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昨日、部屋がぐしゃぐしゃに見える原因を7つ紹介しました。
今回から、この原因を解消するために、手っ取り早くできることを順番に紹介します。
やれば即座にきれいになるので、スッキリした部屋で生活するいいきっかけになります。
ぜひ、やってみてください。
初回は、床の上の攻略です。
床の上にある布モノを撤去する
めざすは、少しでも床の上が見えるようにすることです。、
そのためには、床の上にあるものを捨てればいいのですが、雑多なものがごちゃっとのっていると、「ううっ」となってしまって、動き出せないかもしれません。
そこで、きょうは布類だけをターゲットにしてください。
布でできているものを拾って以下のことをします。
1)真正ゴミは捨てる
2)しまうべきものは、押入れなどにしまう
3)ほかの部屋にあるべきものは、その場所に戻す
4)古着は資源ごみ袋へ(名古屋市の場合は)
5)きれいな洗濯ものは、タンスやクローゼットへ入れる
6)汚れた衣類は洗濯もの入れか、洗濯機の中へ入れる
7)その他の布⇒あとで考えることにして、袋にまとめて入れる
いま、あなたの床の上にある布モノの行き先はこれぐらいだと思います。
このように、はじめに散らかっているものの行き先をある程度リストアップしておけば、あとは、このリストを見ながら、仕分けしつつ捨てるだけ。
難しくありません。
床の上によくある布モノとその行き先
参考までに、よくある布モノの行き先を書いておきます。
布団などの寝具
寝具は、押入れなど所定の位置に収納します。
病気で1日中(または、1日のうちの数時間)、布団に寝る人以外、布団を敷きっぱなしにしないでください。
万年床は、ふとんに湿気(しっけ)がたまって、カビやダニの温床になります。
ですが、そんなことよりも、見た目がとても悪いし、部屋が狭くなるし、布団のまわりにほかのガラクタが引き寄せられます。
さらに、万年床だと、寝るべきでないときに、ついうっかり、布団の上で横になってしまい、そのまま寝込んで、「生産的な活動をすべきなのに、できなかった」という事態を引き起こします。
もし、きれいな部屋で暮らしたいなら、万年床は絶対作らないように。
布団を片付けるなんて、ほんの少しの手間です。5分もかからないでしょう。
2018年に里帰りしたとき、当時85才の母が、布団の上げ下ろしがしんどいから、最近は私(筆子)の部屋にあるベッドで寝ていると言っていました。
体力的にふとんの上げ下ろしがきついとか、膝や腰、関節が痛くてできない、という場合は、もっと軽い布団に変えるか、ベッドで寝るようにするなど、工夫してください。
敷布団を使うのをやめると布団の上げ下ろしがとても楽になります。
敷布団もマットレスも断捨離~ミニマリストのふとんはこれだけあればよい
取り込んだ洗濯もの
洗って乾かした洗濯ものは、タンスやクローゼットに入れます。
私、洗濯ものをしまう話をよく書いていますが、毎日私のブログを読んでいても、取り込んだ洗濯ものを、和室の一角に山にしている人がいます。
その人は、「洗濯ものを片付けることができたら、それにこしたことはないけれど、でもべつに出しっぱなしにしておいたって死ぬわけじゃないし、たいしたことじゃないよね」と思っています。
会社で昼休みにブログの記事を読んでいるときは、「ああ、洗濯ものを片付けたほうがいいかもなあ」と思います。
しかし、仕事が終わって帰る段になると、保育園に子供を迎えに行ったり、夕食の買い物をしたり、夕食を作って、おふろをわかしたり、あれこれしているうちに、洗濯もののことはすっかり忘れてしまうのです。
かくして、その日も、数日前に取り込んだ洗濯ものが、和室の角で静かに山をつくったままです。
洗濯ものをしまわない強固なルーティンが確立されているため、なかなかしまうことができません。
そのような人が、山になっている洗濯ものをしまうためには、「きょうは洗濯ものをしまうまでは寝ないぞ!」といった覚悟がいります。
付せんに、「洗濯ものをしまう!」と書いて、手帳など、自分が必ず見るものに貼って、家に帰ったら、まっさきにしまうぐらいのことをしないと、しまうことができません。
コミットメント(自分の人生をかけて、責任をもってなしとげること)が必要なのです。
