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12月になりましたね。
新しい月、しかも今年最後の月になって、部屋の片付けや掃除に意欲がわいている人がいる一方で、あきらめ気味の人も多いでしょう。
12月は何かと忙しいので、片付けなんてしている場合ではないと思ったり、あれやこれやと買い物する機会が多く、ついうっかり、余計な物を買って物を増やしたり。
せっかく今年、積み上げた成果が、数日でふいになることもあるかもしれません。
こんなときに片付けをあきらめてしまわないコツを紹介します。
1.スケールダウン
忙しい、やる気がない、その他、さまざまな事情で片付けの継続が困難なときは、プロジェクトのスケールダウンをしてください。
1日15分の片付けがつらいなら、1日5分にするとか。
「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
5捨て3処理をしているなら、捨てるほうは3個にして、3捨て3処理にするとか。
毎日3つ処理してみよう:ガラクタのない家で暮らすコツ(その3)
毎日シンクを磨くのがしんどいなら、1日おきにするとか。
流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
今やっている片付けを完全にやめるのではなく、ボリュームを減らして、継続します。
強火にしていたのを弱火にして、煮物を続ける感じです。
たくさん捨てることができたら、それに越したことはないでしょう。
ですが、ある時、どかんと大量に捨てることより、生活の中に、不用品を捨てる習慣を植え付けるほうが、よほど意味がありす。
2.凡ミスをしない
積極的に断捨離をできないときは、せめて凡ミスをしないよう努めてください。
凡ミスとは、断捨離中にやるべきではない明らかなミスです。
いろいろありますが、特に重要な3つのNG行動に走らないようにしましょう。
NG行動:
1)新たに買い物をしてますます余計な物を増やす
2)休みの日などに、一気にどっさり捨てようとする(リバウンドします)
3)収納しようとがんばる
詳しくはこちらのページをどうぞ⇒要注意!断捨離中にやってはいけない7つのこと
特に、買い物と収納には注意しましょう。
片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから
3.時間を決めて行う
私の経験では、やりたいと思ったことは、1日のいつの時間帯でやるかしっかり決め、その時間が来たら、四の五の言わず取り組むと、ちゃんとやることができます。
忙しい時の片付けに、特におすすめの時間帯は朝ですが、それ以外の時間でも、毎日、捨てる時間を決めたほうがいいです。
「いつか、時間ができたときに」と思っていても、時間はできません。
そうではなく、
「明日の朝、モーニングページを書いたあとの6時に」と具体的にスケジュールを決めてください。
モーニングページを書き始めるコツ~朝、そんなもの書いてる時間がないというあなたへ。
4.あきらめないマインドセットの採用
以前、あきらめないマインドセットを持つことをおすすめしました。
こちら⇒一度決めたことを継続する6つの方法。あきらめないマインドセットを持て
この記事を読んでいただき、自分との約束を簡単に反故にしない思考を養ってください。
特に、「今の後戻りは一時的なものだ」という考え方は重要です。
自分も生活環境も、毎日、少しずつ変化しているので、たとえ今、「もうだめだ」「絶対無理だ」と思ったとしても、その状況がずっと続くことはありえません。
必ず道は開けます。
今日、ある病気の治療が不可能だったとしても、10年、20年後には、治療法や、いい薬が開発されているかもしれません。
今の自分は、すぐにあきらめそうになるへたれな人間だったとしても、自分は毎日成長しているので、来年の今頃は、もっと果敢に捨てることができる人間になっているかもしれません。
人は成長こそすれ、退化はしません。
成長型マインドについて⇒自分の能力を自分で見限ることの恐ろしさ、できると信じることの素晴らしさ(TED)
5.捨てやすい物を捨てる
洋服や写真、子供のおもちゃ、思い出グッズ、本など、捨てるのが苦手だと思うものは、この時期、捨てようとするのはやめましょう。
そうではなく、自分にとって捨てやすい物を捨ててください。
それは、ためるだけためた紙袋かもしれないし、大量にあってちょっと捨てたところで体制に大して影響をもたらさない食器かもしれません。
