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最近、筆子がやっている物を買いすぎない工夫、その2です。
その1では、以下の2つを紹介しました。
1.適度に買う(予算の範囲内で)
2.購買意欲を刺激するものとの接触を減らす
今回は、
3.自分なりのストレスマネジメント
です。
以前、私は、やたらといらない物を買っていましたが、大元の原因は、心理的なものでした。
今は、ストレスとうまくつきあうために、以下の3つを心がけています。
1.書き出して頭の中を掃除する
2015年の8月から、毎日モーニングページを書いています。朝一番に、頭の中にあることを書き出すと、脳内のそうじができるので、すっきりします。
モーニングページについては、これまで何度も書いているので、ここでは簡単にふれます。
今は、朝の6時から20分~30分ぐらいかけて、そのとき思っていることを何の脈絡もなく書いています。
人に読ませるものではないし、自分も読み返さないので、話のつながりや、文法なんていっさい気にせず、ただ、その時、その時、頭に浮かんできたことを、だだーっと、まるで手書き自動マシーンになったかのように書きなぐります。
字はくしゃくしゃで自分でも判読できません。
塗り絵用にするつもりで買いすぎたマーカーを使って書いているので、文字が太くて、ミミズが、集団でのたくっているような筆跡です。
「モーニングページってよさそうだけど、朝から、ネガティブなこと考えたくないから書くのをためらう」という人がいますが、私は、ネガティブなことや、嫌なできごとは、モーニングページには書きません。
べつに、意識してそうしているわけではなく、モーニングページを書こうとすると、べつにネガティブではない、全然別のことが思い浮かぶからです。
「このマーカー、色が薄くなってきた。もうすぐ書けなくなるかも。いや、ふたをして、ちょっと休ませれば復活するよね」
こう書いたあと、実際にそのマーカーを休ませ、別のペンでさらに書き続けます。
考えてみると、モーニングページを書いているときは、その瞬間、瞬間に向き合っているので、とてもマインドフルです。
マインドフルネスについて⇒マインドフルネスで実現する。今この瞬間を生きて幸せになる4つの方法。
「きのう、こんなできごとがあって、すごく頭に来た!」なんてことは、日記に書いています。
2.現状を受け入れる(努力をする)
自分の身に起きたことを受け入れれば、ストレスが減るので、できるだけ受け入れるようにしています。
例をあげます。
たまに、雑誌の記事を監修したり、雑誌に書き下ろしの記事を書いたり、本を書いたりする仕事をしていますが、出版社が相手の仕事は、毎回、納期がとても短い、と私は思います。
一社だけ、納期に余裕があるというか、「ふつうだな、妥当だよ」、と思える出版社がありますが、この会社は例外で、ほかは、みんなすごく短くて、原稿や校正刷りのチェックなど、それがメールで届いてから、48時間以内に出さなければならないような期日を指定されることもあります。
私はカナダに住んでおり、時差があるので、メールが来たからといって、すぐにアクションをおこすことはできません(そもそも、そんなに頻繁にメールはチェックしません)。
メールを開けたとき、すでに、それが届いてから半日分ぐらいの時間が経過しており、ますます急ぎの仕事になってしまいます。
先方が、金曜日に自分の仕事を終えて、「チェックして、月曜日までに戻してください」と原稿を送ってくるケースもよくあります。
この場合、私がその原稿を見るのは、金曜日のお昼です。私は、金曜の夕方や、週末はあまりがんがん仕事をしたくありません。
このタイミングでボリュームの多い仕事が届くと、「え、土日も仕事しろってこと?」と一瞬、むっとします。
むっとすると、ストレスが増えますよね?
