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歯の健康によくない食べものを7つ紹介します。
私、歯磨きや歯によい生活習慣を怠って、虫歯をいっぱい作ってしまいました。来年早々、歯を3本インプラントすることになっています。
歯が悪いと、痛いわ、お金が出て行くわ、治療に時間は取られるわ、心理的なトラウマになるわで、さんざんな目にあいます。
虫歯は予防できます。
私のように歯があまりよくない人は、体質的に虫歯になりやすい人は参考にしてください。
歯に悪い食べ物を紹介する前に、虫歯とはどういう現象なのかごく簡単に書いておきます。
虫歯とは?
虫歯は細菌感染による歯の破壊です。
簡単に言うと、酸が歯を溶かす現象です。これを脱灰(だっかい)と呼びます。口の中は通常弱酸性ですが、虫歯菌が食べ物の糖分から酸を作り、その酸が歯の表面のエナメル質を溶かしはじめます。これが虫歯です。
歯が脱灰しても、ふつうは唾液がエナメル質を修復します。これを再石灰化(さいせっかいか)と言います。だから虫歯にはなりません。しかし、脱灰が必要以上に多いと、再石灰化が間に合わず、虫歯になります。
最初は歯の表面のエナメル質がほんのちょっぴり溶けるだけ。しかしほっておくと、そこから微生物(細菌)が奥のほうに侵入し、さらに歯を溶かして大きな穴を作り、だんだん痛い虫歯になって行きます。
よって歯に悪い食べ物とは、糖分のあるもの、最初から酸性の食べ物と言えます。
☆歯に悪い食べもの7つ
1.柑橘類
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ライムなどのすっぱい食べ物は歯によくないとされています。
柑橘類に含まれているクエン酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯の原因になります。こちらで詳しく説明しています⇒リステリンは歯肉炎改善に効果がある?歯の健康のために私がしていること
ただ、上に書いたように、唾液が豊富に出ていれば、エナメル質を再石灰化(さいせっかいか)するので大事には至りません。
ふつうにみかんを食べるぐらいなら、唾液が口の中のPHバランスを整えるので大丈夫です。
しかし毎朝お酢やホットレモンウォーターを飲んでいる人は気をつけたほうがいいでしょう。習慣的に朝、酸性の飲み物を飲むなら、だらだら飲まず、飲んでから数時間は、ほかの酸っぱいものや飲み物を避けるなどの注意が必要です。
酸っぱいものの飲み方のコツはこちらにも書いています⇒ホットレモンウォーターでデトックスしながら免疫アップ。でも歯に悪いから注意
酸っぱい物が好きな人で、私のように歯が悪くなりやすい人は、歯磨きを人一倍しっかりするとか、定期的に歯医者に検診に出向くなど、歯のケアを心がけましょう。
かくいう私も、ビタミンC摂取のために、レモン水やアップルサイダービネガーを飲んでいますが、毎回ストローを使っています。
実は、今の歯医者さんの前の歯医者さんの歯科衛生士さんに、オレンジジュースを飲むことをすすめられました。ビタミンCが豊富だからだと思います。オレンジジュース1杯ぐらいなら大丈夫なのかも。
酸っぱいものといえば、日本ではそんなに食べる人はいないでしょうが、ピクルスもあまりよくありません。あれは原材料は野菜ですが、砂糖とお酢がたくさん入っています。
2.コーヒー
コーヒーにはタンニンが含まれています。厳密に言うと、タンニンではなく、タンニン酸と似ているクロロゲン酸が含まれているらしいのですが。ほかにもコーヒー酸など入っていますね。酸っぱいコーヒーは、特に酸が多いのではないでしょうか。
よってコーヒーも柑橘類と同じ理由であまり歯によくありません。1日中、だらだら飲まないほうがいいです。
コーヒーは薬理作用のある成分がいろいろ入っていて、視点を変えれば、からだにいい飲み物とも言えます。
ただ、カフェインが多いので、嗜好品としてたしなむ程度にしたほうがいいでしょう。歯に色をつけてしまいますしね。
コーヒーの代わりに飲める飲み物もたくさんあります⇒コーヒーの代わりになる飲み物11種類。カフェインを控えたいあなたへ
3.赤ワイン
赤ワインもポリフェノールが入っていて、からだにいい、とされる飲み物ですが、歯の健康という面で見ると、コーヒーと同じで、酸性の飲み物なのであまりよくありません。
歯の表面のエナメル質を傷つけて、歯を染めてしまうのはよく知られています。赤ワインもあまりだらだら飲まないほうがいいですね。
まあ、だらだら飲んでいたら、肝臓もダメージを受けてしまいます。
