箱にガムテープを貼っている人

ミニマルな日常

最終更新日: 2022.07.9

たくさん物があって、処分するのに苦労しています。どうしたらいいでしょうか?

ページに広告が含まれる場合があります。

 

物を処分するのに苦労している読者のお便りに返信します。

リサイクルショップやフリマに出しているけれど、なかなか減らないそうです。

まず、メールをシェアしますね。

ビバライフさんからいただきました。小見出しは私が入れました。



なかなか減らない

件名:またまた迷走中

筆子さんとの出会いは8年くらい前でしょうか。

ミニマリストという言葉が流行りはじめた頃になります。

ブログを拝読しています。

筆子さんが愛知出身とあり、現在愛知に住み、故郷を離れ文化の違う場所で生きているという部分と多分似た年齢では? と勝手に思って親近感を感じております。

昔はあまり物を持っていなかったが

昔の私はミニマリストだったと思います。

大学生の時は引越し魔で本が重いこと、服も重いことがイヤとなるくらい身に染みていました。

でも4年間という期限付きでしたので、カメラ、ウォークマンは必須。それとメモ、小さな筆記具を小さなカバンに入れて大学へ通っていました。

マキシマリストになったのは、婚家での立場、私と私の家族に対する扱いで心が壊れた事です。

愛知と言っても尾張の田舎。田んぼしかない、デパートも、コンビニもなんなら最近まで信号機すら少なく、人は歩いていない場所。

環境も私には合わず。

物をたくさん買ってしまった

ネットにハマり、オークションにもハマって。

気がついたら我が家の半分は私の荷物になっています。

全て大事に感じるのです。私のお金で買った物だから。

家族からは見放されています。しかたありません。

処分したほうがいいと思った体験をする

ですが、私の身内が亡くなり、もはや私は帰る場所もなくなりました。

その際ほとんど物を持っていなかった人でも処分が大変なこと、残してあった物から悲しいことを見つけてしまい、何も無い方か良かったと思ったのです。

唯一の孫の私の子供の写真を、もう10年くらい前から封も開けてなかったことです。

手に障害があり開けにくかったかも知れませんが、わざわざ私は2Lに焼いて見やすいようにして送っていました。

送ったまま紙袋に入れてありました。ショックで、、、

でも多分自分のことで手いっぱいだったんじゃないかと数年経った今なら思えます。

近くに姉がいるのですが私とは意見が合わなくて。それを知っていたから頼めなかったのかも。

いつ最後の日がくるか誰にもわかりません。

物が多すぎて危険な状態

じつは最近、荷物のせいで家の中で転倒しかけて、なんとか壁にぶつけて転びはしませんでしたが、脚と身体上部の向きが違う格好でぶつけたため、股関節が曲がってしまいました。

自分のせいなんです。

アメリカで暮らしたこともあるのでタイニーハウスやキャンピングカーの生活が希望ですが、理想と現実にギャップが。

少しでも元を取りたいとリサイクルショップやフリマアプリに出しますが、最近やりとりに疲れました。

元を取りたいといういやしい考えがダメなのでしょうか?

筆子さんもバザーとかしておられた事があったと記憶しております。

ゴミにするよりはマシか気がする一方で悩みます。いかがお考えになりますか?

ビバライフさん、こんにちは。メールありがとうございます。

私と同世代なんですね。プロフィールにはっきり書いていますが、私は1959年(昭和34年)生まれです。

有名な方で言えば、山口百恵さんと同じ年に生まれました。

ただ、百恵さんは1月生まれなので、私より学年は1つ上です。

古手川祐子さんや榊原郁恵さんと学年が同じです。

廃棄か寄付がおすすめ

ビバライフさんは、物の処分に苦労しているのですね。

先日も似たような質問に回答しましたが⇒不用品を手放す一番簡単な方法は?

処分のスピードをあげたいなら、売るより寄付や廃棄をおすすめします。

売るためには、1つひとつ売る相手を見つけなければならないので手間がかかります。

寄付ならば、1つの団体を見つけてしまえば、そこにどさっと寄付することができるので、スピードアップできますよ。

参考までに、私の不用品の捨て方を書いておきます。

・市場価値のありそうなもの⇒寄付センター(スリフトショップ)に持ち込む

詳しくは⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる

・こわれていてゴミに近いもの⇒1)外のゴミ捨て場に置く。すると誰かが持って行ってしまう(夫が回収して自分の部屋に置いたこともあった)。2)ゴミ捨て場に残っていたら、エコセンターに持っていく(とはいえ、こんなことはこれまで1度もない。いつも誰かが持っていく)。

・完全なゴミ⇒ゴミとしてゴミ箱に入れる

不用品を売ったことは一度もありません。

日本で、もういらない本や文具を友人にあげたことが何回かありますが、お金はもらっていません。

今は、娘が、とあるスリフトショップの店長をしているので、いらない物は、みな娘に渡しています。

この店には、売れ残りや売れそうにない物を、引き取る業者が出入りしており、リサイクル用の家電も回収してくれるので、こわれたキンドルなども、娘に渡しています。

元をとる必要はない

今、ものすごくお金に困っていて、日々の食費すらままならないなら、不用品を売って、生活費の足しにするのはいいアイデアだと思います。

しかし、そうでないならば、支払ったお金を回収しようとがんばりすぎるのはやめたほうがいいですよ。

お金は入って出ていくものなので、うまく循環させたほうが結果的にいい状態になる、と私は考えています。

ビバライフさんは、「自分のお金で買ったからどれも大事で捨てられない」とか、「元を取りたい」と思っているから、不用品の処分が進んでいません。

その結果、部屋が物だらけになり、つまづいて、関節を痛めたのですよね?

