ページに広告が含まれる場合があります。
2ヶ月間、文句を言わないチャレンジをした読者のお便りを紹介し、このチャレンジを通じて成長する方法を紹介します。
まずお便りをシェアしますね。ナオミさんからいただきました。
文句を言わないチャレンジをしてみたけど
件名:死蔵品を使いきる旅に
今年の初め、‘’文句を言わない‘’と言う目標を立てましたが、とてもとてもハードルが高くて 2ヶ月でやりきれなくなりました。
続・2024年の目標~収入の安定、文句を言わない、感謝する。
一日を振り返った時に、‘’あ~今日も小さな文句を言ってしまった‘’とか 反省が多かったんです。
それを ずるずる引きずることはなかったのですが、 度重なるとセルフイメージが悪くなりそうでした。
でも、目標を立てて過ごすってメリハリがあって良いですよね。
今は何も意識することなく 過ごしちゃってるなぁと思っているところへ、今日の記事の‘私と一緒に死蔵品を使いきる旅に出ませんか‘という呼び掛けが スゥっと心に入ってきました。
ものを使い切る喜びにフォーカスして、もっとシンプルに暮らすススメ。
なので、今から家にある物を優先的に使っていこうと思います。
これは 結果が目に見えるので、達成感も味わえそうです。
noteの記事も読ませてもらっています。
つぶやきはタイムリーだし、なんだかホッとする感じが好きです。
これからも楽しみです。
ナオミさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
ブログやnoteの記事を読んでいただきありがとうございます。
ナオミさんは、‘’文句を言わない‘’という目標を立てて実践したんですね。
2ヶ月間、文句を言わないことを意識して暮らしたのはすばらしいし、確実にナオミさんの成長につながったと思います。
何も意識しないと、自分は何も変わらないまま、時間だけが過ぎていくので、自分の言動について振り返る習慣はとても重要だと思います。
今は、ナオミさんは、死蔵品の使い切りを心がけていて、そう教えてくれたので、今さらこんなことを聞かされたくないと思いますが、もしまた気が向いたら、「文句を言わない挑戦」にもチャレンジしてください。
不満や文句を言わないチャレンジをした結果、自己嫌悪が増大したら、少し取り組み方を変えるといいでしょう。
具体的な方法を4つ提案します。
1ヶ月間だけチャレンジする
長期間やろうとするとしんどいので、終わりが見える短めのチャレンジにします。
終わりが明確なら、文句を言わない挑戦でも達成感があると思います。
文句を言ったあと、視点を変える挑戦をする
文句を言う・言わないにはフォーカスせず、文句を言ったあとに思考を変えるチャレンジをします。
不満を口にしたあと少し建設的な見方に変えることができたら成功です。例を3つ紹介します。
事例1:通勤時の混雑(通勤電車がめちゃめちゃ混んでいて、しかも暑い)
文句:ああ、どうして毎日こんなに混んでるの!? ほんとにもううんざりだわ。
ポーズを置く(深呼吸などをする。もしくは、家に帰ってからその日の文句を振り返る)。
違う視点の導入:でも、これだけ多くの人が同じように毎日がんばって仕事に行ってるんだよね。みんな、自分の家族や社会を支えているんだ。
体験したことを前向きに捉える:私もその社会の一員なんだよね(ここで自分を誇らしく思いつつ)、明日もがんばろう。
視点はあくまで例です。ほかの見方をしていただいてももちろんOK。たとえば、世界には戦争や紛争中のところも多いので、毎日、同じ会社に無事に通勤できる自分はとても幸せだとも考えられます。
事例2:大量に家事がある(掃除をしてもしても終わらない、3度の食事の支度にうんざり、子育てが大変すぎるetc.)
文句:毎日、家事が山のようにあって疲れるし、全然、自分の時間が取れない。夫は何もやってくれないし。
ポーズを置く
違う視点の導入:でも、家事をするからこそ、家をきれいに保てるし、家族が健康でいられるんだよね。みんな口には出さないけど喜んでくれていると思うし、母の日は、夫と子供がパスタを作ってくれたし、カードまでくれたわ
前向きに捉える:家事を終えたあとの達成感や、家族の笑顔や言葉を思い浮かべて(ここで自分を誇らしく思いつつ)幸せをかみしめる
事例3:仕事のトラブル(よくミスをする同僚がまたミスをした)
文句:また、同僚がミスをして、その対応に1日追われた。おかげで自分の仕事は全くできなかった。当人は、さっさと帰っちゃって、いったい何、考えてるのかしら? あんな人を雇うなんて人事の人間の目は節穴すぎる!
