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2年前(2014年)の10月の終わりに引っ越し後、バタバタしているうちにすぐに年末になりました。
今回はその年末に私がやっていた断捨離プロジェクトを4つ紹介します。
1.年忘れ断捨離祭り:300個捨て
まず、年忘れ断捨離祭りと称して、今年1度も手にしなかったものを捨てていきました。
近藤麻理恵さんは、「片付けは祭りだ」と本に書かれています。非日常のできごとなのだから、一気に完璧にやり切れ、というのが彼女の主張です。
私は、毎日、少しずつコンスタントに捨てるほうが確実だと思うので、あまり祭り的な断捨離はしませんが、季節に応じて、小さなプロジェクトをちょこちょこやっています。
30日間チャレンジとか⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
同じことをやっていると、人間、飽きますからね。
この月は、アドベントカレンダープロジェクトと称して、毎日1個ずつ捨てるものを増やしていく捨てイベントを敢行しました⇒アドベントカレンダープロジェクトは物を捨てたいあなたにおすすめ。
その結果、なんとなく引っ越し先に持ち込んでしまったものをかなり捨てられました。
上でリンクした記事には、12月8日までに捨てた物の写真をのせています。
その後も毎日、本、雑誌、ラジオ講座のテキスト、DVD、音楽CD、ノート、日記帳などざくざく捨てていきました。
2.家族そろってワードローブの見直し
引っ越し前に衣類はかなり減らしましたが、その後も月に1度は、手持ちのワードローブを見直していました。
以前の家では、寄付センターに持ち込むものは、外にあるガレージというか物置き・小屋に置いていましたが、引越し後は、廊下の一角が寄付する物置き場になりました。
箱は引っ越し前に使い切ってしまったので、夫が買ってきた大きくて透明なビニール袋を使用。
15年ぐらいはいていたジーンズや、妊娠中(1998年)古着屋で4ドルで買った、ウエストがゴムのキュロット、古いパジャマなど、もう使わないものはぼんぼんこのビニール袋にほうりこみました。
カナダに来て初めての冬(1996年)に買ったミトン(手袋)も捨てました。買った場所、売り場の様子もまだ覚えています。お気に入りでしたが、大きな穴があいていたので、捨てました。
昔は、捨てるものを家族に見せると、拾われてしまうことが何度がありましたが⇒捨てた物は家族に見せず、自分で最後まで断捨離を完了すべき理由
いまの家は狭いため、夫はとても人の物を拾っている余裕はありません。
そもそも、自分の物が自分の部屋に入り切らない状態なのですから。
多すぎる引っ越し荷物の運搬でうんざりしたのか、いついかなる時も捨て続ける妻の姿に影響されたのか、この家に引っ越してきてからは、夫は前よりも物を捨てる人になりました。
あくまで比較の問題ですが。
夫と娘も意を決して、寄付袋にほんの少しですが衣類をビニール袋に投下しました。
夫は1978年以来持っていたニットのキャップをついに処分。この記事で書いた帽子です⇒夫が絶対捨てない物と、捨てない理由:ミニマリストへの道(87)
夫が捨てたのは子ども用の小さいニット帽。値札がついたままでした。聞けば、夫の祖母が買ったものだそうです。
「もっと早く捨てればよかったのに」と思わず心の中で言いましたが、もしかしたら「思い出の品」のたぐいだったのかもしれません。
家の近所(5ブロックほど先)に、寄付する服を入れるビン(donation bins 大きな金属製の入れ物)があります。
夫が、娘が一緒に散歩がてら、雪道を袋をかついでビンに持って行きました。サンタさんのように。
3.こわれた物探し
何かがこわれた時は、捨てるチャンスです。
もちろん、修理して大事に使うのが理想ではあります。ただ、この方法が使えるのは、本当に使う場合のみです。
物を持ちすぎている人は、何かがこわれたら、「修理して使おう、だから捨てない」と言いながら、なかなか修理しません。
すぐに新しい代替品が手に入るし、すでに同じ用途のものが家にたくさんあるからです。
こわれた物を修理をしようと思ったら、万難を排して修理というアクションを取らないと、それはずっとこわれたまま、押入れや棚の中で放置されてしまうのです。
