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なぜ、私が買わない挑戦をしているのか、その理由を7つ紹介します。
一定期間、生活に必要な物だけを買い、そうでない物は意識的に買わないようにする買わないチャレンジ。
最近はわりと一般的になってきましたね。
私は暮らしをミニマルにし始めた頃、同時に買わない挑戦も始めました。
ルールや厳しさはその時々によって違いますが、基本的に不要な物はあまり買わないようにしています。
それはこんな理由からです。
1.すでに物は充分あるから
物をあまり買わないようにしている一番の理由は、すでに、充分、物を持っているからです。
ミニマルな暮らしを始めたら、私は充分すぎるほど物を持っていることに気づきました。
日本に住む、多くの人もそうだと思います。
しかし、すでに足りているのに、ふつうに生活していると、目新しい物に目がいって、「あれがあるといいかもしれない」「これがあるともっと便利かもしれない」と買ってしまうことがあります。
値引きやセールの誘惑もあります。
私はもともと、ケチくさい根性の持ち主で、値段が下がっている物を買ったり、無料のおまけをもらったりするのが好きでした。
さすがに今は、おまけをもらう恐ろしさに気づいていますが、消費マインドで生きていると、どうしても、値段が下がっている不要な物を買ってしまうことがあります。
はじめから、「不要な物を買わない」と決めておくと、こうした買い物の誘惑に負けずにすみます。
2.すでにある物を使っていきたい
ここ、数年、死蔵品を使い切るチャレンジをしています。
そのために、新しい物の流入を抑えています。
特に私が消費や使い切りをがんばっているのは
・書籍(紙本、Kindle本とも未読本が、あります)
・塗り絵本(買った塗り絵本は、全ページ塗り尽くす、という目標あり)
・マーカーや色鉛筆(買った画材は、死ぬまでに使い切りたいという希望あり)
この3つです。
衣類や靴は、必要最低限しかもっていないから、ダブつきませんが、本と塗り絵関係の物は、「ちょっと多すぎるな」と思います。
これらをすっきり使い切るために、買わない挑戦をしています。
3.悪い買い物習慣を正したい
望ましくない買い物の仕方を正したいのも、買わない挑戦を継続している理由の1つです。
2018年に塗り絵グッズを買いすぎて、2019年、2020年はかなり、きびしめに買わない挑戦をしていました。
毎月、買ったものをブログで紹介していたので、ご存知の方も多いと思います。
しかし、2021年は、塗り絵本や画材を買うことを解禁したため、ちょっと買いすぎてしまいました。
買いすぎてしまった一番の理由は、アマゾン・カナダでの購入です。
私はプライムメンバーなので、きょう注文すると、数日後には、玄関の前に品物が届きます。
これは、とても便利な仕組みですが、便利ゆえに買いすぎてしまうのではないでしょうか?
若い頃のように、自分で店に行って、1つひとつ買って、自力で持ち帰っていたら、こんなにたくさん買わなかったと思います。
そういえば、若い頃、やたらと物が増えてしまったのも、ハイセンス(フェリシモ)や千趣会といった、通販を利用していたせいでした。
私にとって、通販の利用は、適当なところで留めておくことができない、自分向きでない買い方であり、悪い買い物習慣なのです。
買わない挑戦をすることによって、こうした問題行動を改善していくことができます。
4.買う分を貯金に回したい
買わない挑戦をしていると、必要ではない物を買うのに使ってしまいがちなお金を貯金に回すことができます。
私は、歯が悪くて、高いお金を出して、年に4回クリーニングに通っています。
にも関わらず、詰め物やクラウンの下に複数の虫歯があり、去年の秋、虫歯の進行を止める薬をクラウンや詰め物の下に、入れ込んでもらいました。
先生は、「◯◯シルバー」と言っていたので、フッ化ジアンミン銀だと思います。
ふつうに歯が虫歯になっていたら、歯にこの薬を塗ればいいのですが、私は、クラウンや詰めものの下に虫歯があるので、小さなスティックに薬を塗って、このスティックを歯のどこかに埋め込みました。
もちろん、スティックを埋め込む場所を作るため、医者はツールで、穴を開けていました。
半年後に、様子を見るそうです。
