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私のように50歳になるまでろくに貯金できなかった主婦でも、今日からお金を貯められる方法を3つお伝えします。
ただの節約法ではありません。ミニマリストならではのお金の貯め方です。お金が貯まるだけでなく、環境にも負荷をかけません。
銀行の金利を比較したりするのも効果がありますが、それは多少なりとも元手のある人のできるワザ。
私と同じ、貯金がゼロの人むけのアドバイスです。基本は「お金を使わないこと」です。
☆きょうからできるお金を貯める3つの方法、ミニマリスト流
1.テレビを消す
テレビを消すと、どのぐらい電気代が節約できるのでしょうか?大きさや種類にもよりますが、たぶん1時間に5円前後です。大したことありません。それより大きいのが待機電力です。
テレビはいつもコードを抜いておくべきです。テレビをあまり見ないようにして、いつもコードを抜いておけば年間3千円ぐらい節約できそうです。
しかし、「私がテレビを消せ」というのは電気代の節約のためではありません。
テレビで1番問題なのは、コマーシャルを見てしまうことです。広告を見ると人は物を買いたくなってしまいます。
さして必要でないのに、「必要なものだ」と思ってしまい、いらない物を買ってしまうのです。
1度物を買ったら、どんどんコストがかかるのはこちらの記事に詳しく書いています⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい
お金を貯めたかったら、物を買う最初のきっかけになる広告を見るべきではないのです。
もしケーブルテレビの契約をしていたら、このさい解約しましょう。これは明らかな節約になります。
テレビを消せば、ほかのことに時間を回すことができます。たまっている家事を片付けたり、ちょっとした副業ができるかもしれません。
テレビを見終わったあとに、「ああ、おもしろかった。幸せだ。うれしい。生きててよかった」と思う人が、いったい何人いるでしょうか?
ほとんどの人が、「ああ、また見すぎてしまった。時間を浪費した」と思うのではないでしょうか?
テレビを見ることで心からの幸せを得ていないのなら、できるだけ見ないほうがいいのです。
いっそテレビを捨てるのもおすすめです⇒ミニマルライフを加速する~テレビを断捨離すると手に入るもの
テレビは人が生きるためにどうしても必要なものではありません。
テレビがなくてもパソコンがあれば、似たようなエンターテイメントはいくらでもあります。ありすぎるぐらいです。
2.服が多少傷んでも修繕しながら着続ける
金子由紀子さんは、「引き算する暮らし」で、「今の日本人は昔の日本人が持っていた『生活技術』を失ってしまった」と書いています。
何か特别な道具がないと、日々の暮しができないと思い込んでいるのです。
こちらで蒸し器の例を書いています⇒買わないわけじゃない。「引き算する暮らし」の買い物術~金子由紀子流
ほんの少し毛色の違う料理を作るために、調理道具を集めるのもそうですし、ちょっと難がある服をポイ捨てするのもそうです。
家電が故障したときは修理するより買い換えたほうが安くあがるかもしれませんが洋服は違います。
ファストファッションの台頭で洋服はとても安くなりました。しかし、こうした安い服には大きな代償が支払われているのは、こちらの記事に書いたとおりです⇒『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』11月日本で公開。服を買い過ぎる人は必見です
ちょっと服が傷んだくらいで捨てるのはやめましょう。
私がよくやる服の修理は以下の3つです。
1.ボタンをつける
これは誰でもやっていると思います。
2.毛玉をとる
セーターを持っていたときは、ときどきはさみで毛玉を取っていました。今は手袋の毛玉をたまに取っています。
毛玉を取るのは、はさみやカミソリと自分の手があれば充分できます。毛玉取り器など必要ありません。
夫は毛玉を取る電動の毛玉取り器を持っていて、これで布のソファの毛玉を取っていたことがあります。ものすごくうるさい代物です。
しかも夫がこの毛玉取り器を使っているのを見たのは過去に2回だけ。もう布のソファは手放したのに彼はまだこれを持っています。
なぜ持っているのか聞いたら、そのうちウールのセーターや自分のズボンの毛玉を取るからだそうです。しかし、夫は最後にこの毛玉取り器を使った日が思い出せないのです。
3.靴下をつくろう
靴下に穴があいたら、繕っています。私はいつも5本指ソックスをはいていますが、そのへんの店に売っていません。
5本指ソックスは、履き心地がいいのでおすすめです⇒知らないと損する5本指靴下の健康効果~履き心地の良さには理由あり
