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片付け作業を邪魔するものを取り除く方法を7つ紹介します。
不用品を捨てる作業に集中できないせいで、部屋が片付かないことがあります。
そんなときは、作業を邪魔するものを撤去することから始めてください。
つまり物を片付けるまえに、自分の行動を邪魔するものを片付けるわけです。
今、暑いから作業できないと思うことがありますよね? その場合はクーラーをつければ、暑さという集中を邪魔するものを取り除くことができます。
この要領で、片付けを邪魔するものを、一掃しましょう。
1.計画を立てる
捨て活動をする前に、ある程度、何をやるか決めておいてください。
やることを決めておくと、ふっと時間があいたときに、ささっと不用品を捨てることができます。
逆に、何の方針を立てていないと、「うーんと、どこから片付けようかな? いらないもの、どこに引っ張り出そうかな? ごみ袋どこにあったっけ?」と、肝心の作業に入る前に、いろいろ考えることになり、この段階で気が散ります。
もちろん、貴重な時間も失ってしまいます。
プランニングすべきこと
以下のことを心づもりしておいてください。
・どこを片付けるか?
・どんなものを片付けるか?
・いつやるか? どのぐらいの時間、作業に当てるか?
・捨てたものの行き先はどこにするか? 寄付、譲渡、廃棄? リサイクルショップに持っていく? メルカリに出す?
行き先は2番で紹介する「調べ物タイム」で考えてもいいですが、ある程度、行き先を決めておくと、捨てながら、行き先ごとに、捨てるものを箱や袋に仕分けできるので、効率的に捨てることができます。
いつやるか決めたら、カレンダーアプリやスケジュール帳に予定を書いて忘れないようにします。
2.調べ物は先にやっておく
片付け作業に必要な調べものは、片付けタイムより前にやっておいてください。
たとえば、ゴミの日や粗大ゴミの捨て方、自分が捨てたい特定のもの(ピアノとか)の捨て方を調べます。
疲れていて片付ける気になれない日も、調べ物ならできると思います。調べながら、捨て方の方針を決めると、一度頭の中で、その作業をシミュレートできるので、実際に作業するとき、スムーズにできます。
必要な道具もすべてそろえておきましょう。
3.邪魔が入らない時間を確保する
できれば、邪魔が入りそうにない時間を確保してください。
お子さんが小さい方は、子供の昼寝中や、子どもたちだけで絵本を読んでいるとき、お絵描きや塗り絵タイムなどがいいでしょう。
もう少し大きいお子さんがいる場合は、学校や塾でいないとき、家にいても、1人で、何かをやっている時間帯を選んでください。
「子供はいないけど、夫がね、世話が焼けるのよね」という方は、朝一番がいいと思います。私もどうしてもやっておきたいことは、早朝に終わらせています。
私は経験がありませんが、猫なども、けっこう邪魔するのではないでしょうか?
