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無駄遣いをしないコツを5つお伝えします。きょう紹介するのは基本原則です。5つ全部やれば、ガラクタは減り、お金が残ります。
多くの人は、本当に必要でもない物、心から欲しくもない物をいとも簡単に買ってしまいます。
買い物が気分転換やレクリエーションになっているからです。
今年になって買ったもので、「買ったけどあまり使っていない」「うまく使いこなせていない」「タンスの肥やしになっている」そんなもの、いくつかあるのではないでしょうか?
1つや2つならいいのですが、こういう「無駄買いした物」がたくさんあるなら、浪費癖をやめる時が来ています。
買い物は、もっと真剣勝負するべきなのです。
そうしないと、ガラクタはいつまでたっても減らないし、老後貧乏への不安もなくなりません。
私はここ5年ほど「買わない挑戦」をしています。よけいな買い物をしないために、いろいろ試してみました。その中から特に効果を感じた方法を紹介します。
1.買い物リストを作る
「ああ、それ知ってる」そう思いますか?知っていてもやっていなければ、意味がありません。
本当に衝動買いをやめて、お金を残したいならまじめに、買い物リストを作ってください。地味な行動ですが、これは効果があります。
食料品店に行く前に、必要なものをリストアップしている人は多いと思います。この行動をすべての買い物にするのです。
たとえば、洋服を買いに行く前に、必要なアイテムを書き出します。
今だったら、「黄色いレインコート」とか。
リストを持っていき、リストにのっているものだけを買えば、絶対無駄遣いは減ります。
買う前に、「何がどれだけ必要か」しっかり検討するのです。
そうすれば、衝動買いを抑えられます。
服の無駄買いが多い人は、購入を決断する前の準備不足です。買う前に用意するものはお金だけではないのです。
●何がどれだけ必要か?
●予算はこれくらい。
最低この2つはプランを立てて紙に書き、そのプランにそって服を買ってみてください。ネット通販でも同じです。
服をショッピングする計画を立てるためには、手持ちの服を把握しておかなければなりません。
いらない服をたくさん買ってしまう人は、手持ちの服を把握できていない可能性大です。
時間を見つけて、自分のワードローブを把握できる状態まで持っていってください。洋服の減らし方はこちらにいろいろ書いています⇒洋服を減らしたいならこれを読め:ファッション関連記事のまとめ
たとえ、買う直前に紙に書いたとしても、まったくリストを作らないよりは効果があります。
服、靴、アクセサリー、コンビニスイーツ、子供の物、おやつなど、ふだん自分がよく衝動買いする物から、買い物リスト作りを始めてみては?
もちろん、必要なものだけリストアップします。一番大切なポイントはこのリストを実際に買い物の現場に持って行き、リストにのっている物だけを買うことです。
2.無駄遣いする枠を作る(予算を立てる)
主婦の方は、たいてい予算を立てて買い物をしていると思います。ですが、親元にいる方や、1人暮らしのOLだと、お金がある分、すべて使いがちです。
この私がそうでした。
衝動買いが多い人は、「無駄遣いする枠」をあらかじめ設定しておくといいと思います。3000円でも5000円でも1万円でもいいです。ご自身の経済状態に合わせて設定してください。
無駄遣い用のお金は、どこかに取り分けておき、浪費したくなったら使ってください。
どれだけ無駄遣いしても、リミットがあるので、何も考えずお金を使うよりはずっとましです。
もっとがんばれる人は、ふつうに予算を立ててください。一般的な予算の立て方はこちら⇒経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ
3.クレジットカードではなく現金で払う
できるだけ現金払いしてください。
日本は北米に比べて、クレジットカードの普及率が低いです。日本人はもともと貯金好きで堅実な国民だし、日本には、公共料金を口座から自動的に引き落としできる便利なシステムがあります。
それでも、スマホから買い物できるネット通販の普及により、クレカを使う人が増えてきました。
リアルなお金と、ただのプラスチックのカードを使う場合と、どちらが使いすぎないか、常識で考えてもわかります。
専門家によれば、実際、クレジットカードを使うと、人は、20~50%余計な買い物をするそうです。
クレカを持っていると、お店やネットショップで、多少予算オーバーでも支払うことができますから。