フリーザーの中で化石のようになっている、大昔のおかずかもしれないし、洗面所の引き出しの中で、ゴロゴロしている口紅やリップクリームかもしれません。
「これならわりと気軽に捨てられる」。そんなふうに抵抗をがあまりない物を見つけて、捨てましょう。
誰でも簡単に捨てることができそうな物⇒こんな物は今すぐ断捨離できる~使える7つの捨て基準
6.学びの種(たね)探し
一生懸命やっているつもりなのに、うまくいかなかったり、失敗したりすると、やる気が失せますよね。
うまくいかないときに、失望や落胆をするのはふつうのことです。
ふつうのことですが、いつまでも、失望していると、次に待っているのは挫折です。
こんなとき、失望したままでいないで、その失敗から学べることはないか、学びの種を探してください。
たとえば、クッキーを作ったとします。
こんがりとおいしそうに焼くために、卵黄を塗れ、とレシピにあったから、一応塗ってみたけど、塗りが足りなくて、あまりおいしそうに焼けませんでした。
焼き色がつかなくても、クッキーはふつうにおいしいのですが、足りないマインドの人(できていることより、できていないことにフォーカスする人)は、クッキーがおいしかったということより、焼き色が今1つだったという些細なことに異様にこだわります。
そして、「ああ、やっぱり、私は、クッキーとか焼くの苦手なんだ。もうお菓子作るのやめよう」と思ってしまうのです。
「そんな馬鹿な!」とあなたは思うかもしれません。
ですが、足りないマインドの人ってすごく多いですよ。
断捨離や実家の片付けで行き詰まりを感じているとき、あなたも、クッキーの焼き色にこだわるようなことを、やっていると思います。
そうではなく、「ああ、卵黄の塗りが少なすぎたんだよね。次は、もう少したっぷりめに塗ろう」と思ってください。
7.成果が見えるようにする
毎日片付けを継続している成果が見えるようにしましょう。
といっても、それは、スッキリ片付けた部屋の様子ではありません。
継続した証(あかし)を用意します。
1日5分捨てると決めて、ちゃんとできたら、カレンダーに丸印をつけたり、手帳にシールを貼ったりするのです。
こういうことは、思いのほか、励みになります。
きのう、私は、あるフランス語学習アプリでゲームをしていました。
フランス語を学ぶことができるようになっているゲームです。
ちゃんとできると、普段なら、黄色い星(☆)が3つ並ぶのに、きのうは、なぜか、全問正答しても、☆が2つのままでした。
どんなにちゃんとできても、☆2つが続き、「おかしいなあ、ゲームの調子が悪いのだろうか」と思いつつゲームを続けました。
ゲームをすることによって、フランス語力が多少なりともアップすればいいのですから、☆が2つだろうと3つだろうと関係ありません。
何だったら、☆なんて1つもなくてもいいのです。
しかし、正答をばんばん出しても、☆が3つにならないことにより、私のモチベーションは急激に低下しました。
「ゲームの調子が悪いんのだろう」と思い、途中でブラウザのキャッシュをクリアしたほどです。
キャッシュをクリアしたあとも、☆2つが続き、結局、そのままワンセット全部行いました。
このとき、「やっぱり、こういう☆とか、シールとか、がんばった証が見えるのって重要なんだな」と改めて思いました。
私だけではなく、たいていの人がそうだと思います。
毎日継続した自分なりの印をどこかにつけてください。
番外:淡々と続ける
今は忙しくて、調子が悪いのですから、あまり大きなことは期待せず、「まあ、継続してればそのうちいいことあるかもね。なくても別にいいけど」ぐらいの気持ちで、淡々と片付けを続けてください。
断捨離に対する、よくある大きすぎる期待は、「不用品を捨てれば、いきなり人生がバラ色になる」というものです。
なりません。
私も、たくさん不用品を捨てましたが、いきなりバラ色にはなりませんでした。
もっとしみじみとした喜びや幸福を感じています。
☆こちらもどうぞ⇒最後までやりとげる7つのコツ~汚部屋の片付けで挫折続きのあなたへ。
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片付けをあきらめそうになったとき、挫折を回避する方法をお伝えしました。
片付けに情熱的になれないときは、先延ばしにしていたことを、年内に終えるのもおすすめです。
私も、さきほど、退会するのが面倒なサイトに、登録情報の削除を依頼する問い合わせメールを出しました。