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手強い汚部屋を片付ける最初の一歩を踏み出すコツを3つ紹介します。
私の部屋は、ちょっと散らかっている程度じゃなくて、うんざりするほど物があって、それこそ足の踏み場がないほどよ。
どこから片付けを始めたらいいのか、本当にわからない(ここで頭をかかえる)。
そんなふうに途方に暮れている人のための記事です。
1.言い訳するのをやめる
ストップ・ザ・言い訳! まず、これをしてください。
汚部屋(汚家)に住むあなたは、会社から帰って、家のドアを開けるたびに、うんざりしていると思います。
物がたくさんある自分の部屋の惨状を見て。
「いい加減、片付けなければ」と思いながら、今日まで片付けませんでした。
ちょっとは片付けたかもしれませんが、続かず、部屋はまたいつものカオスになっていました。
なぜか?
ずっと言い訳をしていたからです。
片付けない言い訳です。
たとえば、「片付け方がわからない。だから片付けない」とか。
どんどんわいてくる言い訳
ほかにも、こんな言い訳をしてきたんじゃないですか?
・私の部屋、片付けるの相当時間かかりそう。そんな時間、ないし。
・仕事が忙しいから、片付けまで手がまわらない。
・きょうは疲れてるから。
・私は片付けが苦手だから。だって、お母さんも片付けない人だったもの。
・部屋がせまいから、物を置く場所がない。
・部屋がせまいから、捨ててもごみ袋を置く場所がない。
・片付け屋さん/整理収納アドバイザーを頼むお金がない。
・部屋をきれいにできる収納家具や収納グッズを買うお金がない。
・片付けても、すぐに子どもが散らかす。
・まだ子どもが小さいから、物が増えるのはあたりまえ。
・いらないのに、お母さん/お義母さん/お姉さん/お義姉さん/夫/友達etc.が、あれやこれやをくれるから片付かない。
こんなふうにずっと言い訳をしてきたから、いまだに、汚部屋なのです。
言い訳をする時、人は、うまくいかないことや問題にのみフォーカスしています。
うまくいかないことにフォーカスしても、現状を改善できません。だから、しつこいですが、いまだに、部屋が汚いのです。
たった、いま、言い訳をするのをやめて、できること、もしくは自分のほしいものを得ることにフォーカスしてください。
あなたがほしいものは、きれいな部屋(ですよね?)、そのためにあなたにできることは、きょうから、少しずつ片付けることです。
言い訳をするのは、考え方のくせなので、「言い訳するのはもうやめだ」と思っても、またすぐ言い訳を考えているかもしれません。
だから、今日1日だけは、言い訳しない、とか、今週は言い訳しない週間、6月は言い訳しない月、と決めてチャレンジするといいでしょう。
30日間だけ挑戦してみる⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
言い訳するのをやめることができたら、もう半分、片付いたようなものです。
2.時間を見つける
次に片付ける時間を見つけます。今すぐやってもいいですが、通勤中の地下鉄の中や、職場の昼休み中に、このブログを読んでいるから、今すぐはできないという人も多いでしょう。
今すぐにはできない場合、いつやるか決めて、スケジュール帳や、カレンダーに記入してください。
私は、朝一番に、15分片付けることをおすすめしています。
参考記事⇒物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。
朝が一番、体力、気力が充実しているからです。
ですが、朝にこだわることはありません。昼でも、夜でも、真夜中でも、好きなときにやってください。
ただし、必ず、事前にスケジュールを入れて、その時間が来たら、片付けを開始します。
「いつか、時間ができたらやろう」と思っていると、いつまでたってもできないこと、あなたも、もうわかっていると思います。
だから、「明日の朝、ご飯を食べたあとの7時半から7時45分まで」というように、強制的に、スケジュールを入れてください。
毎日確認しているスケジュール帳がある人は、そこに書いて、スケジュール帳がない人は、付せんに書いて、バスルームの鏡や冷蔵庫の扉など、自分が絶対見る場所に貼っておきます。
3.時間が来たら片付ける
あらかじめ設定した時間が来たら、片付け始めます。片付けとは、この場合、部屋にある物を、捨てるか、捨てないか決め、捨てるものを捨てることです。
1度に1つずつ決めます。
どれから片付けていいかわからないときは、もっとも自分のそばにあるものから行うといいでしょう。
足元に落ちているTシャツとか。
Tシャツを拾って考えます。
「これは、捨てる? それとも残す?」
捨てると決めたら、(名古屋市の場合は)資源ごみの袋に入れます。残すと決めたら、そのTシャツは、きっと何ヶ月もそこに落ちていたでしょうから、洗濯ものを入れるかごにいれます。
ここまでやったら、また、自分の近くにある物を拾って、捨てるか、残すか決め、捨てるものは、捨て、残すものは所定の場所に起きます。
これを15分繰り返します。
1度に1つずつです。
どうしていいかわからない物がでてきたら、どうするか?
私なら、捨てます。
だって、それ、ずっと床の上にあったんですよね?
それは、見かけは靴下に見えるでしょう。でも、ずっとそこにあったということは、靴下の役割をずっと果たしていなかった、ということです。
自分の家で、何の役割がないものがガラクタになり、ガラクタが堆積して汚部屋ができます。
靴下をちゃんと靴下として使ってくれる人にあげたほうがいいのではないでしょうか?
15分たったら、きょうの片付けはやめます。
明日の予定に、また片付けタイムを入れてください。
そして、片付けタイムになったら、また1つずつ拾って、処分するかどうか決めます。
1度に1つずつ。
読んでいて、あまりわくわくはしないかもしれません。
でも、片付けって、こういうものです。
1度に、2つも3つも4つも一気に片付けよう、と思うから、「ああ、こんなにたくさんあって、どこから片付けていいかわからないわ」とうろたえるのです。
1度に1つずつなら、パニックになりません。
1つ、また1つ。歩みは遅くとも、部屋は確実に片付きます。
4.気をつけたいこと
片付け作業の説明は3番で終わりですが、片付けているあいだに、気をつけることが2つあります。
新たに家に物を入れない(買わない)
物を家に入れれば入れるほど、管理するものが増えるので、ある程度片付けが軌道にのるまでは、むやみやたらと買うのをやめてください。
もし、買い物がストレス解消になっていたのなら、ほかのことでストレス解消します。
情報集めをしすぎない
片付ける気はあるのに、なかなか片付けられない人は、情報集めに時間とエネルギーを使いすぎて、肝心の片付けに使う分が残っていないのかもしれません。
11年前、私も断捨離をがんばろうと思って、ネットで、物を捨てている人のブログを読んでいましたが、数えるほどしかありませんでした。
YouTubeはすでにあったはずですが、現在のように、いろいろなYouTuberが片付け方を説明したりはしていませんでした。
片付け本だって、現在のように本屋でコーナーができるほどはありませんでした。
いまは、情報があふれているので、「効率のよい片付け方」を探して、延々と情報を集めてしまうワナにはまりやすいです。
片付け方を知ることは、片付けることとは違います。全然違います。
いくら情報を得ても、1つひとつ拾って捨てる行動をしない限り、部屋はきれいになりません。
たとえ、片付け本を読むことが趣味でも、ある程度きれいになるまでは、本を読んでいる時間の7割は、実際の片付けにあててください。
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闇の深い汚部屋を片付ける最初のステップを紹介しました。
片付けるのはものすごく大変だと思うかもしれませんが、やってみるとそれほどでもありません。
案ずるより産むが易し、です。
1度に1つずつ捨てる、これを繰り返すだけです。