服を選んでいる女性

断捨離テクニック

最終更新日: 2023.04.20

すぐに捨てることができる野望ガラクタ~コツは現実を受け入れること。

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「これがあれば、こんな人になれるかもしれない」「こんな生活が実現するかもしれない」。そんなふうにと思って買ったけれど、ほとんど使わず死蔵品となってしまったものを、私は「野望ガラクタ」と呼んでいます。

野望ガラクタがピンと来ない方は、先日書いた記事を読んでください⇒野望ガラクタを手放すために物じゃない何かに希望を見つける方法。

きょうは、そんな野望ガラクタの中から、すぐに捨てることができる物を4種類紹介します。

「今の私(本当の私)は結局使わない」「今の私には不要なんだ」という現実を受け入れれば、すぐにでも捨てられるものばかりです。



1.サイズが合わない服・着る機会がない服

今の自分のサイズとは微妙に合わず、ろくに着ることがない服や、まったく着ていく場所のない服は、典型的な野望ガラクタです。

多くの場合

・いつかやせたら着られるから

・パーティに呼ばれたときに着られるから

・就職が決まったら必要になるから

こんな理由で、タンスやクローゼットに入っています。

「いつか~したら」という、「たらればの世界」でしか使い道がない服をたくさん詰め込んでおくと、現実世界で着る服を取り出す邪魔になるし、本当の私が、有効に使えるはずの時間とエネルギーを奪われます。

3年以上キープしているなら、もう手放したほうがいいですよ。

たらればの世界での使用は単なる買い物の言い訳

「こんなときにきっと着られる、使い道がある」と思って買った服は、多くの場合、野望ガラクタですらないかもしれません。

私の場合は、ただ買い物がしたいから、「こんなときに着られるよね」と買う理由を用意して、買っていました。

15年ほど前「ちゃんとした外出着がないなあ」と思って、ふだんレギンスやジーンズしかはかないのに、うっかり楽天市場で、黒いツーピースやらを買ったことがあります。

その店はアウトレット商品を扱っていた店で、いろいろな服がびっくりするほど安かったのです(値段が一桁違う感じ)。

そこで、ツーピース、スカート、小さなショルダーバッグ、シルバーのネックレスなど、いつもの私とはかけ離れたものを何点か、「いつか、お呼ばれのときに着られるから」という理由で買いました。

現実の私のための買い物ではなかったので、ろくに使わないまま、数年後に断捨離しました。

ツーピースだけ、一度、娘のバレエの発表会に着て行きましたが、娘に、「ママ、今日はなんでそんな変な格好しているの?」と言われました。

1つ1つが安くても、数が集まれば、けっこうな出費です。

お金がなかったのに、いったい何をやっていたんだろうと思います。

これらの買い物は、今でも、楽天市場の購入履歴にしっかり残っていますが、商品の説明を読むと苦笑いしてしまいます。

・特別な日に…フォーマルにもOK!

・何枚あっても大助かり!

・74%OFF! もしかの時にあれば役立つ!?

・上品に艶めくブラック

ほかにも、50%OFF、送料無料、倉庫引っ越しSALE、価格破壊、値下げしました! など、今の私が、「こういう文句にだまされるなよ」とブログに書いている言葉のオンパレードです。

このように、かつて愚かな行動をした私ですが、野望ガラクタである「自分じゃない自分のために買った服」を、きれいさっぱり捨てたとき、ひとつ賢くなることができました。

2.もう使わない趣味のもの

かつて、「こんなことを始めたい」「こんなものを作ってみたい」と思って趣味を楽しむために買ったものが、死蔵品になっているのなら、今日、全部捨てましょう。

たとえば、先日の記事でも紹介しましたが、夢子さんが持っていたビーズのようなものです⇒ビーズや刺繍糸という野望ガラクタを捨てたいのですが、捨てられません。

当面使い切れないほど、手芸の材料を持っている人は多いんじゃないでしょうか?