不用品が家や部屋の半分を埋めているなんて、ばかばかしいと思いませんか?

住宅費や時間、体力、意識の多くを、不用品に使っているわけですから。

私と同い年なら、まだ人生、20年ぐらいはありますよ。

不用品にかかずりあうのはこのへんでやめにして、もっと身軽で自由な暮らしにしたほうがいいんじゃないでしょうか?

高かったから断捨離できない? 埋没費用はどのみち回収できません

買い物でストレス解消をしない

もともとあまり物を持っていなかったビバライフさんが、たくさん物を抱え込んでしまったのはストレスによる買い物の結果のようです。

それがわかっているなら、もう買い物でストレス解消をするのはやめてください。

それとも、もうやめましたか?

どうしてもお金を使いたいなら、物が残らないサービスに使うといいかもしれませんね。

外食するとか、スポーツジムに年会費を払う、定期的にどこかにお金を寄付をするなど。

必要以上に食べてしまうと、体に負担がかかるので、食べることでストレス解消するのもあまりおすすめではありません。

もっといいストレス解消法を以下に書いているので、参考にしてください。

買い物はやめられる。お金を使わないシンプルなストレス解消法

疲れたときはこれ。5分あればできる簡単なストレス解消法10選

買い物の代わりにできる楽しいこと、連休で暇な人もどうぞ。

心の整理をする

物を捨てながら、心の整理もしてください。

結婚により、あまり好きになれない環境で暮らすことになったから、買い物にはまってしまったそうですが、最初の1~2年はそういうことがあったとしても、いい加減、あきらめて、今の環境で前向きに生きていくことを選んではどうでしょうか?

田舎にも田舎のいいところがありますから。

信号機がないということは、車が少ないということなので、空気はきれいだと思います。都会は便利ですが、うるさいし、空気が汚いです。

「帰る場所がなくなった」とメールにありますが、ビバライフさんの帰る場所は今お住まいの、物だらけの家ですよ。

どうしてもその場所がいやなら、その環境から出る算段をするのもいいと思います。

そこで生きていくと腹をくくるか、外に出ていくか。どちらかをしてください。

日常の不満がいっぱい⇒ネットオークションで発散⇒物だらけになる。これは典型的な負のサイクルです。誰も幸せにしない生き方なので、やめましょう。

結婚後、住む場所は自分で選べなかったかもしれませんが、結婚することを決めたのは自分ですから、自分が好きでそこに住んでいるのです。

「今の生活は、自分の選択の結果だ」と思えば、もう少し前向きに暮らせるかもしれません。

もし、まだ書いてなかったらモーニングページを始めてください⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

関連記事もどうぞ

断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方

どうしても捨てられないあなたに伝えたい。効果的な物の捨て方4つはこれ。

記念品や思い出の品を捨てたほうがいい理由と捨て方のコツ

失ったものを取り戻したいと思うな:部屋が物だらけになる理由(その7)

*****

読者の質問に回答しました。

自分のお金で買ったからといって、それが大事な物とは限りません。

特にストレス解消のためだけに買った物は。

物やお金にあまり執着しないほうがいいですよ。





手紙の束50代のうちに片付けようと猛然と物を捨て始めた話。前のページ

書くことが、どんなふうにして生活や人生を変えるか?次のページノートを持つ人

ピックアップ記事

  1. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  2. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  3. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  5. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. 老朽化した実家

    ミニマルな日常

    捨てない世代の母の遺品整理をする前は、悲壮な気持ちでいっぱいだった。

    しばらく、皆さんの今年の目標をシェアしていましたが、今回のお便り紹介コ…

  2. 心配するおばさん

    ミニマルな日常

    メンタルを強くする7つの方法。ピンチに陥っても負けない自分になる。

    歯の治療ですっかり気持ちが落ち込んでいる読者の方から、「どうしたら前向…

  3. 不用品を捨ててスッキリ

    ミニマルな日常

    テレビを捨てて、断捨離が終わりました(読者の捨て体験紹介)。

    筆子ジャーナルに届いたお便りを紹介するコーナーです。今回は、2017年…

  4. 女友達

    ミニマルな日常

    健全ではない人間関係を捨て去ると、新しい自分や他人との出会いがある。

    人付き合いに関する気付きを教えてくれた読者のお便りを2通紹介します。…

  5. 食器のお片づけ

    ミニマルな日常

    物をしまいやすい収納にする5つのコツ。片付け方を変えて汚部屋脱出。

    汚部屋とは、持っている物の大半が外に出ている状態です。そこそこ、物がき…

  6. テーブルを拭く

    ミニマルな日常

    年末年始に突入する前に手を打ちたい。家事に追われないようにする6つの方法。

    ミニマリストの時短家事シリーズ。今回は、家事に追われない環境を作る方法…

文庫本『それって、必要?』発売中。

「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,825人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. センチメンタル
  2. もう着ない服のチェック
  3. 4人家族
  4. 片付いた机の上
  5. 片付いたリビングルーム
  6. チャレンジする女性
  7. ベッドにスプレーする女性
  8. 目標に向かう旅をする女性
  9. 引っ越しの荷造りをしている女性
  10. 小さなアパート

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. スケジュール帳を書く人
  2. いらない靴
  3. 買物中の人
  4. 貯金箱
  5. コーヒーを飲む女性
  6. 1人たたずむ若い女性
  7. マスキングテープ
  8. パソコンの画面を見る若い女性
  9. マニキュア
  10. 筆子の顔が表示されたラップトップ

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP