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2017年6月と7月の私の30日間チャレンジは、脂肪の断捨離です。
これまで2度、ものすごく体重を落としたことがあります。しかし、結局、しっかりリバウンドして今に至ります。
今回は、なぜ私がいつもダイエットに失敗するのか真の理由をお伝えします。
私がダイエットに失敗する大きな原因はたった1つ。
それは、
体の仕組みを無視して、意志の力に頼るから
これです。
なぜ意志の力に頼っていると失敗してしまうのか、体の仕組みを無視するとどんな恐ろしいことになるのか、私の体験を詳しくお伝えします。
有限の意志に頼るなんて間違っている
意志の力は無限ではありません。これが、意志の力に頼ったダイエットをしないほうがいい一番の理由です。
食べるのをがまんしたり、食事の量を減らしたりするのは意志の力を使う行為です。
当ブログによく書いているように、意志の力は有限なので、すぐに使い切ってしまいます。
ダイエット以外に意志の力が必要なことを同時進行していると、ダイエットに回す分がなくなります。
何か新しい習慣を身に着けようとしたり、原稿の締め切りに間に合わせようとしたり、確定申告の準備をしたりといったことです。
やらなければならないことがあるのに、ずっと後回しにしていた場合、着手するのに多大な意志力が必要です。
生きている限り、意志の力はそこかしこで発揮しなければなりません。
駄々をこねている子供を叱り飛ばすのをがまんするのも、欲しいものを買うのをがまんするのも、本当はしたくない仕事の勉強をするのも意志の力が必要です。
自分がやりたくないことをやるときは、習慣になっていなければ、意志のパワーがいるのです。
特に、何かをがまんしているときは、大変な意志の力を使っているのではないでしょうか?
日常生活のほかのことで、意志はひっぱりだこ。ダイエットで使うのを期待するほうが間違っています。
我慢するからリバウンドする
意志の力に頼らないほうがいいもう1つの理由、それは、リバウンドを引き起こしてしまうことです。
意志の力だけに頼って、人間の体の仕組みを無視すると、痛いしっぺ返しにあいます。
食べたいものをがまんするのはそもそも無理なのです。
体は、活動するためのカロリーや栄養が足りないと、危機感を感じます。そのままにしておくと命の危険があるので、なんとかこの状態を改善しようとします。
そこで飢餓感が生まれます。同時に、できるだけエネルギーをセーブするために代謝が落ちます。
かくして、がまんするダイエットをしていると、ある1点で、たいして栄養のない、カロリーばかり高い食品を爆食します。代謝が落ちているので、食べたものがすべて脂肪になります。
リバウンドしつつある人が食べるのは、炭水化物や甘いものなど、手っ取り早くカロリーになり、もともと太りやすい食品です。
とことん飢えていたら、野菜など、ふだんはあまり魅力を感じない食品でも爆食するかもしれせん。
私は、1度目のダイエットで、乾燥しいたけをそのままバリバリと食べたことがあります。「おいしいなあ」と思いました。
ですが、たいていは、ふだんは食べるのをがまんしているものに手が伸びます。
私のリバウンド体験
私、2度のダイエットでこの恐ろしいリバウンドを経験しました。
1度目のダイエットは20代半ばのころ。カロリー計算が面倒だったので、とりあえずカロリーのないものばかり食べていました。
どんなダイエットをしたかはこちらの記事に詳しく書いています⇒セロトニンを増やす食品はあるのか?過度の糖質制限は危険 「過度の糖質制限は禁物」のところです。
最初はよかったのです。ダイエットを始めたころは、まだ体に蓄えがたっぷり残っていたので、食事の量を減らしたまま、過ぎていきました。
体重もどんどん落ちました。
しかし、1年もたつと、ものすごい飢えを感じました。ついにある時、タガが外れて、食べるべきでないものをガツガツと食べてしまいました。
ダイエットの終盤で、煮物をお鍋いっぱい食べた記憶があります。おなかがすきすぎていたようです。
このとき、カロリー取りなさすぎて、すごくやせましたが、同時に貧血になりました。自分では気づいていませんでしたが。
その数年後、数ヶ月アルバイトで通っていたある会社の入社試験を受けました。面接や筆記は通りましたが、最後の健康診断で落ちました。
貧血だったからです。
あまりにも数値がよくなかったので、その会社の人に言われて、会社の近くの個人医院で正式に診察を受けました。
結局、しばらくその医院に通って、鉄剤の太い注射を何本か打つことになりました。
倒れたりはしなかったので、自分が貧血だと気づいていませんでした。ただ、いま考えると、やはり疲れやすかったと思います。
貧血のせいで氷食症(ひょうしょくしょう)になる
