服をチェックしている女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.06.16

片付けがいつまでたっても終わらないと感じてしまう7つの理由

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毎日、不用品を捨てているのに、全然部屋が片付かないとか、毎日それなりに仕事をしているのに、処理しなければならない書類の山が減らない。

そんなふうに感じて、片付けに疲れることがありますよね?

とくに今は、もう暑くて、体力を奪われぎみだから、ますます気分が滅入ると思います。

でも、「いつまでたっても終わらない」というのは、事実ではありません。

いつかは終わります。

終わらないように感じてしまうのはそう感じる理由があるから。その理由をなくせば、もっと前向きに片付けに取り組めます。

以下に「終わらない」と感じる7つの理由を紹介します。



1.買い物の仕方が変わっていない

終わらないように感じてしまう最初の理由は、

相変わらず家にものを入れている

これです。

人は、不用品を捨てることはけっこう好きなんです。でも、それと同じぐらい様々なものを買うことも好きです。

便利そうなもの、かわいいもの、あると何かに役立ちそうなもの、高級感のあるもの、ぜいたくなもの。

そういうアイテムをリアル店舗やネットで見かけるとうっかり買ってしまうことがよくあるでしょう。

「片付かん…」と思ったら、「もしかして、私、家にものを入れてしまっているのかも?」と考えて、ものの流れを見てください。

家にものが入ってくる理由は

・自分で買う
・もらう
・拾う
・自分じゃない誰かが入れる

このあたり。

ほかの人が入れている場合はさしあたって、コントロールできませんが、「自分で買う/もらう」はコントロールできるので、買いすぎ、もらいすぎをやめましょう。





2.散らかす習慣がある

わざわざ部屋を散らかす人はいませんが、散らかすつもりはないのに、結果的に散らかる習慣があると、いつまでたっても片付きません。

たとえば

・買ってきたものは、とりあえず床に置く

・不用なものをいつまでも捨てない

・買い替えたのに古いほうを捨てない

・ベッドやソファにものを置く

・もう読まないのに本や雑誌を取っておく

・不用なDMや会報の受信を止めない

・いらないのにギフトや景品を受け取る

どれも習慣なので、自分では問題視していないし、そのせいで部屋が散らかるとも思っていません。

こういう生活習慣があると、断捨離しているつもりでも、なかなか片付きません。

なかなかシンプルに暮らせない人が、無意識にやっている物を増やす7つの習慣。

3.気分にまかせて作業する

きょうはやる気があるから、1日中、部屋の片付け。でも翌日は疲れたし、飽きたから何もしない。

そのまま何もしない日が半年ぐらい続き、1日中片付けた意味がないくらい、部屋の中はものだらけになる。

こんなふうに、やる気と行動に波がある人は、「私すごく片付けがんばっている」と錯覚しがちですが、実際はたいして片付けていません。

気分まかせで、不用品を捨てているなら、一度、毎日コンスタントに捨てる方法を試してください。

長く時間をとる必要はありません。5分~15分ぐらいで十分です。

短時間でも、コンスタントに捨てたほうがいい理由

・疲れない

・習慣化しやすい

・モチベーションが続く

・捨てることが上手になる

・きのうの続きをすればいいので、毎回、「あれ? どこまで捨てたんだっけか?」と一から考えなくてすむ

毎日、少しずつ捨てるのは、華やかさに欠けるので、派手好きな人(派手なパフォーマンスが好きな人)は、やる気が起きないかもしれません。

でも、どんな偉業も、地道な行動があるからこそ、成し遂げられます。

4.家族や周囲の人に自分の意図を伝えていない

「不用品を捨てて、今後はシンプルに暮らしたい」という自分の気持ちや、自分の望むライフスタイルについて、家族や身近な人にシェアしていないと、周囲の協力を得られないので、片付けが進みません。