考えてもみてください。
ものの捨て方や片付け方を書いた本、雑誌、ポータルサイト、ブログは山のようにあります。「汚部屋だから片付けたい」と思っている人は、そうした情報を日常的に目にしているでしょう。
しかし、片付けることができません。
捨てることや片付けることが、その人の優先順位のすごく下のほうだから、片付けられないのです。
優先順位をぐーんとあげないと長年の習慣から抜け出すことはできませんよ。
脱いだ服(ジャケット、靴下、パジャマなど)
脱いだ服は、所定の場所にしまいます。たいていは、洗濯ものを入れるハンパーか、クローゼットだと思います。
どこにしまうのか、しまい先や、ルールがあいまいだと、しまうことができません。
もし、あなたがそうなら、先に、脱いだ服の行き先をしっかり決めてください。
脱いだ服をどこに置くか、どんなタイミングで洗濯するかは、人によって違います。
私は、その日着ていた服は、お風呂に入る前に脱いで、お風呂から出たあと、下着やソックスを入れているかごに、てきとうに丸めて放り込んでいます(お風呂から出たら、パジャマを着ます)。
たいてい、翌日もその服を着ます。
服の数も、洗濯の回数も大幅に減らした理由:ミニマリストへの道(49)
洗濯をするときは、朝のスロージョギングから戻ったタイミングで脱いで洗濯をしています。
1着の服が、どんな場所を経て回転するか考えてみましょう。
たぶん、買って家に入る⇒着る⇒洗濯する⇒きれいになった服をタンス・クローゼットにしまう⇒とりだして着る、となります。
着てから、洗濯するまでの時間は、人によってさまざまですが、どんな人の服もこのサイクルをたどるはずです。
このサイクルに、「床の上に置く⇒床から拾う」という工程を入れるのは、いかにも不自然だし、無駄な行為だと思いませんか?
服が最短距離をたどって回転することをめざしてください。
マットなどの敷きもの
マットや敷きもののたぐいも、床を見えなくします。
置かなくてもいい敷きものは取り去ります。
その玄関マット、本当に必要? マットを捨てると手に入るもの。
床の上にある服を見て、違和感を感じる人も、マットや敷きものが床の上にあるのは、「あたりまえのこと」だと思うでしょう。
しかし、なんとなくマットを置いて、いらなくなってもそのままにしていることがあります。
また、マットを買いすぎて、置く場所がないから、部屋に置いてしまうこともありますね。
洋服や靴を買うのが好きで、必要以上にたくさん買ってしまう人がいるように、敷きものを買うのが好きな人もいるのではないでしょうか?
インテリアショプの福袋を買ったら、マットが入っていたので、とりあえず部屋に敷いた、という人もいるでしょう。
マットも布団と同じで、カビやダニを引き寄せますし、ほこりも増やします。
部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。
ものによってはすごく邪魔だし、掃除もしにくくなります。
敷く必要のあるマットだけを、ポイントをしぼって敷いたほうがいいです。
☆きのうの記事⇒ごちゃごちゃした部屋に見えてしまう7つの根本的な要因。
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きょうは、床の上にある布モノを撤去することをおすすめしました。
もしかしたら、あなたの部屋の床の上には、布なんて落ちてないかもしれません。
そんな人は、紙類をターゲットにしてください。
大事な書類もどうでもいい紙も床の上で堆積しているときの片付け方(汚部屋改善)
考え方は、布モノの片付け方と同じで、コツは、先に、行き先を考えることです。
布も紙も、回転させることを意識するといいでしょう。
人間は生まれて死ぬまで、前へ前へと進んでいきます。
時間は刻々と進むので、どこかにとどまることは決してないし、後戻りもしません。
そんな人間が日常使うものも、やはり、回転させたほうがいいのではないでしょうか?
汚部屋に住むのは、ものの回転や流れをむりやり止めて、ずっとそこにとどまらせてしまう生き方です。
「よどんだ水は腐る」とか、「流れる水は腐らず」という言葉があります。
ものをどこかに停滞させず、どんどん使って、清流が流れるすがすがしい部屋にしていきましょう。