4.炭酸飲料、清涼飲料水
清涼飲料とは、甘くてさわやかな感じのソフトドリンクです。しかしそれはイメージだけで、実は健康にはよくない飲み物。
「炭酸」とあるぐらいなので、酸性です。しかもとてつもなく甘いです。
冷たくて、しゅわしゅわしているから、あまり甘く感じないかもしれませんがすごく砂糖が入っています。
酸と砂糖を一緒に歯にまとわつかせるなんて虫歯への急行列車に乗っているようなものですね。
清涼飲料水を飲むのはきっぱりやめたほうが身のためだと思いますが、これがないと生きていけない人は、節度をもって摂取することをおすすめします。
水やお茶など甘くない飲み物だけで生活し、3週間ぐらいしてから清涼飲料水を飲んでみると、その甘さにがくぜんとすると思います。
炭酸が入っていなくても、スポーツドリンクなど砂糖が入っている飲み物は同じように要注意です。ストローを使うか、一気飲みしたほうがいいでしょう。
5.ドライフルーツ
レーズンなどのドライフルーツは人工的な砂糖のいっぱい入っているスイーツに比べて、健康にはよさそうです。砂糖断ちをしていて、どうしてもがまんできないときは、ドライフルーツを食べるとよい、と言われます。
ですが、このドライフルーツ、果糖が濃縮されているのでとてつもなく甘いです。
甘いだけでなく、ねっとりやわらかくて歯にくっつきます。そのねっとり加減のせいで、バクテリアの格好のエサになります。だからドライフルーツをだらだら食べるのも、虫歯への急行列車に乗るようなものなのです。
同じ理由でグラノーラバータイプの食品も歯によくありません。グラノーラバーはエナジーバーとも呼ばれるスナック。グラノーラ(シリアルの一種)をほかの穀物やドライフルーツ、ナッツなどと一緒に棒状に固めたものです。
固めるために砂糖、はちみつ、シロップ、マシュマロ、チョコレートなど甘くてねとねとしたものを使います。
甘くてねとねとしているので、歯にくっつきます。
グラノーラバーはダイエットにいいとか、手軽に栄養を補給できる健康的なおやつ、とよく言われます。でも私はそうは思いません。
シリアルが食べたいなら、砂糖と固めず、そのまま食べたほうが身のためです。
グラノーラバーを食べた日の夜は、寝る前に特にしっかり歯磨きしたほうがいいでしょう。
6.ポテトチップスやかっぱえびせんなどのスナック菓子
スナック菓子はどちらかというと塩辛い食品ですが(しかし砂糖は意外とたくさん入っている)歯によくありません。
スナック菓子に入っているデンプンのせいで歯にくっつきやすいです。ポテトチップスそのものは、さくさくしているイメージがありますけれど。
デンプンはそこからのりを作ることができるほど粘着性のある成分なのです。
ポテトチップスを味わいながら食べる人は少ないと思いますが、1度、どの程度歯にくっつくか注意しながら食べてください。思いのほか、くっついているはずです。
それに思ったより糖分が多いので、これまた虫歯菌の好物です。
こうしたスナック菓子はジャンクフードなので歯に悪いというより、全身によくありませんので、たまのお楽しみにしたほうがいいですね。
ポテトチップスとペプシコーラなんて、最悪の組み合わせですが、夫の好物です。しかし、夫は私ほど歯が悪くありません。お金がないので歯医者にもめったに行きません。
たぶんもともとのかみ合わせとか唾液の成分の違いなど体質のせいだと思います。とても理不尽です。
7.キャンディーやあめ
これはわざわざ書かなくてもいいかもしれませんね。飴やキャンディーを食べるということは甘いものを口の中に長時間とどまらせ、歯を糖分と酸にさらし続けるとういことです。
固い飴も柔らかい飴もよくありません。ミルキーなんて、歯の詰め物が取れてしまうほどねっとりしてます。
私、昔会社に勤めていたとき、仕事中に気分転換によく飴を食べていました。総務に入った同期のOさんと、飴の新製品を開拓して、交換しながらなめていました。
ある年、Oさんから届いた年賀状に「今年もいろいろな飴を食べようぜ」と書いてあったほどです。
Oさんはものすごくやせていましたが、私はデブでした。
今思うと自殺行為ですね。
基本的に砂糖を取るのをやめてからは、飴は、トローチのような咳止めも含めていっさいなめていません。別に飴をなめなくたって普通に生きていけるのです。
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以上7つ、すっぱりやめなくても、食べ方、飲み方に気をつければダメージを減らすことができます。
それについてはまた別の記事で書きますね。