捨てられない人。

断捨離テクニック

最終更新日: 2017.09.18

断捨離がもっと楽しくなる。捨てられない物を捨てる6つの考え方。

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「もういらない物は捨てたほうがいい」とわかっていても、実際、何かを捨てようとすると…迷いますよね。

私は「迷ったら捨てる」というルールを作っています。ですが、こういうルールがあっても迷うと思います。

捨てると決められなくて、もとあったところに戻す、なんてこと多くないですか?

この記事では「う~ん、捨てられない」「どうしよう…」とフリーズしてしまったときに、思い出してほしい考え方を6つ紹介します。思考を変えれば捨てることができます。



1.笑顔がたくさん生まれる道を選ぶ

親兄弟からもらったものは、なかなか捨てられないものです。先日も祖父母からもらった子供の兜(もう何年も使っていない)を捨てたほうがいいだろうか、というメールをいただきました。

使っていない兜でも、相続したものや、家族や親戚にもらったものだと「いただいたものを捨ててしまうのは申し訳ない」という罪の意識にかられ、捨てられない人が多いです。

ですが、この手の罪の意識は簡単に手放すことができます。

くれた人の気持ちを考えればいいいのです。お祖父さんやお祖母さんは、孫の幸せを願って、兜をプレゼントしてくれたのです。

だから、もらった人が、「自分が幸せになる」と思う道を選べばいいのです。贈り主は、兜が邪魔にされて、何年も押入れにしまわれているのを知ったら悲しむでしょう。

かといって、義理で毎年飾られても、うれしくないでしょう。

それよりは、誰か別の、本当に兜を必要としている男の子の部屋で飾ったほうが、贈り主も、もらった人も、新たにもらった人も笑顔になります。

贈り物を捨てられないときは、一番たくさん笑顔が生まれる方法を取ればいいのです。

2.何度でも言う。「いつか使うかも」の「いつか」は来ない

何度も書いていますが、「いつか使うかも」「いつか着るかも」「いつか食べるかも」「いつか必要になるかも」の「いつか」は来ません。もし、それが必要だったら、とっくの昔に使っていたでしょう。

「いつか…」と思うぐらいなら、今すぐ使えばいいのです。すぐに使えないなら、もう手放した方がいいです。

これは私の体験から確信を持って言えることです⇒「いつか使うかも」の「いつか」は来なかった:ミニマリストへの道(66)

不用な物を無理に使うのも疲れるものです。本当に必要なら、誰でも今すぐ使うのですから。





3.その物の何が必要なのか?

先日、家の中にある情報を捨てるすすめを書きました⇒家中にあるよけいな情報を捨てる(プチ断捨離19)

記事を読んでいただくとわかるように、情報はいろいろな「器」に入っています。新聞、本、雑誌、手紙、ノート、パソコン、日記帳、チラシなど。

意外とこの器がかさばるのです。

本当に必要なのは、ある本の特定のページに書いてある、ほんの数行の情報なのかもしれません。

それならば、その数行だけを持ち、ほかは捨てればいいのです。自分でノートに転記してもいいし、何度も読んで暗記してもいいし(これが一番物が増えません)、写真に撮ってもいいし、スキャンしてデジタル化してもいいでしょう。

