ゴミ出し

断捨離テクニック

最終更新日: 2020.03.28

外出できないときは不用品を捨てよう。:31日間片付けプラン(後半2週間分)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

新型コロナウイルスの感染防止のために、自宅にいる時間が長くなった人に、片付けプランを紹介しています。

今回は、後半の2週間+3日間です。

前半では、入院するときに、必要になりそうなものを見直すことをおすすめしました。

後半は、ほっておくと簡単に増えてしまうものをランダムに紹介します。



15.そのへんにずっとある紙

こたつの上やテーブルの上のかたすみに、積み重ねられている紙を捨てます。

いったんデスクやテーブルの上に紙の山を作ると、それが普通になってしまい、どんどん積み重なっていくので、テーブルの上には、絶対紙を積み重ねない、というルールを作るといいかもしれません。

作業が終わったら、所定の位置にしまえば、山ができません。

このようにおすすめすると、「出しっぱなしにしておいたほうが、さっと作業できる」という人がいます。

ですが、それは思い込みであることが多いです。実際は、作業をしていないときも、作業をしているときも、片付けや探しものが増えているのではないでしょうか?

テーブルや机の端に紙たばをのせる方生活をしている人は、一度、「テーブルの上に何ものせない生活」をためしてください。

掃除がらくになるし、見た目もスッキリするし、部屋も広く見えます。





16.小さな雑貨・おもちゃ

家のどこかに、ちょっとした雑貨がたまっているコーナーがあると思います。

それは本箱の引き出しかもしれないし、サイドテーブルの引き出しかもしれません。

子どものおもちゃ専用の収納ボックスの中かもしれません。

日本人は、細かいもの(小物)が好きで、景品でもらうことも多いため、何のためにあるのかわからない雑貨がたまりがちです。

こうした小さな物を思い切って一掃します。

17.よけいな収納ボックス

細かいものを収納するために買った収納ボックスやケースを捨てます。

収納するものがあるから中身が増えます。

小さな収納ボックス1つでも、そばにあれば、「ここに何かを入れたい」と思ってしまうのが人間です。

物をたくさん持っている人は、もともと、「余白を埋めたい傾向」が強いと思われます。

ちょっとでもスペースがあれば、収納雑貨をおいて、1つでもたくさんの物を収納したいと思っていませんか?

この考え方が物を増やしてしまいます。

片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから

18.CDやDVD

ストリーミングで音楽を聞き、映画を見ることが一般的になったので、CDやDVDをたくさん持っている人は減ってきているとは思います。

ですが、もし中途半端に持っているのなら、捨ててください。

家族で何度も何度も見ている、そんな映画のDVDは多くないと思います。

時間がたつにつれて、好みも変わっていきますし、家族構成も変わっているでしょう。

CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?

19.家族から譲り受けたもの

自分で買ったのではなく、親や祖父母、曽祖父母が使っていて譲り受けたものを見直します。

人によっては、すごくたくさん持っています。

写真、食器、飾り物、本、額縁に入った作品など、いろいろな物があるでしょう。

お金持ちの家ほど、たくさんあるかもしれません。

先日、YouTubeで、ダウンサイジングがテーマのCBC(カナダの国営放送局)のドキュメンタリーを見ました。

3人のお年寄り(といっても1人は61歳の男性)が、それぞれ、生活をダウンサイズしていきます。

3人のうち2人は、連れ合いをなくして、いま住んでいる家を売ってコンドミニアム(日本のマンション)に移るため、家にある物を捨てなければなりません。

2人ともものすごくたくさんの物を持っています。居室する部屋はきれいですが、物置専用の部屋に、いっぱい入っています。

裕福な人たちで、「若いころは幸せだったんだろうなあ」と思いました。しかし、ダウンサイズしなければならない今は、物を手放すつらさもあり、かなりきつそうです。

80歳近い女性は、番組の冒頭で、娘(遠くに住んでいるらしい)に、祖母の作品が入った額を見せて、「とても捨てられないわ」と言います。娘は、「でも、私はいらないわよ。ここにあるもの、全部いらない。でも、片付けを手伝うことはできる」と答えます。

