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当ブログの人気コンテンツの1つである、TEDの記事をまとめまいた。まとめ、その4です。20個集めました。
週末の時間のある時に読んでください。これまで「英語だから」とスルーしていた人も一度は読んでみることをおすすめします。要約か抄訳をつけているので、内容はわかるようになっています。
☆最近、TEDのプレイヤーの仕様が変わりました。右下の赤い吹き出しをクリックして字幕を選んでください。
おすすめのTEDの記事、まとめ
ティム・アーバンの Inside the mind of a master procrastinator 「先延ばし魔の頭の中はどうなっているか」
先延ばししている人の脳内でおこっていることをイラストで見せてくれます。後回しにしているときは、「モンキー脳(サル脳)」がみょうに活発になっています。
このサルは締め切り間際になると、パニックになります。
でも締め切りがあることはまだいいですね。動画では、締め切りのないものを先延ばしする恐ろしさについても語られています。
女優、ジェーン・フォンダの Life’s third act 「人生の第3幕」。
寿命が伸びつつあるので、60歳以降は余生というより、まだまだ現役ですね。私もあと2年で60歳ですが、今のまま60歳になるとすると、まだまだ晩年とか、拾った人生といった感じではありません。
「もう年だから」と思っている人必見のプレゼンです。
心理学者のローラ・カーステンセンの Older people are happier 「年をとるほど幸せになる」。
こちらもシルバーエイジがテーマのプレゼンです。
単純に考えると、体が次第に衰えてくる高齢者の幸福度は下がるはずなのですが、実は若いときより幸せだ、と感じている人が多いのです。
これを「高齢化のパラドックス」といいます。
人が年齢を重ねると幸せになる理由の1つは考え方が変わるから。年をとっている人のほうが、若者より前向きなのです。
イギリスの女優タンディ・ニュートンの Embracing otherness, embracing myself 「他者の受容と自己の受容」。
タンディは女優なので美しいのですが、声もとっても素敵なのです。
才能と容姿に恵まれた人なのに、タンディは若いころは、自分で自分を受け入れることができませんでした。肌が茶色くて、周囲とは異質だった(と本人は思っていた)からです。
社会心理学者のエイミー・カディの Your body language shapes who you are 「ボディランゲージが人を作る」。
パワー・ポーズ(ワンダーウーマンのポーズ)をとると自信がつくことを、科学的な側面から語っている動画です。
この先生自身、明るくて前向きな人に思えます。けれども、大学生のとき、事故にあって苦労しています。
ジェイソン・フリードの Why work doesn’t happen at work 「なぜ職場で仕事ができないのか」。
職場は仕事をする場所なのですが、皮肉なことに、仕事をするのに適した場所ではない、というプレゼンです。
その理由は絶え間なく邪魔が入るからです。
邪魔が入るから仕事ができないのは自宅も同じですね。
ジェイソン・フリードは Basecamp というWebベースのプロジェクト管理ツールを開発した会社のCEOです。
心理学者のシーナ・アイエンガーの How to make choosing easier「選択をしやすくするには」。
選択肢があふれている現代、いかに上手に選択するべきか4つの方法が提示されています。
最初に、有名なジャムの実験の話が出てきます。
お店の試食コーナーに6種類のジャムを並べたときのほうが、24種類並べたときより売上がよかった、という実験です。
24種類並べたときのほうが、人はたくさん立ち寄りました。たくさん来たけれと買いませんでした。それは選択に苦労し選べなかったからです。
自宅に洋服やシャンプー、コスメの種類を集めすぎても同じことが起きるんじゃないでしょうか?
料理人、マーク・ビットマンの What’s wrong with what we eat 「我々の食料に関する課題」。
肉やジャンクフードの食べ過ぎ、野菜の食べなさすぎが健康によくないのを知っている人はたくさんいるでしょう。このプレゼンでは、肉の消費が地球にどんな影響を与えているのか説明されています。
私たちがふだん食べているものは、自分が本当に食べたいから食べているのか、それとも何者かによって食べさせられているのか?
