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アメリカのミニマリスト、レオ・バボータの健康的なダイエット法を紹介します。
ダイエットと言っても、ジャンク・フード中心の生活から、できるだけ健康的な食事へシフトするやり方です。
今食べている不健康な食品を、より健康なものに変えるのです。ヘルシーなものを食べれば結果的にやせる効果があります。
甘いお菓子や白い小麦粉など、からだに悪いものをマイナスするのがミニマリスト流です。
レオ・バボータはジャンクフードが大好きだった
レオ・バボータは1973年生まれ、現在42歳ぐらいで、アラフォーです。今はやせてますが、昔はすごく太っていました(本人談)。
こちらの記事にも書いていますが、10年前の2005年は、現在より30キロも体重が重かったのです⇒シンプルライフブログの第1人者、レオ・バボータに学ぶ、ガラクタをゼロにする方法
ミニマリストになる前は、彼は仕事が忙しく、ひじょうに不健康な暮らしをしていました。しかも20歳ぐらいのときから衝動買いが大好きで、けっこうな借金をかかえていました。
ヘビースモーカーでジャンクフード中毒で甘い物が大好き。特にチョコレートに目がなかったそうです。
すでに結婚しており、子供にも恵まれ、好きなものを食べて、好きなものを買っていたのですが、ストレスいっぱいで不幸でした。
私もそうでしたが、欲しいと思ったものをどんどん買って、自由に生きているようで、実のところ、ものすごく不幸なのです。
たぶん、そういう生活は、自分が本当に求めているものではなかったからだと思います。
ある時、レオは「こんな生活をしていてはいけない」と自ら目覚め、暮らしをどんどんシンプルにして行きました。
同時に、食事も少しずつヘルシーなものへシフト。
2008年2月の、A 12-Step Program to Eating Healthier Than Ever Before(これまでより健康的な食事をする12のステップ)という記事によれば、現在の彼はほぼヴィーガン (Vegan)です。ヴィーガンというのは、ベジタリアンのなかでも、1番ハードなタイプ。
ヴィーガンは乳製品を含め、動物性食品はいっさい食べません。はちみつも動物性食品に入ります。
ハンバーガーを食べることもあるけれど、ベジーバーガーだそうです。ベジーバーガーとは、肉の部分を植物性のもの(豆腐など)で作ったバーガー。いかにもまずそうなので、私は食べたことはありません。
1度、肉の入っていないミートボールを食べたことがありますが、心底まずかったです。
娘は「けっこうおいしい」と言っていますが。もともと私はハンバーガーは好きではないので、わざわざベジーバーガーを食べたいと思わないのです。
ちまたのダイエットの問題点
レオは、次々と話題になっては消えていく、ちまたのダイエット法には大きな問題があると言っています。
それは、ほとんどのダイエットが、食事法を一気に根底から変えようとすることです。
彼自身もいろいろなダイエットに取り組みましたが、1週間ぐらいはできても、継続できなかったとのこと。
確かにそうですね。1番現実的で確実なのは、少しずつ健康的な食事にシフトするやり方だと思います。
私がほそぼそとやっている、ノーエスダイエットのような、日常生活において全く無理のないダイエットじゃないと、長続きしません。
ノーエスダイエットについて⇒ダイエットで100%を目指すと失敗する~ノーエスダイエットをアレンジしてます
レオ・バボータは「ベジタリアンになれと言っているのではない。ただ、1つずつ小さな食習慣を変えることをおすすめする。1つの習慣を変えるのに数週間かけながら」と書いています。
健康的な食事への12のステップ
この12のステップは、A 12-Step Program to Eating Healthier Than Ever Before : zen habitsのおしまいのほうに書かれているステップを、私の意見を交えつつ訳したものです。
ルール(食事を変えるときに注意すること):
1.自分がそれに慣れるまで一度に1つずつ、3,4週間かけて変更すること。
