本のコレクション

ミニマルな日常

最終更新日: 2020.10.1

生活が複雑になる前に、きょう10分使って片付けておく(後編)

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きょう、10分使って、ガラクタの芽をつみとり、部屋や人生がとっちらかるのを防ぐアイデアの紹介。後編です。

前編では以下をおすすめしました。

1.着ない服を3着捨てる

2.紙の一時置き場を決める

3.何か3個、収納場所を決めて、そこにしまう

4.食べ残しを食べる

5.いらないアプリの削除(スマホ)

やってみてくれたでしょうか?

今回は、以下の5つです。

6.紙ゴミを捨てる

7.無料でもらった物を捨てる

8.よく買うものの予算を決める

9.何もない場所を1つだけ作る

10.かかえすぎているものを捨てる

いずれも所要時間は10分です。



6.紙ゴミを捨てる

もういらない紙を捨てます。紙はとくにガラクタになりやすいので早めの『捨て』がおすすめです。

いらない紙の例

・明らかにいらない紙

・古い本、教科書、雑誌、新聞(雑誌や新聞は最新刊のみ残す)

・古いプリントアウト(自分で印刷したもの)

・古いチラシ、お知らせ、明細、領収書(他人が印刷してくれたもの)

・ノート、日記、家計簿、メモ(自分が書いた紙)

使い終わった手帳や家計簿はいつまで取っておくべきか?

・作品のたぐい(子供や自分が描いた絵、作文など)

「この子があとで見てうれしがるだろう」と思って、子供の作文やノートをとっておく人もいますが、意外と子供のほうは、「そんなものいらない」と思っています。

天才的な作品ならいざしらず。

私の母は、私の書いた作文をいくつかを取っておいたので、大人になって読んだことがあります。

読むに耐えず、すぐに自分で捨てました。

古い書類(書類については、最近、よく記事にしています。こちらの記事からどうぞ⇒たくさんある仕事の書類をどうしても捨てられなくて困っています←質問の回答。

・古いマニュアル、保証書

「古いって、どのぐらい古いのですか?」と誰かに聞かれたら、私は、「この1年使わなかったもの」と答えています。





7.無料でもらった物を捨てる

ただでもらった物を捨てます。

日本は、販促品としておまけをつけることが多いので、何も考えていないと、無料の物で、家の収納スペースが埋まります。

化粧品、薬、食品のサンプルや、ちょっとした雑貨(便利雑貨、食器、調理器具、カレンダー、手帳など)をもらうことが多いですよね?

このような商品が家に入る理由は、「お金を払わなくてすむから」「お得だから」だと思います。

有料だったら、それを買って家に入れていないですよね?

人によっては、「もらいたくないけど、断れなくて(人にいい顔見せたくて)もらった」「いりません、というのが面倒だから」という理由もあるかもしれません。

いずれにしても、無料で取得した物は、「必要な物を必要なタイミングで入れる」というシンプルライフの基本原則を無視して家の中に入っています。

必要じゃない物を、必要じゃないタイミングで入れた物なので、遠からずガラクタになりますよ。

ためこみすぎる前に、きょう10分使って捨てましょう。

景品類がたいしてない人は、引き出物や贈り物をチェックするといいでしょう。

「今、必要だから」という理由で、家に物を入れるようにすると、シンプルライフに近づきます。

「ただ」ほど恐ろしいものはない:ミニマリストへの道(90)