私なんて、若い頃、クレジットカードを使って買い物していたときは、1つ1つの商品の値段をチェックして、足し算なんてしませんでした。
買いすぎが多い人は、極力現金を使うようにしてください。
確かに、クレジットカードを使うとポイントがついたり、キャッシュバックがあります。ですが、どんなに還元率がよくても、余計な物1つを買うのを思いとどまるほうが、ずっとお金が残るのです。
クレジットカードを使うと金使いが荒くなる理由はこちら⇒クレジットカードを使うとお金を使いすぎてしまう5つの理由
4.買い物する時間の枠を設定
浪費するお金の枠を決めるだけでなく、買い物に費やす時間そのものも設定します。
ショッピングセンターやデパート、スーパー、100均、コンビニ、スーベニアショップなど、買い物できる場所に長くとどまればとどまるほど、お金を使ってしまう可能性があがります。
スーパーマーケットが消費者にお金を使わせる戦略はこちら⇒節約したいなら知っておきたいスーパーマーケットの買わせる戦略10個
実は私たちは、想像以上に「買い物」という行為に、時間を使っています。人は、買い物をするために生まれてきたわけではありません。
買い物に必要な時間を考えて、その時間内で買い物をすませ、用がすんだら、さっさと自宅に戻るか、次の目的地へ向かってください。
ネットショッピングなら、タイマーを使って、15分、30分などショップを見る時間を区切るとよいでしょう。
買い物に使う時間に意識的になり、できるだけ短縮すれば、よけいな買い物が減ります。
一番いいのは、店に行かないことですが。
5.1人で買い物する
意外と見落とされがちなのですが、真剣勝負するためには、買い物は1人で行かなければなりません。
私の娘(高校3年)は、たいてい友達と衣類のショッピングに行きます。これ、絶対、余計に買ってしまうワナです。
女子学生は、一緒に買い物に行って、同じ物を買ってきたりしますよね?中高生はピアプレッシャー(同僚、友達、仲間からの圧力)を感じやすい時期だから、仕方ないと思います。
しかし、大人なら、自分の買い物の決断は1人ですべきなのです。
ピアプレッシャーが無駄な買い物を増やす話はこちら⇒どうしてこんなにたくさん洋服を買ってしまうの?あなたが洋服を買い続ける7つの理由
先進国に住んでいる人のほとんどは、無駄な買い物を衝動的にする習慣がついています。そのような人たちとショッピングに行ったら、せっかく身につきかけた「買わない習慣」が元の木阿弥になるでしょう。
そもそも人と一緒に行くと、設定した時間内に買い物を終えることなんてできません。買い物リストを取り出して見ていると、「え、何々それ?」なんて言われて、説明する手間が増えます。
説明すると、絶対なんか言われます。
「すご~い、堅実なんだ」とか。
「ケチ」とまでは言われないでしょうが、買い物リストを使ってショッピングすることを、後押しする人はまずいないでしょう。
「それは素晴らしいアイデアね。私も買い物リストを作るわ」なんて言う人がいったい何人いるでしょうか?
しかも、人と行くと、同行者のショッピングに影響を受けます。友達が買っていると、自分も欲しくなるのです。
自分が何かを見ていると、「それいいね、買っちゃえば?」と友達は言います。「買ってはだめよ。お金あるの?無駄遣いじゃない?」なんて言う人はいません。
みんな買い物が大好きなのです。人が買い物をしているのを見るのが快感なのです。
自分の友達が無駄買いして汚部屋になろうが、カード破産しようが、自分には関係ありません。皆、きわめて無責任に「買っちゃえ、買っちゃえ」と言うのです。
家族なら、あなたの経済状況を知っているので、多少は、苦言を呈するかもしれません。「そんなの買って、家のローンは払えるの?」とか。
ところが、「買うのやめたら?」と言われると、逆に「いや、絶対買う」となってしまう人も多いのです。
同行者が何を言っても、買い物がエスカレートします。無駄遣いしたくなかったら、買い物は必ず1人でしてください。
買い物の決断は自分でしたほうがいい話⇒安いけど、すぐにタンスの肥やしになる服を買わない6つのコツ 「6.服を買う決断に影響を与えているものをチェックして排除」をお読みください。
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5つの秘訣、どれもシンプルなことばかりですが、真面目にやれば、本当に無駄遣いが減りますので、ぜひお試しください。
無意識に買い物をするクセを改めれば、収入はそのままでもお金は残っていきます。節約イコール収入です。