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ふつうに掃除をしているのに、部屋がなかなかきれいにならない。いつも散らかっている。
それは、不用品がたくさんあるからです。
この記事では、スッキリ環境を手に入れる邪魔をしているガラクタを5種類紹介します。
何をどこから捨てたらいいのか?
ものだらけの部屋でそう考えているなら、まずは、この5つから捨てましょう。
1.時間が経つうちにたまってしまうもの
知らないうちに勝手にたまっていくものってありますよね? しかも、たいして重要でないものです。
たとえば、
・サンプルやおまけ、粗品でもらったボールペン、タッパー、タオル、調理ツール
・からになった宅配便の段ボール箱、空き瓶、ショップの袋
・定期購読している新聞や雑誌。
用済みになったらすぐに捨てる
このようなガラクタを作らないコツは、タイムリーに捨てることです。
「もういらない」と思ったその時にすぐに処分しましょう。
私は引っ越し以来、日用品を通販で買うことが多いので、以前より段ボール箱のゴミが出るようになりました。
段ボールは、リサイクル用のゴミとして出せるので、届いたらすぐ箱をつぶして、リサイクルゴミ専用の袋に入れ、袋がいっぱいになったら、ゴミの日に出しています。
このように、家にとどまらせずに、できるだけ早く処分すればガラクタになりません。
「あとでまとめてやろう」と思いがちですが、この思考がガラクタを作ります。
せめて1週間に1回は、このような「時間の経過につれてたまっていくもの」を処理するようにしてください。
すでにたくさんたまっているときは、せっせと捨てるしかありません。
1日15分、ひたすら捨てましょう。
空き容器のたぐいは、再利用しようと思わないほうが、部屋はスッキリします。
2.置きっぱなしのものたち
すぐに片付けるつもりでいたのに、そうできず、何日も放置しているガラクタをきれいにしましょう。
たとえば、
・郵便物
・買ってきたけれどそのへんに置きっぱなしになっているもの
・人に返すつもりでずっと放ってあるもの
・たたむつもりだけど、アイロンがけが面倒で放置してある洗濯物
・洗うつもりだけど何日も洗っていない流しの中の食器
このようなものは、いらないものではありません。
郵便物の中にはいらないものも入っているかもしれませんが。
必要なものなので捨てることができず、その結果、いつまでもそのへんにとどまっています。
未処理のものがいっぱいあるなら
・置き場所を決める
処理待ちのガラクタがたくさんあるときは、箱や袋を用意して、とりあえず、そこに全部入れておくのはどうでしょうか?
そして、毎日15分使って、中身を処理していきます。
昨日の記事で、ものの置き場所を決めることをおすすめしましたが、未処理のものを置くスペースを作って、そこで待機させておけば、少なくとも、床やテーブルの上は散らかりません。
・処理を先延ばししない
ちょっとしたタスクを先延ばししないこともおすすめです。
日々の郵便物のチェックはやってみるとそんなに時間がかかりません。
よほど郵便物が多いなら別ですが。
郵便受けから家に持ち込んだそのタイミングでどんどん選別して、いらないものは捨て、必要なものは所定の場所にファイリングしてください
紙がどんどん家に入ってくる方におすすめしたいのは、デジタル化です。
今、家に入ってきているものの半分を、紙媒体ではなくオンラインで読むことをやってみてください。
重要な手紙やお知らせも、紙で保存する必要はありません。必要な情報が書いてある部分だけ写真で残し、用事が終わったらその写真を削除すれば、紙ゴミはたまりません。
3.念のために保管してあるもの
今は使っていない。だけど、そのうち使うときが来るかもしれないので取ってあるものです。
たとえば、
・着ない服
・古い家電(家には買い替えた新しいものがある)
・お客さんのための食器、寝具(しかし、めったに客は来ない)
・何に使うかわからないけど、何かの役に立つときがありそうなコード
・いつか読むつもりの本
こういうガラクタは家の中にたくさんあります。
私も、趣味の塗り絵グッズは、今はほとんど使っていませんが(今、塗り絵はお休み中)、まだ持っています。
使うつもりがあるならまだしも、使うときがいつ来るかわからないものは、真正ガラクタに近いです。
念のために持っておきたいものを手放すコツ
・期限を切る
「いつか使うかも?」と思うものの、「いつか」は来ない。
この考え方を採用できないときは、自分で期限を作りましょう。
たとえば、1年使わなかったら捨てる、とか。
1年がきついと思ったら2年でも3年でもいいです。
しかし、期限がきたら、必ず処分しましょう。
そうしないと、引っ越しや転勤などがない限り、何十年も持ってしまいます。
・寄付する
「何かに使えるかも?」と思って捨てられない人は、それを何かに使いたいという欲望があるのだと思います。
そこで、すぐに「何かに使う状況」を作りましょう。
自分で使ってもいいですが、使えないからガラクタになっています。だから、ほかの人に使ってもらうために寄付したり、リサイクルショップに持っていったりしてください。
・マインドセットを変える
「いつか来るかもしれないその時のために念のために取っておこう」と思ったら、マインドセットを変えてください。おすすめのマインドセットは
- 今使っていないなら必要ない
- ガラクタに家賃を払うのはもったいない
- スペースは重要な資源だ
- 不用品の世話をする時間をもっと有意義なことに使うべきだ
- 必要になったそのときに手に入れればいい
- 家で寝かせておくより、ほかの人の生活に役立てたほうがいい
- 不用品を持たずシンプルに暮らしたほうが生活の質があがる
すべて真実です。
4.罪悪感があって捨てないもの
今の自分の生活にまったく必要ないし、これからだって使わない。本当は見るのも嫌、だけど、捨てるのは罪悪感がある、だから去年も今年も来年も捨てない。
そういうガラクタも、家の中にあります。たとえば
・贈り物:くれた人に申し訳ない
・遺品:亡くなった人に申し訳ない、しまい場所があるからずっと持っているべきじゃない?