ほかにも、ひびがはいっている歯や、歯周ポケットの深い歯もあり、生きている限り、歯の治療に多大なお金がいることは、簡単に予測できます。
治療したいときに、治療できるように、貯金をしておきたいので、買わない挑戦をしています。
5.意識的にお金を使いたい
自分で納得しながら買い物できる、というのも私が買わないチャレンジを好きな理由の1つです。
買わない挑戦をすると、していない時より、意識的にお金を使うことができます。
他人(メディア、世の中一般)が買えというから、買うのではなく、自分が必要だと思うから、買い物をする度合いが増えるのです。
1つひとつの買い物としっかり向き合うことができるので、価値観に沿った買い物や、満足度の高い買い物になります。
惰性や勢いで、いらない物を買ってしまうと、あとで後悔することが多いものです(断捨離するはめにもなる)。
買わない挑戦という枠組みの中で、考えながら買い物をすると、「ああ、まだ無駄遣いしてしまった」「いらない物を買ってしまった」という自己嫌悪に陥らなくてすみます。
意識的な買い物ができると、自己肯定感があがるので、精神衛生上、とてもいいと思います。
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6.お金を貯める目的が見えてくる
無駄遣いの多い人はもちろんのこと、わりとしっかり貯金する人でも、お金を貯めるゴールがあいまいなことがあります。
「お金がたくさんあればいいなあ」と思って貯金するものの、貯めた金をどういうふうに使っていくかということに対しては、見通しが立っていないのです。
「何があるかわからないから、とにかくお金を貯めておこう」というスタンスだと、どれだけお金を貯めても、安心できません。
常にお金に対する不安をかかえることになります。
しかし、買わない挑戦をすると、ニーズやウォンツについて考えたり、
ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること
予算を立てたりする過程で、お金を貯める目的(短期的にも長期的にも)を考えざるを得ないため、自分のゴールが見えてきます。
お金を貯めるゴールがはっきりすると、お金はツールだということがよくわかり、お金に対して、過度の期待をしなくなるので、マネーシェイムも改善されるでしょう。
マネーシェイムとは?⇒自分のお金の問題についてもっと正直になろう(TED)
もちろん、ゴールがはっきりすれば、お金を貯めやすくなります。
7.買い物に使う時間をほかのことに使える
買わない挑戦をすると、買い物に使う時間が浮くので、時間の余裕ができます。
浮いた時間をほかのもっと重要なことに回せます。
休養、睡眠、趣味、仕事、家事、ボランティアなどに。
買わないチャレンジをやってみないとわからないかもしれませんが、人は、思いのほか、買い物に時間をかけています。
私の買わない挑戦のルールには、「他人のための買い物はする(ギフトは買う/寄付をする)」という項目があるため、毎年、11月~12月のどこかで、娘のクリスマスプレゼントを買うために、あれこれ考えたり、実際に買ったりする作業をしています(夫にはプレゼントしない)。
そのための時間を、いつものスケジュールのどこかに割り振らなければなりません。
娘へのギフトだから、べつにいいのですが、娘の誕生日が9月の半ばなので、「この間、買い物したばっかりなのに、また時間作らきゃ」と思うことがあります。
本当はいらない物を買うのに使っている時間を、もっと重要なことをするのに使うことができるのも、買わないチャレンジの大きなメリットです。
買わない挑戦について
誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
買わない生活で得られた7つのメリット:買わない挑戦12月の振り返り
買ってもいいものを知るために、買わない挑戦中に考えたほうがいいこと。
買わない話は、新刊に、たくさん書いています⇒『買わない暮らし。』(筆子の新刊)を読んだ読者の感想。
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買わない挑戦をしている理由をお伝えしました。
今年は、「ちょっと買いすぎた」という反省があるので、来年は、もう少し厳密に買わない挑戦をするつもりです。
あなたも、一緒にどうですか?