結局、そのご婦人は、家にある物をオークションで売って、からっぽにしてくれる業者に依頼するようです。

その業者と打ち合わせをしているシーンで、その人は、「ああ、それなら、(別の州に住んでいる)息子や娘たちに頼まなくてもすむのね。よかった」と言います。

番組を見ながら、「あんまり物を持ってなくてよかった。ああいう生活をするお金も家族もいなかったけど、それがかえってよかったのかもしれない」と思いました。

この人たちだって、ここまで持ち続ける必要はなかったと思います。

子どもやパートナーがいても、どうせいつかは1人になります。もっと早めに、物を持ちすぎない暮らしを意識していたら、こんなに苦労することはなかったのです。

20.アクセサリー

使っていないネックレス、ペンダント、イヤリング、指輪、その他の装身具を捨てます。

たいてい、ジュエリーケースみたいな物に大事にしまわれているでしょう。

アクセサリーをしまうケースが複数あり、分散している場合もあります。

アクセサリーに限らず、いったんケースにしまいこむと、使わないまま何年もそのままにしがちです。

目に見えませんから。

この機会に中身を確認して、使うものだけを残すとよいです。

好きなアクセサリーで、捨てたくないなら、実際に身につければ、死蔵品をよみがえらせることができます。

死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

21.冷蔵庫の中にある賞味期限の長いもの

野菜や肉、牛乳、おかずの残りは腐るので、よほどずぼらな人でない限り、適当なところで捨てます。

しかし、賞味期限の長いものは、いつまでも冷蔵庫の中にとどまっています。

保存料が入っているものは、なかなか痛みません。食べるつもりがないなら、もう冷蔵庫から出して、本当に食べるものを入れる場所にしたほうがいいです。

調味料は、ターゲットを決めて、意識して食べると食べきることができます。

ファーストフードの店でもらうジャムやバター、クリームチーズがあったら、今すぐ食べるといいでしょう。

私の夫もこうした「小さなケースや袋に入った調味料や薬味」に執着するタイプで、冷蔵庫の中にためています。

冷蔵庫にある調味料の小袋

この写真、3月13日に撮りました。この日、私は、「小袋に入った調味料をいつまでも捨てない人」に関する記事を書こうと思ったのです。

結局その記事は書かなかったのですが、写真は残っています。

いま、冷蔵庫の中を確認したら、この写真に撮った状態と全く同じでした。2週間のあいだにいくらでも食べるチャンスはあっただろうに、いまだ、消費していないのです。

夫はリモートワークができない仕事をしているので、今も通勤していますが、職場にいる時間が劇的に減りました(午前11時に家を出て午後4時に帰宅します。まるでパートタイマー)。

小袋の5つや6つ、その気になれば、使い切れるはずです。

こうした、小さな調味料を捨てない人は、「もったいない」と思うのでしょうが、「もったいない」と思うだけで、「だから使おう。物をちゃんと活かそう」という意識が欠如しています。

22.化粧品

賞味期限といえば、コスメも、生物(なまもの)のようでありながら、なかなか腐らないものの1つです。

自分で期限を作って、適当なところで捨てないと、古いコスメがいつまでも手元に残ります。

中身がチューブの口で固まっていなくても、チューブがべとべとしていなくても、見た目はわりと新品でも、使わない物は捨てないと、化粧品入れ場(ドレッサーの引き出しとか)の中がくしゃくしゃになります。

持っていても使わないのですから。

化粧品の収納に悩む前に断捨離を。コスメの捨て方9のステップ。

23.掃除用品・洗剤

各種洗剤や掃除用品も増えがちなものの1つです。

特に、掃除にこだわる人や、ドラッグストアで特売を見ると、必要ないのに買ってしまう人は、たくさん持っているでしょう。

逆に掃除が嫌いな人も、掃除道具や洗剤に頼って、いろいろ買い集めるかもしれません。

しかし、必要なのは最低限の道具と基本の洗剤のみ。

家や部屋をきれいにしたいときすべきことは、不用品を一掃し、掃除しやくすくなった部屋を、シンプルな洗剤と道具で、まめに掃除することだと思います。

たくさん掃除道具を買い集めることが、家をきれいにすることだとは思いません。

ナチュラルクリーニングの基本、酸性とアルカリ性の違いとは?

