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ただでさえ忙しいのに、スマホの通知などで邪魔されて、気が散ることが多い現代。
外部から通知や刺激がなくても、ふと何かを思い出して、今やっていることを中断して、別のことをやり始めることもあります。
そのため、肝心のタスクが終わらなかったり、終わるまでにすごく時間がかかったり。
実は、去年、私もこういうことがよくあり、反省ポイントの1つです。
今年は、今やっていることをしっかり終わらせたい。
そのために、改めて、注意散漫にならない戦略を7つに整理しました。
1.事前準備
気を散らすことがないように、事前にできる準備はすべてしておきます。
15分の不用品の片付けに集中したいとしましょう。
こんな準備ができます。
・人や電話に邪魔されにくい時間を選ぶ(おすすめは早朝)
・テレビや、ラジオ、スマホはすべて消す。
私のスマホにはFocusという機能がついていて、通知を一時的にミュートできます。ほかのスマホやPCにも似た機能はついているでしょうし、アプリもあるでしょう。
もちろん電源を切るのもおすすめ。
・何をするのか事前に心づもりする
断捨離する時間になってから、「どこを片付けようかな」、「何を捨てようかな」と作業内容を考えると、まずここで気が散ります。
あらかじめ、「きょうはデスクの引き出しの中を片付ける」と計画を立てておけば、その時間になったら、片付けにさっと入れます。
ゴミ袋など、必要なものも、準備しておきます。
・タイマーを使う⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
デスクワークなら、周囲をきれいにして、気を散らすものを撤去しておくのも、とても効果的です。
2.気になることはすませておく
日常生活で気になることがあればあるほど、作業中に、頭の中に浮かんできて、目の前の仕事に集中できません。
そこで、気になることは、あらかじめすませます。
すぐに終わる小さなタスク
私は5捨て3処理(1日5つ捨てて3つ処理する)をやっているので、ちょっとしたタスクは、わりとどんどん片付けることができています。
3処理について⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
ふだん3処理の1つとして片付けたいタスクを思いついたら、1つずつ付箋に書いてスケジュール帳に貼っています。
そのため、処理すべきことがなくなることはなく、時間の余裕があるときは、4つ、5つと片付けています。
時間がかかる大きなタスク
終わるのに時間がかかる大きなタスクはめったにやりませんが、税金の申告や、本の執筆など、1日、2日ではできないことはすべて細分化して少しずつこなすようにしています。
ほかの心配ごと
やるべきことがやれてなくて気がかりだ、ということ以外の心配ごとは、2つに分けて考えています。
1)心配しても仕方がないこと(自分ではコントロールできないこと)⇒心配しない、運命に任せる
2)自分でコントロールできそうなこと⇒小さなタスクにばらして、1つひとつやっていく(準備する)
老後の生活費が十分ないので、今できること(貯金)を少しずつしています。
3.思いついたらすぐに外に出す
私が一番集中してやりたいのは、ブログの記事の執筆です。
執筆開始後数分たてば、かなり集中できますが、書き始めは、集中モードになれないときがあり、ふと別のことが頭に浮かんだりします。
今だと、COVID-19のブースターショットを打つよう、政府に言われているので、「あ、ブースターショットの予約しなくちゃ」と思ったりするわけです。
こんなときは、付箋に、「ブースターショット予約」と書いて、スケジュール帳か日々のTo-doリストを書いた紙に貼っておきます。
思いついたら、すぐに外に出して、そのことについては、もう考えなくていい体制にしておくわけです。
そのため、仕事中は、付箋や筆記具はいつもそばに置いています。
4.今のタスクを終わらせることにフォーカスする
別のことを思いついても、やり始めた今のタスクを終わらせるようにしています。
ブログの執筆中に、「あ、接種の予約しなきゃ」と思ったら、付箋に書き出すところまではやり、すぐにブログの執筆に戻ります。
