捨てていいのかわからないので放置:着ない服を捨てない理由とそれを乗り越える方法(その10)

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もう何年も着ていない服があるけど、捨てられない。

その理由と、ちゃんと捨てられるようになる方法をお伝えしています。

今回は、

理由11:そもそも、服を捨ててもいいのかどうかわからない

自分の家にある自分の衣類なのに、その取り扱い方がわからない。

そんなことあるの?

はい、あります。

これまで物事を自分で決めてきた体験が少ないと、自分の判断に自信がないし、勇気を出さないと決められないので、そのまま放置してしまいます(楽なほうに流れる)。

このようなときはどうしたらいいのでしょうか?

3つの方法をお伝えします。

1.全部着てみる

すべて一通り着てみます。実際に着てみれば、手にとる気になれない服や、着ても楽しくない服、つまり捨てたほうがいい服がわかります。

着てどこかに出かける必要はありません(出かけてもかまいませんが)、試着して、鏡に写った自分の姿を見てください。

着ていない服がたくさんあると、いちいち着てみるのは大変かもしれません。

「そんな面倒なことできない」と思ったら、ばっさりすべてを手放してください。

試着すらする気になれない服を、いつか何かの時に着るなんてこと、起こりません。

服は着るためにありますから。

量が多いときは、一度にやらず、毎日少しずつ(10~15分ぐらい)、順番に着てください。

着用したら、以下のことを考えてみましょう。

1)いま、どんな気分か?

着てみて、ポジティブな気分になるなら、近藤麻理恵さんではありませんが、残してもいいかな、と思います。

意外に似合うな、顔映りがいいな、感じがいいな、とか、あれと合わせると素敵かもね、といった気分になったら。

ただし、この服をまたしまいこむと、死蔵品になるので、近々着られるように、いつも着る服を置いている場所(たんすやクローゼット)に移動させます。

早めの着用がおすすめです⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ

手元に置いてもなかなか着ないなら、捨てたほうがいいです。

あるいは、その服はただの「思い出の品」なので、タンスやクローゼットから出し、どこかに飾る、写真にとって本体を捨てる、リメイクするなど、思い出の品として活用しましょう。

実例あり:今の生活の中で、もっと思い出の品を楽しむ5つのヒント

もし、ネガティブな気分になるなら、処分してください。

似合わない、さえない感じ、きゅうくつだ、顔が暗く見える、老けて見える、自分じゃないみたい(悪い意味で)、こんな気分になったら。

ネガティブな現象が起きたときも、もちろん処分します。

小さすぎて入らない、いきなり静電気がバリバリ起きた、ボタンが多すぎて、着るのにすごく苦労したなど。

なんとも思わない、何もピンと来ない、という服も処分対象です。その服を持つ積極的な理由が何もないのですから。

2)最後に着たのはいつか?

その服を最後に着たのはいつか考えてみて、それが5年も前なら、もう捨てましょう。

いつも、「1年着なかったら、もう捨てろ」とおすすめしていますが、これまで物事を自分で決めてこなかった人は、捨てる決断もたいしてしてこなかったでしょうから、1年はハードルが高いかもしれません。

もちろん、1年ルールでいける人は、そうしてください。

最後に着たのが大昔の服から捨てる理由⇒よりよい決断をする3つの方法、コンピュータのように考える(TED)

3)次回、いつ着るのか?

着てみたら、いい気分になるような、でも、そうでもないような、なんだかよくわからない。

そんな時は、次回いつ着るのか、考えてみましょう。

2021年の3月に会社の慰安旅行に着ていくんだ、というように具体的に予定が立つなら、持っていてもいいでしょう。

私は、スーツケースを持っていますが、ふだんは全然使っていません。ですが、数年以内に、実家に帰らなければならない用事があるので、そのときに使うために捨てずに持っています。

このように、「必ずこの時に着るのだ!」という目処がたつものは、残します。

2.どうしても残したい服を先に選ぶ

先に、どうしても必要な服を選びます。

選ばれなかった服は、もういらない服なので、捨てて大丈夫です。

何年も袖を通さず、収納しているだけの服は、あなたの心の中では、「もう捨てた服」です。

しまい込むことが、物を大事にすることではありません。

死蔵されている服は、家の外に出していないだけで、とっくの昔に見切りをつけている服なのです。

繰り返しますが、服は着るためにあります。

着ていない、ということは、「使う必要がない服」、つまりいらない服です。

選び方

ふだんよく着ている服は、必要な服と考えられますから、先に取り除けます。

すると、あまり着ていない服が残ります。

それらの服を取り出して、仲間、または親戚同士を集めてください。

長袖のトップス、半袖のトップス、スカート、パンツ、アウターなど。

服の数が多い人は、似たような服をたくさん持っています。似たような顔ぶれの仲間がたくさんいるわけです。

仲間を集めたら、1着だけ残す服を選びます。

1着だけ。

一番いい服、いちばん着そうな服を選んでいきます。

選からもれた服は、もう処分しましょう。

1着だけなの? 2着や3着じゃだめなの? 

そんなふうに思いましたか?

