ページに広告が含まれる場合があります。
買い物依存気味の人のために、買い物以外の活動(アクティビティ)を7つ紹介します。
人生には、買い物以外にも、やれることがたくさんあります。何か新しいことを始めてみると、買い物ばかりする生活から抜け出せますよ。
1.買いためた物を使う
買い物ばかりする人は、買うことだけに意識が向いているので、何かを買ったところで、その行為が完結します。そして、新たな刺激を求めて、また別の物を買おうとします。こうして、買い続ける生活が続きます。
このサイクルをこわすために、買い物と買い物の間に、買った物を使う行動を入れてください。
使うことに意識を向けている間は、買い物に意識が向きませんから、買い物ばかりするサイクルをこわすには、とても効果的です。
使わないから買い続ける
若い頃の私は買い物ばかりするサイクルをたどっていました。
フェリシモ(通販会社)の赤い箱が家に届いていると、「わ~、何が届いたのかな?」とわくわくし(頒布会なので何が届くかわからない)、ここでドーパミンが出ます。
箱を開けて、中身を確認し、「今いちだな」とか、「かわいいかな」などと思った時点で、ドラマが終わります。買ったものは、引き出しや押入れにしまわれて、見向きもされません。
数がたくさんあるから、すぐに使う必要はないのです。当時のフェリシモのコンセプト自体が、同じ物の色違いなどをコレクションすることなので、すぐに使うことは、私の頭にはありませんでした。
昔はインターネットがなかったので、お金を振り込み、次に注文するものを決めてハガキに記入します。おまけがもらえるギリギリのラインになるように、注文額を調整しながら。
もし私が、買った物をすぐに使うことを心がけていたら、さすがの私も、ソックスやパジャマ、レターセットが多すぎることに気づいたはずです。
私は、使うほうに意識を向けなかったため、物がどんどんたまって、数年後に断捨離せざるを得なくなりました。
意識を向ける先を変える
今、買い物がくせになって危機感を感じてている人は、買い物に使っているエネルギーが100だとしたら、そのうちの70ぐらいは、買ったものを使うことに向けましょう。
そして実際に使ってください。
やってみるとわかりますが、物がありすぎると、買った物をちゃんと使うのは、けっこうきついです。
努力も工夫もいるでしょう。
しかし、努力がいることは、やり遂げたあと、とても達成感があります。いろいろ創意工夫するのも楽しいものです。
ぜひ、きょうから使い始めましょう。
2.本を読む
連休中、仕事の人も多いと思いますが、もし、時間が取れたら、本を読んでください。
できれば、ふだんは手に取らないようなジャンルの本を読んでみると、新しい発見があって、見ている景色が変わります。
先日、Netflixで、『ピアノの森』というアニメを見たのがきっかけで、ショパンに興味がわき、ショパンの伝記(オーディオブック)を聞き始めました。
私はクラシックは、バロックから古典派が好きで、ショパンは神経質そうだし、音楽はチャラチャラしてるしなんか嫌いだ、と思っており、彼の音楽を積極的に聞いたことはありませんでした。
ドラクロワの描いたショパンの肖像画を見て、勝手にそう思っていたのです。
伝記を聞き始めてみると、知らないことがいっぱい出てきて、ミニトランポリンをしながら、「へえ~。知らなかった~」と驚くことばかりです。
ミニトランポリン⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果
7歳で最初の曲を作曲したことや、子供のときは明るい性格で学校で人気者で、まわりの人は、音楽家になるより、役者になったほうがいいと言ったとか。
20分ぐらい聞いただけで、私のショパンのイメージがガラガラとくずれました(いいほうに)。
このようなことは、誰にでもあると思います。
アマゾンだと、購入履歴をもとに、似たような本ばかりおすすめに出てくるので、本屋や図書館に行って、ふだんは手に取らない本を見つけて、読んでみてください。
私のおすすめ本⇒文句や不満の多い生活から抜け出したい人におすすめの本、7選。
3.修理
こわれたままで放置している物があったら、まとめて修理してください。
修理すれば、使い始めることができます。
4月の半ばに、娘の家に行き、掃除を手伝いました。そのとき、娘に、穴があいたり、縫い目がほつれたりしているトレーナーやレギンス3着の修繕を頼まれたので、持ち帰りました。
実は、自分のレギンスやパジャマ、ソックスにも、修繕すべき箇所があったのですが、去年の秋から3月のはじめまで、新刊(⇒新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ)の執筆やら何やらに時間を取られていたので、すべての仕事が遅れ気味になり、放置していました。
そこで、娘の家からもどったその夜、娘の分も自分の分も、一気につくろいました。時間にして、70分ぐらい。
