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50代主婦筆子が、ミニマリストに至ったまでを書いています。今回は、お片づけのトレーニングを始めた話です。
インターネットで片付け方を探した
今から10年前の2004年の秋、初めての断捨離の参考書を買った筆子。(当時はまだ「断捨離」という言葉は世に出回っていませんでしたが)。ひと通り本を読み、「捨てる生活」に突入したものの、残念ながらまだまだ断捨離体質にはなりきれていませんでした。
本を読んでやる気スイッチが入ったのもつかの間、子育てや、家事など日常の雑事にバタバタと追われているうちに、また、あちらこちらに不用品の山が出現。
なかなか片付けが進まないので、筆子はさらに「お片づけの仕方」をインターネットで探しました。
考えてみれば、部屋の整理整頓や、片付けの方法は学校では習いません。この点については、近藤麻理恵も著書で書いていました。
関連⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
何もどこかで習わなくても、見よう見まねで自然にできるようになるたぐいのものだからでしょうか。家計の管理方法も義務教育では、あまりしっかり習いませんね。
しかし、現実問題として、モノをためこみすぎて身動きできない人や、お金の管理ができなくてカード破産してしまう人は少なからずいます。こういうことは、自然にできるようにはならず、結局社会に出てから、必要に応じて本を読んだり、自分であれこれ工夫して、試行錯誤の上、身に付けるスキルなのでしょう。
今は、整理収納アドバイザーの資格、断捨離提唱者のやましたひでこさんの断捨離ベーシックセミナー、公認断捨離トレーナーのブログなど、モノの捨て方、片付け方を教える人や、組織はいろいろあり、情報もあふれています。
しかし、当時は、ミニマリストという言葉はもちろん、毎日捨てたモノを書いているブログや、整理整頓をしている様子を伝えているブログも数えるほどしかありませんでした。
ただ、シンプルライフという言葉はすでにありました。
そこで、筆子は検索しまくって、「おかたづけ*エクソサイズ」というのを発見。ここに書いてあったやり方にそってモノを捨てることにしました。
お片づけのトレーニング
きょうは私がやってみた、片付けの初心者の1番最初のトレーニングメニューをご紹介します。「ひとつ、する」というタイトルです。
お片づけ~ステップ1: ひとつ、する。
すごく小さな場所や作業を1つだけ限定して片付けを完了させます。コツは大きなものをやらないことです。
財布、筆箱、化粧ポーチ、救急箱、バッグなど、小さめのすぐに終りそうなところを選んで片付けます。
簡単だと思うかもしれませんね。しかし、この作業をトータルで15日やってからでないと、次のステップ2に進めません。
必ずしも毎日やる必要はありませんが、毎日やったほうがいいとは思います。というのも、この練習は片付けを習慣にするためのトレーニングだからです。
片付ける(=モノを処分する)ときの選別方法、または判断基準
物を次の3つに分けます。
・「要」
・「不要」
・「不明(迷うもの)」
たいていの片づけ本に書いてある共通の分け方ですね。
筆子は「迷うもの」という区分を作ってしまうと、さらにその物たちの整理が必要になるので、迷ったら捨ててました。
筆子流ポイント:迷ったら捨てる
実例:この方法で片付けた場所
これは台所に置いてあった机の引き出しの一番上を片付けたあとの写真です。この家のオーナーの机で、引き出し部分はありませんでした。
引き出しの断捨離:2005年2月11日撮影
この机は、当時、何も持っていない私たちを哀れんだのか、大家さんが持ってきてくれたものです。このときは、余計な家具も少なかったんですけどね。
わかりにくいですが、1番下は、レシピの入ったクリアファイル、その上に白いホーローのバット、その上に茶色い箱(フードプロセッサーの刃を収納)、左にケーキの敷き紙、メモ帳、絵葉書(暗くて見えませんね)を置いています。
長方形のホーローのバットはまだ所持していますが、他はすべて後日、断捨離しました。
最後まで残っていたフードプロセッサーもつい先日捨てました。
結局、この日、残したものもあとから捨てたわけです。しかし、このときの筆子は、これでもかなり思い切って、いろいろ捨てていました。数をこなすうちに「捨てる力」が、ついてきたようです。
なぜ台所に絵葉書を置いていたのかというと、古い絵葉書をメモ用紙や、スクレイパーの代わりに使っていたからです。フライパンが汚れたら、洗う前に絵葉書でソースや油をぬぐいとっていたのです。
考えてみると、もったいない使い方です。しかし、あまりに絵葉書を大量に持っていたので、このまま死蔵品にせず、何かに使おうと思って考えだした苦肉の策なのです。絵葉書はその後、段階的に断捨離し、今は12枚持っています。
この写真で見ると、べつにすっきり見えないでしょうが、片付ける前は、実にごちゃごちゃといろいろなものが入っていました。
ちなみに、当時から、筆子はデジカメで室内の写真をよくとっていました。人間の目は、部屋の中を見ているとはいっても、必要な情報を取捨選択して「認識」しているだけです。だから、他人から見るとものすごく汚い汚部屋でも、部屋の主はすっかり見慣れているので、「さほどひどくはない」、と思ったりするのです。
しかし、写真は部屋の様子をありのままに映し出すので、いかに不要品がそこら中にあるのかよくわかり、片付ける意欲がわきます。
もちろん、その写真を見るときも、人の脳は自分の解釈を加えて見てはいますが。
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実は、このエクササイズ、わりとたくさんあったのですが、筆子がまじめにやったのは1番最初のエクササイズのみ。根がずぼらな主婦なので、すぐにうやむやの自己流になってしまったのです。
この続きはこちら⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった
☆エピローグ
この記事の写真は、今住んでいる前の前の家です。そのころから、片付けるべき場所と片付けたあとの写真をデジカメでよくとっていました。
特に誰かに見せるためではなく、自分の記録としてとっていたのです。今よりひまだったのは確かです。当時の写真を見ると、アフターと言いながら、まだまだモノ減らしや片付けが甘いところが多々あります。
子供の写真のバックに写っている台所やリビングルーム、子供部屋は本当に雑然として目も当てられません。よくあんなところで暮していたな、と思ってしまうほどです。