24.鍋やフライパン、調理雑貨

豊かな食文化を持つ日本では、調理に使う道具も増えがちです。

鍋やフライパン、ザル、包丁はそんなにいくつもいりません。

特殊なサイズのものは捨ててもいいのではないでしょうか?

100均で気軽に購入できるし、引き出物やおまけでもらうことが多いから、意識的に断捨離すべきだと思います。

シンプルライフをめざす私が2017年に買った物(キッチン編)。グリーンパンを導入。

25.マニュアルや保証書、取扱説明書

所持品が多ければ多いほど、取扱説明書や保証書も増えます。捨てましょう。

このような書類は、きっとふだんはどこかにしまってあるでしょう。

私の母は、引き出しに入れたり、炊飯器が入っていた正方形の箱に入れたりしています。

取説を見るのは最初の1回だけ。取説を見ない人もたくさんいます。

なのに捨てません。保証書の期限もとっくにすぎているでしょう。もしかしたら、本体はもうこわれて断捨離済みかもしれません。

取扱説明書(マニュアル)と保証書の収納方法、ミニマリスト流

26.レジ袋・紙袋

再三書いていますが、たいていの家に、必要十分以上に紙袋があります。

問題は使わずにずーっとしまっていること。

使うつもり、残しておいても、数が多すぎたら、いつまでたっても出番が来ません。

全部捨てても、また買い物すれば手に入るし、エコバッグを使う生活にしたのなら、もうレジ袋は不用です。

私の母も、たくさんレジ袋を持っています。

家にある紙袋を全部捨てても、生きるのに何の問題もない~実録・親の家を片付ける(5)

最近、母は熱心に家の片付けをしていますが、まだレジ袋は手つかずでしょう。

レジ袋のようにただでもらったのではなく、自分でお金を出して買ったものがたくさんあるからです。

「捨てようと思ったらいつでも捨てられる」と思っている物が、最後まで残ったりします。

27.自分や子どもの作品

小さなお子さんのいるお宅では、日々、お子さんの作品が生まれています。

毎日、毎日、描いたり作ったりするので、ワンインワンアウトで片付けても問題ないのでは?

「きのう描いたものをきょう捨てるのは、はばかられる」と思ったら、1週間か1ヶ月単位で見直すといいでしょう。

とりあえず、きょうは、たまりすぎたものを捨ててください。

自分の昔の作品を捨てない人もいます。学生時代のノートやテスト、作文も、作品と言えばそう言えます。

いろいろな思い出がある、素晴らしい作品ばかりなのかもしれません。

ですが、多すぎるとスペースをとる一方なので、残すものは厳選して、残りは捨てましょう。

28.日記、スケジュール帳、手紙

4週間の最後の日は、スケジュール帳や日記、家計簿、手紙、年賀状を見直します。

ときどき、読み返し、リファレンスとして使っているのならいいのです。

ですが、すべてを段ボール箱に突っ込み、何年も使っていないのなら、私なら捨てます。

というか、捨てました⇒古い日記帳は捨てるべきか、残すべきか?:ミニマリストへの道(71)

スケジュール帳はスケジュールを管理するために書くものだから、管理する日々が終わった段階で不用だと思います。

その記録を使う予定があるなら別ですが。

私は、ここ4年ぐらいの家計簿は残しています。たまに、「あれは、いつどこで、いくらで買ったか」調べることがあるからです。

Googleドキュメントに買ったものを入力していますが、これはあくまで、自分用に買ったものだけ。

娘やほかの人のために、お金を使った記録は家計簿にしか残っていないし、たまに、娘に、「あのパソコンはいくらだった?」と聞かれることがあります。

ふだん、私はたくさんものを書いていますが、書いたものは、どんどん捨てています。

長年残っているのは、ブログぐらいです。

29.季節商品

季節のイベントで使うものを見直します。

ハロウィングッズ、クリスマスグッズ、お正月用品、おひなさま、五月人形etc.