部屋に物がどっさりあるけれど、その物たちの何が必要で、いつまでも所持しているのか考えてみてください。

この考え方は特にキッチンの断捨離で威力を発揮します。

めったに使わないかさばる蒸し器を持っているとき、自分が必要なのは、蒸し器ではなく、「何かを蒸すことができる機能」だけなのです。

それならば、鍋とざるがあれば対応できるかもしれません。

「自分はこの物の何を必要だと思って持っているのか?」

こう考えて、手持ちの物を見てみると、「別になくてもいい」と考え直せるものはずいぶんたくさんあるのです。

☆恐怖心からものを捨てられない人はこちらをどうぞ⇒不安や恐怖のせいで物が捨てられない。恐れる心とうまくつきあう方法

4.好きでも嫌いでもないなら出ていってもらう

今は、「どうしてもこれが好き」「本当に必要だから」という理由で買い物をすることは少なくなりました。

ストレス解消、暇つぶし、カッコづけ、つきあい、単なる習慣で買い物をする場合が多いのですから。

すると、家の中にあるものの大半は、好きでもないが、嫌いでもない物たち、ということになります。

こういうどっちつかずの物を多くの人は捨てません。積極的に嫌いではないのですから。

けれども、「嫌いじゃない物」を家にとどまらせておくと、とてつもなくスペースを取られます。

部屋のスペースだけでなく、脳内スペースも取られます。物をいったん家に入れると管理の手間が発生するからです。

好きでもないし、嫌いでもない、どうでもいい物たちは、真っ先に捨ててください。自分の家にあるものは、本当に使っているものと、少なくとも好きなものにするべきです。

5.所持品をアップデートすることを考える

私たちは、日々、年をとっております。年をとると、環境も行動も変わるでしょう。本体がだんだん変わっているのですから、手持ちの品もそれに合わせて変化するべきです。

パソコンやスマホのアプリをアップデートするように、古いものは適宜アップデートするべきなのです。

たとえば、学生時代の制服、教科書、テスト、ノートはもういりません。なぜなら、自分はもう学生ではないし、時間が過去にもどることは絶対ないからです。

若いころ着ていた服ももういりません。サイズが変わっていなくても、今はもうめったに着ないのではないですか?

以前は毎日のように見ていたもの、熱心に使っていたものが、いつのまにか押入れで忘れ去られるのは、本体が変わってしまったからです。人間は変わっていきますが、物は自分で勝手に人に合わせて変わりません。。

だから、持ち主が、物をアップデートさせなければなならいのです。

アップデートとは、この場合は、今の生活に必要ないものはもう捨てる、ということです。

繰り返しますが、時計は逆には回りません。

自分に望む未来があって、これからその方向に少しずつ向かいたい、と思っているのなら、過去の遺物はしばしば重荷になります。

人生の新しい章のページを開けるために、古いものは捨ててください。

☆こちらの記事も参考にどうぞ⇒もう使わないとわかっているのに捨てられない物を捨てる5つのコツ。

6.行動の代用として物を持っているなら捨てる

スクラップブッキングなど手芸の趣味のある人が、やたらと材料を持っていて、それがスペースを圧迫していることがあります。

こういう人たちは、自分が作品にできる以上の材料を持っています。

忙しくてスクラップブッキングをする時間がないけれど、「自分はスクラップブッキングを楽しんでいる」と思いたいので、とりあえず、材料だけを買ってしまうのです。

手芸だけでなく、スポーツ、楽器の演奏、語学、アロマテラピー、簿記など、何か学びたい、挑戦したいことがあるとき、物をどんどん買ってしまうのは、忙しくてやっている時間がないけれど、この趣味や勉強をあきらめたくない気持ちの表れではないでしょうか?

実際にやらないから、替わりに物を買うことで、その趣味をつなぎとめているのです。

「実際にやる時間がないから、物を買って雰囲気を楽しんでいる」趣味があったら、いっそその趣味を道具ごと手放してはどうでしょうか?

本当にやりたかったら、どんなに忙しくてもやっているでしょう。

その趣味に打ち込むより、ほかにやりたいことがあるから、時間を取れないのです。やらずに放置している趣味や学びがあったら、それは自分にとって重要度が限りなく低いからです。

時間もエネルギーも有限なので、すべてをやることはできないのです。

「やりたいけど、やれていない」。

そんな趣味があったら、物ごと手放してください。大丈夫です。人は、本当に必要だとわかっているものを手放しません。

スクラップブックの材料など、またいくらでも手に入ります。捨てたあと、「やっぱり私には必要だ」と思ったら、また買って、今度こそ、時間とエネルギーを注いで楽しめばいいのです。
========
結局、いろいろ欲張るから捨てられないだと思います。

あれもこれもやりたい、あれもこれも欲しい。しかし、スペースも時間も限られているので、持ち物もやることも無限に持つことはできません。

欲張ってしまう人は、「私にはこれだ」と自分を賭けることができるたった1つのものがないのです。たくさん持ちすぎて、本当に大事な「これだ」と思えるものが見えなくなっているのでしょう。

「あれも、これも」と欲張ってしまう人ほど、どうでもいい物をどんどん捨てるべきです。

そうすれば、「これだ!」と思える大事なものが見つかります。物の数は少なくても、深い満足感を得られるでしょう。





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