8.よく買うものの予算を決める

自分がよく買うものや使うサービスの予算を、きょう、決めて、10月~12月はその予算でやってみます。

人間誰しも、ほかの物に比べてよく買うものやよく使うサービスがあると思います。

昔、私はよくナッツを買っていました。買えば食べ過ぎるし、ふところもいたむため、しばらく、ナッツに使ったお金を厳密にモニターしていました。

といっても、ノートに書き出していただけですが。

その後、ナッツにこれぐらいお金を使ってもいいだろう、という金額を週単位で決めて、なるべくそれを守るようにしました。

最近は、オーガニックフードの食品スーパーの配達を利用しているから、ナッツはあまり買わなくなりました。オーガニックのナッツは高価ですから。

ほかに私がよく買っていた物は、本ですが、これも、いろいろな戦略を立てて、買いすぎないゆおにしているうちにあまり買わなくなりました。

戦略の1つ⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。

別格のものも見直す

「自分がよく買うものを調べてみよう」という話は、よく記事に書いているので、実際に見直したことがある人も多いでしょう。

しかし、見直しをするとき、別格として、はなから手をつけていない分野があると思います。

たとえば、コーヒー代、タバコ代、飲酒代、車にかけるお金、ゲームの課金、着物と和装小物に使うお金、子供の教育にかけるお金など。

「自分の大切な趣味だから」「これは問答無用で大事だから」と思い込んでいる可能性があるので、こうした分野もチェックしてください。

「これは大事だから」と、もう何年も前に思い込み、そのままお金を使い続けているかもしれません。

知らないうちに、そこに費やすお金が、必要以上にふくれあがっている可能性もあります。

ふだんお金の流れをつかんでおらず、予算を立てることができないときは、この1年、毎月、どのぐらいその商品にお金を使ったか、数字を出してください。

その金額にあなたは満足ですか?

9.何もない場所を1つだけ作る

何も入れない場所、何も置かない場所を1つだけ作ります。

所要時間は10分ですから、あまり大きな場所は選ばないでくださいね。

ダイニングテーブルの上、こたつの上、キッチンのカウンター、タンスの小さな引き出し、ドレッサーの引き出し、下駄箱の上、本箱の1段、食器棚の1段、ベッドサイドのテーブルの上、などがいいでしょう。

アウトプットしておく

何もかも取り去り、きれいにしたら以下のどれかをやってください。

所要時間は2分~3分ぐらい。

・写真にとる(デジタル)

・家族や友人にその場所をきれいにしたことと、それについてどう思ったか話をする(ツイターなどでつぶやいてもいいです。)

・手帳や日記にそこを片付けてどう思ったか書いておく

きれいにしたことで得られた感動や喜びをちょっとした形で残します。

話す、書くなど、アウトプットをすると、何もしないときより、腑に落ちやすく、自分の身になります。

写真や文で残しておけば、頭がとっちらかったときに眺めて、初心に戻ることができます。

10.かかえすぎているものを1つ手放す

知らないうちにたくさんかかえてしまったものを1つだけ手放します。

物理的な物である必要はありません。

たとえば

・タスク/仕事

・テレビドラマの録画⇒番組録画をやめたら楽になる~時間貯金をしても時間の量は変わらない

・サブスクリプション(定期課金サービス)

・SNSでフォローしているアカウント(SNSそのものをやめるのもおすすめです)

いつのまにか増えていて、処理が追いつかなくなってきているものを探してください。

私が最近よく手放しているのは、サブスクリプションと、日々のタスクです。

たとえば、語学のために聞いているポッドキャストの数を減らしました。

「これも、あれも聞いたほうがいいよね」と、聞くものが増えてしまうのですが、定期的にバサっとアンフォローしています。

たくさん聞いたほうがいいのは、確かにそのとおりですが、時間に限界があるため、たくさんあると、処理が雑になります。

それよりは、同じものを何度も聴き込むことにしました。

語学は、教材を絞ったほうが効果的なので、こういう判断ができますが、ほかのことも、たくさんありすぎると、かえって害になります。

何もないゼロの状態の人が、何かを1つ獲得したとき、大きな違いがうまれます。ゼロ時代より、よい生活になるでしょう。

しかし、50個、100個、200個と数を増やすと、もはや何の違いも生まれません。違いがないどころか、弊害のほうが多いのではないでしょうか?

数を増やすことで「よい違い」を得られるのは、その人の目的が、「どこまでも数を増やすコレクション」であるときだけです。

10分で片付けるシリース・過去記事もどうぞ

きょう、10分使って、もっと生活をシンプルにする10のアイデア、前編。

10分だけ使って、暮らしをシンプルにする10のアイデア、後編。

大体的に散らかるのを予防するために、きょう10分だけ使って片付けよう(前編)。

******

10分使って生活を整えるアイデアを紹介しました。

きょうは10月1日なので、シンプルライフに舵を取るいいチャンスです。

生活をシンプルにしたいとき、必要な行動は、

・捨てる

・減らす

・やめる

・切る(スマホやテレビなど)

・遠ざかる

・手を引く

・あきらめる

こんなことです。

いま、ストレスをかかえている人が多いのは、あれこれたくさんかかえこんで、手放そうとしないからです。

全部を手にいれることはできませんが、自分がほしいものを手に入れることはできます。

逆に、自分がほしいものを手に入れたいのなら、あれも、これも、みんな欲しい、と思わないことです。





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