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読者の質問に回答します。質問は以下の2つです。
1.不用品を寄付したけれど、売ればお金になったかも、と思って後悔している
2.何がガラクタで何がお宝なのか判断できず、片付けが進まない
差出人は、以前、学生証を捨てて後悔していたもやもやさんです。
メールが長いので、質問部分だけ引用します。メールの冒頭は、学生証の件に関して、私のアドバイスや読者の体験談を聞けてよかった、ありがとう、と書かれていました。
もやもやさんは海外に留学し、卒業後も、そのまま数年そこに住んでから、今年帰国したそうです。
もやもやします
件名:売ったほうがよかったんじゃないか、と、お宝かガラクタか問題について。
フリマで売ればよかったのかも?
「やっぱりただ捨てるんじゃなくてフリマアプリ等で売ればよかったんじゃないか?」と思い出し、また毎日もやもやしています。
具体的に言うと、今年、海外から日本に完全帰国したのですが、その際に国際引越の費用や自身のスーツケース等に入れるものを、数も重さも費用の面でかなり絞らなければならず、日本から持って来たあまり使ってなく、綺麗だったカバンを4つを寄付をしたのですが、今になって、やっぱり日本に持ってきて、フリマアプリ等で売ればよかったんじゃないかなと思っています。
寄付したバッグはデザインと色が、もうアラフォーの私には合わないと思いますので、取っておいて後で使えばよかったんじゃないか、という後悔はないです。
ですが、日本で人気があるブランドのカバンで、数回しか使用していなかったため、きれいだったので、売れたんじゃないか、と思っています。
何がガラクタなのかわからない
もう一つは、帰国したあと、実家の掃除をしに行ったときに、ファミコンとスーパーファミコン、初期のプレイステーション本体とそれらのゲームソフトが結構あったので、捨てようとしたのですが、
兄や知り合いから、古いのは、今は高く売れるぞ、みたいなことを何回も聞いていて、捨てようかどうか迷ったのですが、本当に高値で売れるのかなあ、とメルカリ(フリマアプリ)で見てみたのですが、
そんなに高値で売れている(そもそもすごく売れている?)わけでもないような気がしたので、捨てようとしてマンションの共有のゴミ収集所において、
でもその数分後やっぱり捨てるのをやめて、やっぱり売ってみようかなあ、と思い、取りに行こうとしたら、もう私のゴミ袋だけ盗まれてなくなっていました。
盗む人がいるということは、やっぱり高く売れる、ということだったんじゃないかと思ってしまい、今になってもやもやしています。
実家には他にも古いものが色々あるのですが、母曰く、古いものはプレミアが付く、だから捨てない方が良い、と言うことです。
ちなみに夫は手間暇等を考えるとフリマアプリ等で売るより、捨てたほうが良い、という考えです。
すみません、簡単に言うと、私は何がお宝で何がガラクタかの判断が良くできません。なので捨てるのも苦手です。
あと自分の決断に自信がよく持てません。自分が信じられないのだと思います。
筆子さんの考え、体験談、聞かせていただけませんか? また、読者様のご意見、体験談も聞かせていただけると参考になります
すみません。(メールの引用OKです。)お時間どうもありがとうございます。すみません。(すみません、小さい子供がいるため、時間を取ることが難しく、急いで書いています。)
もやもやさん、こんにちは。お便りありがとうございます。学生証の記事が参考になってよかったです。
捨てたことを後悔しても無駄なのでさっさと次へ行こう、と言われてもうじうじ悔やむ人へ。
後悔する時間がもったいないので次に行く
バッグを捨てて後悔している件ですが、このもやもやの対処法は、前回の学生証を捨てた記事に余すところなく書いています。
⇒捨てたことを後悔しても無駄なのでさっさと次へ行こう、と言われてもうじうじ悔やむ人へ。
記事の最後に「後悔を捨てるステップ」というのがあるので、このステップにそって、気持ちを整理してください。
今さら後悔しても、バッグは返ってきませんから、後悔するだけ時間やエネルギーの無駄じゃないですか?
特にもやもやさんは、育児で忙しいのだから、そういう無駄な思考はさっさと捨てたほうがいいと思います。
私の意見や体験は、このブログにたくさん書いています。
今、公開済みの記事は3771記事あります。1つの記事の文字数の目安は、だいたい3000文字なので(TEDの記事はもっと長い)、単純計算すると、1131万文字ほど、捨てる話を書いています。
すべてが、後悔に関する記事ではありませんが、後悔についても、わりとよく書いているので、「後悔」というワードでブログ内検索して、記事を探して読んでください。
お宝かガラクタか判別するには
何がお宝で、何がガラクタなのか、自分の中で明確に定義してください。
もやもやさんは、「いつか売れば高く売れそうな物で、今は使っていない物、しまってある物」をお宝だと考えているようです。
この定義があいまいだから、ガラクタとお宝の区別がつかないのでは?
定義に正解はないので、自分で決めてください。
とりあえず、上の定義をもっと具体的にするといいでしょう。
「いつか」はあいまいなので、「今後1年以内に」とか、「半年以内に」としっかりラインを引きます。
「高く」もあいまいなので、「3万円以上」「買値の5倍以上」などと決めてください。
「プレミアが付く」とは具体的にどういう状態をさしているのでしょうか? 買値の10倍の値段で売れることですか?
