ページに広告が含まれる場合があります。
断捨離をスピードアップする7つのコツをお伝えします。
私はわりと長い時間かけて物を減らしましたが、そんなちまちましたやり方ではなく、もっとさっさと断捨離したい、という人もいるでしょう。
「人生の残り時間も少ないし、片付けばかりやっているわけにはいかない。さっさとミニマリストになってもっと楽しいことをしたい」という人も。
あるいは、引越しがせまっていて早急に不用品を捨てなければならない場合もあるかもしれませんね。
確かに1日1個ずつ捨てたり、毎日5個ぐらい捨てても物は減っていきます。ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ捨てる)も悪くありません。
しかし、物の絶対量が多いと、1年かけて365個捨てたぐらいでは「実質何も変わっていない」ということも起こうるのます。
代わり映えがしないので、そのうちやる気がなくなって、元のガラクタだらけの暮しに戻ってしまうかもしれません。
時には一気に結果を出すことで、断捨離がうまく行くこともあります。見た目が変わればそれがモチベーションアップにつながります。
できるだけ素早く断捨離をしたいなら、こんなことを試してください。
1.タイムリミットをもうける
学校の宿題や課題、やるべき仕事は期限があるからこそ仕上げることができます。
人間は楽なほうに流れる生き物なので、期限を切られないとその作業に着手することができません。
特に今は、みんな忙しいですから。断捨離よりもっと大事なことでスケジュールがいっぱいかもしれません。
実は「物を減らして、住環境を整える」というのは、「健康のために運動をする」ことや「視野を広げるために読書をする」のと同じぐらい重要なことです。
その後の人生に大きな影響を与えます。
所持品を減らすことは「7つの習慣」のスティーブン・R・コヴィー博士が言う「緊急でないが重要なこと」の1つなのです。
「緊急でないが重要なこと」は、緊急な仕事のせいで、後回しにされてしまいがち。そこで、自ら期限を切るようにします。
期限の切り方は自分の状況に合わせます。
「9月中に納戸の中の片付けをしよう」でもいいし、「子供が学校から帰ってくるまでの1時間のあいだに、リビングルームの断捨離をしよう」でもいいし、「毎週ゴミの日の前の夜、1時間徹底的に捨てよう」というのでもいいです。
わりと短いタイムリミットを設定するときは、タイマーを使って集中すると効果的です。
タイマーの使い方⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
2.誰でもできる簡単な作業から着手する
「片付けなくてはいけないけどやる気がでない」という人は多いです。片付けはいったんやりだすと、部屋がスッキリして楽しくなりどんどん進むものですが、やりなれない人はなかなか重い腰があがらないようです。
こういう人は心の奥底では「断捨離なんてめんどくさい」と思っています。
「近藤麻理恵が家に来て片付けてくれないかな」なんて。
実は、こんまり先生は片付け指南はしますが、実際に彼女が片付けてくれるわけではありません。
ただ、けっこうきびしいことを言います。「本当に片付ける気があるんですか?」とか、「それはいらないですね。全部捨ててください!」とか。
だからこんまり先生に来てもらえば、片付くかもしれないですね。しかし、超有名人となった今は、こんまり自らが普通の人のところに来る可能性は限りなく低いです。
こんまり先生が出世した話はこちら⇒「TIME」の100人に選ばれた近藤麻理恵と記事を書いたジェミー・リー・カーチスの意外な共通点
そこで自分でやらなければいけないのですが、このとき、あまり難しいことをやろうとすると失敗します。
「断捨離って何から始め、どんな順番でやったら効率がいいんだろう」などと考えてはいけません。考える必要のないことから始めるべきなのです。
考えなくてもできる断捨離とは?
それは明らかなゴミや、深く考えなくても捨てられるものをどんどん捨てていく方法です。
スーパーのレジ袋か、大きな紙袋、あるいはゴミ袋をつかんで下さい。部屋から部屋へ渡り歩き、まずは明らかなゴミ、問答無用でいらない物を捨てて行きましょう。
家全体をまわったら、もう1周します。2周めは1周目に比べたら、少し難易度があがるかもしれませんが、すでに1周しているので、あなたにはちょっぴり断捨離力がついています。
毎日1,2周してください。そのうちもっと片付けたくなります。
3.不用品をお金にすることを考えない
断捨離が大変なのは、「捨てる、捨てない」の判断だけではありません。実際にいらない物を何らかの形で外に出すこともかなり大変です。
多くの人は「いらないモノは、フリマやインターネットのオークションで売って、お金にしたい」と思うものです。しかし、お金にしようとすると、よけいな作業が発生し、それが、スピード断捨離の大きな足かせになります。
確かにヤフオクやアマゾンで売るとお金になりますが、相当めんどくさいです。これ以上暮しを複雑にしたくない方は、お金にすることは考えず、すべて無料で寄付したほうがいいです。
今は捨てる行為に費用が発生する時代です。
私が子供の頃は屑屋さんが「屑や~おはらい」と言いながらリヤカーをひいてきて、古新聞や古雑誌、空き缶や空き瓶、こわれた鍋釜などを回収し、さらにお金までくれました。
もう少しあとの時代になると、ちり紙交換のおじさんが来て、やはり古新聞や古雑誌、ぼろきれや段ボール箱をちり紙と交換してくれました。
しかし、今はゴミの種類を細かく分別して収集日に出さなければいけないし、物によっては捨てるのに捨てる側がお金を払う必要があります。