私は、手芸は苦手だし、やりたくもないので、手芸グッズや素材を買い集めることはありません。

しかし、そんな私でも、使わない編み棒セットをえんえんと持っていたことがあります⇒私が捨てやすかったもの、捨てにくかったもの~30年近い断捨離を振り返る

編み棒セットを捨てるのに、ものすごく時間がかかりましたが、捨てたあと、後悔したことは一度もありません。

なぜなら、もともと、編み物を編む人間ではないから。

そういう、自分とかけはなれた人間のために買った趣味グッズや、かつて多少は興味があったものの、今となっては気持ちが離れてしまった趣味洋品があるなら、早めの処分がおすすめです。

調理家電などにも、野望ガラクタがひそんでいることがあるので、台所のチェックも忘れずに。

こんな料理を作れる人になりたい、こんなお皿に盛り付ける生活をしたい、こんなテーブルクロスを使う人になりたい。

そんな気持ちから買ったものの、ずっと使っていない物を発見したら、四の五の言わずに捨てましょう。

そういう生活がしたかったら、買ってすぐに使っているはずですから。

新しい趣味に挑戦して、人間の幅を広げるのは悪くありませんが、物を買っただけでは、幅は何も変わりません。

使わない趣味グッズは、「使わない物がいっぱいある。使わなきゃもったいないよ」という焦りの元になるだけです。

3.ほこりをかぶっているスポーツ用品

「こんなスポーツを楽しむ人になりたい」と思って通販で買ったスポーツ用品も野望ガラクタです。

かさばる物が多いのでもう捨てましょう。

そんなにスポーツしたかったら、自宅で自重トレーニングをして、ウォーキングなども開始しているはずです。

ウォーキングを開始して楽しく歩く4つの工夫:メリットとコツを知り継続する

やっていないとしたら、スポーツをする自分は、本来の自分と大きくかけ離れていたのです。

スポーツや手芸をするとき、形から入る(道具を購入する)ことをすすめるメディアが多いですよね?

「専用の靴を買って、お気に入りのウエアや道具をそろえ、気分を盛り上げましょう」なんて言います。

でも、そのスポーツをする自分が、今の本当の自分だったら、べつに気分なんか盛り上げなくても、ごく自然にスポーツを始めるのです。

特別な道具なんてなくても。

道具を買わないとやる気になれないとか、買っても結局使わないなんてことが起きるのは、今の自分じゃない自分のために買ったからです。

本来の自分が使うことができない物なので、このまま持っていても、ガラクタのまま。

どうしても捨てたくないなら、今日から1ヶ月ほど、無理してでも使ってみてください。

「ああ、これ、本当の私のための物じゃない」と気づくと思います。

4.読まない本・使わない勉強本

買ったけれど読まない本も、本来の自分用ではなかった可能性が高いです。

「こんな本を読めば、こんな人になれるかも?」と思って買った本です。

「ベストセラーだから、買っておこう」と思って、そのままになっている本や、人からすすめられて買った本、もらった本も、自分用ではなかったと思われます。

本はこれからもどんどん出版されるので、読むタイミングを逃した本は、あきらめて手放しましょう。

図書館で読めますから。

かつて資格取得のために買った本や、学校で使った教科書なども、野望ガラクタ化している可能性があります。

中国語の教材と本を断捨離するのに12年かかった私がとうとうたどりついた真実とは?~ミニマリストへの道(18)

野望ガラクタ本はきれいさっぱり捨て去り、本当に読みたい本を読むほうに、エネルギーを傾けたほうが人生が充実しますよ。

本に限らず、死蔵品は、私たちのエネルギーを消耗させます。

持ち続けていると、いつも心の奥底で、「もったいない」「使わなきゃ」と負担になりますから。

不用品を捨てると、たいていさっぱりしますが、こうした気持ちの負担から解放されるからです。

勉強本を捨てるのに抵抗があるなら⇒捨てられない英語の教材を今すぐ捨てられる7つの考え方

本の捨て方⇒捨てにくい本を捨てられるようになる5つの考え方。

本がなくても読書は楽しめる⇒できるだけ本を持たずに読書を楽しむ7つの方法~筆子の場合。

エッセオンライン

エッセオンラインに新しい記事がアップされたのでお知らせします。

今回は、部屋が片付かない理由を3つ紹介しました⇒家が全然片づかない「NG習慣」3つ。きれいな状態をキープする極意とは | ESSEonline(エッセ オンライン)

いつも、ブログを読んでくださっている方には想像がつくと思いますが、部屋が片付かない一番の理由は物が多すぎるからです。

散らかしたあと、すぐに片付けられる部屋にしたいなら、とにかく物を減らしてください。

******

野望ガラクタの中から、今すぐ捨てられる物を紹介しました。

今の自分は使わないことを潔く認めると、どれも簡単に手放すことができます。

野望ガラクタのおもりから解放されれば、今の自分にもっと意識が向き、本当にやりたいことに時間を使えます。それこそが、私たちがするべきことではないでしょうか?





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