スーパーで買い物する人

ミニマルな日常

最終更新日: 2021.09.25

消費を減らすためにすぐできること~筆子の地味な工夫を紹介。

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最近の私がやっているものを消費しすぎない工夫をお伝えします。地味で貧乏くさいエコ生活とも言えます。

すべて、ささいなことですが、つもりつもればゴミの削減につながるので、よかったら参考にしてください。

物を必要以上に買っているから、断捨離に苦労するし、ゴミが増えるわけですよね?

過剰な消費をやめれば、物に振り回される生活から抜け出すことができます。



1.中古品を使う

できる範囲で、新品ではなく、中古品を買うようにしています。

たとえば、この灰皿は、近所のグッドウィル(スリフトショップ)で数ドルで買いました。

中古の灰皿

水彩絵具で塗り絵をするときに、筆洗(ひっせん)に使っています。

たぶん、日本の100円均一ショップに行けば、もっと便利そうなものが売っているでしょうが、あとで書きますが、使わなくてすむならプラスチックを使わないようにしているので、陶器の灰皿を買ってきました。

どっしりと安定感があるので、倒れて水がこぼれることもありません。

塗り絵で水彩を使うときは、そんなに水を使わないので、これで十分です。





2.茶葉でハーブティを淹れる

私はいつもハーブティ(今はネトリのお茶)を飲んでいますが、ティーバッグではなく茶葉で淹れています。

まあ、日本で日本茶を飲むなら、茶葉から淹れるのがふつうだと思いますが、カナダでハーブティを買おうとすると、ティーバッグのほうが一般的です。

以前は、柿の葉茶を飲んでいましたが⇒柿の葉茶はここがすごい、ビタミンC効果で美容と健康の救世主

わざわざ日本で茶葉を買うのはエコではないので、数年前に柿の葉茶をやめて、ハーブティにしました。

ハーブティに切り替えてすぐのころは、ティーバッグで飲んでいたのです。

こちらに写真がありますが、主に、紙製のティーバッグに入っているミントティーを飲んでいました。

ものぐさな人にもできるゴミを減らす7つの工夫。

ですが、去年の春に、茶葉でハーブティを売っている地元のメーカーを見つけたので、以来、ずっと茶葉で淹れて飲んでいます。

3.献立を考える

長年ノートに食べたものを書いていますが、今は、「この日食べる予定のもの(献立)」を朝書いて、翌朝、実際に食べたものを書き加えています。

こうすることで、献立を軽く心づもりできるので、食品の無駄買いや、作りすぎによる廃棄を防ぐことができます。

食べたものメモ

食べる前に書くか、あとで書くかのほんのちょっとした違いですが、先に予定を立てておくと、脳が、その予定にそった行動をするよう、いろいろお膳立てしてくれるので、無駄な消費がなくなると思います。

1週間ごとに、しっかり献立を立てる人もいるでしょうが、そういうのは苦手な人もいますよね。

しっかり献立を立てるのではなく、先にちょっとプランニングするだけなら、誰でもやりやすいと思います。

初心者のための献立の立て方のコツとストレスにならない考え方。

4.買い物用の袋をバッグに入れておく

ショッピングに使うバッグ(エコバッグ)を、こんなふうにたたんで、いつもショルダーバッグに入れています。

エコバッグ

ふだんはショルダーバッグしか使わないので、このバッグに入れておけば、出先で何かを買うことになっても、レジ袋を買わずにすみます。

私が利用する店では、レジ袋(ドラッグストアはビニール袋、オーガニックフードの店は紙袋)は5セント(5円)なので金額的には大したことはありませんが、いついかなるときも、自前の袋を使っていれば、かなり、レジ袋やショップの袋の消費をおさえることができます。

ショップの袋をためこんで悩むこともなくなりますよ⇒その紙袋、今すぐ捨てましょう~つい取っておくものだけど、捨てたほうがいいもの(その1)

ショルダーバッグについて⇒私のバッグ、ポータータンカー、ショルダーバッグ(L )のレビュー。

5.必要な分だけを買う

同じものがたくさん入っているものを買うと、単価が下がってお得ですが、割高になっても必要な分だけ買うようにしています。

ストック品を増やすと、使い切れなくて、捨てたり、人にあげたり、なんてことが起きます。

「使ってくれる人にあげるからいいじゃない」と思うかもしれませんが、その人だって、本当はそこまで必要でないと思いますよ。

物がちまたにあふれている今、たいていの人が、必要以上に物をもっていますから。

「できるだけ単価を落とす」「生活費を極限まで下げる」というゴールがあるときは、この方法は使えませんが、消費する量をおさえることがゴールなら、必要な分だけ買うのがベストではないでしょうか。