カレン・キングストンは、著書、「ガラクタ捨てれば自分が見える」に4つの種類のガラクタを書いています⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ
4つめのガラクタは、Anything Unfinished(未完成のものすべて)。
あるべき姿に整えられていないもの、つまりこわれた物はガラクタと言えます。
こわれたままの引き出し、家電、やりかけの編み物、つけなければいけないボタン、かけるべき電話。
こうしたものを捨てずに溜め込んでいるとと「エネルギーもれが起きる」とカレンは言います。
心の奥底で「やらなければ」「何とかしなければ」という気持ちが、おりのようにたまって、その人のエナジーレベルを落としてしまうのでしょう。
そこで、私は、何かがこわれて、すぐに修復作業に着手できないものは、その段階で捨てるようにしています。
この暮れは、こわれたヘッドホンや欠けのあるスパイスボトルを捨てました。
こわれたときに、さっと捨てないと、カレンの言う、3つめのガラクタになってしまいます。
すなわち、Too many things in too small a space(狭すぎる場所にある多すぎる物)です。
4.本と自分の関係の見直し
私はもともと本が好きですが、引っ越しをするたびに、本を所有するのはしんどいと感じていました。
重いし、かさばりますからね。
引っ越しのとき、私の足を一番引っ張るのは本です。
2014年秋の引っ越しでも、結局100冊ぐらい本を持ってきました。現在、これを半分にすべく取り組んでいます。
2014年冬の段階では、本を持つなら読書の楽しみを優先すべきだ、と考えていました。
私はどちらかというと、所有する楽しみが先行していたように思ったのです。
しかし、よくよく考えてみれば、買う楽しみを優先していたから、やたらと本が溜まってしまったのです。買ってしまったから、いやおうなく所有し続けたわけです。
なぜ、本をこんなに買ってしまったのか、なぜいつまでも持っているのか、自分は本を買って何をしたいのか、本箱の前で考え込んでいました。
いま住んでいる家の近所に図書館があるので、このとき、英語の本はかなり捨てました。
図書館で借りればいいですからね。
相変わらず、本の数は多いので、今年は本箱チャレンジをしており、ほぼ終わりに近づいています⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。
それでも、あまり減らなかったので、今月は1日1冊捨てをやっています。今のところ、Kindleから読まない本を削除する作業にいそしんでいます。
このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった
この続きはこちら⇒三日坊主だった私が、継続できる人になった理由:ミニマリストへの道(105)
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こんなふうにして2014年の12月は過ぎていました。
先日、読者の方から、こんなメールをいただきました。
《ミニマリストへの道》や《歯科医シリーズ》《親の家を片付ける》などなど、とても楽しく読んでいて続きも心待ちにしている次第です。
このブログは、2015年の2月に開設したので、「ミニマリストへの道」に関しては、もうリアルタイムに近づいています。ブログを最初から読めば、それがすべて、私のミニマリストへの道です。
歯の治療についても、リアルタイムですべて書いています。
去年、インプラントが終わり、今年は、3ヶ月に1回のクリーニングしかやっていません。
クリーニングは毎回やることが同じだし、単に歯科衛生士が、歯垢を削ったり歯の表面を磨いているだけなので、記事に書くことは特にないと思います。
まだ治療しなければならない歯はありますが、虫歯なので、削って、型をとってクラウンをかぶせるだけです。
実家の断捨離ですが、実家に帰らないとできないので、こちらも書けることはみな書きました。
というわけで、最初からふつうにブログを読んでいれば、すべて追いついています。ミニマリストへの道シリーズもそろそろ終わりにする予定です。
物を減らすコツを質問されることがありますが、私の場合、やはり引っ越しをしたのが大きかったです。強制的に物を全出しすることになりましたから。本気で物を大幅に減らしたい人は、引っ越しを試すのも1つの方法です。