カナダでは5本指ソックスはスポーツ用のソックスという位置づけで、私の知る限り専門店にしかないようです。
私はスロージョギングやミニトランポリンをしているので、すぐに靴下に穴があくのですが、つくろうと多少寿命が伸びます。
生地が薄くなっても、下に足先だけの5本指ソックスを重ね履きして履き続けています。靴下が穴だらけになり、どうにもこうにも履けなくなったら、ウエスとして使っています。
ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
靴下の先を切って、筒状にして手首のサポーターとして使うこともあります。こうすると手首の疲れが和らぎます。
家族には「貧乏くさい」と笑われますが、本当に貧乏なので平気です。
最近、ソックバン(sock bun)というのが流行っていますね。ドーナツ状にした靴下に、髪を巻きつけて作るちょっとゴージャスなお団子ヘアです。ロングヘアの人で、ハイソックスなど長めのソックスに穴があいたら、ソックバンを作るのもおすすめです
ソックバンのチュートリアルはYouTubeにたくさんあります。1つだけ紹介します。2分52秒です。
ちなみに、このブログではよく服を断捨離しろと書いています。今回のアドバイスは、それと矛盾していると思うかもしれません。いらない服はきれいさっぱり断捨離し、手元に残すと決めた服を大事に着ることをおすすめしています。
3.水を飲む
さまざまな飲料の中で水が1番安いのではないでしょうか?レストランや喫茶店では水は「ただ」です。
「清涼飲料水を飲みたい」、「コーヒーを飲みたい」と思ったら、水を飲みます。
水は健康にいいです。こちらに詳しく書いています⇒こんなに水はからだにいい~今すぐ水を飲むべき7つの理由~ミニマリストへの道(32)
しかも、食事前に水を飲んでおけば、満腹感があり食べ過ぎを防げます。食費の節約も可能です。
以前私は、ミネラルウォーター(ボトルドウォーター)をよく飲んでいましたが、最近は水道の水を飲んでいます。
ミネラルウォーターはペットボトルのゴミが出て、環境によくありません。そもそも高いです。確かにミネラルウォーターのほうがまろやかな味でおいしいのですが、水道の水も悪くありません。
塩素を抜くために一晩汲み置いた水を飲んでいます。
水と言えば、昔、カナダの短大に行っていたとき、かなり年配の女性と友達になりました。名前をWさんとします。
年齢は聞きませんでしたが、65歳は過ぎていたと思います。ご主人に先立たれて1人暮らし。子供3人はとっくに巣立っていました。
Wさんはご主人もお子さんも弁護士で、お金持ち。ご主人が残してくれた高級マンション(コンドミニアム)で1人暮らしをしていました。
1、2度遊びに行ったことがありますが、これまで見たこともないようなぜいたくなお宅でした。
ある時、Wさんと一緒に道を歩いていたら、道端に座り込んでいた若い女の子に「ポップ(pop)を買う小銭をくれませんか?」と物乞いされました。
カナダではこのように、若い人(ネイティブインディアンが多い印象ですがそうでない人もいます)でも、「バスに乗る小銭持ってませんか?」などと物乞いをします。
ポップというのは、コーラなど清涼飲料水のことです。するとWさんは、「私、喉が乾いたら水を飲むのよ。あなたも水を飲みなさい」と言ったのです。
実際、Wさんは、ランチにりんご1つとか、売店で買ったマフィンを1つに水、という食事をしてることが多かったのです。
スタイルのいい方だったので、ダイエットしていたのかもしれないし、夕食は豪華なものを食べていたのかもしれません。
ショッキングピンクのコートを着たりして、おしゃれな人だったので、服にはお金を使っていたかもしれません。
しかし、基本的に「ケチ」でした。
1度、私はWさんが「もう着ない」というスキージャケットを譲ってもらったことがあります。そのとき、私は冬のジャケットを探していたのです。
Wさんがくれたのは完全な古着です。ただでくれるのかと思ったら、「80ドルでいいわ」と言われました。80ドル払いながら、お金持ちはケチだからお金がたまるんだ、と納得したことを覚えています。
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3つの節約法、いかがでしょうか?
できるだけ中古の衣料を買うと尚効果的です。
今回紹介したやり方は、「テレビが私の唯一の趣味だ」とか、「服を買うことだけが生きがいだ」と思っている人には抵抗のある節約法かもしれません。
ですが、これまでお金を貯められなかったのですから、今までと同じことをしていてはお金は貯まらないのです。
ほんのちょっと考え方を変え、生活を変えることで、お金持ちの世界に近づくことができるのではないでしょうか?