4.よけいな音をシャットアウト
音はけっこう気をそらすので、作業中にわざわざ余計な音を流さないほうがいいです。
TVやラジオをつけっぱしにせず、スマホやタブレットは通知音をオフにします。
通知音に関しては、ふだんから、最小限にしたほうが、頭が疲れません。
もっと静かにして:気が滅入る部屋を居心地のいい空間に変える7つのコツ(その2)
ふだんBGMを流して片付けをしている人は、一度、無音(生活音のみ)状態の中でやってみてください。ずっと集中できると思います。
5.スマホやタブレットを視界の外に出す
現代の生活において、もっとも仕事や作業の邪魔をするのは、インターネットです。
四六時中、スマホを使う人や、ひまさえあれば、SNSをチェックする人は、片付け作業中はデバイス(スマホやタブレット)を視界の外に出してください。
目に見えるとさわりたくなってしまいますから。
デスクの引き出しにしまったり、隣の部屋に置いたりするといいでしょう。
スマホのヘビーユーザーは自分が長時間スマホを使っていることに気づいていません。まあ、うすうす気づいているのですが、その現実と向き合おうとしません。スマホとの付き合い方を見直すと、片付け作業が進みます。
6.作業中はシングルタスク
片付け作業を始めたら、その作業に集中してください。
おすすめは、1つのことだけを集中して行うシングルタスクです⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
気を散らすものが山のようにある現代において、自分がやりたいことをちゃんと行う最大の秘訣は、関係ないことはほっておいて、やりたいことに集中することだと私は考えています。
長時間集中するのは難しいので、5分、10分、15分など、作業時間は短めにして、タイマーで時間を測りながら作業しましょう。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
7.頭の中をクリアにして片付ける
作業中にあれこれ思いつき、たった15分でも集中できない人は、そばにメモ紙や付箋を用意しておき、何か思いついたら、ささっとメモして、頭の中から出してから、また作業に戻ってください。
もちろん、メモ書きするそのときに、集中の糸がぷつっと切れ、もとの集中状態に戻すのに、けっこう時間がかかります。
しかし、関係ないことを考えながら、ダラダラ片付け作業をするよりは、たとえ一度、集中の糸が切れても、余計な考え事は外に出したほうがいいと思います。
番外:日常で集中できる状態を育む
集中は、練習すればある程度できるようになると私は考えています。
集中しやすい脳にするために、日常生活で、以下の3つをやってみてください。
1)心が落ち着く場所を作る
気持ちがざわついたときに、スッキリ気分を取り戻せる場所を作っておきます。
たとえば、机の上に何もなければ、その机に向かっただけで、気持ちが落ち着きます。
そこで、自分のデスクやダイニングテーブルなど、どこか一箇所だけは、いつもきれいにしておきましょう。
玄関やキッチンのカウンターでもいいです。
自宅に「何もない場所」をどうしても作れないときは、窓の外を見てもいいかもしれません。
それも無理な場合は、近所の公園や喫茶店でもいいでしょう。
2)やらねばならないことは、あきらめてさっさとやる
「ああ、あれ、早くやらないとだめなのよね~」と思う懸案事項があると、ずっと心の中でひっかかって、ふとした拍子に意識の上にのぼって、集中をそぎます。
そこで、やるしかないことは、なるべく早めにやってください。先延ばしすればするほど、自分のためになりません。
皿洗い、掃除、洗濯などの家事もためないほうが片付け作業に集中できます。
3)心のガラクタをまめに片付ける
不安、心配、イライラ、焦りなど、心の中にガラクタ(ネガティブ思考)がたくさんたまっていると、やりたい作業に集中できないので、こうした思考は日常的に掃除しておきましょう。
ネガティブ思考の効果的な方法は以下の2つです。
1)メタ認知
ネガティブなことを考えてその思考の中にすっぽり入りこむのではなく、外(一段上)から、その思考を見てください(メタ認知)。
私のおすすめは書き出すことですが、書かなくても、メタ認知できる人は、頭の中だけでやっていただいてもかまいません。他の人と話すのもいいと思います。
自分が思いこんでいることを発見したら、「本当にそうなのかな?」と疑問を投げかけ、その思考が妥当かどうか、客観的に見極めてください。
2)瞑想
ほんの少しの時間でいいので、呼吸にだけ意識を向ける時間を作ってください。いわゆるマインドフルネスです。
落ち着いて、注意を向けて、ありがとうと言う、その方法(TED)
■関連記事もどうぞ⇒人の気を散らす7つのもの。集中できない要因を排除せよ。
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片付けを邪魔するものを先に片付けることをおすすめしました。
邪魔するものを排除するのは、片付けに限らず、仕事や勉強など、やりたいことがあるときやりとげるのに、とても効果があります。
作業が進まないときは、作業を邪魔しているものはないか探して、極力取り除きましょう。
視覚的ノイズも、集中を妨げる「邪魔もの」なので、少しずつ部屋の中が整っていけば、もっと片付けに集中できるようになるでしょう。
視覚的ノイズ(見た目のごちゃつき)を極力なくすコツ(その1)~飾り物を減らす。
がんばってください。