洋服や雑貨と同じように、食品の需要も売り手側が作っています。
アメリカの大学のバスケットボールチームの名コーチだったジョン・ウッドンの The difference between winning and succeeding 「勝利と成功の違い」。
このプレゼンは彼が90歳のときに収録されました。
座って話してますけど、昔のこともきっちり覚えていて、とてもお元気です。結局彼は99歳で亡くなりました。
バスケットの試合で勝つことが成功ではなく、自分自身が満足できるプレイをすることが成功なんだ、という主旨です。
ベストを尽くしたかどうかが問題なのです。
アメリカのジャーナリストのレスリー・T. チャンの The voices of China’s workers 「中国の出稼ぎ労働者の声」。
レスリーはウォール・ストリート・ジャーナルの北京特派員時代に、たくさんの出稼ぎ労働者(女性)取材し、Factory Girls: From Village to City in a Changing China(邦題:現代中国女工哀史)という本を著しました。
劣悪な環境で働く彼女たちですが、皆、将来に夢を持っており、想像以上にたくましく生きています。
まだまだある傑作TEDの記事
行動経済学者のダン・アリエリーの Are we in control of our own decisions? 「我々は本当に自分で決めているのか?」
私たちは何ごとも自分で決めているように思っているが、じつはいろいろ錯覚して、決めさせられているんだよ、すごく理不尽なことをしているんだよ、という主旨です。
自分の理性や意志の力を過信しないほうがいいですね。
依存症の研究をしている心理学者のジャドソン・ブルーワーのA simple way to break a bad habit「悪習慣を断ち切るシンプルな方法」。
ある日、読者の方から、自分には悪い習慣があって、どうしても抜け出せない、悪い習慣を手放す方法を伝授してください、というメールをもらいました。
そこでこのプレゼンを紹介しました。
ジャドソンは、その習慣に対して好奇心をもち、習慣になっているそれをやりたいと思ったとき、自分が何を考えているのか、体には何が起きているのか観察することで、抜けられると言っています。
ちょっと引いて、自分を観察するのですから、メタ認知(自分が考えていることについて考えること)と同じです。
幸せ研究家、ニール・パスリチャの The 3 A’s of awesome 『「Awesome(最高)」の3つの要素』。
ニールさんのずっと幸せだった人生はあるとき急転します。妻に離婚を言い渡された直後に親友が自殺。
つらいことが続いて絶望的な気持ちになったニールさんは、「このままじゃ自分はだめになる」と思い、日々の小さな喜びをつずるブログを作りました。
毎日ちょっとしたいいことを書いているうちに、ニールさんはだんだんハッピーになっていき、しかもこのブログに日々、何百万と人が訪れるようになりました。
社会心理学者のエミリー・バルセティスの Why some people find exercise harder than others 「運動するのが人より億劫なわけ」。
健康やダイエットのために運動をしなければ、と思っても、すんなり運動できる人とできない人がいる、その違いは、物の見方が違うから、という主旨のプレゼンです。
ゴールだけを見据えて走る人は、余計なもの(ゴミ箱とか電信柱とか)に気を取られながら走る人より、ゴールまでの距離を短く感じるそうです。
クリストファー・ブロナーの How to change the world 「世界を変える方法」。
兄弟でヘルシーなお菓子を開発し、売り出した10代の少年たちの話です。彼らは子供たちが大好きな物が、体に悪いという矛盾を解決しようとしました。
お菓子っておいしいですが体に悪いです。砂糖もよくありませんが、食品添加物が問題だと個人的には思います。人工着色料とか。
「気にしていたら何も食べられないから食べる」という人も多いのですが、お菓子は別に食べなくても大丈夫な代物です。
お菓子やジャンクフードは生活習慣病、不妊、アレルギーの要因になっていると思います。
自分はともかく、こういう物が氾濫する社会を変えないと、子供たちの未来が心配です。「危険だから食べない」という人が増えれば、メーカーももっと考えるんじゃないでしょうか。
メーカーは「売れるから」「利益が出るから」作っているわけです。売れなければ、別の商品を開発するでしょう。
起業家のジョナサン・フィールズの Turning fear into fuel「恐怖を燃料にすること」。
何かやりたことがあっても、うまくいかなかったらどうしよう、みんなに笑われたらどうしよう、と怖くなってやれないことがよくあります。
そんなときは、恐怖を自分を奮い立たせるものに変えればいい、というプレゼンです。
恐怖で身動きできないときに、自分に問いかけてみると効果的な3つの質問を学べます。
環境心理学者のキャロライン・ホーグランドのMy year of living without money 「お金を使わずに暮らした私の1年」。
キャロラインは、1年間、仕事をやめお金を使わないで生きる実験をしました。
店で買物をしないのです。物々交換をします。
友だちの家に招かれたときお礼にアイスクリームを買った以外はお金を使わないで無事1年過ごせました。
お金を使わない暮らしでキャロラインが見つけたものは、お金よりもっといいものでした。
ストリート・パフォーマーでイマジネーションの専門家、パティ・ドブロボルスキーの Imagination Changes Everything 「イマジネーションはすべてを変える」。
イメジネーションとは想像力です。想像力には素晴らしいパワーがあります。
この頃、ネガティブな人からよくメールをもらっていました。ネガティブな人のメールはたいてい長いし、ある意味すごくパワフルです。
このマイナスに引っ張る力を逆のベクトルに向ければいいのに、と思い、パティさんの動画を紹介しました。
暗いことばかり考えて、洞窟の闇の中に入っていかず、もっと明るい未来にむかってイマジネーションの翼をはためかせてください。
ゲン・ケルシン・ニエマさんの Happiness is All in Your Mind 「幸せはすべてあなたの心の中にある」。
幸せになりたい、と思っている人はたくさんいます。では幸せって何でしょう?
幸せの正体をシンプルな言葉で教えてくれます。最後に瞑想つき。
ホーム・ニュイエンの The Power of Mindfulness 「マインドフルネスの力」
マインドフルネスとは、今この瞬間、自分が感じていることに意識を向けることです。
ホームはリーダー育成のためのコンサルティングやマインドフルになる方法を教えています。
彼はベトナム難民。
ボートの上で死にそうな目にあい、これまで大事だと思っていたことなんて、別に大事じゃなかったことに気づきます。
アメリカについてからは周囲に溶け込もうと、昔あったことを忘れようとしましたが、20代になってから瞑想と出会い、人生が変わります。
ホームはサバイバー(困難なことを乗り越えて生き残った人)ですが、彼によれば、みんなサバイバーだそうです。
この世界にある戦争や対立は、人の心の内側に起きていることを表しているのだそうです。
過去のTEDのまとめ記事はこちら。3つあります。
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いかがでしたか? お気に入りの動画が見つかったら、時間をおいて何度か見てみるのもおすすめです。
人は日々成長しているので、見るたびに新たな気付きを得られます。