バレンタインデーのときだけ使うハート型のケーキ型とか。

季節商品は、押入れの一角や物置の奥に入っているでしょう。

毎年使っているのならまだしも、取り出さず、何年もしまいっぱなしのものがあるんじゃないでしょうか?

30.財布・ポーチ・バッグ

30日目は袋物の見直しです。

しまってあるだけの財布やポーチ、バッグを捨てます。

バッグに対する執着のはずし方は先日記事にしました⇒使ってないけど、捨てたくない。バッグに対する強い執着を手放すには?

この考え方は、バッグだけでなく、財布やポーチにも応用できます。

「捨てるのが惜しい」と思うなら使ってください。

使うか、手放すかのどちらかです。

31.自分がコレクションしているもの

最終日は自分が集めているものを減らします。

自分がよく買うもの、買うのが好きなものです。

自分が買いがちなもの、誰でもあると思います。以前の私は本や文具を買うのが好きでした。

私の夫は、スーパーで特売になっている日用品(洗剤、ゴミ袋、サランラップなど)を買うのが好きです。特定のお菓子や缶詰を買うのが好きな人もいるでしょう。

特定の食器や衣類を買うのが好きな人もいます。

よく買うものは当然たくさんあるので、断捨離します。

自分が何をよく買うか、何を集めているかは、自分でわかっています。認めたくないかもしれませんが。

前編はこちら⇒31日間の片付けプラン(前半2週間分)。自宅待機でひまなら不用品を捨てよう。

******

自宅待機中にする片付けのアイデアを紹介しました。

いつも私は不用品を寄付センター(スリフトショップ)に持ち込みますが、現在、Goodwill も Value Villageも閉まっています。

そこで最近は、紙と文具の使い切りに力を入れています。

繰り返しますが、捨てるか、使うか、のどちらかです。





歯がきれいな若い女性歯の治療に関する質問とお便り特集~歯のトラブルに悩む人へ。前のページ

やたらと物を買い集めるくせを直すには?次のページ雑貨屋で買い物する女性

ピックアップ記事

  1. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  2. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  3. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  4. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  5. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。

関連記事

  1. 散らかっている

    断捨離テクニック

    緊急事態です。大急ぎで部屋を片付ける方法を教えて←質問の回答。

    物置部屋になっている和室を、早急に片付けなければならない。そんな読者の…

  2. フリマ

    断捨離テクニック

    売ればお金になるものを捨てるのはもったいない、と思ったら。

    いざ断捨離を始めると、いろいろな思いが脳内をかけめぐり、結局捨てないま…

  3. 文房具

    断捨離テクニック

    ボールペン1本生活をめざして。文房具を効果的に断捨離する7つのステップ。

    紙やペン、ノートなど文房具好きの私がどんなふうに文具を捨ててきたかお話…

  4. クローゼットをチェック

    断捨離テクニック

    断捨離が中だるみ中で、ちっとも片付かない人が再スタートする4つの方法(前編)

    はりきって片付けを始めたのに、そのうち行き詰まってずーんと停滞。結局汚…

  5. to-do list

    断捨離テクニック

    家の片付けという一大プロジェクトは、タスクを細分化しなければ成功しない。

    カラーボックスの中を片付けたい読者からタスクの細分化について質問をいた…

  6. 主婦

    断捨離テクニック

    これならさくさく片付けが進む。断捨離を先延ばししない10の方法

    部屋の中が散らかり放題で、片付けをしなければいけないのに、なかなか取り…

文庫本『それって、必要?』発売中。

「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,833人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. DVD
  2. バッグを買っている人
  3. ノートで振り返りをしている女性
  4. 机の上にある『それって、必要?』文庫本
  5. 棚の整理をしている女性
  6. 片付けものをしている女性
  7. 後悔している女性
  8. 古い写真
  9. 水を飲む人
  10. やりかけの刺繍

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 顔
  2. 焼きたてのパン
  3. 積み上げられた本
  4. 冷たい飲み物
  5. 料理をする人
  6. 編み物
  7. 日記帳
  8. ブルーライトカットメガネを着用中
  9. ボトルに入ったシャンプー
  10. 感情と論理で考えている女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP