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家の中にあるガラクタを見つける方法をお伝えします。
「部屋の中が散らかっている気はするけど、みんな必要なものに見える」ということがありませんか?
断捨離したいけど、「捨てるものなんて特にないよ」と思うことが。
いったんそこに物が置かれてしまうと、私たちの目はその光景に慣れてしまいます。「そこにあるのが自然なことだ」と思ってしまうのです。
しかし、ガラクタがあるから、部屋の中がざわざわしているのです。
こんなとき、どうやっていらない物を見つけたらいいのでしょうか?
その方法はきわめて簡単で、視点を変えればいいだけです。今回は視点を変えるためにできること7つを提案します。
視点を変える方法
1.部屋の写真を撮ったり、動画に撮影してみる
2.物理的に視点を変える
3.徹底的に掃除機をかけてみる
4.試しに取り去ってみる
5.家族や友だちに指摘してもらう
6.小さな子供のいる人を呼ぶ
7.1週間以上自宅を離れる
1つずつ説明しますね。
1.部屋の写真を撮ったり、ビデオに撮ってみる
人が物を見るとき、脳が情報を取捨選択しているので、見ているようで見えていない物がたくさんあります。
写真をとると、部屋の一角がいつもとは違う切り取られるので、見え方がずいぶん違います。
動画も同じです。スカイプをしている相手のバックに写っているものが気になることがありませんか?
デジカメやiPhoneで撮影してできるだけ大きな画像や映像で見ることをおすすめします。
ぐしゃぐしゃなのがよくわかるはずです。
私も断捨離を熱心にやっていたとき、しょっちゅう部屋の写真をデジカメで撮り、見ていました。
2.物理的に視点を変える
いつもと違う姿勢を取ってあらためて部屋を見てみます。
たとえば四つん這いになって、部屋の中を点検。するとベッドの下やソファの下に押し込まれているものに気づきます。
椅子に乗って高い方を見てみれば、タンスの上でほこりだらけになっている「何か」に気づくはずです。
さらにふだんと違う場所で違うことをしてみるのも効果的。
いつもと違うところで食事をしたり、勉強や家事をするのです。
台所で食事をするとき、家族の定位置が決まっていると思いますが、これを変えてみます。
家族がいるときはいつもの場所に座るしかないでしょうが、自分1人のお昼ごはんのときに、ふだんは他の人が座っている場所で食べてみてください。
いつもと視点が変わります。
またいつもベッドで寝ているのなら、一晩だけ床で寝てみれば、視点がぐっと下がって、ガラクタが目に入ります。
床に寝るのは健康にもよいです⇒床にじかにシーツをしいて寝てみたら、グッスリ眠れて健康によいみたい
いつもキッチンでラップトップに向かっているのなら、別の部屋でやってみたり。
人間は知らず知らずのうちに、いつもと同じ場所でいつもと同じ行動を取ります。そのほうが安心できるからです。
意識的にふだんとは違う場所で、違うことをやってみてください。
3.徹底的に掃除機をかけてみる
休みの日に丁寧に掃除をしてみましょう。ここでいう掃除は「物を捨てる」ことではありません。
掃除機をかけるだけでいいのです。ただ、床の上は全部掃除機をかけるように努力します。
いつもは掃除機をかけない家具の下や、ベッドの下、家具と壁のすき間なども注意深く掃除機を突っ込みます。
すると、「ああ、これ、すっごい邪魔」と思うものに遭遇するはずです。それがガラクタです。
掃除機がない人は、ほうきを使ってもいいし、雑巾がけをしても同じ効果が得られます。
いつもは丸くはいているところを、きっちり四角くはいてください。
4.試しに取り去ってみる
部屋に置いてあるものを試しに取り払ってみます。
たとえば、ラグとか、ワゴンとか、何かを入れているケースとか、簡単に動かせるものがいいでしょう。
試しにそういうものを取り払ってみると、景色が違って見えるはずです。
「あれ?ラグがないほうが、よっぽどすっきりする」
こんなふうに思えば、そのラグはガラクタの可能性大。
余裕があればちょっと模様替えをしてみるのもオススメです。
ガラクタの定義を知りたい方はこちらをどうぞ⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ
5.家族や友だちに指摘してもらう
人は、自分の持ち物はなかなか不用品には見えませんが、他人の持ち物は簡単にガラクタに見えるものです。
そこで信頼できる家族や友だちに部屋に入ってもらい、ガラクタを指摘してもらいましょう。
「なんか、この部屋散らかってる気がするんだけど、どう思う?いらない物とかあると思う?」
と聞いてみるのです。
きっと不用品をたくさん教えてくれます。このとき、感情的になって反対意見を言わないようにしてください。
ケンカをするために人を招き入れるわけではないのですから。
指摘してもらった物は、ノートに書いておき、あとで冷静に判断すればよいのです。
6.小さな子供のいる人を呼ぶ
これは5番のバリエーションです。
子供はとても視点が低いので、自分では見つけられないものをどんどん見つけてくれます。
はいはいをするような赤ちゃんを呼べば、いやでも事前に、下のほうにある小さなものを片付けなければなりません。
片付けず、そのままにしておくと、赤ちゃんはなんでも口に入れます。
友だちを呼ぶときに、どんなものを置いておくと危険か前もって聞いておくといいです。
7.1週間以上自宅を離れる
人間は不思議なもので、いつも見ているものにはすっかり見慣れてしまうのに、よく知っているはずのものも、ほんの少しの期間見ないでいると忘れてしまいます。
そこで1週間以上自宅(あるいは自分の部屋)を離れてみます。
旅行してもいいし、友だちのところに留めてもらってもいいでしょう。できれば海外のようなふだんの環境とかなり違うところがいいのですが、別に国内でもかまいません。
要は自分の部屋をしばらく見ないようにすればいいのです。
久しぶりに部屋に戻ると、新たな視点で自分の持ち物を見ることができます。捨てたい物もいっぱい見つかります。
番外:毎日少しずつ断捨離する
たとえ捨てるものが見つからなくても、数多く持ちすぎているものなどを1日15分ぐらいとって捨て続けます。
少しでも「スッキリした状態」に目が慣れると、だんだん家の中のガラクタがノイズとなって認識できるようになります。
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7つのうち、写真にとるのが1番簡単で、効果があります。まずはこれをやることをオススメします。コストもそんなにかかりません。
断捨離を始めたばかりの人も、断捨離に行き詰まってしまった人も、視点を変えるとまた捨てるものが見つかりますのでぜひ試してください。