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複雑で疲れる暮らしから、シンプルで楽な暮らしに変えるのに役立ったことを紹介しています。
11回目は、いろいろなものを1つにしぼる話です。
同じ用途の物を2つも3つも持つのをやめると、物の数が減るので、必然的にシンプルになりました。
持ちすぎる生活をやめる
20代の後半、初めて断捨離をしたとき、「部屋の中に物が多すぎて、見ているとイライラするから、ちょっと片付けたい」と思いました。
その後、何度か断捨離とリバウンドを繰り返し、50歳のとき、ミニマルライフでいこうと思ったのですが、このときも、最初は、「もっと片付けたい」「部屋をスッキリさせたい」と思いました。
でも、アメリカのミニマリストのブログを読み、自分でも、いろいろ捨てているうちに、次第に、片付けることより、減らすことにフォーカスするようになりました。
つくづく自分は物を持ちすぎていると感じたのです。
人生を送るのに、こんなにたくさんの物を持つ必要はないんじゃないか、私はもっと物を減らすべきではないか、と考えたわけです。
そして、少ない物で暮らすために、いろいろなものをできるだけ1つにしぼることにしました。
枕と寝具を1種類にした
通年で同じ寝具と枕を使っています。
もともと、家も車も持っていない私は、何か特定の物を捨てたから、生活がシンプルになったわけではありません。全体的に数を減らしたからシンプルになったと思います。
しかし、ベッドを捨てたのは、かなりシンプルライフ化に役立ちました。
ベッドを捨てて、床に寝るようにしたら、どこででも寝られるようになったので、これ以降、寝る場所や寝具に関して、考えたり、悩んだりすることはいっさいなくなりました。
ベッドや敷き布団はなくてもいい:捨ててよかったもの(その2)
木枕でウソのように肩こり解消~健康にいいし、小さいし、床に寝るミニマリストには理想の枕です
もちろん寝具はたまに洗いますが、乾燥機を使うので、洗い替えは必要ありません。
ボールペン1本生活
使うボールペンも1本だけにしました。
ボールペン1本生活をめざして。文房具を効果的に断捨離する7つのステップ。
過去記事に書いているように、私はくさるほど文具を持っていました。
カナダに来てからは、買い物そのものが減ったので、そこまで数はありませんでしたが、日本に住んでいたときは無駄にたくさん買っていたので、そのまま無駄にたくさん持っていました。
「無駄に」と書いているのは、ボールペン1本生活にしても、何の不便もないからです。
仕事で、どうしてもボールペンを使わなければならないわけではないから当然と言えば当然です。
ぬりえを始めてから、多色のジェルペンを買ったので、それもボールペンに入れれば、もっとありますが、ふだん筆記に使うボールペンは1本だけで、インクがなくなったら、入れ替えて使用しています。
ちなみにこのボールペンです⇒7年持つはずのセブンイヤーボールペン・2017年に買った物
マグ1個生活
飲み物を飲むのに使うマグも基本的に1つで、割れたら(よく落として割ります)、新しいものを買っています。
去年のクリスマスに、娘がマグをくれたので、現在は2個体制です。いつものマグで、ハーブティを飲み、娘がくれたマグでオーツミルクとレモンのお湯割りを飲む、と使い分けています。
水を飲むこともありますが、水はたいてい水筒で飲んでいます。
理想は1個ですが、2個ぐらいならまあ、許容範囲です。私の夫は、保温できる金属のマグや水筒みたいなのを複数持っていますが、場所を取るだけです。
ユニフォーム
何度も書いていますが、いつも同じような服を着ています。
娘に古着をもらったあとも、毎日違う服を着るのではなく、1枚ずつ着倒して、使っていくという感じです。
別に努力してそうしているわけではなく、毎日違う服装をするより、同じ服装のほうが楽なのでそうしています。人間は楽なほうに流れますから。
以前はもっと服をもっていましたが、プロジェクト333などをやってみたところ、自分がいつも同じ服ばかり着ていることや、あれこれコーディネートを変えるのが嫌いなことがよくわかりました。
ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。
シングルタスク
できるだけシングルタスクをするようにしています。
シングルタスクのほうが頭が疲れないし、ミスも少ないし、そのときやっているタスクに集中できるので、パフォーマンスの質があがります。
シングルタスクは、物を減らすことには直接関係がありませんが、1つにしぼりこむ癖や、ノイズをシャットアウトする癖がつくので、シンプルライフにしたい人にはおすすめです。
もともと私は何かを「ながら」でやるのがすごく苦手で、勉強も塗り絵もながらではできません。
オーディオブックやポッドキャストを聞きながら、塗り絵をしてみましたが、どちらにも集中できないのでやめました。
私は音楽が好きですが、運動やものすごい単純作業(皿洗いとか)のバックで流すぐらいしかながら聞きができず、結局、集中して音楽だけを聞くことが多いです。
音楽のながら聞きをあまりしないせいか、気分転換したい時、音楽を流すだけで、雰囲気や気分がガラッと変わります。
収納場所を絞り込む
物を収納する場所も絞り込んでいます。
本は本棚に、衣類は自室のクローゼットと廊下にあるバーに、こまごました物は全部、私用のクローゼットに、今、使っている書類やノートやデスクの引き出しに、という具合です。
収納場所をむやみに増やすと、物も増えるので、収納スペースを減らすのはシンプルライフ化に役立ちます(本当です)
本や衣類など、同じ物は、同じ場所(理想は1つ)にしまったほうが、生活しやすいし、自分が何をどれだけ持っているの把握しやすいから、持っている物をちゃんと使えるようになります。
いつも同じバッグに同じ靴
バッグも同じ物を1つだけ使っています。
これ⇒私のバッグ、ポータータンカー、ショルダーバッグ(L )のレビュー。
靴は、スニーカーを1足持っていて、冬の寒い時期以外は、このスニーカーだけで対応します。
食器や雑貨など、ほかの物も、1つだけでいい物は、1つだけで暮らしてみて、大丈夫そうだったら、そのまま1つで生活するようにしています。
■このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒シンプルな生活にするために役立ったこと(その1)~不用品を捨てる。
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読者の方から、たまに「娘さんのことをもっと書いてほしい」とリクエストがあるので、今回、ちょっと書きますと、私の娘はマグが好きなのか、土産やクリスマスプレゼントでよくくれます。
以前、メキシコ旅行に行ったとき買ってきてくれたマグは、デスクの引き出し(ファイルを収納できる深さのある引き出し)に入れて、ペン立てとして使っていて、これはこれで便利です。
娘の自宅には、1人暮らしには多すぎるマグと、スターバックスのきらきらしたタンブラーが何個もあります。
スリフトショップの店長の仕事を始めてからは、たまに店で衣料品を買うので、服も増殖しています。
物を増やすと、次の引っ越しがしんどいだけなのに。
ミニマルに暮らしたほうがずっと楽なのに。
マグ買う分を貯金しておけば、娘はまだ若いから、老後資金がしっかり貯まるのに。
こう私は、思いますが、そう考えない人も、たくさんいるようです。
娘の貯金などはどうでもいいですが、物が少ないほうが、絶対楽です。これは断言します。
断言すべきではないでしょうが、断言せざるを得ません。