ゴミを捨てにくい時代なのです。
ただでもらってくれるところがあるだけでも、ありがたいと思うべきです。
私もまだ使える不用品はすべて寄付しています⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
4.とりあえず箱に詰めてみる
断捨離を加速するためには余計なことをごちゃごちゃ考えていてはいけません。
1つ1つさわって「ときめく、ときめかない?」と考えてみたり、「これはいる?いらない?」と思案する時間がもったいないです。
なんとなくごちゃごちゃと引き出しに入っているものは、とりあえずすべて箱につめてしまいましょう。
そして6ヶ月たっても使わなかったら、そのまま捨てるか寄付します。
捨てる場合を考えて、箱詰めする時に、燃えるゴミと燃えないゴミに分別しておくといいですね。分別するときも余計なことは考えず、「分別すること」に意識を向けます。
私も食器を箱詰めしたことがありますがけっこう効果的です。とりあえず、箱に入れて視界からなくしてしまえば、そこはすっきりするので、そのすっきりが起爆剤となり断捨離が進みます。
着ない洋服を箱に詰め込むプロジェクト333⇒3ヶ月33アイテムでおしゃれを楽しむ方法~アメリカの女性ミニマリストに学ぶ、プロジェクト333
所持品すべてを倉庫にあずけてしまう「365日のシンプルライフ」⇒映画『365日のシンプルライフ』の感想:「物を捨てる」映画ではなく、大切な物を選ぶ話です
5.家具から捨てる
これまでも、「物を収納するものから捨てるとよい」と何度か書きましたが、これは本当にモノ減らしをスピードアップします。
ここでは収納家具にこだわることはありません。何となく持っている家具はすべて、すぐに捨てましょう。
快適な住環境を作るためには、部屋の広さに対して、家具が占める割合は30%以内がいいそうです。8畳の部屋なら、2畳半のスペースに家具を置くべきです。
はみ出してる家具は捨てましょう。
特に安っぽいカラーボックスやすき間家具、収納家具ははなくても生活に困ったりはしません。家具は必要最低限にします。
また部屋の出入り口のそばに家具を置くと出入りがしにくいだけでなく、ごちゃごちゃ感が増します。
出入り口のそばにある半端な家具から捨てていくことをおすすめします。
6.いちいち中を確認しない
中に「情報」が詰まっているものを捨てる時はいちいち中身を確認せず、外側だけを見てどんどん捨てていきます。
中に「情報」が詰まっているものの例:
本、雑誌、新聞、手紙、年賀状、各種お知らせ、写真、写真のネガ、CDやDVD、日記帳、手帳、レシピや切り抜き、卒業文集、子供の作文、自分が学生時代に使っていた教科書やノート、単語帳、チラシ、カタログ、パンフレットなど。
こうしたものを片付けようとして、ついつい中身を読み始め、思い出にふけり、何も片付かないうちに日が暮れたことはないでしょうか?
さっさと断捨離をすませたいなら、いちいち中の情報を確認してはいけません。
情報なら、今だって、毎日怒涛のように押し寄せてきているのです。明日も明後日ももっとたくさんの情報が流れてきます。
何も過去の情報まで引き寄せる必要はありません。
7.いちいち迷わない
捨てるのが難しいのは、たくさんの選択をしなければならないからです。断捨離という行為をするときに選択すべきことは
・きょう片付けをすべきか否か。
・片付けるとするならいつやるべきか。朝か夜か。それとも昼間か。それともスキマ時間か。
・どのぐらいの時間片付けるべきか。
・どこから片付けるべきか。
・どんなふうに片付けるべきか。
・何から捨てるべきか。
・どうやって捨てるか。
・全出しをしたらいいのか、少しずつ片付けるべきか。
・モノのカテゴリーごとにやればいいのか、場所ごとにやればいいのか。
このほかにもちろん、「これを捨てるべきか、取っておくべきか」とか「これはどこにしまうべきか?」といったことも考えなければなりません。
選択の数が多ければ多いほど時間もエネルギーも取られます。
こうしたことをいちいち考えなくて済む方法は「捨てる行為」に付随する選択をいくつか先にしておき、捨てている最中は捨てることに一点集中することです。
先に決めておくといいことを3つあげます。
1.スケジュールを決める。
例:
お昼ごはんを食べたら必ず1時間片付ける。
部屋の片付けなら、入り口から時計回りに順番にやる。
パートのない日は絶対片付けをする。
ゴミ収集日の前は1時間断捨離をする。
など。
2.捨てるものに迷わないようにルールを決めておく。
たとえばこんな「捨てルール」を決めておきましょう。
・迷ったら捨てる
・「いつか使うかも」と思ったら捨てる
・「もったいない」と思ったら捨てる
・1年使ってなかったら捨てる
・中身を思い出せないなら捨てる
・使い道を思い出せないなら捨てる
・こわれていたら捨てる
3.捨て方を決めておく
ゴミ箱に入らないものは、全て寄付する、とか。
また普段からいちいち迷わない人になるトレーニングをしておくといいです。
迷わないための工夫⇒何かと迷ってしまうあなたに送る、断捨離中にいちいち迷わない3つの方法
*******
「思い出の品」は捨てにくいので、そこで、捨てるアクションがどーんと停滞してしまう可能性があります。「思い出の品」や愛着のあるモノは、いきなり捨てようと思わないほうがいいでしょう。
捨てやすいものからさくさく捨てて、断捨離筋力をつけて行くことをおすすめします。
断捨離を素早くするためには、いつもスピードを意識することが大切です。
「時は金なり」なのです。