私は、何でも早め早めに済ませるのが好きなため、本音を言えば、接種の予約を終わらせてしまいたいのです。
ネットで予約するので、時間もそんなにかかりません。
ですが、接種の予約は、今しても、ブログの記事を書きあげたあとにしても、たいして結果に変わりがなく、後回しにできることです。
記事を書いてから予約すればいいのです。
こんなふうに、今やっているタスクを終わらせてから、次のタスクをするよう心がけています。
というのも、別のことをやり、その前にやっていたタスクの集中モードに戻るのに、思ったより時間がかかるからです(やってみればわかります)。
それに、ふと思いついたタスクが、すんなり終わるとも限りません。
実際、ブースターショットの予約は、夫の分も一緒にやろうと思っていたのです。
ところが、夫は、政府のサイトに登録していなかったので、ここで先に進めなくなり、夫に登録を促したりして、最終的に予約できるまで、思ったより時間を取られました。
ふと思いついたタスクは、買い物メモを参照しながらする買い物で言えば、「予定していなかった買い物」と同じです。
こうした予定外のものを優先すると、本来したかった時間の使い方やお金の使い方からずれていきます。
ふと思いついたタスクは、付箋に書いて、あとで、計画の中に入れ込み、順番にやっていくようにしています。
5.シングルタスクをして集中力を鍛える
マルチタスキング(同時にいろいろなことをしようとすること)をすると、次から次へとタスクを切り替えるのが得意になる反面、次第に1つのことに集中できないようになっていく、とリサーチでわかっています。
そこで、できるだけシングルタスクをして、集中力を鍛えています。
マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
何かをやりかけでほっておくことも、できるだけしないようにしています。
私は塗り絵が趣味ですが、WIP(ウイップ、work in progress、 塗り始めたがまだ完成していないもの)がけっこうあるので、今年は、塗り始めたら塗りきって、次の塗り絵にいくようにします。
WIPをたくさん作るか、作らないかは、その人の好みや作業スタイルによるし、WIPがたくさんあっても、べつに問題はないかもしれません。
塗りたくない塗り絵を無理に仕上げるのも、人によってはすごくストレスになるみたいなので、ほっておくほうがいい時もあるでしょう。
しかし、私は、気をそらさないワークの一貫として、今年は、WIPを作らないようにします。
6.睡眠をしっかり取る
仕事中に何かをネットで調べたついでに、全然関係のない記事やページに飛んで読み始め、大幅に時間を失う、というのは、私の悪いパターンです。
たいてい睡眠不足のときに、こういうパターンにはまるのだと、自己観察により、わかりました。
そこで、気がそがれないように、しっかり寝ることを前にもまして心がけていきます。
睡眠不足だと、脳が疲れるので、私だけでなく、人間ならみな、悪いパターンにはまりやすいのではないでしょうか?
睡眠の質をあげる⇒しっかり寝るために、理想の寝支度を考えて実践するススメ。
7.大事なことは朝の早い時間にする
脳が疲れていると、集中しにくくなるので、「今日は、どうしてもこれをやりたい」という大事なタスクは、脳が疲れていない時間帯、つまり午前中にやるようにしています。
大事なタスクを先にすませておくと、充実感や達成感が得られるので、気分よく1日を過ごすことができますよ。
集中したい人におすすめの過去記事
プライベートで気になることがあり、仕事に集中できず困っています。
だらだら家事や片付けで1日が終わるあなたに。目の前のことに集中するには?(前編)
すぐに気が散るあなたへ。片付けや家事にしっかり集中する秘訣(後編)
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気を散らさないための私の工夫をお伝えしました。
新年になって目標を立てた人も多いと思いますが、何をするにしても、集中して行えば、仕事の濃度がぐんとあがります。
集中できるか、できないかは、大きな違いを生み出します。
集中できるようにしておくことは、とても大事なことではないでしょうか?
集中するためにやっているあなたの工夫も教えてください。