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今年のはじめに、筆子は、最近の日本のことをよく知りもしないのに、「日本人はこうである、ああである」と上から目線で書くというメールをもらった話をしました。
1月の話なので、その記事を読んだ読者も、とうの昔に忘れていると思います。
それについて、いただいたメールを4通、紹介しますね。どれも興味深い内容です。
まず見習い捜査官さんのお便りです。
日本人はストレスがたまっているのでは?
件名:上から目線は政府与党のあの人たちでしょう!
病気や遠出外出の時以外はほぼ欠かさず拝見しています。
筆子さんの意見が上から目線というお便りが来たそうですが私はそのようには感じません。
むしろ日本(人)を他国の地から客観的に見られているなと思います。
日頃思っているのですが日本人は他人の目ばかり気にしているのでストレスが溜まって弱者に当たるのではないかと思います。
私はクルマ(スポーツカー)が好きですが、毎日のように悲惨な事故のニュースを目にします。
写真などを見るとどんなクルマだったのか分からなくなるほどぐちゃぐちゃな事故が非常に多いです。
確かに大勢乗れるミニバンや、高齢者でも気軽に乗れる軽自動車がこれほど普及したのは分かるのですが、一番大事な乗員(通行人も)の安全を軽視したような車種が多いのは他国に比べ異常だと感じます。
これもやはり他人の目を気にする実例じゃないかなと思います。
私も筆子さんのように語学が堪能であったらアメリカで生活してみたいとは思っていますが、残念ながら読解は出来てもしゃべる事はほとんど中学生並みですからね(苦笑)。
以前仕事でアメリカのメーカーの技術者とやり取りをしていましたが、こちらの要求に対しても日本人の人より明確に回答をもらえました。あこがれだけで海外の生活をすることが難しいのは実妹の人生でわかっています。
昨年は父親が亡くなり様々な行事や手続きに追われましたが、今年は自宅の断捨離をさらに推し進める所存です。何しろ神奈川の田舎なので敷地が広く納屋もあったり大木も茂っているのですよ(号泣)。
捜査官さん、メールありがとうございます。
いつもブログを読んでいてくれてうれしいです。
他人の目を気にしすぎてストレスがたまっている…。なるほど、そういう人もいるかもしれませんね。
私が知っている日本は同調圧力が強い社会でしたが、それは今も同じでしょうか?
日本はいいところもいっぱいあるから、そういう話も、もっと書けばいいんですよね。今回の里帰りで気づいたことなどあったら、また書くかもしれません。
お父さんが亡くなって大変でしたね。
手続きがどれだけ大変だったか、想像つきます。人が亡くなった悲しみを癒やすために、行事や手続きが多いのかもしれません。
それでは、見習い捜査官さん、これからも片付けをがんばってください。
次は、カズ333さんのお便りです。
私は一喜一憂しません
件名:日本人は~と上から目線で話をする件について
記念に取ってあった学生証、結局捨てたけど、全然大丈夫でした~読者の体験談。 | 筆子ジャーナル
今年も筆子さんのブログを楽しみにしております。
私の場合、筆子さんの「日本人は~」のご指摘はその通りと共感することが多く、不快に感じることはなかったので、読者の方のご意見にちょっとビックリ致しました。
多分その読者さんは「日本人は~」に対してご自分への非難と捉えてしまっているのだと察します。
ですから反対に「日本人って凄い~」系のべたほめされた内容にはご自分がほめられたように捉えるのかもしれません。
もちろん、私にも愛国心がありますので日本がほめられるのは嬉しいですが、何というか自分のパーソナリティの優先順位的には「私は日本人」が高くないので「ふーんそういう傾向あるよね」と思うくらいで、我がこととして一喜一憂しません。
読者さんをディスっている訳ではありません、念のため。
思うに、日本以外の国に暮らしたことがあると自国の事を客観視する視点ができるため、どうしても「日本人は~」となると思います。
筆子さんはカナダ歴が長い方ですし、外から見て日本人はそういう傾向があるよねって事に過ぎないと思います。ですから決して上から目線ではないと私は思います。
ただ、そういう傾向が強くなるということを知らない人は、それを上から目線と感じてしまうのだと思います。
物を減らす事とメンタルは強い結びつきがあると思うのでどうしても「日本人は~」で話が始まってしまうのかなって。
ひょっとすると「日本人は~」を「人間は~」に置き換えたらOKになるのかな?