ものすごい達成感を感じました。
当たり前ですが、ちゃんと修繕したほうが着心地がいいです。
私のようにズボラな人はそんなにいないと思いますが、もし、修理すべきなのに、ずっと放置していることがあったら、これを機会にやりましょう。
直す気がないものは、処分をおすすめします⇒それ、本当に修理する気あるの?:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(その2)。
4.外国語を学ぶ
外国語を学ぶことは、ほかの文化を知ることなので、さきほどのショパンの話と同じように、学んでいるうちに、「へ~知らなかった~」と思うことにたくさん遭遇します。
何語でもいいので、興味のある言葉を学んでください。
東京外語大学の言語モジュールでは、27カ国語(日本語も含む)を、初歩から学ぶことができます。
言語モジュールは教科書みたいで、退屈すぎると思ったら、Duolingoなどのアプリがおすすめです。
duolingo(サイトにリンクしましたが、スマホのアプリでやっている人が多いはず)
Duolingoも20ヶ国語以上、学ぶことができます。
私は、Duolingoを使ったことがありませんが、人気の高いアプリです。ほかにも多言語を学べるアプリはたくさんあるので、どれか1つ選んでやり始めればいいでしょう。たいてい無料で始められます。
外国語をやる気になれない人は、日本語(漢字や語彙、古文など)を学んでもいいかもしれません。
それもやりたくない人は、知らない土地に関する本を読むと、異文化にふれることができます。
5.外に行く
外に行って自然と親しむのもおすすめです。
外に出よう:自然にふれて、もっと楽しく健康に暮らすコツ(前編)
自然とふれあうことは、心の健康にいいので、悩み事がある人は、積極的に外に出てください。
5月は外でいろいろなイベントをやっていると思いますが、わざわざそういうイベントに行かなくても、そのへんを歩くだけでOKです。
のんびり、自然を感じながら歩いてください。
外の風にあたって、自然を見ていると、家の中にいるときには感じられない、自然とのつながりを感じることができます。
6.在庫の棚卸し
自分が持ちすぎている物の内容や数を調べて、数量を確認してください。
洋服については、やり方を詳しく説明しています⇒徹底的に在庫を調べる:本気で服の買いすぎをやめたいあなたへ(その2)。
食器、書籍、化粧品、靴、備蓄している食品など、在庫が増えがちなものの数を数えてみると、買ったけど存在を忘れていた物や、全然使っていない物が見つかるかもしれません。
そういう物を見つけたら、早速きょうから使い始めましょう。
買い物好きな人は、新しい物を手に入れることに熱心ですが、実は、家の中に、使っていない物がたくさんあるので、何もわざわざ新しい物を買わなくてもいいのです。
今は豊かな時代なので、家の中にある物すべてを漫勉なく使っている人は、そうそういないと思います。
数を数えるだけなので、難しくありませんが、棚卸しは大変なので、ターゲットを決めて、負担が大きくなりすぎないようにしましょう。
衣類がたくさんある人は、Tシャツだけ数える、とか。
もし、「これはちょっと多すぎるかも」とか「こんなにはいらないよね」と思う物を発見したら、積極的に捨てると、1番で紹介した、「使うこと」がラクになります。
そう。物は使うと、価値を得られます。
コレクションは別として、使うために買ったものは、ちゃんと使って、使命を全うさせてください。
7.やりたいことを書き出す
6番まで読んで、どれもあんまりやりたくないと思ったら、やりたいことや、やってみると楽しそうなことを書き出してください。
おすすめはブレインダンプ⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
やりたいことを考えていると、だんだん楽しくなります。
極限までリストアップしたら、買い物なんかに時間を使うのはもったいないと思うはずです。
ほかにもやることはたくさんあります。以下のリンクを参考にしてください。
やることが見つからないあなたへ
人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
買い物依存気味なので、買い物以外でドーパミンを出す方法を教えて←質問の回答。
自分ひとりでできる簡単な気分転換の方法、10選。買い物する代わりにどうぞ。
*****
買い物以外の楽しい活動を7つ紹介しました。
もしかしたら、どれもそんなに楽しく思えないかもしれませんね。
ですが、やってみるとじわじわとした喜びが感じられることばかりです。
特に、死蔵品を使うと、「物をちゃんと生かしている喜び」が得られます。
私たちは、小さいときから、楽しいことイコールお金をつかうこと、という考え方をしていますが、これは正しくはありません。
お金を使わなくても、家の中で1人でいても、楽しいことはたくさんあります。