むっとしたり、不満を感じたりするのは、状況が自分の思い通りに運ばないからです。
こういうとき、その状況を受け入れるようにしています。
たとえば、こんなふうに考えます。
「まあ、出版関係者って、これがふつうの仕事の仕方なんだろう。徹夜もふつうで、週末とかも関係ないんだろうね。まあ、その分、みんな給料はいいだろうけど、体によくないよね。
いくらお金がたくさんあったって、あちこち痛くて、ぼろぼろになってしまったら楽しくない。
みんな、疲れているのにがんばっているんだ。その点、私は、ほとんどの仕事を自分のペースですすめられるから、いいご身分だ。
それに、仕事があるだけとてもありがたい。感謝して、笑顔で仕事をさせていただこう」。
そして、「にこっ\(^o^)/」と、声に出して、一瞬、笑顔を作ります。
これで気持ちを切り替えることができます。あとは、適当にスケジュールを調整して、いただいた仕事をします。
もちろん、こんなに簡単に割り切れないことも多いだろうし、なんでもかんでも引き受けていたら、自分のことをする時間がなくなります。
そういう時は、どうしたらそうならないか考えて、いろいろ調整することが必要です。が、それはあとからすればいいことです。
日常生活で、思い通りにことが運ばなくてイライラすることは多いと思います。
渋滞で、車が進まない、バスがなかなか来ない、来てほしいときに荷物が来ない、ATMで、前の人がのろのろしていて、寒い中待たされる。
そういうときは、むやみにイライラせず、「まあ、いいか、この間に瞑想でもしよう」とか、「余白の時間を楽しもう」と、その状況を受け入れるようにすると、格段にストレスが減ります。
ストレスが増えると、無駄遣いをして、お金がなくなり、ガラクタが増え、ますますストレスが増えるという負のループにはまります。
可能な限り、状況を受け入れたほうが結局は自分のためです。
3.睡眠を大事にする
私は、睡眠不足だと、明らかに頭が疲れるのか、全く仕事になりません。
3時間ぐらい、ぼーっと、関係ないことをして、時間を無駄にすることがあります。
さらに、いつもより、食べすぎます。
要するに、生活が乱れるのです。
無為に過ごすと、ダイレクトに仕事に影響し、あとで自分が苦しい思いをするだけです。
サボった分、どこかで取り戻さなければならず、そのとき、回転数をあげる必要があるため、ここで、ストレスが増えます。
ストレスが増えると、無駄遣いが増えるのは、先に書いたとおりです。
睡眠不足になると、「翌日、ちょっと眠い」とか、そんなことではすまないのです。
ストレスを増やさないためには、できるだけ通常運転をし、大きな波を作らないことが重要です(私にとっては)。
そのために、睡眠不足にならず、毎日、できるだけ同じように過ごす工夫をしています。
夜、「塗り絵をしたいな」とか、「読みかけのあの本、読みたいな」と思っても、寝ることを優先します。
そうしないと、まわりまわって、塗り絵や読書を楽しむ生活ができなくなるからです。
仕事をしなければ、お金が入らないので、塗り絵本を買うこともできないでしょう。
睡眠の質をあげるよう、寝支度を考えたりもします⇒しっかり寝るために、理想の寝支度を考えて実践するススメ。
安眠できるよう、アイマスクと耳栓も使っています⇒床に寝るミニマリストの必需品はこれ~ぐっすり眠るためのアイマスクと耳栓ご紹介
To-doリストを書いて、スケジュールが大崩れにならないよう、気をつけてもいます。
何が自分のストレスを増やしているかは、人によって違うでしょう。
自分のストレスの大元を突き止めて、解決するようにしていくと、無駄遣いも減る、と私は信じています。
☆この続きはこちら⇒よくない買い物のクセを見つけて修正する:余計なものを買わないコツ(その3)
ストレスマネジメントに関する記事
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
家計の見直しとして、自分が無駄使いする理由を考えてみるススメ。
ケリー・マクゴニガルに学ぶストレスと友だちになる方法(TED)
まとめもあります⇒ストレスの原因や解消法を書いた記事のまとめ(その1)
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無駄遣いを防ぐために、私がやっているストレスマネジメントを紹介しました。
そんなにたいしたことはやっていませんが、どれも私にとっては効果的です。
しかも、ほとんどコストはかかりません。
モーニングページ用に、ノート1冊に、2ドル36セント、マーカー1本に90セント、投資しただけです(高いと思うかもしれませんが、カナダは、文房具全般、高いです)。
お金をつかわなくても、ストレスとうまく付き合うことはできるのです。