わなくてすみます。
「迷う」ことは、すごく時間と精神的なエネルギーを奪います。
もう何度も書きましたが、以前、私はNetflixで見るものに迷って、あちこち説明を読んだり、予告編を見たりしている間に、30分の動画視聴タイムが終わる、ということがよくありました。
この「迷う」を「リサーチしている」という前向きな言葉に言い換えることもできますが、迷って、何も見ずに終わると、「ああ、また時間を無駄にしてしまった」と、気分が重くなったものです。
本来は、動画を見て、気分転換し、軽くなるはずだった気分がどんよりするのです。
日々の片付けでも、ターゲットやテーマを決めておくと、「きょうはどこを片付けようかな」と迷わなくてすみ、片付けに全エネルギーを注ぐことができます。
片付ける場所がたくさんあって気が散りがちなら、ぜひターゲットを決めてください。
この続きはこちら⇒買った物は、使え!:部屋に物があふれている理由(その6)
物があふれる理由・これまでに書いた記事もどうぞ
部屋にいらない物がいっぱいある理由、考えたことありますか?(その1)
どんどんしまい込むくせ、ありませんか? 部屋に不用品がいっぱいある理由(その2)
物をもらうのをやめる方法:部屋に物がいっぱいある理由(その3)。
役目を終えた物は、今すぐ捨てよう:あなたの部屋に物がいっぱいある理由(その4)
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さっさと片付けに取りかかる方法をお伝えしました。
部屋の片付けで重要なのは、どれだけ行動したかです。ごちゃごちゃ考えるよりも、捨てることが重要。
あせらず、できるところから始めましょう。