周囲の人は、わざわざ、あなたの生き方を邪魔するつもりはありません。しかし、善意で以下のことをします。

・あなたの好きそうなものを、頼みもしないのに買ってくる

・いらなくなったものを、頼みもしないのにくれようとする

・誕生日やクリスマスにどっさりプレゼントをくれる

・買い物に誘う

・お得情報を教えてくれる

・手に入れたものを自慢する

どれもささいなことに思えるかもしれませんが、確実に家の中にものが増えることにつながる行動です。

日本はギフトの交換が盛んなので、「シンプルに暮らしたい」「不用品はできるだけ捨てたい」「ミニマリストになるつもり」という自分の気持ちを、早めに周囲の人に言っておきましょう。

5.一気に終わらせようとしている

不用品の片付けは一気に終わらせたい。

そう思っていると、「なかなか片付かないやん」という状態に陥ります。

なぜなら、片付けはそんなに簡単には終わらないから。

時間がたっぷりあって、仕事のごとく、1日8時間、断捨離に取り組めたとしても、10日~一ヶ月はかかるんじゃないでしょうか?

しかし、多くの人は、1日8時間も何かに打ち込む時間があるほど暇ではありません。

8時間、時間を取れるなら、金銭的対価を得られる仕事をしているでしょうから。

時間をかけられないから、片付けはそんなに早く終るはずがないのです。

家の中には本当にたくさんものがありますからね。

だから、「一気に、完璧に終わらせる」と思うのではなく、ペンキの上塗りをするように、「ゆっくり、確実に作業を進める」ほうに方針を変えてみましょう。

6.期待値が高すぎる 

ちょっとがんばれば、すぐに簡単に、部屋の片付けが終わる。

こんなふうに期待していると、すぐに簡単に終わらない状況に対して、「あれ、思ったより、うまくいかない」「なかなか終わらない」「きれいにならない」と焦りや無力感を感じてしまいます。

私に片付けなんて無理、とセルフイメージを悪くしてしまうこともあります。

5番に書いたように、片付けはそんなに簡単には終わりません。

日々の掃除や炊事、洗濯だって、そんなに簡単に終わりませんよね?

それぞれ、20分~30分ぐらいかかるんじゃないですか?

家事が、30分程度で済んでいるのは、ほぼ毎日(または週に1日)、定期的にやっているからです。

しかし、不用になったものを定期的に捨てる人はそんなに多くありません。

たいていは、押入れや棚にものを突っ込んでためるだけためるか、テーブルやカウンターの上が、ものだらけになって、機能不全になったときに、「ああ、ちょっと捨てないと」と重い腰をあげます。

しかも、自分が何も捨てていない間にも、生活している限り、新しいものが、どんどん入ってきます。

そんなに簡単に不用品の片付けが終わるなら、本屋にあんなにたくさん片付け本が並んでいるはずがありません。

不用品を捨てるのはけっこう難しいことなのです。

だから、「すぐにきれいになる」と期待しないようにしましょう。

7.できていないことに意識を向けている

多少は片付けが進んだのに、その状況ではなく、「まだ、こんなに捨てるものがある」と、片付けなければならないことに意識を向けていると、「やっても、やっても終わらない」「捨てても、捨てても減らない」という気持ちになります。

自分がまだやっていないこと、できていないこと、持っていないものに目を向けるマインドセットを、私は「足りないマインド」と読んでいます。

足りないマインドがあると、物が増え、片付けもできない理由。

足りないマインドでいると、物事を否定的に見てしまいます。

状況にはいいも悪いもなくて、それを解釈する人が、いい・悪いを決めます。

まあ、圧倒的に悪いこともないことはないですが、部屋の状態に関しては、見方を変えるだけで、「服がこれだけ減った」「本棚の風通しが少しよくなった」「前より食器が取り出しやすくなった」と思うことができます。

「いつまでたっても終わらないじゃないか!」といらだっているなら、1週間に1回ぐらいは、たっぷりあるマインドで物事を解釈してください。

自信がつき、ストレスレベルが下がり、幸せや感謝まで感じてしまいます。

******

こんなに捨てているのに、いつまでたっても終わらない。

そんな無力感や焦燥感を感じる理由を7つ紹介しました。

無力感を感じると途中で嫌になってしまいます。

コツコツやっていればそれなりに片付くので、あまり感情的にならず、淡々と不用品を捨てましょう。





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