2.できるだけその変更に集中して、横道にそれないように。
3.もしあまりに難しすぎるようなら、少しゆるめにする。
たとえば、甘い物を完全にやめようとするのではなく、ケーキとドーナツだけをやめる、というように。
甘いもののやめ方の工夫はこちらにも書いています⇒砂糖を減らすために今日からできる10のこと
4.常に不健康な食品をよりヘルシーな食品で置き換えること。
以下が、その例です。
1.おやつに果物を食べる
ジャンクフードを食べる習慣があるなら、代わりにフルーツをかたわらに置いておきます。おやつを食べたくなったら、果物を食べます。特にりんごはおすすめ。
2.清涼飲料水の代わりに水を飲む
甘い飲み物を水で置き換えます。
水のメリットはこちらに書いています⇒こんなに水はからだにいい~今すぐ水を飲むべき7つの理由~ミニマリストへの道(32)
3.全粒粉(ぜんりゅうふん、ホールグレイン)のパンを食べる
白いパンやベーグルを食べているのなら、全粒粉のパンにします。
高フルクトースコーンシロップの入っているパンは避けます。高フルクトースコーンシロップそのものを食べるべきではありません。
全粒粉とは、表皮、胚乳、胚芽が残っている小麦粉で茶色いです。お米で言えば玄米です。当然のことながら、白い小麦粉より栄養があります。
白い小麦粉がからだによくない理由⇒白い小麦粉が健康によくない5つの理由
高フルクトースコーンシロップがよくない理由
⇒健康への近道は砂糖をやめること、これ、本当です
⇒健康とダイエットの敵~加工食品の3つの害を知っていますか?
4.夕食に野菜を加える
蒸した緑黄色野菜を夕食のサイドディッシュ(副菜)にします。
5.赤い肉をやめる
鶏肉と魚は大丈夫です。しかし、将来的にこの2つもやめたかったらやめてください・・・とレオは書いています。でも、無理にベジタリアンになる必要はありません。
6.ピザは手作りする
全粒粉を使ったホームメードのピザのほうが健康的です。
7.ポテトチップスの代わりにナッツを食べる
ふだんポテトチップスをおやつに食べているのなら、塩気のないピーナツか生アーモンドをどうぞ。
(とはいえ、私のようにナッツを食べだすと止まらない人は注意が必要です)。
8.牛乳の代わりにソイミルク(豆乳)を飲む
ソイミルクがまずくて飲めない場合は、低脂肪乳を。
9.全粒粉のシリアルを
もし甘いシリアルを食べているのなら、全粒粉のシリアルを食べてください。
ですが、全粒粉のシリアルってまずいらしいです。娘が「ヘルシーなシリアルを買ってきて」と言うから、オーガニックフードの店で、茶色いの買ってくると、「まずい、こんなの食べられない」と言うのですよね。
そこで、たまには不健康なシリアルも買ってきています。1番いいのはシリアルそのものを食べないことだと思います。
100%全粒粉のシリアルやパンはあまりなくて、多少は白い小麦粉も入っているものが多いので、食べ過ぎはよくありません。
シリアルはやめてオートミールにすればこうした問題は解決します。
オートミールについて⇒オートミールで健康的にダイエット、入浴剤や犬のシャンプーにも
10.お菓子のかわりにベリー類を食べる
チョコレートの代わりにブルーベリーや、ラズベリーなどを食べます。
ただ、日本ではベリー類は高いから、現実的ではないかも。
特にブルーベリーはヘルシーです⇒アンチエイジングならブルーベリーで決まり~8つの美容と健康効果、知っていますか?
11.目玉焼きの代わりに、スクランブルした豆腐(scrambled tofu)を食べる
豆腐のスクランブルとは、炒り豆腐みたいなものだと思います。
12.野菜だけの夕食(veggie dinners)をためしてみる
ふだん肉を入れるところに、代わりに豆を入れれば、野菜だけになります。豆カレーとか。
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レオ・バボータはアメリカ人なので、日本の食生活の実情に合わない部分もあります。ですが、不健康なものを1つ1つ健康的なものに置き換えるのはいいアイデアです。
健康的な暮らしを目指す方は、できるところからやってみてください。特に甘いものを控えるのはおすすめします。