ふだん買い物をするとき、「できるだけ安いものを買う」と考えるのではなく、「できるだけ必要なものを買う」と意識しています。

ニーズやウォンツを考えておくと、必要なもの(不用なもの)に対して敏感になります。

ニーズとウォンツの話⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

6.プラスチックの使用を減らす

長らくご飯(玄米)は、日本で買ったプラスチックの容器に入れて冷凍していましたが、今年になってから、ガラスの容器に買えました。

ご飯を冷凍するのに使う容器

この容器は、作り置きの離乳食を入れるものとして販売されているものです。

ふたはプラスチックですが、本体はガラスです。

容器の形のせいか、この容器でご飯を冷凍して、解凍すると、中心部分のご飯が固まりますが、海にプラスチックをまき散らすぐらいなら、ちょっとぐらい固いご飯を食べるのは何でもない、と考えるようにしています。

ほかの生活用品もできるだけ、プラスチックを使わないよう、心がけています。

一度にすべてを取り替えるのは大変なので、使っているものがだめになって、買い換えるときに、値段や見た目、機能だけでなく、「できるだけプラスチックではないもの」という条件を考え合わせて選びます。

なぜ、今すぐプラスチックのごみを減らすべきなのか?

7.できる範囲でリユース

ものをリユースすれば、それだけ消費が減ります。

いま、私がリユースしているのは、いつも利用するオーガニックフードのスーパーが、野菜や果物を包装するのに使っているワックスペーパーと紙袋です。

ワックスペーパーと紙袋

サランラップを使うのはだいぶ前にやめましたが⇒サランラップは使わない主義~ラップの代用品の工夫とアイデア

ワックスペーパーは使っています。

ふだんは大豆油でワックス加工したワックスペーパーを使っていますが、なくなったので、今は、スーパーがくれる紙をつかっているわけです。

これで十分間に合っています。

8.無理のない範囲でペーパーレス化

ノートや手紙を書いたり、To-doリストを書いたりするのはアナログのほうが好きですが、支障のないところは、できるだけペーパーレスにしています。

たとえば、

・オンラインバンキングの利用(紙のお知らせはすべて停止)

・カタログは全部停止(もともとそんなに来ていませんでしたが)

・書類はできるだけデジタル化(スキャンしたり、写真をとったり)

・電子書籍を読む⇒Kindle(キンドル)を4つも持っている1番の理由は老眼にやさしいから

買い物すると、レシートをメールで送るほうを選べる店では、そちらを選んでいるし、ATMを使うときも、「レシートは不用」を選んでいます。

不用なものを全部断っていると、自然とペーパーレスになります。

9.マインドフルショッピング

5番に書いた「必要な分だけ買う」も含まれますが、無意識になんとなく物を買うのではなく、買う前に少し考えて、買う意味のあるものだけを買うよう心がけています。

特に

・量より質

・自分が本当にほしいもの、自分の生活に合っているものを買う

・買う理由があるものを買う

こんなことを考えながら買い物をします。

意識的な買い物をすれば、ダラダラといらない物を買って、大量に消費しなくてすみます。

自分が大切だと思うものにお金を使う「意識的な消費」のススメ

関連記事もどうぞ

脱消費主義のすすめ、消費を減らすためにできる5つのこと。

ものぐさな人にもできるゴミを減らす7つの工夫。

ゼロ・ウェイスト(ゴミなし)生活の始め方。1回しか使わない物の使用をやめてみる。

ゼロ・ウェイストな暮らしの始め方。ふつうの人向けの現実的なプラン。

服を買う前に自問自答したい10の質問。無駄なお金を使うのはもう卒業。

物をためこまない暮らしはこんなふう。捨てるだけでなく、ライフスタイルを変えていこう。

新年から始めたい、持続可能な社会にするための取り組み、7つのアイデア(その1)。

*****

消費を減らすために私がやっているちょっとしたことをお伝えしました。

「貧乏くさいですよ、筆子さん」と言われることもありますが、これはほめ言葉として受け取っています。

もちろん、死蔵品を使うことは、かなり熱心に取り組んでいます(これは今年の年間目標)。

ネットや雑誌には、「100均で買った便利なもの」とか、「無印良品でみつけた私の愛用品」みたいな記事がたくさんあると思います。

こういう記事を見るのはかまいませんが、買い物をすすめる記事を見たら、きょうの記事のように、「消費をおさえるためにできそうなことベスト10」とか、「今すぐエコな生活になりそうなこと」も考えてみてください。

「買いなさい」という情報を受け取るたびに、消費を減らす工夫をセットで考えるのです。

すると、買う一方の暮らしに傾くことなく、バランスのとれた生活になると思います。





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