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掲載誌のお知らせです。
5月10日発売の、『PHPくらしラク~る♪』2022年6月号に記事を執筆しました。
今回は、私の記事の内容の紹介と補足をお伝えします。
PHPくらしラク~る♪ 2022年6月号
「PHPくらしラク~る♪」は、PHP研究所が発行している月刊の生活実用情報誌で、対象はおもに40代の主婦です。
横13センチ、縦18センチぐらいの小ぶりの雑誌で、ページ数は128ページ。
巻頭16ページがカラーグラビア、p81~92もカラーグラビアで、料理、仏像のイラスト(連載)、コミックなどがついています。
その他のページはわらばん紙で、軽くて文字は大きめで読みやすいです。
2022年6月号の特集は、「少ないモノですっきり暮らす! 運とお金はたっぷりゲット」。
今回も、表紙の絵がかわいいく、背景が水色で涼しげです。
買わないすすめ
6月号は物を減らして、すっきり生活をするためのヒントが、59ページに渡ってのっていますが、私は買わないことについて書いています。
掲載ページは、26ページから32ページまでの7ページ。
内容は3つで、すべて書き下ろしです。
・どうしてあなたは買いすぎてしまうのか?
・筆子流、本当に必要な物しか”買わない挑戦”をしてみよう!
・物がたくさんあるほど、いい人生?(1ページのエッセイ)
買うことから使うことへシフトする
26~27ページで、物を買いすぎてしまう理由を7つ紹介しています。
理由の1つは、実際に物を使うことより、買うことに意識が向いているからです。
考えてみると、買い物は、買う前や、買っているときより、買ったあとのほうがずっと重要です。
使うために買うのですから。
ところが、ショッピングは、てっとりばやくドーパミンを出せる、楽しい行為ですから⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
「必要だから買う行為」や、「使うために手に入れる行為」ではなく、「買い物したいからする買い物」、つまり単なるレクリエーションとして、買うことが多いのです。
その結果、物が増えます。すでに家に似たような物がたくさんあると、買っても活用できませんしね。
そこで、買うほうではなく、使うほうに意識を向け、そちらにエネルギーを注ぐと、買い物のスピードが落ち、物の流入も控えめになるので、もっとシンプルに暮らせます。
使うほうに意識を向けるには?
物を使うほうに意識を向ける簡単な方法を4つ紹介します。
1.使っているかどうかチェックする
買って終わりにせず、買った物が、その後、どんな人生(物ですが)をたどっているか、ときどき振り返ってください。
先月(先週、3ヶ月前、半年前etc.)買った物をちゃんと使っているかどうか、チェックします。
そのためにおすすめなのは、物が家に入ったときに記録をすることです。
そうしないと、何がいつ家に入ったかわからなくなりますから。
特に買いすぎをやめたい品物について、洋服ノートと同様のものをつけてみるといいでしょう⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
2.似たような物は一箇所に集める
書籍、洋服、文具、食品、消耗品のストックなど、似たような物は、家のあちこちに散らすのではなく、できるだけ一箇所にまとめてください。
すると、その場所を見るだけで、減っている、増えている、全然動きがない、とかわかります。
以前、本をたくさん持っていたとき、家の5箇所ぐらいに散らして収納していたのですが、こういうふうに、複数の場所に散らしていると、内容を把握しにくいので、知らないうちに数が増えます。
今は本箱2段に収納しているので、リストにしなくても、持っている本は、一目瞭然です。
物をいっぱい持っている人は、まずは、収納場所を1箇所にする(1箇所に集める)ことを目標にするといいかもしれません。
3.使うチャレンジをする
半ば死蔵品になっているものを、そのへんにしまっておくだけでは、なかなか使えないので、目標を決めて、チャレンジの一貫として使ってください。
たとえば
・持っている服を全部着るチャレンジ
・手持ちの食品を食べきるチャレンジ⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
・ノートを使い切るチャレンジ⇒三日坊主なあなたに~ノートをきっちり使い切る方法はこれだ
・手持ちの本を読むチャレンジ⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。
持ちすぎているものをある程度使って、需要と供給のバランスを取りましょう。
4.どうやったらちゃんと使えるか考え、使う
買い物に意識が向いている時は、買い物について考える時間が増えるものです。
その時間の一部を、使う方法を考えるほうにあてましょう。
買い物が多い人は、以下のようなことに時間とエネルギーを使っています。
・実際の買い物(店に行って、品物を見て、試着・検討して、買うものを決め、代金を支払って、買った品を持ち帰る)
・何を買おうか考える
・買いたいものを探してネットで検索する
・どれを買おうか、比較検討する
・どれを買おうか迷う
・かわいいなあ、ほしいなあと思って、商品をしげしげ眺める(実店舗/ネットとも)
・人が買ったものをSNSでながめる
・人が買ったものの感想(レビュー)を読む
・お買い得情報を探す
・カタログを見る
・雑誌やネットでおすすめ品や、新商品情報をながめる
・人が使っているものを雑誌やSNSでながめる
・ウインドウショッピング
私も、昔、通販で物をよく買っていたときは、よほど暇だったのか、フェリシモの分厚いカタログを、最初から最後までじっくり見ていたことがあります。
こういうことをしているとき、頭の中は買い物のことで占められています。
その時間の一部を、すでに持っている物を使う方法を考えることにあてれば、買い物一色だった思考パターンが変わります。
こんなことを考えて
・自分は何を持っているか?
・それはどこに、どれだけあるか?
・それをどうやって使っていくか?
そして、以下のことを行ってください。
・持っている物を全出しして、じっくりながめる
・実際に使う
・使ってみてどう感じたか?
買い物好きな人は、毎日、何かしら買い物に関係のある行動をしているものですが、使うほうに意識を向けるために、1日に1回は、使うことに関する行動に時間をさいてください。
関連記事⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。
買わない挑戦/エッセイ
28ページから31ページは買わない挑戦のすすめで、具体的なやり方や書いています。
5つ書いていますが、これは『買わない暮らし。』という本のパート3に書いた、買わない挑戦をすすめる10のポイントから、特に大事だと思う5項目について、書いたものです。
筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
本と違うのはイラストや表があることです。
イラストがあるとよりイメージしやすいですね。
32ページは、私が思う「物との健全な関係」を書いたエッセイです。
興味のある方は、コンビニや書店で、ぜひチェックしてください。
アマゾンでも購入できます。
値段は420円で、もっとも早いお届けは「本日」となっております。以前は、買い合わせ対象商品だった気がするのですが、これは単品で購入できます。
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6月号には「12星座別幸運のキーワード」という記事があって、星座べつに物の手放し方が書いてあります。
たとえば、私は牡羊座なのですが、牡羊座の人は、「モノへの執着はあまりない」とあります。
う~ん、確かに私はそうかもしれませんが、そうじゃない人もいっぱいるんじゃないでしょうか? 私の母も牡羊座なのですが。
ですが、こういうお告げみたいなものが、行動のきっかけになれば、それはそれでいいと思います。
どの星座の人にも、「捨てろ」と書いてあるし、手放すと運気がアップする品物も明記されています。
運気がアップするというようりも、生活がしやすくなるので、いらない物は本当に捨てたほうがいいですよ。