売る時期と、売れる金額を決めるには、リサーチと未来予測が必要です。先のことはわからないので、取得できたデータと過去の体験を照らしあわせて、もっとも起こりそうな予測をします。
その上で、お宝と認定したものは、そのへんのガラクタと一緒に放置せず、お宝専用の場所に収納するといいでしょう。
そのほうが、お宝品の劣化を防ぐことができます。
「いつ売るか」を決めるとき、誰がどのように売るかを考えなければなりません。
誰かがそれを売らない限り、不用品はお金には代わりません。
ご主人は、「売るなんて時間の無駄」と思っているから売ってはくれないでしょう。では、お兄さんや知り合いやお母さんが売ってくれるのでしょうか?
人は、誰かが自分のものを捨てようとしていると、「ああ、もったいない。売ればお金になるよ」と言うものです。
「じゃあ、あなたにあげるから、あなた売れば?」と言うと、「え?? あ、いらないよ」と言うでしょう。
結局、もやもやさんが自分で売ることになります。いつ、その時間を捻出するか?
先日も、フリマに関する記事を書きましたが⇒不用品をフリマサイトに出品したいけれど、できないまま。いっこうに物が減らないときは?
不用品を捨てるのは手間暇がかかります。
そういう作業が苦にならなかったとしても、時間とエネルギーは確実に取られます。
みな、お金ばかり追い求めがちですが、私に言わせれば、時間や精神的エネルギーのほうが、よほど重要です。
私は、不用品は売らずに寄付する派です⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
売るために調べごとをしたり準備したりする時間を、仕事、家事、趣味、睡眠に使ったほうがいいと思うからです。
どのリソースの温存を優先するかは、個人が決めることなので、もやもやさんが、売ってお金を作る方向に行きたいならそれでもいいです。
しかし、そうすることで、犠牲になるリソース(スペース、時間、体力、気力)があることを忘れないでください。
そして、いつ売るのか、しっかり計画を立てましょう。
自分に自信がないことについて
もやもやさんは、ご主人、お母さん、お兄さん、お知り合い、筆子、ほかの読者と、多くの人の意見を求めています。
確かに他人の意見は参考になります。自分にはなかった視点に気づかせてくれます。
しかし、私は、この「多方面の人の意見を聞いて決定する」というやり方が、もやもやさんの自信を失わせていると思います。
人の意見なんてどうでもいいので、自分で決めてください。
実家にある古い物がご自身の物なら、自分の好きなようにすればいいのです。
それが、他の人の物なら、その品物の管理は持ち主にまかせてください。
ふだん、何を決めるときも、できるだけ自分で決めて、その結果を自分で引き受けるという体験を積み重ねてください。
もっと自信がつきます。
論理的な思考をする
もう少し論理的に考えるくせをつけてください。
論理的かつ批判的に考える7つの方法。ロジカルシンキングはライフスキル。
論理的に考えられるようになれば、すでに手元にない物について、ながながと後悔することもなくなると思います。
ゲーム機とゲームソフトをゴミに出したら、すぐに誰かが持っていったそうですね。
でも、それがどうして、「自分がそれを高く売る現実」と結びつくんですか?
その人は、ゲーム機やソフトが無料だし、目の前にあったから、持っていったのです。 お金は置いていってないでしょう。
人は無料の物が好きです。
うちも、ゴミ捨て場にこわれかけの家具などを出すと、すぐに誰かが持っていきます。
たいしていらなくても、必要性を感じていなくても、無料だと欲しくなるんです。
誰かが、ゴミ捨て場にある物を持っていったことは、「それを私が売って大金を得る」という現実とは結びつきません。
先ほども書きましたが、売るには、リソースの投下が必要ですし、実際に売れるかどうかは、売りにだしてみなければわかりません。
その他のアドバイス
もやもやさん、名前を「もやもや」から別の名前にしたほうがいいかもしれません。
名前はけっこう重要です。自分のことを、「もやもや」と認定していると、ずっともやもやが続きます。
ほかの読者も、もやもやさんのことを、「もやもやさん」と呼ぶので、ますます「もやもやする人」になってしまいます。
このさい、「スッキリ」とか、「ミニマル」という名前にしてはどうですか?
もちろん、もっと人の名前っぽい名前にしてもいいですけどね。
最後に、やたらと、「すみません」と書かないように。
なんであやまるんですか? そんなに何度もあやまるほど、「すまない」と思うなら、そもそもメールを書かなきゃいいわけでしょう?
意味なく、「すみません」とたくさんあやまって自分を下げるのも、自信を失わせる行動です。
名前の付け方を含め、言葉にもう少し神経を使って、自分のためになる言葉遣いをしてください。
そのヒントも過去記事に書いています。
断捨離中に言ってはいけない12のNGワード。言葉が思考を作り現実を変える。
自己認識を変える方法。「私は片付けられない人」というセルフイメージが汚部屋を作る。
以上のアドバイスが、少しでも役立つことを願っています。
暑い日が続きますが、どうぞお元気で。
よければ、関連記事も読んでください。
自分の判断を信用できないからうまく捨てることができない、そんな時の解決法。
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質問をいただくのは、全然かまわないので、いちいちあやまらなくていいです。ブログの主旨に関係ない質問はもらいたくありませんが。
それから、できれば、1つのメールに1つだけ質問を書いてください。
そのさい、今自分がもっとも聞きたいことを聞いてください。
質問がどんどんわいてくる場合、1つに絞らなければなりませんが、絞り込みをすることが、思考の整理に役立ち、決断するスキルを向上させます。
私にメールをする回数には制限がないのだから、また聞きたいことが出てきたら、そのとき聞けばいいのです。
よろしくお願いします。