当時は水やジュースに入っていた氷をばりばり食べていました。なぜかやたらと氷を欲していたのです。
喫茶店の水に入っている氷は全部食べ、おかわりをもらってまた食べます。
毎日冷蔵庫のフリーザーでせっせと氷を作って、冷蔵庫の前に立っては、氷の入った入れ物を引っ張り出し、氷を手づかみで食べていました。
それを1日に何度もやっていました。
氷がおいしくておいしくて仕方がなかったのです。
考えてみれば、かなり異様な光景ですが、自分では異常だとは思っておらず、ばりばり氷を食べていました。
氷中毒状態です。
この現象には、「氷食症」という名前がついています。
体内の鉄が低下しすぎると、なぜか氷が食べたくなるのです。どうして氷が食べたくなるのか詳しいことはわかっていません。
きっと血が薄くなりすぎて、脳が誤動作しているのでしょう。
子供が貧血になると土を食べたりするそうです。しかし、大人は理性があるため、さすがに土を食べることはなく、一応食品の仲間である氷を食べるのです。
氷ばかり食べていると胃腸によくありません。私はもともと丈夫だったので、鉄剤を打つうちに、次第に回復し、氷の爆食もなおっていきました。
その10年ほど後のこと、39歳で子供を生みましたが、このときは、もう貧血ではなかったようです。
昔を知る友だちに、「あんなにひどい貧血だったのに、よく出産できたね~」と言われました。
私のリバウンド体験・その2
かなり無茶なダイエットをした私ですが、その失敗からあまり学んでおらず、ローフード気味の食事をしていたときも、急激にやせ、またリバウンドしました。
西式甲田療法を参考に、少ししか食べていなかったときのことです⇒西式甲田療法で健康とダイエットのために朝食を抜くはずが夕食を抜く日々
このときは、やせることより健康を目的としていました。特に歯の根の炎症が治ってほしいと強く願っていました。
結局炎症は治癒せず、歯医者で治療しました⇒51歳の冬、突然やってきた歯の痛みの正体は?根管治療(1)
健康をめざしていましたが、あまり糖質を食べていなかったせいか、体重はどんどん減りました。3~4ヶ月で体重が40キロになりました(最近の私の体重は50キロ超え)
残念ながら、体重が減っても、おなかのぷよぷよは取れませんでした。ここは筋肉を鍛えて締めるしかないようです。
糖質を減らすと体重は減ります。
しかし、減らしすぎるとリバウンドします。
「ちょっとやせすぎたから、もう少し食べよう」と思って、また糖質を食べ始めたら、ちょうどいいところで止まりませんでした。
いろいろつまみ食いしているうちに、あっというまに元の体重に戻りました。
思えば、私は、基本的にすごく健康なのだと思います。
1度目のダイエットをしたときは、生理も1年ぐらい止まっていましたし、ひどい貧血になり、氷をバリバり食べていたのに、摂食障害にもならず、その後、高齢出産しましたがしごく安産でした。
体の弱い人だと、こんな無茶なダイエットをしたら、摂食障害になったり、内蔵をこわしかねません。
意志の力に頼らないダイエットとは?
このような悲惨な目に遭わないために、「食べ物をがまんするダイエット」はやめたほうがいいです。
糖質も制限しすぎないほうがいいです。数ヶ月や数年のことならいいかもしれませんが、生涯に渡ってできることではないと思います。
食事はふつうにバランスよく食べて(ただし食べすぎない)、おやつ(砂糖、甘いもの)を食べない、というあたりまえの地味な方法が、長い目で見ると一番いいと思います。
食事を制限すると、おやつを食べたくなってしまいます。
ダイエット食品やローファット食品といった加工食品は口にしないほうがいいでしょう。サプリの導入も慎重になるべきです。
こうした食品は不自然な食品です。加工食品には食品添加物や人工甘味料がたくさん含まれています。
加工食品がよくない理由⇒健康とダイエットの敵~加工食品の3つの害を知っていますか?
私がいまやっているのも、この、ごくふつうの地味であまり速攻力のないダイエット方法なのです。
最近の体重の推移
最後に、最近の体重の推移について書いておきます。
さっき、体重を測ってみたら、119.8ポンドでした。開始時が、222ポンドなので、すごく減ったように見えます。
しかし、キロに換算すると55.3キロが、54.3キロになっただけ。
ほとんど誤差の範囲でしょう。
いったん118ポンド(53.5キロ)になったのですが、そのあと油断して、またナッツをぱくぱく食べていたら、体重が戻りました。
7月もあと1週間で終わり。
1週間では、劇的な効果はのぞめませんが気長にいきます。
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私は健康だったから、無茶なダイエットをしても、なんとか元の状態に復活できました。
しかし、歯が悪いです。もしかしたら、一時期、氷を食べ過ぎたせいかもしれません。