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知らないうちに、あなたの時間と意識を奪っている習慣を7つ紹介します。
「私は忙しいから断捨離できない、部屋を片付けられない」と言う人がいます。
しかし、本当に忙しいのでしょうか?
多くの人は、実際には知らないうちに、無駄に時間と意識を使ってしまう習慣があり、本当に重要なタスクに取り組む時間を失くしているのです。
息抜きタイムの罠
人間は、起きている時間、ずっと何かに集中し続けることはできません。
集中するためには、多くのエネルギーを要するので、長時間やっていたら、脳に負担がかかります。
だから、「私は1日16時間(睡眠時間を8時間として計算)、仕事や家事を熱心にやっている」と思っていても、ところどころで、息抜きをしているはずなんです。
息抜きは必要ですが、息抜きタイムにやり始めて、もとの活動になかなか復帰できないものがあります。
そういう活動を完全にやめてしまうか、やり過ぎないように気をつけると、片付けタイムを捻出できますよ。
では、ここから、想像以上に時間と意識を捧げてしまう悪習慣を7つ、見ていきましょう。
1.ソーシャルメディアをぼーっとスクロールすること
特に目的がないのに、SNSのタイムラインをどんどんスクロールして、見るともなく見ることがありませんか?
最近は、複数のSNSを利用する人も多いので、スクロールしている時間は自分が思っているよりずっと多いかもしれません。
どれだけスクロールしてもエンドレスなので、SNSに費やす時間を決めて、それを遵守するか、明確な目的(SNSを見なければならない確固たる理由)があるときだけ、アクセスしてください。
そうすればもっと時間ができます。
2.無意識にスマホをさわること
手持ち無沙汰になるたびにスマホを触る。
これほど、時間と意識を奪う習慣はありません。
ソーシャルメディアと同じで、目的があるときだけ、スマホをさわりましょう。
夜間はスマホを見ない時間をもうけるのもおすすめです。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
3.過度にメッセージやメールをチェックする
通知が入るたびに、メールやメッセージをチェックしていると、そのたびに注意がそがれます。
以前も紹介しましたが、仕事をしていて、別のことに注意をそがれると、もとの集中状態に復帰するまでに平均で23分15秒かかると言われています。
この数字は、カリフォルニア大学のグロリア・マーク(Gloria Mark)博士の、職場における中断とその影響に関する研究がベースになっています。
この23分は、注意の切り替えコストと呼ばれます。
実際は、そのときの状況(何をやっていたか)や、その人の集中力によって失う時間は変わります。
人によっては、さっと気持ちを切り替えて仕事を始められるでしょう。しかし、そうでない人もいますし、気が散る生活をしている人ほど、集中することが苦手です。
どうでもいい内容や、急ぎじゃないメッセージやメールをチェックするたびに、20分も失うなんて、本当にもったいないです。
参考:
急ぎでもない、重要でもない。そんなメッセージに、人生の時間を取られないために、通知はオフにしてはどうでしょうか?
4.ネットショッピング
通販サイトで、目的もなく商品を見ていると、かなり時間と意識を失います。
買う気が全然ないものを、通販サイトで見ることはないでしょう。でも、ふだん自分が好きでよく買うもの、見るのが好きなもの、安くなっていたら買いたいと思っているものを眺めることはよくあるのでは?
買い物好きの人にとって、通販サイトの閲覧は楽しいでしょうから。
私も、昔、プチプラの衣料品を買うのにこっていたとき、必要なものはなくても、よくアウトレットショップを見たり、お買い得品を教えてくれるブログをチェックしたりしていました。
通販サイトを見ると、想像以上に時間を取られます。
インターネットだから、次々とクリックして、商品を見たり、値段を比較したり、レビューをえんえんと読んでしまったりするんです。
フリマアプリもオークションのサイトも、通販サイトの仲間なので気をつけてください。
5.マルチタスク
いっぺんにたくさんのことをやろうとすると、ものすごく脳が疲れ、失敗が増えます。
脳は1度に1つのタスクしかできないので、複数のタスクをするときは、高速で意識を切り替えています。
マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
私はもともとマルチタスクが苦手なので、あまりしませんが、多くの人は、スマホをさわりながら何かすることが多いですよね?
運転しながら、スマホをチェックするとか、テレビを見ながら、スマホでSNSを見たり、友達にメッセージを送ったりするとか。
あれこれ手を出し、毎日、忙しく働いているつもりなのに、結果が伴わないなら、マルチタスクをしすぎているかもしれません。
6.優柔不断(ぐるぐる悩む)
ちょっとしたことを決めるのに長時間悩むと、時間を取られ、貴重な脳のリソースを奪われます。
迷いがいのある重要な考え事だったら、そこに時間や意識を投下してもいいと思いますが、人はしばしば、「悩んでもしょうがないこと」について、長時間悩みます。
たとえば、パーティやイベントに出かける前に、ささいなことが心配になることがあります。
どんな服で行こうか、ほかの参加者とうまく会話できるだろうか、孤立しないだろうか。こんなふうに考えてしまうことがあるんじゃないでしょうか?
特に服装に関しては、意外と気になって、どれを着ていこうか、さんざん迷ったあげく、新しい服を買うこともあるのでは?
これから起きることや、他人の思考や行動は、自分にはコントロールできません。
あれこれ考えても、結果には何の影響も及ぼせないことについて、えんえんと思い悩むのは思考の癖です。この習慣があると、日常的に、心配する価値のないことに、大事な時間と意識を使っています。
7.完璧主義
完璧主義は、すべての物事を完璧に遂行しようとする強い欲求や考え方のことです。
自分が今やっているどんなことも、細かいところまで完璧にやろうとすると、ものすごく時間がかかるし、意識も使います。
たとえばこのようなケース⇒子育てで手一杯ですべてが中途半端。どうしたらいいでしょう?
私に言わせれば、この方は、家事や育児をがんばってやりすぎています。
すごくやっているのに、「まだ十分じゃない。中途半端だ」と悩んでいます。
完璧主義にはいろいろなデメリットがありますが、自尊心がなくなり、「私はだめだ」と思ってしまうのは、本当に危険だと思います。
毎日が不幸だし、慢性的なストレスのせいで、病気になってしまうかもしれません。
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時間と意識を奪う習慣を7つ紹介しました。
どれも悪習慣だと私は思います。
悪習慣を正すために必要なのは、まず現状に気づくこと。
習慣になっていると、時間と意識を無駄に使っていることに気づくことができません。
「忙しいんです!」と訴えたくなったら、時間の使い方を再度チェックしてください。
悪習慣を見つけ、一歩ずつ改善していけば、片付けのみならず、自分のしたいことをする時間が見つかります。