・先祖代々伝わっているもの:務めを果たさないのは申し訳ない
・高価なもの:捨てようとすると、「お金を無駄にした」という罪悪感を抱く
・未使用のもの:買ったのに一度も使っていないという罪悪感にさいなまれる
・手紙、年賀状、カード:せっかく送ってくれた人に申し訳ない
・手作りのもの:誰かが時間をかけて、思いを込めて作ってくれたものを捨てるなんて
・家族が作ったもの:家族の思いが詰まったものを捨てるなんて
・自分が作ったもの:努力を無駄にしていいのか?
・自分の思い出品:過去の自分を否定してもいいのか?
罪悪感が邪魔をするなら
・贈り物に対する考え方を変える
贈り物を捨てるのは悪いことではありません。
それを邪魔くさいと思いながら、押し入れの中に突っ込んでいることを知ったら、くれた人や故人が喜ぶでしょうか?
贈り物を手放す勇気を持て:本質を理解すれば罪悪感もないし、断捨離も簡単になる。
・写真で残す
思い出はこころの中にある、と私が言っても納得できないときは、写真で残してください。
実物をすべて残す必要はありません。写真を見れば思い出します。
人間の脳は膨大な情報を記憶しており、その思い出を想起させるものさえあれば、思い出がよみがえります。
私は、そんなにたくさん思い出がなくても別にいいと思いますが、どうしても大量の思い出をキープしたいなら、写真、音楽、匂い、文章、布切れなど、実物よりかさばらない形で残してください。
・罪悪感を手放す
考え方を変えれば、罪悪感を手放すことができます。過去記事を参考にしてください。
5.きれいに整理したせいでガラクタに見えないもの
収納が好きな人、得意な人の中には、不用品までどんどん収納してしまうことがあります。
ガラクタを美しく収納する罠にはまっている人の7つの特徴~ある意味、汚部屋の主より始末が悪い。
きっちり整理し、きれいに収納しているので、それはガラクタに見えないかもしれません。
でも、どんなに美しく収納したとしても、使っていなかったら不用品であり、ガラクタです。
収納が趣味で、その活動が楽しいし、生きがいになっている、生きる喜びを感じる。こんな場合は、これからも、収納に時間やお金、労力を費やしてもいいでしょう。
趣味はお金と時間がかかるものですから。
しかし、ただ単にいつもの癖で、収納グッズを買って美しく収納してしまっているのなら、ガラクタまで収納するのはやめましょう。
ガラクタまで収納してはいけない
ガラクタをどこまでも美しく収納してしまっているなら、収納の意味をもう1度考えてください。
収納において、一番大事なことは、今後使うものをしまうことです。
収納好きな人は、この原則を忘れて、以下のことにフォーカスします。
・取り出しやすい収納にする
・見た目が美しい収納にする
・どこに何があるかわかる収納にする
・できるだけたくさん詰め込める収納にする
自分が何のために、それを収納しているのか、考えてみましょう。
視覚的な心地よさを感じたいがためにしているのだとしたら、大きく道を誤っています。
収納する価値のないものは、少しずつ手放してください。
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家の中にある代表的なガラクタを5種類紹介しました。
目の前にあるそのアイテムが、この5種類に当てはまるかどうか考えてください。
当てはまっていたら、早速、今日、捨てましょう。