いや、べつに、3着でも4着でもいいですよ。

けれども、1着だけ選び取って、ほかを全部捨てるほうが、その1着の価値があがります。

捨てられた服に分散していたエネルギーが、その1着に集約されますから。

3.あえて自分で決める

捨てていいのかどうかわからないので、とりあえず、どこかにしまい込んで、何年も生きてきた。

こういう人が、いますぐやるべきことは、実際に自分で決めて、どんどん服を処分することです。

最初にも書いたように、これまで決める行動をしてこなかったから、「捨てていいのかどうかわからない」、と思ってしまうのです。

この「わからない病」の最良の治療は、わかろうが、わかるまいが、とにかく捨てる服を決めて捨てることです。

「捨てても大丈夫そうな服って何?」と、ネットで検索してもいいでしょう。私も、そういう記事はたくさん書いています(たとえば、このシリーズのその7。最後にリンクしています)。

ですが、そんなことやる暇があったら、自分で判断して、さっさと決めて、捨てたほうがいいのです。

自分で決めれば決めるほど、捨ててもいいんだ、自分で決めていいんだ、とわかってきます。

仮に、服を捨てるか、残すかという判断で、失敗したとしても、そんなの痛くもかゆくもありません。

こういう人に限って、着る服は山のように持っています。

捨てる服選びに失敗することを恐れて、そのままにしていると、自分で何1つ決められないまま年をとってしまいます。

30歳ぐらいまではそれでも通用するかもしれません。ですが、年をとって、社会的な責任が増えてくると、自分で自分のことを決められないことが、人生のあちらこちらで、大きな影響を及ぼします。

早めに「決める練習」を始めたほうがいいですよ。

わからない病の人におすすめの考え方を3つ書いておきます。

直感よりロジカルシンキング

服を見ると、直感的に、「かわいい、素敵」とか、「あればそのうち着るかも」と思うかもしれません。

これは、爬虫類脳(はちゅうるいのう)の反応ですから、これで決めずに、理性的な思考(ロジカルシンキング)にもとづいて、決めてください。

爬虫類脳の説明はこちら⇒シンプルな禁酒のやり方。ビールの飲み過ぎはこうして防ぐ。

ロジカルシンキングとは?⇒論理的かつ批判的に考える7つの方法。ロジカルシンキングはライフスキル。

「直感で決めたほうがいい」という人もいますが、これまで決めてこなかった人が直感に頼っていたら、何も決められないまま終わるんじゃないでしょうか。

わからなくても大丈夫

この世の中には、自分でわかることと、わかり得ないことがあります。

たとえば、今後COVID-19がどうなるか、なんて誰にもわかりません。

わからないことを無理やりわかろうとすることに力を注がず、わかっていることをベースに捨てる服を決めてください。

完璧主義は捨てる

きのうも書きましたが、完璧主義に陥って、失敗を恐れて、二の足を踏むのはやめましょう。

健全な完璧主義というものはあるのか?(TED)

失敗しても、大丈夫です。

というか、失敗しないと学ぶことができません。

決めることが苦手な人には、積極的に決めて、失敗することが不可欠です。

「何かを捨ててもいいのかどうか」これはほんの小さな悩みで、直接、人の命や人生を左右したりはしません。

けれど、こういう小さなことを決めるか決めないかで、その後の生活がよくもなれば、悪くもなります。

「捨てるかどうかを決めないでスルーする」という選択をするのはもうやめて、「積極的に取捨選択していく」という態度で生きたほうが、生活の質があがります。

☆この続きはこちら⇒服を捨てることに強い罪悪感を感じる:着ない服を捨てない理由とそれを乗り越える方法(その11)。

服を捨てない理由・これまで書いた記事

着ていない服を捨てたい。でも、捨てるのはむずかしい。そんなときはこう考えてみる(その1)

理由1:捨てるメリットを感じていない

理由2:捨てるのが面倒だ

捨てるなんてもったいない、持っていればそのうち何かに使える~服を捨てたいけど捨てられない理由とその対処法(その2)

理由3:捨てるのはもったいない

心が痛むから捨てられない~服を捨てない理由とその対策(その3)

理由4:心が痛むから

これを着るべきだ、という義務感が服を増やす:服を捨てない理由とその対策(その4)

理由5:「私はこれを着るべきだ」「この服を持っているべきだ」という義務感

いただいた服を捨てるのは相手に悪くて:服を捨てない理由とその対策(その5)

理由6:人からもらった服だから

しまい場所があるからべつに捨てなくてもいいよね:服を捨てない理由とその対策(その6)。

理由7:しまい場所があるから

捨てるべき服がわからない:着ない服を捨てない理由とその対策(その7)

理由8:どの服を捨てたらいいのかわからない

思い出がある服だから:着ない服を捨てない理由とその対策(その8)

理由9:思い出のある服だから

ウエスにするからしまっておく:着ない服を捨てない理由とそれを乗り越える方法(その9)

理由10:ウエスにするから

******

服を捨てられない理由(言い訳)、その11をお伝えしました。

ほかにも、「私はこういう理由で捨てられないんです」というのがありましたら、メールで教えてください。

お待ちしています。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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