一呼吸置く(深呼吸したり、お茶を飲んだりする)
違う視点の導入:でも、毎回フォローしているおかげで、私のスキルはだんだんあがってきてる。あの同僚とうまくやれたら、どこの会社に行っても、人間関係で苦労することはなさそうね。彼も、学んで成長していくはずだし。
前向きに捉える:自分がチーム全体を支えていて、チームのみならず会社に貢献していてうれしい
この作業をするために、「今日の文句」みたいなものを覚えておくか、手帳につけておくといいでしょう。
これを31日分、やってみてください。
かなり前向きな人になると思います。
人は、意識していないと否定的な思考に偏ります。だからこそ、あえてこういう作業(ワークとも言える)をして、見方を変えていくべきです。
このスキルを身につければ、一生涯、ナオミさんを助けてくれます。
ストレスが減るので、今より毎日機嫌よく過ごせるでしょう。
自分をラッキーだと考える挑戦
文句を言いたくなる状況の解釈を変えるのがめんどくさいと思ったら、最初からたいていのことは「ラッキーだ」と考える挑戦をしてください。
ちょっと前に、韓国のSNSで、럭키비키(ラッキービッキー)という言葉がバズりました。
ビッキーは、IVE(アイヴ)というガールズグループのメンバーの1人です。彼女が、通常であれば、悲しみや痛み、不満を感じるシチュエーションで、あえて、「私はラッキーだ」と考えるようにしているとSNSで発信しました。
たとえば、パン屋にパンを買いに行って売り切れだったので、次のパンが焼けるまで30分待ったというできごとがあったとき、ふつうなら、「売り切れで、忙しいのに30分も待たされたのよね」と思います。
でも、ビッキーはラッキーなので、「おかげで、焼き立てのパンを食べることができた。売り切れてくれていてよかった」と考えるのです。
こういうポジティブ思考を嫌う人もいると思うので、あくまで、1つの提案ですが、これを1ヶ月ぐらいやってみると、どんなことにもいいことと悪いことがあり、自分は、いつも悪い方しか見ていないことに気づきます。
ナオミさんも、運が悪かったと思うできごとがあったら、「ああ、私、きょうはすごくラッキビッキーだった。だって……」と、モーニングページや日記に書くのを1ヶ月続けてください。
前向きな言葉を使う挑戦(否定的な言い方を極力さける)
文句を言わないことや、ポジティブシンキングの導入が難しいときは、前準備として、できるだけ前向きな言葉を使うクセをつけておくといいと思います。
それも難しいときは、ニュートラルな言葉(ただ単に現象を描写する)を使ってみる挑戦にしてもいいです。
たとえば雨が降ったとします。
「雨が降った」。この現象にはポジティブな面とネガティブな面があります。
ポジティブな見方
・雨が降るからこそ植物が育つし、飲料水が得られる
・雨が降っているから出かけずに、家でリラックスしてずっと読みたかった本を読める
・雨が降ると空気が浄化され、気分がいい。あとで虹も見える
・雨音が心を落ち着かせてくれる
ネガティブな見方
・雨が降っているから荷物が増える、外に出るのも面倒、服も濡れてしまう
・せっかくの予定が雨で台無し。楽しみにしていたのに
・雨のせいで道が混んで、バスも電車も遅れてストレスがたまる
・雨の日は気持ちが落ち込む
こんなふうに2つの見方がありますが、ポジティブな見方をできないときは、ただ単に、「あ、雨が降ってる」と思ってください。
実際、雨が降ることにはいいも悪いもなくて、そこに意味づけをしているのは自分自身です。そして、人生にはそういうことがたくさんあります。雨はどうせ降るので、雨を見るたびにネガティブになるのは自分の精神衛生によくありません。
私たちはイマジネーションの力があるので、ポジティブな見方をしようと思ったらいくらでもできます。いつも否定的なことばかり考えているとしたら、それは思考のクセです。意識して変えたほうが自分のためになります。
ただ、無理にポジティブになることはおすすめしません。前向きな思考があまりにもふだんの自分とかけ離れているなら、まずは、ニュートラルな見方をしてみてください。
では、ナオミさん、これからもお元気でお過ごしください。死蔵品が減ることを祈っています。
*****
「文句を言わない挑戦」をしながら、セルフイメージを下げない方法をお伝えしました。
新しい月になったので、新しい30日チャレンジに取り組んでいる人も多いかもしれません。
先月のチャレンジがうまくいかなかった場合、ちょっと取り組み方を変えるだけで、うまくいくことも多いので簡単にあきらめず、またチャレンジしてみてください。