言いたい事は、「筆子さん、これからも『日本人は~』を続けてください!」です。
カズ333さん、こんにちは。お便りありがとうございます。
なるほど、確かに、いついかなる時も、日本のことを悪く言われたくないという人は、一定数いると思います。
でも、以前もこんなTEDトークを紹介しましたが⇒あえて異議を唱えることが問題解決につながる(TED)
たまには、自分と違うものの見方をする人の意見をきいたほうが、人生が豊かになりますよね。
今、YouTubeでも、Netflixでも、Amazonでも、過去に見たものや、買ったものをもとにおすすめが出てくるので、違うものにふれるのが難しいです。
いつもネットで本を買う人は(私ですが)、たまには、街の本屋に行って、ふだんは読まない本や雑誌を立ち読みしたほうが、世界が広がるでしょう。
最近は、気づいたときだけですが、「私の知っている日本は」と書くことが多いです。
ですが、そんなのあたりまえで、他人の知ってる日本について書けるわけはないので、そんな前置きがなくても、私個人の意見として取ってもらいたいと願っています。
それでは、カズ333さん、これからもお元気でお過ごしください。
次は、「さんさん」さんのお便りです。さんさんと呼びますね。
読者のメールは気にしなくてよい
件名:数年読み続けています。
筆子さんがブログを続けていただけるおかげで、少しずつ変わりつつあります。私も部屋も。
本日、メール差し上げたのは、本日13日付の記事が気になったからです。
私の今年の抱負~定年後もできるだけ長く働く、夫にやさしくする。
気になったのはこの部分「上から目線で言っているつもりはありませんが、今年はそういう話はできるだけ書かないよう注意します。」
私は筆子さんの考え方が好きなので、筆子さん目線での日本人観も聞きたいです。
できれば続けていただきたいと思っていますし、何よりも読者のメールをそこまで気にしなくてもいいのではないかと感じました。
筆子さんのブログの中には、私とは考え方が違うもの、私の考え方と似ているものと色々ありますが、違いを含めて、筆子さんの考え方を尊重しています。
それではまた。
筆子さんもご自愛ください。
さんさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
長く、ブログを読んでいただきありがとうございます。
「書かないよう注意します」と書いたその記事に、すごく書いていますよね、私。
「日本人は、他人に求める基準が高いのでは?」という話は、ほかの記事でも書きました。
最近(2023年の8月の終わり)は、捨てるノウハウというか、考え方を中心に書いています。
読者あってのブログなので、読者のメールは考慮します。
一方的なクレームは無視しますが、建設的な意見というか、その意見を取り入れたら、もっといいブログになる可能性のあるものは、取り入れようと思っています。
書き方を工夫すれば、そこまで、上から目線にならないと思うので、書き方を研究中です。
では、さんさん、これからも、このブログを楽しんでいただければうれしいです。
最後はきなこさんのお便りです。
私はとても参考になっている
件名:昨日の記事について
以前、人に読まれるのが不安で書くことができないとご相談したきなこです。
人に見られるかもしれないと思うと怖くて日記が書けない(その1)。
いつも、どの記事もとても参考にさせてもらっています。ありがとうございます。
どのテーマでも思うことがあり、自分の考えをメールしたいなーと思いつつ時間がなかったりで日々過ぎていきますが、昨日の記事については、どうしても言いたいことがありまして書かせていただきます。
私は、海外に住む筆子さんが、今の日本人がどのように見えるのか書かれる文章がとても参考になっています。
いつのブログか忘れましたが、日本人はカバンと財布が好きだよね、とか、日本は物を買ってしまうような社会システムになっているような話とか、もちろんみんながみんな、という話ではなく、そういう傾向がある、感じられると、ご自身のブログで考えを書いておられるのです。
私は本当に目から鱗というか、日本にいて日本人に囲まれていると見えなくなっていることを教えていただいているような気がして、以前よりは視野が広がったような感じがしています。
逆にカナダでの様子などを時々書いて下さるのもすごく好きで、日本はコロナ以降、いろんなマスクが売りに出されてあふれてかえっていますが、カナダではそんなにたくさんの種類のマスクなんてない、とか、
他にもいろいろ具体的には今思い出せませんが、とにかく日本がどんなか、カナダではどんなか、海外に住んでいる方の生の話を聞くのがとても刺激になっていつも楽しみに読んでいます。
物についてもそうですが、精神的な面、例えば昨日の完璧主義などについてのお考えも、私も人の言葉を鵜呑みにしてもいけませんが、確かにそういう面もあるよな、と気づいたりするわけです。
これからも感じたことを書いて欲しいな〜と思いまして慌ててメールさせていただきました。
これからも記事を楽しみにしています。
きなこさん、こんにちは。ご意見ありがとうございます。
結局のところ、私は感じたことをけっこう書いているし、これからも書くと思うので、心配しないでください。
日本人がカバンや財布が好きだと、今も思っています。
なぜ日本人はこんなにバッグ、袋、ケースをたくさん持っているの?
実際、私も日本にいたときは、バッグや袋物をよく買っていました。
最近は、日本でも、あまり物を買わない傾向があるようですが、雑誌の付録に、あそこまでポーチや手提げをつけるのは、それが目当てで、雑誌を買う人が多いからですよね?
多くの人は、何個か化粧ポーチが家にあっても、まだ新しいポーチが欲しいんです。
それはやはり、袋物が好きで、こだわりが強いからだと考えています。
カナダの話は、一連の里帰り中の予約投稿で書くつもりなので、よかったらお読みください。
それでは、きなこさん、これからもお元気でシンプルライフを楽しんでください。
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今回は、1月にもらったメールを紹介しました。
ついこのあいだ、正月だったのに、これを書いている今は、もう8月の終わりです。
私、今、64歳ですが、あっという間に70代になりそうです。